毎日の長時間労働や人間関係のストレスで、「もう限界」「バックレたい」と思ってしまうのは、決して珍しいことではありません。

ですが、感情のままