この記事のまとめ
- 長所は人柄を理解してもらう出題頻度の高い重要な質問である
- 長所は誰にでもあるためさまざまな角度から探すことが大切
- 今すぐ使える長所一覧表50選を紹介
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
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選考で使えるあなたの強み・弱みがわかります
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選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
①自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう
②志望動機作成ツール
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長所一覧表を使ってアピールの武器を見つけよう
面接で聞かれる「あなたの長所は何ですか」という質問に答えられますか。「自分の長所が思いつきません」「どんな長所が好印象なのかわかりません」などと多くの学生から悩みを聞きます。
長所は面接で自分の人柄を理解してもらうのに重要な頻出質問の一つ。だからこそ、質の高い回答を準備したいところです。
この記事では、今すぐ参考にできる長所一覧表50選を紹介します。これを読めば、自分の長所が明確になり、かつ面接官から評価の高い回答ができるようになりますよ。
キャリアアドバイザーの鈴木さん、隈本さん、大場さんのアドバイスを交えながら面接でよく聞かれる長所について詳しく解説していきます。長所が見つからず、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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そもそも長所とは
「自分には特段優れているところがなく、面接で聞かれる長所をどう答えたら良いかわからない」と悩む学生もいると思います。長所は他の人と比べて特段優れている必要はありません。
就活で聞かれる長所とは、仕事において、自分の長けている、有利に働く傾向・資質のことを指します。
長所がないと悩んでいる学生は多いですが、長所とその反対の意味を持つ短所は誰にでも必ず存在します。記事を通して、自分の長所を見つけていきましょう。
就活で聞かれる長所については、あなたの長所が自社でどのように発揮できるか、またその長所が自社にとって相性が良い長所なのかという点が重要になります。
長所をたくさん洗い出してから、ふさわしいものを見つけてみましょう。
長所と似て非なるのが、自己PRでアピールする「強み」です。アピール力を高めるためにも、違いを押さえておきましょう。こちらの記事を参考にしてください。
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例文12選|自己PRと長所の違いを理解してアピールに活かそう
自己PRと長所はいずれも選考で頻出の質問。違いを理解したうえで的確に使い分けることで、自分の良さを各段にアピールしやすくなります。記事ではキャリアコンサルタントが、自己PRと長所それぞれの質問の意図や適切な回答方法を解説します。
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長所と併せて、強みの具体的なアピールのコツについて知りたい人は以下の記事がおすすめです。キャリアコンサルタントが、強みの見つけ方から詳しく解説しています。
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強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
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長所を聞く採用担当者の意図とは
長所を聞く採用担当者の意図とは
- 自社で活躍してくれそうな人材か見極めるため
- 自社の社員と雰囲気が合いそうか判断するため
長所について考え始める前に、まずは長所を聞く採用担当者の意図を把握しましょう。
採用担当者の意図を考えずに、自分の長所をただ伝えるだけでは的外れな回答になることがあります。
当然ですが、採用担当者は初対面の相手であり、自分のことをまったく知らない人です。そのため、さまざまな質問を通じて学生のことを理解しようとしています。
もともと自分のことを知っている人であれば、曖昧な長所を伝えても理解してもらえるかもしれません。しかし、自分の過去を知らない人には、わかりやすく伝えることが求められます。そのためには、相手の意図を汲み取って伝えることが大切です。
自社で活躍してくれそうな人材か見極めるため
企業は採用に多くのコストを掛けているため、自社で活躍してくれる人材を採用したいと考えています。
自社で活躍している社員の特徴や、仕事に求められる人物像がどの企業にもあります。採用側は、それらに合致する長所を持つ学生は自社で活躍してくれるだろうと、採用を見極める判断材料とするのです。
長所を伝える際は、この視点を持って、入社後に活躍する姿を面接官にイメージさせることが大切です。
- 特にどのような長所がある人は、「自社で活躍しそう」と思ってもらえますか?
チャレンジ精神やコミュニケーション力がある人
企業が若手社員に特に求めているものは、「チャレンジ精神」や「コミュニケーション能力」です。
入社してからは、社会人としての責任感を持って、これまで経験したことがないようなことにも挑戦しなければいけません。
会社側が支援できることにも限界があるため、壁にぶつかっても自ら論理的な思考で判断して乗り越えるチャレンジ精神が欠かせないのです。
また、これまでなら苦手な人とはかかわらなくてもすみましたが、職場では価値観が違う人ともうまく協調しなければいけません。
そのため、ほとんどの会社で、自ら積極的にかかわっていくようなコミュニケーション力が求められるでしょう。
自社の社員と雰囲気が合いそうか判断するため
入社後に活躍するための1つの要素として、自社の社員と雰囲気が合う人かどうかも大切な点です。
社内の雰囲気と合っている人であれば、コミュニケーションを円滑におこない、仕事を上手くこなすことができるでしょう。逆に、自社の社員と合わない人は、場を乱す存在となり、他の社員の仕事の意欲を低下させてしまうかもしれません。
たとえば、協調性を大切にしている会社があるとします。そこへ他者の意見に動じない芯の強さが長所で、自分の意見を優先しがちなことが短所である人を採用してしまうと、社内のメンバーと順応していくことが難しいと予想できますよね。このように長所を聞くことで、自社の社員と雰囲気が合いそうか判断しています。
次の記事では、面接で長所について聞かれたときの回答方法をより詳しく解説しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。
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例文25選|面接での長所の答え方で差別化する方法を解説
面接における長所の答え方をキャリアアドバイザーの視点から解説しています。結論となる長所を最初に述べて、根拠となるエピソード、入社後の活かし方の順番で話します。例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる多いはず。
そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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短所と併せて紹介! 長所一覧表50選
長所の本来の意味や採用担当者が長所について聞く意図を理解したところで、面接でアピールする長所には具体的にどのようなものがあるのかチェックしていきましょう。
ここからは、面接で伝えられる50個の長所を一覧で解説します。長所と併せて伝えられる短所も説明しているので、セットで確認してください。
長所 | 短所 |
---|---|
柔軟性がある | 持続性がない |
適応力が高い | 周囲に流されやすい |
他者の意見から客観的に物事を判断できる | 優柔不断 |
好奇心が旺盛 | 周りが見えなくなる |
流行に敏感 | 飽き性 |
活動的 | 落ち着きがない |
感受性が豊か | 周囲の影響を受けやすい |
気遣いができる | おせっかい |
相手のことを考えた行動をする | 周囲の意見を気にしやすい |
人の意見を受け止める | 意志が弱い |
傾聴力がある | 内気 |
人の補佐をするのが得意 | 引っ込み思案 |
困った人を放っておけない | 世話焼き |
努力家 | 納得いくまでに時間がかかる |
誠実 | 融通がきかない |
真面目 | 頭が固い |
堅実 | 大きな挑戦をしない |
慎重に考える | 大胆な行動ができない |
謙虚 | 自信がない |
裏表がない | 感情が表に出やすい |
素直 | 単純 |
明るい | お調子者 |
愛嬌がある | 図々しい |
誰とでも上手く関係を築ける | 八方美人 |
その場を盛り上げることができる | 馴れ馴れしい |
1つのことにこだわりすぎない | 飽きっぽい |
てきぱきと行動する | 焦りやすい |
効率的に物事を進める | じっくり時間を掛けることを嫌う |
自分を追い込む | ストレスを抱えやすい |
納得いくまで考える | 決断するのに時間がかかる |
自身の感情をコントロールできる | 寡黙的 |
堂々としている | 楽観的 |
交渉力がある | 図々しい |
論理的思考力がある | 理屈っぽい |
こだわりを持つ | 自己主張が強い |
感情表現が豊か | 感情が表に出やすい |
忍耐力がある | 諦めが悪い |
責任感がある | 自分だけで抱え込みやすい |
行動力がある | 深く考えずに行動してしまう |
逆境に強い | 追い込まれないと行動しない |
コツコツと取り組む | 突発的なトラブルに対応するのが苦手 |
集中力がある | 周りが見えなくなる |
臨機応変 | 計画性がない |
積極性がある | でしゃばり |
自発性がある | 無鉄砲 |
細かいことにとらわれない | 鈍感 |
芯が強い | マイペース |
几帳面 | 神経質 |
向上心がある | 負けず嫌い |
周囲に流されない | 自我が強い |
一覧表に示された長所のほかには、「軸がぶれない」というのも選考でアピールできる長所の1つです。短所の側面から言えば「頑固」ということにもなりますね。
どういうことに対して軸がぶれないのかなど工夫してアピールしましょう。
履歴書内での長所と短所の書き方のポイントについて知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてください。就活のプロであるキャリアコンサルタントが、書類選考を通過させる長所と短所の伝え方を徹底解説しています。
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例文25選|履歴書の長所・短所の書き方と選考通過に導くポイント
履歴書は端的で目を引く長所・短所にすることが選考通過のコツです。長所と短所の見つけ方や履歴書に書く際のポイントなどを例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。印象に残る履歴書を作成し、書類選考を突破しましょう。
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自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
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企業から求められる長所20選! アピールポイントも解説
企業から求められる長所20選
アピールできる長所がたくさんあることはわかったと思いますが、どの長所を選択すれば良いか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで、特に企業から求められる長所を20個厳選して解説します。複数の長所があり、どれを選択しようか迷っている人は、ここで紹介するものから優先的に選択してみましょう。
今回取り上げる20の長所は、経団連が2022年に発表した採用と大学改革への期待に関するアンケート結果による、「採用の観点から、大卒者に特に期待する資質・能力」を参考にしています。
長所①主体性

経団連の採用と大学改革への期待に関するアンケート結果では、特に期待する資質として、主体性を挙げる企業が84%と最も多くなっており、企業が学生に強く求めていることがわかりますね。
決められたことや指示されたことだけをおこなうのではなく、主体的に行動することを求めているのです。主体的な行動とは、現状における課題や問題点を鑑み、自ら解決策を考えアクションを起こすことです。主体的な人には、企業が求める以上の成果を出すことを期待できます。
主体性をアピールするには、「現状に満足せず常に課題意識を持って主体的に行動し、利益の貢献につなげた」というエピソードを伝えると良いです。
自主的に質問できる人は、主体性がある人材として重宝されます。主体的な人は成長できる見込みがあるためです。
長所②課題解決力
特に期待する資質として課題設定・解決能力も挙げられています。ここではそれらをまとめて課題解決力とします。
企業で働くと、さまざまな課題に直面することがしばしばあります。安定した経営下でも、さらに上の目標に向けて歩んでいくには、課題を見つけ、解決する力が不可欠です。
課題を解決していくには、まず「どんな課題に直面しているのか」という課題の設定と「解決後のゴールの明確化」が重要になります。
そのうえで、課題解決のためにどんなアクションを取るべきなのかを考えます。いくつか考え、最も費用対効果が高い解決策を見つけ次へのアクションへとつなげていくのです。このようにノウハウを蓄積していくことで、より大きな課題を解決していくことができるのです。ビジネスではよくPDCAサイクルとも言われます。
PDCAサイクルとは
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもので、業務の継続的な改善方法
課題解決のためにこのような一連のステップを正しく踏めることを伝え、アピールをしましょう。
- 課題解決力をアピールしたいのですが、大きな課題を解決した経験はありません……。
小さな課題でも挑戦したプロセスを工夫して伝えればOK
小さな課題でも、伝え方を間違えなければ大丈夫です。
企業側が課題を乗り越えた経験を評価する場合、その大小ではなくどのように解決したかが重要視されます。課題解決には、論理的思考力や行動力が欠かせません。
まずは、その問題の原因について、どのように論理的にアプローチして仮説を立てたのか、解決のために具体的に何をしようと考えたのかを伝える必要があります。
そのうえで、結果的に解決できなかったとしても、どのように行動したかを伝え切るようにしましょう。
長所③チームワーク
企業に入社をするということは、チームで仕事をすることになります。チーム一丸となって協力して取り組むことに強いやりがいを感じるという人は、チームワークをアピールすると良いです。
これまでに自分がチームで力を発揮してきた経験を企業にアピールしましょう。また、チーム内で自分はどんな役割を担うことが多いのかについても併せて伝えてください。
チームで仕事をする時に、どんな立ち位置で活躍してくれるのかという入社後の姿を面接官がイメージしやすくなります。
長所④リーダーシップ
チーム全体で高いパフォーマンスを発揮していくには、メンバーそれぞれのリーダーシップも求められます。
リーダーシップのある人は、成し遂げたい課題やビジョンに対して、それを達成・実現していくために、メンバーへ働きかけることができます。リーダーは、ただ指示出しをするだけではなく、メンバーからの信頼を得ることや、適切な状況把握とそれに基づいた行動を取ることが重要です。
リーダーシップをアピールしたい場合は、エピソードにおいてどんな行動を取ったのか以下のように明示しましょう。
リーダーシップをアピールする行動の例
- メンバー間のモチベーションを高める施策として目標設定と明確な役割決めをした。
- メンバーからの信頼を得られるように綿密なコミュニケーションを心掛けた。
- 決められた期間に目標が達成できるよう、進捗管理の徹底をおこなった。
長所⑤協調性
企業という組織に所属する以上、ともに働く仲間の意見や価値観を尊重する協調性が求められます。とくに、日系企業では、個人主義というよりもチームで協力して仕事を進めることを大切にしている企業が多いです。
そのため、協調性を持つ人材は多くの企業で求められる特徴の1つといえるでしょう。ちなみに外資系企業は、協調性よりも結果を重視する個人主義的な会社が多い傾向にあります。外資系企業の選考を受ける人は、あえて協調性を長所としてアピールするのはあまりおすすめできません。
協調性を発揮したエピソードとともに、協調性を大切にしている信念やきっかけがあれば説明できるようにしておくと良いですよ。
長所⑥論理的思考力
仕事をするうえで、安易に思いつきで行動していては思いもよらない失態へとつながってしまうことがあります。企業活動では、取引や契約を通じてお金が動くため、自分の行動に説明責任が問われることもあり、論理的思考力は欠かせません。
仕事で成果を出すためにも論理的思考力は大切です。たとえば、営業する際に、自社製品を利用する必要性やメリットを顧客に対して論理的に伝えることができれば、契約を獲得できる可能性が上がります。
また、部下やメンバーなど社内に指示を出す際にも、論理的に説明できれば相手に納得して動いてもらえることでしょう。
このように、働くうえで、論理的思考力は必須です。論理的思考力をアピールしているのに、面接で聞かれる質問に対して、論理的に答えることができないと信憑性が薄れてしまいます。
論理的思考力があるとは、筋道が通るように考え、それを明快に表現できるということ。そこには説得力もともないます。
面接でも論理的思考力が問われます。面接対策としては、用意する回答に対して「なぜ」を3段階は繰り返しておくと良いでしょう。
長所⑦実行力
働くうえで成長していくためには実行力が必要です。
もちろん、実行したことがすべてうまくいくわけではありません。大きな失敗へとつながってしまうこともあるでしょう。しかし、その失敗にこそ学びがあります。実行していない人にはこの学びを得ることはできません。特に、新入社員のうちは物怖じせず取り組んでいく実行力は大切です。
「小さなことでも失敗を恐れずに行動に移すことが多いな」と感じる人は実行力をアピールしてみましょう。
実行したことに対して必ずしも良い結果を残していなくても、実行力自体をアピールすれば問題ありません。結果が出ていない場合は、現在も目標に向かって取り組んでいることを伝えましょう。
長所⑧創造力
創造力は新たなビジネスチャンスを獲得するうえで、重要なスキルの1つです。
創造力の高さは、クリエイティブな仕事をする人のみに求められる能力と思われがちです。しかし、一見創造性とは関係のないような職種や業界においても、創造力が求められます。たとえば、金融業界などでも生き残りをかけて新たなビジネスを作り出す力が求められています。
また、テクノロジーの発展にともない、人間の仕事が失われつつあります。しかし、創造力は人間固有のスキルであり、テクノロジーによって仕事が代替される可能性は低いでしょう。
デザイナーやイラストレーターなどのように一般的にクリエイティブ性が求められるような職種以外でも、創造力を発揮して仕事に活かすことができるので、創造力を活かしてどのように企業に貢献できるか考えて伝えましょう。
金融業界について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。トレンドや職種、業種、選考の受け方など詳しく解説しています。
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金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
金融業界は、さまざまな特徴があります。選考を受けるなら、多角的に理解することが大切です。この記事では金融業界の動向や業種、職種、金融業界独自の選考対策などについて、キャリアコンサルタントと解説します。
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長所⑨学び続ける力
どんな職種や業界で働くことになっても、学び続けることは仕事で結果を出すのに必要不可欠です。
自ら学び続ける姿勢を持たないと、新人にどんどん先を越されてしまいます。年功序列制度が崩壊してきている中、日々学び結果を出せない人は評価が下がります。社内からの信頼も失うでしょう。特に変化の激しい現代において、一度学んだことが時を経つにつれて陳腐化していくため、常に学ぶことが大切なのです。
学生は、決められたことだけを学ぶ人と、自ら学び続ける人とに顕著に分かれますよね。向学心が強く、学び続けることにモチベーションを感じる人は、その長所を面接官にアピールしましょう。長期的に見てあなたを採用するメリットを感じるはずです。
社会人になると、徐々に仕事には「慣れ」てきます。しかしながらこの「慣れ」で仕事をこなすだけになってしまうと、企業の課題解決やイノベーションを起こさない人材になってしまうのです。
そこで、「学び続ける力」は企業から非常に求められます。
長所⑩傾聴力
顧客相手をはじめ、傾聴力の高さは業務において重要です。しかし、「話すことが苦手だからただ相手の話を聞いている」というのは傾聴力が高いとは言えません。相手の真意や意図を汲み取って、相手の話を引き出す質問をしたり、相手の話しやすい空間をつくったりすることが必要なのです。
自分に傾聴力があると感じる理由として、人の話を聞く時に具体的に意識していることまで伝えられると良いでしょう。
また、面接時に以下のような受け答えをすると「本当は傾聴力がないのでは」と思われてしまうので注意が必要です。
傾聴力をアピールする人が面接で気を付けるべきNG例
- 相手の話を遮って話している
- 面接官の意図に沿った回答ができていない
- 逆質問で相手に適した質問をしていない
- 同じことを聞いてしまっている
- 面接で傾聴力があるかはわかるはずなので、あえてアピールすることにためらいがあります……。
エピソードを工夫すれば傾聴力は立派なアピールになる
「傾聴力」はビジネスにおいてとても大切なスキルです。仕事上であなたが話す相手は、皆一人ひとり考え方も価値観も違う人間なので、相手を理解する姿勢は物事をうまく進めていくうえでは大前提にあります。
しかし、「面接の受け答えでも十分に見て取れるのではないか」「傾聴力を長所にすることで、逆にハードルを上げてしまうのでないか」など、長所として伝えることに躊躇するかもしれません。
そこで、傾聴力が長所である根拠となるエピソードに留意してください。
友達の悩みを親身になって聞いてあげるようなエピソードでは、そのレベルかと逆にがっかりさせてしまいます。
先に述べたように、相手の価値観や考え方を理解し受け入れた話など、エピソードを工夫すれば「傾聴力」の深さがアピールできるはずです。
傾聴力が高い人は、思いやりのあるコミュニケーションができるともいえます。「思いやり」を自己PRで押し出す際のコツはこちらの記事で解説しているので、併せてチェックしてみてください。
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自己PRで「思いやり」はアリ? 効果アップの言い換えと例文5選
自己PRで思いやりをアピールするなら、実は伝え方に注意が必要です。この記事ではキャリアコンサルタントと思いやりの自己PRで評価されるコツや言い換え表現を解説します。職種別の例文も紹介するので、思いやりの自己PRで高評価を獲得しましょう。
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長所⑪発信力
チームで働くうえで、自分の考えを相手にわかりやすく適切に伝える発信力は大切なスキルです。経済産業省が提唱している社会人基礎力においても、チームで働く力の中に発信力が位置付けられています。
発信力とは、以下のように相手の視点や立場になって考える力があることです。面接でも、発信力を意識して回答すると、長所としての説得力が増します。
発信力がある人の特徴
- どのような言葉を用いるべきか考えられる
- 話す順序を考えられる
- 図や表など必要に応じたツールを用いて説明できる
- 何も知らない人にもわかるよう説明できる
長所⑫柔軟性
思わぬ事態に対応したり、自分とは異なる意見を持つ人とも上手く仕事ができる人は、柔軟性を兼ね備えています。
柔軟性がある人は、マイナスな出来事も肯定的に捉え、その場に応じた行動をすることができます。そのため、どんな環境でも上手く順応していくことができるでしょう。
普段から柔軟にこなしている人こそ、それが当たり前の行動となっているため、自分では気づいていないことが多いです。このあと長所の見つけ方を詳しく解説していますが、周囲の人にヒアリングすることで発見できますよ。
柔軟性を強みに持つ人は、こちらの記事で自己PRの作り方、伝え方のコツを解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
柔軟性の自己PRで気を付けたいのは、マイナスイメージを持たれがちなところです。記事では、キャリアコンサルタントと柔軟性の自己PRでしっかり魅力を伝える方法を解説します。
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柔軟性の言い換えとして、チャレンジ精神や適応力などを自己PRで伝えたい人は、以下の記事をチェックしておきましょう。多くの学生の自己PRを見てきたキャリアコンサルタントが、人事を惹き付けるコツを解説しています。
チャレンジ精神
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!
適応力
適応力は現代の必須スキル! 高め方や就活でのアピール方法を解説
長所⑬情報活用能力
文部科学省が公示した学習指導要領にも、情報活用能力は学習の基盤となる資質・能力とされています。
文部科学省は、「情報活用能力を育成することは、将来の予測が難しい社会において、情報を主体的に捉えながら、何が重要かを主体的に考え、見いだした情報を活用しながら他者と協働し、新たな価値の創造に挑んでいくために重要である」とも提言しています。
現代ではさまざまな情報源があるからこそ、それをどう活用するかが大きく問われます。もちろん現在の学生にも、情報活用能力が求められています。
面接では、「情報を適切に活用するためにどのようなことをしていますか」といった深掘りについてもきちんと答えられるよう、以下のようにまとめておきましょう。
情報を適切に活用するためにおこなっていることの例
- インターネットで何でも調べられる時代だからこそ、ネットの情報と合わせて一次情報も収集するようにしている
- 情報を得るには、ネットに関するリテラシーやアンケートによる回答者の立場を尊重した倫理性を学んでから収集するよう留意している
- 得た情報を相手にわかりやすく伝えるためにはどのような分類や表し方が適切かまで考える
長所⑭データ分析力
データから必要な情報を抽出し、分析する力があれば、問題の解決を図ることができます。たとえば、データに基づいて説明することで相手を納得させることが可能になります。
データ分析力とは、ただ分析ツールを使いこなせるだけではありません。得られたデータを用いてどのように課題を解決できるのかを考えることまでが大切です。
分析力を長所としてアピールする際は、分析で必要不可欠となる、数字を用いてエピソードを伝えると、説得力を上げることができます。入社後も同じように「数字を意識して結果にコミットしてくれるだろう」と評価につながります。
分析力と似たような力に観察力があります。以下の記事では、観察力を自己PRにする場合の対策のポイントについて、キャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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観察力は必須スキル? ビジネスにおける重要性を徹底解説!
観察力には複数の種類がありますが、いずれもビジネスに活用できる立派な強みです。就活でもぜひアピールしましょう。記事では、キャリアコンサルタントと就活で観察力を自己PRする方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
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長所⑮倫理観
社会のルールや規律を守る倫理観は、社会人として働くうえで大切なことです。倫理観のある人は、自己の利益に溺れて他者の不幸となることはしないですよね。嘘をつくことを嫌う倫理観の強い人は、他者からの信頼を寄せることができます。
企業活動を営む中で、自分や会社として都合の悪いことでもきちんと開示することが求められます。開示しないと世の中からの信頼を失い、事業の継続が難しくなる恐れもあるからです。
倫理観と似た言葉で道徳観という言葉があります。どちらも似たような意味ですが、道徳観より倫理観の方がより広い集団におけるルールなどに用いられます。そのため、エピソードを用いる際は社会一般として共有されているものを大切にしているなど、広い視点によるものが良いでしょう。
長所⑯精神力
仕事をしていると、常に物事がうまくいくというわけではありません。ときには、失敗や不測事態が起こることもあります。そのような時には、精神力の高さが求められます。精神力が高ければ、どんな状況においても安定した心理状態で対応することができるからです。
精神力をアピールする際は、以下のように、精神力を高く保つため具体的におこなっていることまで伝えましょう。
精神力をアピールするときに伝えるエピソードの例
- 失敗したことに対して原因は何だったのかメモを取り改善に活かした
- 小さな目標を立てて成功体験を踏むようにした
- 落ち込んでいるだけでは何も変わらずその時間は無駄であると考えた
このように具体的な思考や行動を示すことで、説得力が増します。入社後、問題に直面したときにきちんと対処できる人材であると評価してもらうことができるでしょう。
新入社員に求められる精神力は、失敗に向き合う力です。失敗は誰にでも起こることですが、思い悩んだとしても、受け入れて対応できる力が必要です。
長所⑰忍耐力
仕事では、上手くいかないことがしばしばあります。また1年以上の長い期間に渡るプロジェクトへの参画など、長期間に渡る仕事をすることもあります。このような、問題への直面や、長期に渡る仕事に対して、途中で投げ出さずに前向きに取り組むためには忍耐力が必要です。
忍耐力は、言い換え表現を用いると差別化が可能です。
忍耐力の言い換え表現の例
- 粘り強さ
- 最後までやり遂げる力
- 継続力
ただ、忍耐力のみをアピールすると主体性がなさそうなイメージを持たれることがあるので、主体的に考えつつ忍耐力を発揮したエピソードがあると良いです。
忍耐力を強みに持つ人は、こちらの記事で自己PRの考え方、伝え方のコツを解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ
忍耐力の自己PRは、入社後の活躍イメージを連想させることで有効なアピールとなります。この記事では、キャリアコンサルタントと共に忍耐力の自己PRの効果を最大化する方法を解説。エピソードや職種別で例文も紹介します。
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忍耐力の言いかえ表現として、「粘り強い」があります。忍耐力よりも前向きさや芯の強さをアピールできる強みとなるので、当てはまる人はぜひ以下の記事を参考に自己PRしてみてくださいね。
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例文11選|粘り強い性格の自己PRで知らないと損する注意点
粘り強い性格は多くの企業で求められる一方、自己PRの際に気を付けるべき注意点もあります。キャリアコンサルタントのアドバイスとともに、粘り強い性格で好印象を残す秘訣を解説していきます。エピソードや職種別の例文も参考にしてください。
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長所⑱異文化理解力
多様な価値観を持つ人とともに働くには、異文化理解力が必要です。特に、多国籍の人がいる外資系企業では異文化理解力が求められます。
たとえば、日本は相手に伝えた発言と真意が異なることがあるハイコンテクスト文化の国です。しかし、欧米ではローコンテクスト文化です。このような文化の違いに対して、柔軟に受け入れることができず、対立しあっていては上手く仕事が捗りません。
国籍や人種の異なる環境において、文化や価値観の違いを受け入れ、尊重することが大切であり、その力があることを伝えましょう。
- TOEICで800点を取得しているのですが、TOEICのハイスコアは異文化理解力の証明になりますか?
TOEICのスコアではなく体験で異文化理解力を示す必要がある
TOEICのスコアが高いというだけで、異文化理解力を証明することにはつながりません。
TOEICのスコアは、あくまで言語について勉強したという証明にしかならず、直接的な文化の理解にはつながらないのです。
異文化理解力をアピールするには、自分が異なる文化の何に対して興味を持ち、それを知るためにどのように行動したのかを伝える必要があります。
実際に興味のある国に旅行に行って現地の人と交流したり、日本でかかわった海外の人との交流を通して学んだりしたことなどをアピールすると良いでしょう。
長所⑲社会性
周囲の人とうまく関係を築いて物事を進めることが得意な人は、社会性をアピールすると良いです。企業へ入社するということは、社会人として組織のメンバーと協力しながら仕事をおこなうことになります。そのため、ある意味どの企業からも社会性を持つ人は求められるのです。
一方、社会性があることはやや抽象的な印象として伝わってしまいやすいです。面接で社会性を効果的にアピールするには、以下のような具体的におこなっていることを伝えましょう。
社会性をアピールするエピソードの例
- 人に何か注意するときは相手が不快にならないような伝え方をする
- 自分から気さくに話しかける
- 人の話をよく傾聴しどんな価値観も尊重する
「周りのことを考えてその場を盛り上げることができる」といったムードメーカーの一面をアピールしたい人は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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長所⑳外国語能力
著しく少子高齢社会の進む日本経済は飽和状態にあり、今後も海外進出を視野に入れたビジネスが拡大していくでしょう。外資系企業はもちろん、海外進出する企業や今後海外進出を視野に入れている企業は多く、特に外国語能力が求められます。
テクノロジーの発達により、翻訳機能のツールも数多くあります。しかし、円滑なコミュニケーションや商談をおこなうには直接会話することが求められるのです。世界の共通言語である英語はもちろん、新興国への海外進出をしている企業も増えているため、中国語や韓国語、ロシア語などの第二外国語の需要も高まっています。
面接でアピールする時は、使える言語を用いてどんな仕事をしたいかというキャリアプランについても伝えると良いでしょう。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る「チャレンジ精神」も評価されやすい長所
企業の存続には成長は不可欠です。従来通りの方法をそのまま取り続けていくことは、陳腐化している手段に頼っていることとなり、社会の流れの変化についていけなくなる可能性は大いにあります。
新しい取り組みにチャレンジする勇気と、そこから得る失敗経験も成長の糧にしていく強い精神力が必要となりますが、チャレンジした経験は自信につながります。
企業の抱える課題を突破してイノベーションを起こしていくには、チャレンジ精神を有する人材が必要です。
企業が求める強みをアピールして、会社に貢献するイメージを残そう
チャレンジ精神をアピールするなら、何かにチャレンジしたエピソードと、そこから学んだことをセットで考えておくことが大切です。実際に仕事に就いた後も、経験から学んだことを活かして貢献していく姿を伝えましょう。
いずれの長所にしても、企業が求めるものとマッチしていることはとても重要です。企業が採用にあたって何を求めているのか、求める人材像などをしっかりチェックして、当てはまる人物であるかを念頭においた長所をアピールすることをおすすめします。
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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
職種別! アピールにつながりやすい長所を解説
ここからは、10の職種を取りあげて、それぞれアピールにつながりやすい長所を解説していきます。
また、職種が決まっていない人も、自分の長所に合わせて向いていそうな職種を探してみてくださいね。
事務・管理系
事務・管理系職種
事務作業が中心の一般事務や、会社の職場環境の管理・運営をおこなう総務、専門的知識を有する貿易事務、経理、法務などが挙げられる。物流システムや在庫の管理などの仕事もある。
事務・管理系職種の共通点としては、どの職種も会社の裏方業務をおこなう縁の下の力持ちの存在であるということです。
花形と言われるような仕事ではなく、事務・管理系職種がビジネスモデルの中心になっているわけではありません。しかし、これらの職種がきちんと機能しているからこそ、安定した経営をおこなうことができるのです。
このように事務・管理系職種は、会社のビジネスが上手く進むようなサポートをおこないます。
たとえば、営業職のサポートである営業事務は、営業職の資料作成といったサポートをします。そのため、営業職である社内メンバーとの調整力や資料を決められた納期までに作成するといった正確性、作業効率の高さなどの長所を持っている人に向いているといえるでしょう。
事務職を受ける人は、こちらの記事で志望動機の書き方を解説しているので、参考にしてくださいね。
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事務職・管理職で求められる長所に、傾聴力もあげられます。社内では、大雑把な内容で依頼が出されることもあり、その内容に対してうまく正解を出すサポート力が求められるのです。
企画系
企画系職種
会社の経営が上手く回るような施策を考案する。さらに以下のような職種に細分化される。
宣伝・広報:自社のブランディングや商品・サービスの認知拡大のため、さまざまなメディアやプラットフォームで広告を出す
調査研究・マーケティング:新商品やサービスの立案、販売動向に基づいた販売促進や流通販路拡大を手掛ける
経営企画:中長期的な目標として企業が歩むべき方向性やビジネスモデルを考案する
企画系のそれぞれの職種によってアピールにつながる長所はやや異なりますが、共通して以下のような長所を持っている人が向いているといえます。
企画系職種にとってアピールにつながる長所
- データ分析力
- 論理的思考力
- 地道に取り組む力
- 情報収集・活用能力
営業系
営業系職種
顧客の現状をヒアリングし、顧客に合った自社の商品やサービスの提案をおこなう。さらに営業は相手にする顧客の違いによる個人営業・法人営業、海外での営業をおこなう海外営業、営業部署の促進を図る営業推進・販売促進などがある。
営業系職種は、個人・法人問わず顧客から信頼されることで契約を取ることができます。そのため、傾聴力や伝達力、発信力をはじめとしたコミュニケーション力を長所としてアピールすることが有効です。顧客とのかかわりのみならず、営業職はヒアリングした顧客情報を社内のメンバーへ適切に共有することも必要で、コミュニケーション力は必須です。
また、顧客からの信頼を得るためには、適切な資料作成能力や論理的思考力も求められます。
営業職でコミュニケーション力が大切というと、とにかく話が上手い人であるといったイメージをする学生が多いです。しかしここでいうコミュニケーション力は、相手との信頼関係構築ができる力が大切になります。
営業職に求められるコミュニケーション力というと、流暢な「営業トーク」をイメージするかもしれませんが、相手の立場に立ってニーズを聞き取り、課題解決のための提案をわかりやすく伝えて説得する高いスキルが求められています。
「営業に向いているか自信がない……」という人は、こちらの記事で適性をチェックできるので、ぜひ読んでください。
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技術・研究系
技術・研究系職種
一般的に理系学生からの志望が多い。メーカーでは、新商品開発において、将来的な技術革新のための基礎研究と、実用化に向けた応用研究に大きく分かれている。商品を効率的かつ安定的に生産する必要があるため、生産ラインのメンテナンスなどをおこなう職種もある。
企業によっては、研究職と開発職で職種が分かれていたりと職種が細分化しているケースもあります。
このような技術・研究系職種は、新たな製品の開発や新製品開発に向けた基礎研究による新たな知見の発見、安全な生産ラインを創出する必要があります。
先行研究を活かしつつ、大学の研究チームとかかわり合いながら研究を進めるといった高い専門性を活かして仕事をおこなうのです。
そのため、以下のような長所を持っている人が向いているといえるでしょう。
技術・研究系職種に求められる長所
- 最後までやり遂げる力
- データ分析力
- 学び続ける力、向学心
- 科学的思考力
- チームワーク力
- 周囲と差別化でき、かつ技術・研究職への適性も示せる長所があれば教えてください。
研究職に必要不可欠な強みに加えて文章にかかわるスキルを伝えよう
同じようなアピールになるかもしれませんが、論理的思考力や探究心といったものは必要不可欠な要素なので、これらをアピールすることは忘れないでください。
そのうえで差別化するならば、技術・研究職では特許出願が必須業務の1つとなるので、文書作成力や読解力などもアピール材料になります。
普段から特許意識を持って研究していることや、企業との共同研究、教授との共著などで特許出願経験があれば、そのことをアピールすると良いでしょう。
研究職の仕事内容や目指し方などは、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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研究職を志望する場合は、仕事内容や適性の理解が必須です。また研究職のメリットデメリットも押さえておきましょう。この記事では研究職に向いている人の特徴や研究職に就くコツをキャリアコンサルタントが解説します。志望動機例文も紹介するので参考にしてください。
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販売・サービス系
販売・サービス系職種
来店客に対して商品の販売やサービスの提供をおこなう。新入社員は売場担当者として配属され、現場にて顧客のニーズを把握したのち、店長(店舗運営など)、スーパーバイザー、バイヤーなどのキャリアを築く。エステティシャンや客室乗務員・パーサーなどさまざま。
リピート客としてまた来店・利用したいと思ってもらうためには、商品やサービスの質以上にスタッフの接客対応が求められます。そのため、気配りやおもてなし精神を長所としてアピールすることが有効的です。
また、特定の商品やサービスを自ら売り込みにいく営業職とは異なります。商品やサービスにどれだけ興味・関心があるかわからない顧客に対して、上手く説明・提案する力も求められます。
毎日どの顧客が来店するか正確にはわかりません。また、クレーム対応をすることもあるため、臨機応変な対応力も求められます。
販売・サービス系職種に求められる力として、他に傾聴力があります。顧客が欲しいものを聞き出す力があれば、顧客にストレスを与えないようにしつつ、商品購入まで持っていけるためです。
専門系
専門系職種
名前の通りある分野に特化した専門性の高い仕事をおこなう。専門職の例として、資格・免許が必要であるMRや、それらを必須としない経営・専門コンサルタントなどが挙げられる。
このように専門性の高い専門系職種は、1つのことを貫き通す力や情熱、継続力を長所としてアピールすることが有効的です。
専門性を求められるがゆえに、各職種によって必要な能力は大きく異なります。自分のなりたい職種が決まっている場合は、その職種においてどんな長所が求められるか調べましょう。企業HPで求める人物像をチェックしたり、OB・OG訪問で聞いてみると良いです。
以下では、一例として各専門系職種でそれぞれ求められる長所を挙げます。参考にしてみてください。
専門系職種で求められる長所の例(MR)
- スケジュール管理力
- コミュニケーション能力
- コツコツと知識をつける向学心
専門系職種で求められる長所の例
(経営・専門コンサルタント)
- 論理的・戦略的思考力
- 相手視点に立って考え行動する力
- コミュニケーション力
- プレゼンテーション力
金融系
金融系職種
外貨売買をおこなう為替ディーラー・トレーダー、顧客の資産運用についてアドバイスをおこなうファイナンシャルアドバイザー、自社が保有する資産を活用して融資や資産運用をおこなうマネージャーなど多岐に渡る。
専門系職種でも解説したように、金融系職種の中でも各職種ごとに専門性の高さが求められ、アピールしやすい長所も異なります。
それぞれの仕事の共通点として、社会情勢や政治状況によって、金融市場にともなう影響を考慮して仕事をおこなうことがあります。そのため、社会のニュースに関してアンテナを張った、情報収集力が高い人は長所としてアピールすると良いでしょう。
また、顧客の資産や個人情報を預かるため、責任感や判断力、倫理観も大切です。
クリエイティブ系
クリエイティブ系職種
デザイナーやゲームクリエイター、映像作品や記事の編集・制作などがある。作品を通じて、顧客の課題解決をしたり、消費者に感動を与える仕事。
既存のものを安定供給するのではなく、新たなものを生み出していくことが求められます。今までにない新たなものを生み出すには発想力や創造力が必要です。そのほか、以下のような長所もアピールすることができます。
クリエイティブ系職種でアピールできる長所の例
- 自分の世界観を大切にしている
- 客観的思考も持っている
- 感受性が強い
- アイディアを考えることが好き
- 地道に取り組む努力家
今まである固定観念にとらわれることなく、ゼロベースで物事を考え、新しいものを生み出す「発想力」があれば、大いにアピールポイントとなります。
発想力を確かめるために面接で「自分を色にたとえると?」と質問される場合があります。以下の記事では自分らしさを出す回答をまとめているので参考にしてみてください。
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「自分を色に例えると?」で自分らしさを出す秘訣|色別一覧表付き
「自分を色にたとえると」の質問は、学生の人となりや発想力を知るための質問です。一見意表をついた質問ですが、突破口はあります。この記事では、回答の基本的な考え方や、高評価を狙う方法を、キャリアコンサルタントとともに解説します。選考に使える例文も紹介していますよ。
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IT系
IT系職種
大きくエンジニア系職種と非エンジニア系職種に分けられる。前者に該当するプログラマーやエンジニアは、IT系商品やサービス、システムの企画・設計、開発構築をおこなう。後者に該当するITコンサルタントや営業職は、IT分野に問題を抱えている顧客の課題解決をする。
プログラミングをはじめとするIT知識は、日進月歩で変わるため、常に調べながら取り組まなければなりません。
そのため、学習意欲の高さを長所としてアピールすることで職種の適性を評価してもらえるでしょう。また、エンジニア職は、パソコンに向かって、黙々と仕事をするイメージが強いかもしれません。しかし、チームでプロジェクトとして取り組むため、コミュニケーション能力やチームワーク力が必須です。
一方、非エンジニア職であるITコンサルタントや営業職は、前述した営業系職種と同様に、コミュニケーション力や論理的思考力などが求められるので、それをアピールするのが有効です。
IT業界は進化が著しく、これまでの形式に捉われていてはその変化スピードについていけません。そのため、論理的思考力も大事ですが、それ以外にもアイディア力や、常識に捉われずに判断・行動できるといった長所も差別化につながるでしょう。
IT業界を目指す人は、こちらの記事で、豊富な例文とともに志望動機のコツを解説しているので、ぜひ参考にしてください。職種理解も深まりますよ。
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IT業界の受かる志望動機の書き方|職種別の例文10選も紹介
IT業界は5業種に分かれ、それぞれに特化した志望動機の作成が必要です。キャリアコンサルタントが業種・職種別の例文を交えながら、IT業界の志望動機を解説。IT業界の知識を押さえて、受かる志望動機を作成し、選考を突破していきましょう。
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医療・福祉系
医療・福祉系職種
医療機関や介護福祉施設で働く。看護師や作業療法士などの有資格者と介護士・ヘルパーなど必ずしも資格を必要としない職種がある。
介護士・ヘルパーは実務において、資格がないと対応できないといったように仕事が限定されるため、学んでいく姿勢や探究心が求められます。
医療・福祉系職種は、患者や介護者の命や健康に携わる仕事です。各職種ごとの専門知識に加えて、責任感や倫理観、情報伝達力が求められます。
患者や介護者はなんらかの疾患や身体の不調を抱えています。そのため、コミュニケーション力、相手の気持ちに寄り添った思考、気配りを長所としてアピールするのも効果的です。
気配りを強みに持つ人は、こちらの記事でアピールのコツを解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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自己PRの「気配り」は一工夫が必要! 効果的にアピールする秘訣
自己PRに気配りを選ぶならアピールのコツがあります。自己PRで気配りをアピールするときに役立つ経験や面接のコツ、気配りの自己PRが評価されやすい業界・職種などをキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介するので参考にしましょう。
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官公庁
官公庁
官公庁は、国や地域のために仕事をおこなう社会貢献性の高い仕事。官公庁系の仕事は、大きく対人業務と事務業務に分けられる。
窓口での来客対応や電話対応などをおこなう対人業務では、コミュニケーション力や礼儀正しさが求められます。時には、住民や関係者に地域の課題や政策について説明し理解してもらうため、説得力や交渉力も必要です。
事務業務では、書類のファイリングやパソコンでのデータ入力が主な仕事です。正確性や集中力、1つのことに対して取り組む力、作業効率の高さも長所としてアピールすると、職種との適性を評価してもらえるでしょう。
どちらにしても国民や住民から信頼を得られるよう、責任感や倫理観、誠実性の高い人が向いています。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る地道にコツコツ取り組む力はどの職種でも求められる
企画系やクリエイティブ系の職種で求められる長所として挙げられている「地道に取り組む力」というのは、実はあらゆる職種で求められる資質といえます。
たとえば、事務・管理系や官公庁であれば、その業務は地道な作業を多く含んでいることは想像がつくと思います。技術・研究系やIT系、専門系も地道に取り組み、知識を更新していく姿勢は必須です。
営業系も顧客の情報収集や、何度も修正を加えて折り合いをつけていくような地道な姿勢が必要でしょう。
