私自身はHSPではないのでわかりきれない部分もありますがやはり音や人の声、他人の感情などいろいろなことに敏感だという人がいらっしゃいます。

もし特に「人の感情に敏感」ということが明確なのであれば極力人と接しないものを選択する、あるいは在宅勤務ができるものを選ぶなど環境面から選択するのが一つの手です。

自分に合う環境を根気よく探そう

具体的には対面で何かをするのではなく、比較的単独で進められる業務です。

たとえばIT業界で黙々とプログラムを組んだり、倉庫内の作業であるとか、人と直に接しない仕事です。これはなかなか業界というより「職種」で判断する必要があります。

在宅で一つのものを作り上げる仕事でも良いでしょう。今は在宅勤務も多くあります。学生ではないですが社会人で支援している人も、やはり環境重視で在宅勤務を探しているという状況です。

少し狭き門かもしれませんが、根気よく探してみると良いかと思います。

ご自身が特に苦手としている分野にもよりますが、特に発光や匂い、騒音が強い場面がある就業は向いていないとされています。一般的には問題がないレベルのオープンオフィス、たとえば常に電話の音、人の話し声、視界に入る動きが多い環境でも、HSPの場合は強い疲労感を感じやすいと言われます。

人間関係や顧客関係についても、クレームや緊急性の高い問い合わせなど、顧客のネガティブな感情を直接受け止め続ける業務については、感情処理の深さから疲弊しやすいでしょう。その他、いわゆる「体育会系」の雰囲気が強い組織、感情論がよく出る環境ではストレスも大きいと思われます。

コミュニケーションが確立されている・一つに集中できる環境は合う

業務の効率性、論理性、チャットやメールでのコミュニケーションが確立しているIT企業や、部署が細かく分かれている組織が、一般的に勤めやすいと言われています。

加えて、HSPは一つのことに集中すると高い専門性を発揮できますので、経理、人事、データ分析、Webデザイン、研究職など、深く掘り下げられる専門職を選び、外部からの刺激が少ない環境を求めるのが得策です。