販売・サービス系の職種も、商品やサービス関連の知識をコツコツ積み上げることが求められ、医療・福祉系もまた、地道に専門知識を学んでいく姿勢が必要とされています。
クリエイティブな力もあらゆる職種で求められやすい
このように、地道に取り組む姿勢は、たとえ間接的であっても成果を出していくためには不可欠であるといえます。結局はどのような仕事でも地道に取り組むことを抜きにしては、成し得ないのです。
また、多くの情報を正確に短時間で処理することならAIの方が人間よりも優れているので、今後どのような職種でも、発案力やクリエイティブ性がプラスアルファで求められることも想像できます。
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
「自己分析って時間がかかるし、正直面倒だな」と思っていませんか。
「自己分析ツール」を使えば、たった3分であなたの強みに合った適職を見つけられます。
自己分析を億劫に感じるときは、ツールを使って効率化しましょう。
- 自分の強みや弱みが分からない人
- 自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
- 自分にあった仕事を知りたい人
長所の見つけ方9選
長所の見つけ方9選
どのような長所を用いれば良いか理解してきましたが「やっぱり自分にはこの長所だ!」 といえるものがなかなか見つからない人もいるのではないでしょうか。そこで、ここからは自分に合った長所を見つける方法9つを紹介していきます。
長所を見つけるには、さまざまな角度から見つけることが大切です。自分の頭の中だけで考えていても見つからないこともあります。客観的な視点を持ちつつ、じっくり考えてみましょう。
見つけ方①苦労せずにできることを挙げる
自分にとって苦労せずにできることは、他の人からすると羨ましい長所の可能性があります。苦労せずに当たり前にこなしているからこそ、長所であることに気づかないわけです。
以下の例を参考に、自分では自然とおこなっていたものの、実は長所といえるものがないか探してみましょう。
苦労せずにできることと長所の例①
電車で年配者や妊婦さんを見ると必ず席を譲る
→長所:気配りする力、誠実性、思いやり、優しさ、観察力
優しさをアピールする方法については以下の記事で詳しく解説しています。魅力的に伝えるポイントを紹介しているので参考にしてみてください。
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長所「優しい」はアピールになる? 失敗しない伝え方を4例文で解説
「優しい」を長所として伝えるには、具体的な言葉に言い換え、エピソードを盛り込むことが効果的です。この記事では長所「優しい」をより魅力的に伝える方法を、キャリアコンサルタントとともに解説します。例文4選付きなのでぜひ参考にしてください。
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苦労せずにできることと長所の例②
急に発表を求められても自分から快く引き受ける
→長所:堂々としている、自信がある、勇敢さ、人がやりたくないことを率先して取り組む、柔軟性がある
苦労せずにできることと長所の例③
初対面の人とでも自分から話し掛けすぐに打ち解けられる
→長所:コミュニケーション力が高い、人当たりが良い、気さく、社交的、相手に安心感を与えられる
見つけ方②何かに熱中している時の自分を想像する
何かに熱中している時は、モチベーション高く、生き生きと活動していることでしょう。そのような場面では、長所を発揮している可能性が高いです。
たとえば、興味本位で始めたプログラミングに時間を忘れるほど熱中しているとします。この時に、プログラミングでできることをもっと増やしたいという向学心や集中力、最後までやり通す力などの長所が発揮できていることがありますよね。
必須ではないけれど、自発的に取り組んでいることであれば、自発性や積極性、行動力、好奇心旺盛といった長所をアピールすることもできます。
モチベーショングラフ(これまでの人生のモチベーションの高低をグラフにして表したもの)を使ってみましょう。自分が熱中していることを、客観的に知ることができおすすめです。
見つけ方③人から褒められたことを思い出す
人との会話から褒められたことを思い出してみましょう。褒められた時、自分では「そんなに大したことではないけどな」と思った経験はありませんか。
自分では長所として取りあげるほどのことではないと思っていても、他者からすると羨ましいと思われる長所として捉えることができます。
人に自分の長所について聞くのも良い方法ですが、就活をしていると時間がなく、聞きに行くのが難しいことがありますよね。また、聞かれた方も改めて考えるのには多少なりとも時間がかかります。そこで、過去に褒められたことを思い返すのであれば、今すぐできるためおすすめです。
見つけ方④成功体験を列挙する
成功体験を振り返っても、長所を見つけることができます。成功体験の過程には自分の長所が隠れています。たとえば以下の経験を振り返ると、長所を見つけやすくなります。
成功体験を振り返る例
- 自分はどんな役割を発揮したのか
- どんな課題意識を持ったのか
- 具体的に起こしたアクションは何か
たとえば、「文化祭実行委員として感動の溢れる文化祭を企画・運営することができた」という成功体験があるとします。ここから考えられる長所として、以下が考えられます。
成功体験から見つかる長所の例
成功体験:文化祭実行委員として感動の溢れる文化祭を企画・運営することができた
→長所
・人と協力して物事を進めるチームワーク力
・新たなアイデアを発想する創造力
・綿密なスケジュールを立てて物事に取り組む計画性
成功を導くのに、自分はどんな働き掛けをしたのか考えることで、自分なりの長所が見つかりますよ。
見つけ方⑤短所を長所に変える
「短所ばかり思いついてしまい、長所が思いつかない……」と悩む人もいますよね。しかし、短所が思いついている時点で長所はきちんとその人の中にあるので、安心してください。短所として認識しているものについて、その見方を変えて長所として捉えれば良いのです。
どんな長所も短所に言い換えることができます。たとえば、「頑固である」という短所は、言い換えれば「芯がある」「自分の意見を持っている」と言えますよね。その逆も然りです。
物事において、その捉え方次第で認識は大きく変わるのです。このように多角的な視点を持って物事を見つめ直すことは、働くうえでも大切なことです。
以下の記事では、短所を長所に変える具体的な方法を解説しています。合わせて読むことで、長所を発見するのに役立ちますよ。
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短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
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見つけ方⑥社会人基礎力から自分に当てはまるものを探す
先にも示した経済産業省が提唱している社会人基礎力から自分の長所を探すというのも1つの方法です。社会人基礎力とは、仕事をするうえで必要な基礎力として、以下の3つから構成されています。
社会人基礎力
- 「前に踏み出す力」:主体性、働きかけ力、実行力
- 「考え抜く力」:発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力
- 「チームで働く力」:課題発見力、計画力、想像力
3つの能力は、右に記載されている要素からそれぞれ構成されます。
長いキャリアを自ら積み上げなくてはならない人生100年時代において、ますます社会人基礎力は注目されています。この中から自分に合った長所を発見すると、一般的に多くの企業から求められる長所をアピールすることができます。
- 社会人基礎力の中で自信があるものがないのですが、どう見つければ良いのでしょうか。
これまでの経験を洗い出して、近いものを探してみよう
これまでの自分の経験を振り返ってみて、社会人基礎力と関連性が高く、今の自分の行動にもつながっているものを選ぶと良いですね。
社会人基礎力は、あくまで自分がこれまで強みを発揮できたことを「言語化する」ために役立てるものと考えましょう。
自分の中で特に印象に残っている経験を思い起こして、その中でどの社会人基礎力が、その決断や行動への関連性が深いかを考えてみましょう。
そのうえで、今の自分が同じシチュエーションに立った場合、同じ行動を取りそうならば、あなたの自信につながっているものと判断できますよ。
見つけ方⑦周囲の人に自分の長所を聞く

自分だけではなかなか長所が見つからないことがあります。そんなときは、周囲の人に自分の長所を聞いてみてください。自分では気づいていないことが人には長所として映っていることがあります。
1955年に心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham)がジョハリの窓という心理学モデルを発表しました。ジョハリの窓は、以下の4つの象限から成り立っています。
ジョハリの窓の4つの象限
- 開放の窓:自分も他人もわかっている
- 秘密の窓:自分はわかっているが他人はわかっていない
- 盲点の窓:自分はわかっていないが他人はわかっている
- 未知の窓:自分も他人もわかっていない
このジョハリの窓のうち、盲点の窓である自分が気づいていない部分を、他人は気づいていることがあるのです。
聞く人によって、自分に抱いている長所が異なることがあります。さまざまな人に聞くことで、複数の長所や必ずよく言われる絶対的な長所が見つかります。
自分の長所を聞いてみる人の例
- 大学・高校・中学・小学校の友達
- 各学生時代の先生や現在の教授
- 1番身近な親や家族
- 初対面の人(初めて会った時の印象)
- 就活のプロ(キャリアアドバイザーやキャリアセンターなど)
多くの気づきを得るために、可能な範囲でさまざまな人に質問してみましょう。
見つけ方⑧適性診断ツールで長所を発見する
適性診断ツールを活用すると、客観的に長所を発見することができます。適性診断ツールでは、自分の持つ強みや資質、価値観、向いている職務の特徴などのデータを得ることができます。
適性診断ツールを活用する際に注意したいことは、受けただけで満足しないことです。そこで得られたデータから、「なぜ自分はこの傾向が強いんだろう」と振り返ることが大切になります。過去にこの傾向を活かした経験がなかったか思い返してみましょう。さらに、その能力からどんな職種で活躍できそうかも考えます。
自分の長所として面接で伝えるには、適性診断ツールで得られた結果を深く内省して、自分できちんと説明できるようにすることまでが重要です。
適性診断ツールには、無料のものと有料のものがあります。無料でも十分な結果が得られるものも多いですが、やはり有料のものは精度が高く情報量が多いです。次では、有料のおすすめ適性診断ツールを紹介します。
ストレングスファインダーを利用する
有料であるからには、精度が高く長所の発見に役立つものが良いですよね。そこで、有料の適性診断ツールとして最もおすすめなのが「ストレングスファインダー」です。
ストレングスファインダーは、アメリカのコンサルティング会社であるギャラップ社が開発した診断ツールです。34の資質から自分の傾向の強い上位資質を知ることができます。
上位資質が表れる日常的なエピソードの振り返り、仕事においてどのように活かせるかを考えてみましょう。
診断方法は以下の3種類です。
ストレングスファインダーの使い方
- 書籍「①さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0」「②ストレングス・リーダーシップ さあ、リーダーの才能に目覚めよう)」(①・②どちらか)を購入して付帯のアクセスコードから診断する
- ギャラップ社のストレングスファインダー公式サイトから診断する
- 専用アプリ(Apple Store/Google Play)から診断する
- 選考まで時間がありません。質問数が少なくて、かつ精度の高い適性診断ツールがあれば教えてください。
有料ツールは「ポテクト」、無料ツールは「CAREER INDEX」がおすすめ
ストレングスファインダー以外に有料版のツールとしておすすめなのは「ポテクト」で、本格的な個性分析・適性分析ができる適性検査です。
強みや弱み、仕事力分析ができるので、学生だけでなく社員研修でも活用されています。自他ともに認める適性を発見でき、仕事適性なども知ることができます。
インターネット環境さえあれば、パソコンでもスマホでもでき、30分程度で結果を受け取れます。
一方「CAREER INDEX」は、初めて自己分析ツールを使う人におすすめの無料のツールです。質問数39問、回答時間5分で、向いている職種や適性、仕事で使える強みなどがわかります。
自分に合ったツールを利用してみてくださいね。
自分自身の長所や短所、得意なことやセールスポイントなどがうまく見つけられない、という人は、こちらの記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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自己分析で悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!
ChatGPTなどの生成AIは、就活準備にも非常に役立ちます。
「就活準備プロンプト集」では、就活のプロが考えた、生成AI用の命令文を豊富に用意していますよ。
このプロンプト集を活用すると、性格と経験を入れるだけで、AIが5つの強みを判断してくれます。プロンプト集で就活準備を効率化しましょう。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
長所を伝える構成3ステップ
長所を伝える構成3ステップ
- 自分の長所とは何か
- 長所を表す具体的なエピソード
- 長所を入社後にどう活かすか
せっかく良い長所を見つけられても、それをうまく伝えられず選考で評価を得られない学生も多くいます。
自分の性格をきちんと理解してもらうには工夫して伝える必要があります。相手にわかりやすく伝える構成があるので、それに当てはめて話してみましょう。
長所を伝える構成は案外シンプルな3ステップです。
①自分の長所とは何か

まずは、質問に対する結論である「自分の長所とは何か」を伝えましょう。結論から伝える方法はPREP法といいます。
PREP法とは
PREP法とは、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」で伝える構成
長所に関する詳細・周辺情報を説明してから、最後に長所を伝える学生がいますが、このような伝え方だと、相手は話を理解するのに苦労します。最初に結論を知っている状態で、詳細を聞くことで頭に入ってきやすいのです。
また、結論を伝える時に意識したいのは、具体的に伝えることです。たとえば、自分の長所が継続力であるとします。その場合、「私の長所は継続力です」と伝えるのではなく、「私の長所は、一度決めたことを最後までやり遂げる継続力です」と具体的に示すと、よりあなたの人柄が伝わりやすいです。
「私の長所は、サークル活動でチームを初の上位入賞に導いた時に発揮したリーダーシップです」など、この後のエピソードにつながるような内容にすると、採用担当者の興味を引くことができますよ。他の応募者との差別化にもつながります。
②長所を表す具体的なエピソード
次に、長所を表す具体的なエピソードを伝えましょう。面接官は、学生の人柄や特徴を理解しようと努めています。伝えている長所を面接官が実際に確かめることができないため、長所を裏付けるエピソードをきちんと伝える必要があります。
また、エピソードは深掘りされることも想定されます。長所を発揮した経験においてどんな状況だったのか、どんなことを考え行動したのか、自分の中でよく想起しておきましょう。
ここで伝えるエピソードは1つで問題ありません。しかし、自分の「長所」として示すには、長所の発揮されたエピソードが複数あると、より再現性の高さが増します。
時には面接官から「他にもその長所が活かされた経験はありますか」と聞かれることもあります。その際にきちんと答えられるよう、長所に基づいたエピソードはいくつか用意しておきましょう。大学時代のエピソードにこだわる必要はありません。
- 1つの長所に対するエピソードが何個も思いつかないのですが、どのように考えれば良いですか?
モチベーショングラフを利用すると良い
1つの長所に対するエピソードが何個も思いつかない場合は、「モチベーショングラフ」を使うと良いです。
長所を表す1つのエピソードを思いついたら、その時と同じ感情になった出来事を、モチベーショングラフの目盛りを参考にさかのぼれば良いのです。
③長所を入社後にどう活かすか
最後にその長所を入社後どう活かすかを伝えましょう。面接は、自分をアピールする場です。「自分の性格や特徴を活かすことで、入社後こんな活躍ができるため、御社が私を採用するメリットがあります」という旨を伝えることが大切です。
長所を活かして入社後にどんな活躍ができるかまで伝えて、面接官に自分の活躍している姿をイメージさせましょう。
そのためにも、長所はその企業に合ったものや仕事に活かせるものであると良いです。長所がいくつかある場合は、企業の求める人物像や社風、志望職種に向いている人の特徴と合致する長所を選択してくださいね。
長所を見つける・伝えるときの注意点
長所を見つける・伝えるときの注意点
- 長所を過小評価しない
- 伝える長所は1つに絞る
- 仕事に関係のない長所は用いない
- 社会人として当然のことをアピールしない
長所はあなたの良い面をアピールするものですが、闇雲に伝えれば良いわけではありません。ここからは、学生が陥りやすい長所を見つける・伝えるときの注意点を解説していきます。
これを踏まえなければ、せっかくの長所も魅力に感じられないので、しっかりチェックしていきましょう。
①長所を過小評価しない
長所が見つからないという人の多くの原因として、自分の持つ能力や傾向を過小評価してしまっていることが挙げられます。
長所は、なにも自分だけができることや、他の人よりも突出してできることでなくても良いのです。あくまで自分の性格として強く、有利に働く傾向を伝えることが重要になります。長所の見つけ方で解説したように、苦労せずに何気なくできることや人に褒められたことなど、人よりも少しできることであれば十分なのです。
誰にでも長所や短所は必ず存在しています。長所を過小評価せず、さまざまな角度から見つけてみましょう。
日常会話の中なら、謙虚さも好意的に受け止められるかもしれませんが、面接は試験です。アピールが控えめだと入社意欲が低いと感じられてしまいます。
企業側は、長所を活かして仕事をしてほしいと考えています。伝えられる長所が曖昧であれば、貢献できる人材とは考えにくいです。
②伝える長所は1つに絞る
伝える長所は1つに絞りましょう。いくつもの長所を伝えられてしまうと、結局どんな特徴を持った人なのか、面接官が理解しにくくなってしまいます。1つに絞ることで、印象にも残りやすくなります。
③仕事に関係のない長所は用いない
長所は、企業で活かせるものであることが大切と解説しました。そこで、以下のような仕事に関係のない長所はアピールしないようにしましょう。
仕事に関係ない長所の例
- 私の長所はたくさん食べることです。
- 私の長所は布団に入ってすぐに寝られることです。
- 私の長所は足が速いことです。
上記のような長所を伝えられても、企業で活躍できるイメージはまったくわかず、採用したいとは思われにくいです。また、面接官の質問意図を理解していないなとマイナスの評価にもつながることもあります。
面接の時間は非常に限られていて、その中で自分をアピールしなければなりません。仕事に関係のない長所を伝えてしまい、自分をアピールする機会を失わないようにしてくださいね。
④社会人として当然のことをアピールしない
繰り返しになりますが、選考はアピールの場であり、以下のような社会人として当然の長所を伝えることも避けましょう。
社会人として当然のことをアピールする例
- 私の長所は時間を守ることです。
- 私の長所は嘘をつかないことです。
- 私の長所は挨拶ができることです。
- 私の長所は清潔感のある身だしなみができることです。
社会人として当然のことは土台としてあり、そのうえで持っている長所を面接官は知りたいのです。他の学生と差別化できないことはもちろん、「当然のことで満足してしまう人なのか」と面接官に感じられてしまいます。
当然のことはできるという前提で、プラスアルファとして自分の良さが表れる点を伝えましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る長所をアピールするときは3つの点に注意しよう
面接で長所を伝える際には、緊張や、採用されたいという気持ちが強くなるあまり、以下のような行動を取ってしまう可能性があります。これらには注意しておきましょう。
①成果ばかりをアピールしない
長所を裏付けるエピソードを語る際、成果の凄さをアピールすることに終始してしまい、自分の長所の説明を通して人柄を理解してもらうはずが、マイナスなイメージを持たれてしまうこともあります。
エピソードは、あくまで長所を補足するためのものであることを忘れないようにしましょう。
②嘘や誇張するような表現は使わない
内定をもらいたいからと、ついつい自分の理想像としての長所をアピールしてしまうことも少なくありません。
たとえ嘘をついて内定をもらえても、入社した後にそのギャップに苦しんでしまうこともあります。また、嘘をつくと面接の中で論理が破綻してしまい、面接官が違和感を感じるので控えましょう。
③弱みなどの他の説明と矛盾がないようにする
面接では、長所以外にも人柄を把握するためのさまざまな質問をされます。長所では「リーダーシップがある」と答えたのに、弱みで「人と話すのが苦手」と語ると、面接官は矛盾に気づきます。
長所を見つける際には、同時に弱みも言語化するようにして矛盾が生じないようにしましょう。
長所の例文20選
最後に、前述した企業から求められる20個の長所を用いて、回答例文を紹介します。構成と合わせて参考にし、長所の回答を作成してくださいね。
例文①主体性
主体性
私の長所は、現状に満足せず自ら考え行動する主体性です。
高校生の頃に所属していた吹奏楽部では、年に4回の発表会をおこなっていました。その演奏機会の少なさに物足りなさを感じていました。そこで、メンバーに発表会をおこなう機会をもっと増やそうと提案しました。
この想いを受け入れてくれたメンバーと協力して学校内や近隣の社会教育施設にて、発表会をさせてもらえないか依頼しました。その結果、年10回の発表をおこなうことができました。
入社後も現状に満足することなく、常に課題を見つけ、より高みを目指していけるよう、尽力します。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分が置かれた環境に甘んじることなく、自ら周囲へ働きかけをおこない、改善を図り努力する人物であるという良い印象を持ちます。さらに良くするためには、結果に対する周囲のプラスの意見を入れましょう。
例文②チームワーク
チームワーク
私はチームで大きな成果を出すチームワーク力が長所であると考えます。
昨年、文化祭実行委員として20名のメンバーとともに企画から運営を務めました。オンラインとオフラインを掛け合わせた文化祭として初めての試みであったため、新たに決めるべきことがたくさんありました。
そこで、各メンバーの適性に合った役割とグループの編成、チャットやオンラインミーティングの活用を導入しました。チームで力を発揮するには、それぞれの持つ強みを活かしつつ、綿密な情報共有をすることが大切であると考えたからです。初めての形態としての文化祭は成功し、メンバーとは今でもつながる仲にもなりました。
チームで働くことが求められる御社において、長所であるチームワーク力を活かし、1人では成し遂げられないこともチームで大きな成果へとつなげていけるよう努めてまいります。
チームで取り組んだことを具体的に説明していて良いですね。チームリーダーだったのであれば、そのことを明確に述べてください。リーダーでないなら、「導入しました」ではなく「提案しました」とした方がしっくりきますよ。
例文③リーダーシップ
リーダーシップ
私の長所は、メンバー一人ひとりのモチベーションを高めるリーダーシップがあることです。
私は現在100人のダンス部の部長を務めています。部員数が多く、はじめは一人ひとりの力が十分に発揮できていないことが課題でした。そこで、①メンバーを10人1グループに分け、グループごとに振り付けの考案をすること、②個人目標と行動計画を立てる時間を確保することを実行しました。さらにリーダーとして、その進捗を綿密に管理しました。
その結果、部員の活気が増し、ダンス大会で最優秀賞を獲得することができました。
入社後はこのリーダーシップを活かし、メンバーのモチベーションを高める働きかけで成果を最大化させる組織づくりに尽力します。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
リーダーシップを発揮してチームをより良くするための行動が具体的に示されている点が良いと思います。
ただ、一方的な管理と思われかねないので、チームメンバーからの評価や、具体的にどうかかわったかについても答えられるようにしておくと良いでしょう。
例文④協調性
協調性
私の長所は、多様な価値観を大切にする協調性があることです。
大学の講義にて、毎回グループをつくり、ディスカッションをおこなうものがありました。メンバーはランダムで決められるため、異なる価値観や考えを持つ人と議論を交わす中で、険悪な雰囲気になってしまうことがありました。
そこで、いったんメンバーそれぞれの意見をすべて肯定し、そこから良い部分を抽出する形で決めていくことを提案しました。すると、意見を言えなかった人も意見を言えるような環境へと変わり、最終的にはメンバーそれぞれの意見を譲歩し合った結論を導き出すことができました。
入社後はこの協調性を活かし、多様な価値観を大切にすることで、ともに働く仲間と信頼関係を構築してまいります。
メンバーの意見を肯定するという具体的な内容を伝えることで、協調性の中にもリーダーシップが垣間見えて良いですね。企業にとって必要な人材だと評価を得られるでしょう。
例文⑤実行力
実行力
私の長所は、自分で決めたことは必ず取り組む実行力があることです。
私は毎年、新年の1/1に1年の間にやりたいことを100個あげるというリストをつくっています。10年前からこのリストをつくり、その時からすべてのことを実行してきました。
実行可能な目標設定にすることと、思いたったらすぐに行動することを意識しているからだと考えます。普段から、実行しないで結局時が過ぎてしまったという機会損失がないように心掛けています。
入社後はこの実行力を活かして、何においても躊躇することなく、決めたことを確実に実行していきます。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分で決めたことを確実におこなった実行力が伝わります。ただ、1人で取り組んだエピソードよりも、チームで取り組んだエピソードがあればそちらの方がより良いです。
さらに、「何においても躊躇することなく」というのは、仕事上そうもいかないこともあるので、「有限実行」をアピールするとより良いですね。
例文⑥学び続ける力
学び続ける力
私は常に向上心を持って学び続ける力が長所であると考えます。
大学1年生の頃、3ヶ月間プログラミングスクールに通いました。3ヶ月間で自分の目指していた、Webサイトを制作するためのHTMLやCSSの基礎を学び、実際にWebサイトを制作することもできるようになりました。
スクールを卒業後も学習を進め、今ではより高度なWebサイト制作と別言語習得によるアプリケーション開発をおこなっています。
入社後も、向上心を持って学び続ける力を活かし、常に知識をつけて専門性の高いエンジニアになれるよう、努力してまいります。
自分が目標とすることを達成するために、学び続けている点をアピールできている点がいいと思います。
なぜWebサイトを作ろうと思ったのかなど、学ぼうとした理由や、どういったことに対して学ぶ意欲が湧くのかについても説明すると、面接官はあなたの人柄を把握しやすいですよ。
例文⑦課題解決力
課題解決能力
私の長所は、課題に対して仮説検証することで解決していく能力の高さです。
私はInstagramで情報発信をしているのですが、一時エンゲージメント率が極端に下がってしまう時期が続く状況に直面しました。この課題に対していくつかの仮説を立て、一つひとつ実行しました。すると、効果的なものとそうではないものに区分することができました。
さらに、効果的なものからより良い方法をピックアップしておこなうことで、効率的にエンゲージメントの高い投稿を続出させることができました。以降、同じ状況に陥った時は、適切な対処を取り、今では安定的なエンゲージメント率を維持しています。
入社後も顧客の課題に対して仮説検証することで、ノウハウを蓄積し、正しく課題を解決していけるよう、尽力します。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分の長所である課題解決能力について、結果から分析することで問題を抽出し、対策を立て、実施できる人材であることがわかる良い内容です。このように課題を冷静にとらえられる人材は重宝されます。
例文⑧論理的思考力
論理的思考力
私の長所は、相手に納得してもらえるように伝える論理的思考力です。
高校2年生の頃、自分たちで修学旅行の企画を立てていました。高校生活のビッグイベントであり、後悔のないものにしたいという気持ちが皆強かったです。ただ、決まっていた予算は地域の学校の中でもかなり低く、まったく希望が通らないものとなっていました。
そこで、学年主任に予算の引き上げを受け入れてもらう必要がありました。
納得してもらうために、予算をかける学生・学校双方にとってのメリットについて、因果関係を明確にかつ漏れなく伝えました。結果、予算の引き上げ願いが通っただけではなく、学年主任からは私の論理的思考まで感心してもらいました。
この長所を活かして、顧客に御社のサービスを論理的にご提案することで、新規顧客の拡大に努めます。
論理的思考力があることが伝わってきます。
「顧客に御社のサービスを論理的にご提案する」については、「顧客のニーズや課題を論理的に分析し、最適なサービスをご提案することで~」など、論理的思考力をどの場面で活かすのかを吟味した方がより伝わりやすいでしょう。
例文⑨創造力
創造性
私の長所は、既成概念に囚われない創造性があることです。
大学で吹奏楽部に所属しており、昨年の定期演奏会の準備でこの長所を発揮しました。
当時、演奏途中で観客に飽きを感じさせてしまうことが課題でした。そこで、私は会場の機能を最大限活用することを提案しました。
具体的には、演奏と融合したプロジェクションマッピングと、曲をストーリー調で進めつつ随所に香りを会場内に漂わせるという工夫です。最初に提案したときは鈍い反応をしたメンバーもいましたが、知り合いの技術者を駆使するなど、低いコストでできることを伝えると、納得してもらいました。
演奏会では、観客が終始演奏に夢中になり、新たな視点による演奏スタイルであると市長からグッドアイデア賞をもらいました。
入社後、この創造性を活かして新たな価値を顧客に提供できる企画立案に取り組んでまいります。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分の長所や、それを活かしたことで得られた具体的な成果が示されています。プロジェクションマッピングの利用などは新規性が感じにくいので、自分なりの独自性をどの部分に加えたのかについて、もう少し具体的に説明するといいでしょう。
例文⑩傾聴力
傾聴力
私の長所は、人の気持ちや考えに寄り添う傾聴力があることです。
私は大学で心理学を専攻しており、カウンセリング論の講義を履修しました。講義では、話を傾聴する際の言い換えやあいづち法などカウンセリング技法の実習に取り組みました。
この学びから人が話しやすい雰囲気づくりを日常生活で実践しています。周囲の友人から悩み相談をされることが多く、私に話すことで安心するとよく言われます。
入社後は、営業職として相手の立場に立って傾聴することで、顧客との信頼構築に努めてまいります。
普段から人の話をよく聞こうとしていることがわかる良い内容となっています。傾聴力は営業にとって非常に必要な能力です。入社後のイメージもわきやすく良いですね。
例文⑪発信力
発信力
私の長所は、人の心をつかむ発信力があることです。
昨年、「自分の夢を見つけ叶える」をコンセプトに活動する学生団体を立ち上げることを決めました。多くの人とかかわり合いながら取り組める仲間が欲しいと思い、まずWebサイトとSNSを立ち上げました。
それらを活用して自分が団体を立ち上げる理由やこれから成し遂げたいこと、活動の様子を発信しました。さらに、人々の心をつかむために、ドキュメンタリー風にするなど工夫もしました。
するとお問合せフォームやダイレクトメッセージからいくつかの連絡をもらい、働く仲間を着実に増やしています。1人で始めた活動が、今では30名の仲間とともに充実した時間を過ごしています。
この発信力を活かし、入社後は読者の心をつかむような記事制作に取り組み、御社の認知を高めていけるよう、努力します。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
学生団体立ち上げのために発信力を活かした具体的なエピソードが良いですね。「御社の認知を高めていけるよう~」というのは、少々失礼に感じられるかもしれないので、認知度向上よりも、もっと大きな目標を掲げると良いですよ。
例文⑫情報活用能力
情報活用能力
私の長所は、収集した情報を適切に整理する情報活用能力が高いことです。
大学のグループワークにて、「10年後に伸びるビジネスとは」というテーマで発表をおこないました。発表にあたり、インターネットや書籍、インタビューなどさまざまな情報を仕入れてグループで話し合いました。
はじめは膨大な情報から理解が追いつかないメンバーもいました。そこで、図や表、グラフを用いながら情報を整理して説明したところ、メンバーやクラス全員の理解を促進させることができました。
さらに、得られた情報を、初めて聞く人にもわかりやすく伝えるために整理して発表したところ、教授から「膨大な情報を収集する力、それをわかりやすくまとめる力が評価できる」と褒めの言葉をいただきました。
この情報活用能力の高さを活かして、あらゆる情報をもとに新たな課題の発見と解決に尽力します。
メンバーやクラスの人の立場に立ち、伝える努力ができたことがわかる、良い内容になっています。他者からの評価で説得力が増す構成になっているのも良いですね。
例文⑬柔軟性
柔軟性
私の長所は、異なる状況でも適切に行動できる柔軟性があることです。
私は結婚式場のアルバイトをしています。そのアルバイトは派遣契約であるため、毎回異なる式場で勤務をしています。現場が違うと、式場のコンセプトやルール、働く仲間も当然異なります。
そのような毎回異なった環境でありつつも、柔軟な対応力が評価され、ブライダルマネージャーに昇格することができました。今では、マネージャーとして、その場に応じたメンバーへの仕事の割り振りや進行業務を担っています。
入社後もこの柔軟性を活かし、その場に適応した行動を取ることで、業務の円滑化を図ります。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分の長所が柔軟性であることをしっかり伝えている点は良いと思います。エピソードでは状況と結果のみが語られており、自分なりの柔軟性を生かした行動が漠然としているので、具体的な行動事例を1つでも説明するとさらに良くなりますよ。
例文⑭データ分析力
データ分析力
私の長所は、得られたデータを適切に活用して問題解決をおこなう力です。
アパレルショップのアルバイトで売上拡大に貢献した際に、この長所を発揮しました。まず利益率が高く、トレンドであるものを売り込み商品として選定しました。
そのうえで、昨年の売上実績から月の売上を昨対比120%と目標を設定しました。毎日、売上高と売上商品の構成比、客数、客単価を確認しました。
データを取る中で、売り込み商品は多く売れているものの、客数に対する単価が低いことが課題であると考えました。そこで、売り込み商品に関連するアイテムをメインディスプレイに飾るようにしました。結果、昨対比120%という目標を達成したうえ、全店で1位の売上成績を獲得することができました。
このデータ分析力を活かして、適切な目標設定と課題の抽出およびその解決策を実行することで、御社の課題解決に貢献します。
長所を活用して、実際に目標を達成したことをアピールできている点が素晴らしいと思います。
面接官によっては、なぜ売上目標を120%に設定したのかを疑問に持ちます。データ分析のどのような観点から、達成可能な水準として判断したか説明できるようにしておきましょう。
例文⑮倫理観
倫理観
私の長所は、高い倫理観を持っていることです。
私は個人ブログの運営をおこなっています。ブログ運営で1番気をつけていることは、読者に不利益を被ることがないように努めることです。読者が誤りのない最新情報を得られるよう、記事の公開前の確認に、多くの時間を掛けるようにしています。
また、ブログにはコメント欄とSNSアカウントを設置させ、読者とのかかわりを持つようにしています。その際に記事を読んでくれている読者へお礼を必ず伝えるとともに、寄せられた意見を反映したブログ運営をしています。
御社では、利益の追求以上に住民が安心して生活できることが求められるからこそ、目先の利益に囚われることなく、自分の持つ高い倫理観を活かして仕事に取り組んでまいります。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分のブログ運営に対する姿勢が具体的に述べられていて良いですね。最後の1文では、利益の追求を否定するような言葉は避け、「倫理観を活かして住民の信頼を得られるよう~」など、倫理観を仕事にどう活かすかに重点を置くとより良いですよ。
例文⑯精神力
精神力
私の長所は、人の言動に振り回されない精神力の強さです。
私の姉は昔から自分よりも学力が高く、親は姉ばかり称賛し、私には姉とどんどん差がついてしまうと威圧をかけられてきました。
しかし、私は自分の得意なことと苦手なことをきちんと把握し、自分のペースで取り組むようにしています。
その結果、自分の得意とするeスポーツ大会で全国優勝することができ、今では自分に自信を持ち、夢も見つけることができています。他人の言動に振り回されない精神力があったからこそ、何もかもが中途半端になるという事態を回避することができたと考えます。
この精神力の強さを活かして、外的な要因に振り回されることなく、自分の仕事を全うし確実に成果を出していきます。
自分の長所は精神力であるということを、自分の中での葛藤をふまえたエピソードを通して伝えていて、良い内容です。冷静に現状をとらえることができる人材という評価につながります。
例文⑰忍耐力
忍耐力
私の長所はどんなに辛い場面に直面しても最後までやり遂げる忍耐力です。
私は高校3年生の受験で第一志望の大学に不合格となり、浪人することを決意しました。高校3年時の第一志望不合格や浪人期間の模試でのD判定という挫折を幾度と経験しました。
しかし、どんなに辛い状況に陥っても自分の夢を諦めたくないと思い、毎日10時間の勉強に励みました。勉強に集中できるよう、ときには気分転換や細かい目標設定をおこなう工夫を取り入れました。結果、1年の浪人期間を経て第一志望である現在の大学に合格しすることができました。
入社後は、この忍耐力を活かし、上手くいかない状況に直面した際にも愚直に取り組み、成長していけるよう、努力します。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
忍耐力があることが伝わってきます。
今回は個人的なエピソード、特に大学受験の内容ですが、それよりも、チームの活動の中で、忍耐力を発揮してやり遂げた経験を述べた方がより良いです。また、入社後は「自分の成長」よりも「会社への貢献」を述べて締めくくると良いですね。
例文⑱異文化理解力
異文化理解力
私の長所は、さまざまな価値観を尊重する異文化理解力があることです。
私は中学・高校でインクルーシブコミュニティに所属しておりました。そのコミュニティには、さまざまな国籍や人種、障がい者、LGBT者など多様性に富んだ人々とかかわり合いながら催しものをおこないました。はじめは意見や価値観が異なることに困惑する時もありました。
しかし、お互いの違いを認め合い、尊重し合うことの大切さに気づきました。現在は、大学で異文化交流サークルに所属をし、多くの価値観に触れることに楽しさを抱いています。
御社には、多様性のある職場であることに魅力を感じています。この異文化理解力を活かし、社内の一人ひとりの価値観を尊重し、新たなアイデアの創出につなげていきます。
異文化理解力があることを、自分の具体的な経験から伝えている良いアピール内容だと思います。最初は困惑している中で、考えが変わったきっかけが何だったのか、具体的なエピソードとともに伝えるとさらに良いですね。
例文⑲社会性
社会性
私の長所は、周囲と助け合える関係性を構築できる社会性の高さです。
他大学の学生が集まる地域学生ボランティア団体に所属しており、普段学んでいることや生活する場所の異なるメンバーが多く在籍しています。
そこで、相手の話をよく聞き、お互いの意見を尊重することを大切にすることで、信頼関係を構築できています。たとえば、まずは相手の事情を聞くなど、偏見を持たないよう接することを心掛けています。
社会性の高さを活かし、自分1人では成し遂げられない課題も成功していけるよう、仲間との信頼関係構築に努めてまいります。
※「自己PR作成ツール」
「自己PR作成ツール」を使って自分の長所をアピールしよう!
自分自身がどのように社会性を確立することができたかがわかる展開になっています。その中で自分が工夫した事例も交えていることから、入社後も会社にうちとけてすぐに活躍できるのではないかと思う内容です。
例文⑳外国語能力
外国語能力
私の長所は外国語能力とそれを学ぶ意欲の高さです。
私は、中学生の頃初めて海外へ行きました。そのときは、英語を話すことが十分にできず、現地の人との会話が上手くいかないことにもどかしさを感じました。
そこで英語を猛勉強し、高校2年次に、イギリスに長期滞在をしました。その時には現地の人と英語で不自由なく会話をし、多くの人との出会いも得ることができました。今ではTOEIC900点を獲得し、中国語とドイツ語も学んでいます。
御社では、グローバルなビジネスを展開されているため、語学を用いる機会が多いことと存じています。入社後は、顧客や社内での円滑なコミュニケーションが取れるよう、自分の外国語能力を活かしてまいります。
外国語を学ぶ熱意が具体的に述べられていて良いですね。自分の語学力をコミュニケーションに活かすというより、グローバルに展開する事業の推進にどう活かせるかなど、高い目標設定で伝えるとより良いです。
長所を適切に伝えることで自分をアピールし選考を突破しよう
面接では、限られた時間の中で自分の人柄を伝えることがとても大切です。長所は人柄を伝えるうえで重要な項目であり、よく聞かれる質問でもあります。
はじめに長所一覧表を提示したうえで、長所の見つけ方や注意点、わかりやすく伝える構成、回答例文について解説してきましたが、それを参考に、長所を適切に伝えることで入社後に活躍する自分をアピールし、選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る他者と比べるのではなく、自分が強みだと感じるものを伝えよう
就職活動では、あなたの人柄を知るための質問として、ほとんどの採用面接で長所について質問されます。長所と聞くと「ほかの人より優れているところ」と思い込んでしまい、自分には誇れるほどの長所がないと考えてしまう人もいます。
しかし、長所とはあくまであなたが強みを発揮できる得意なことという意味であり、そのレベルを問われるものではありません。あまり深く悩まないでくださいね。
自分だけで見つけるのが難しいならば、家族や友人に聞いてみるのも良いでしょう。
長所はわかりやすく伝え、エピソードで差別化しよう
面接では、自分の長所を言語化して伝えなければいけません。その際は、ほかの応募者との差別化を図るあまりにわかりにくい表現を使うのは避けましょう。長所として伝える言葉は、本文にあるように「協調性」「リーダーシップ」などの一般的なもので大丈夫です。
むしろ力を入れるべきなのは、その長所を裏付けるエピソードであり、その内容が具体的でイメージしやすいほど、面接官はあなたの人柄を評価しやすくなります。
ゼロから長所を考え出すのは難しいので、本文にある長所一覧表を参考にして、自分のこれまでの経験を振り返りながら、近い言葉を選ぶことから始めてみましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細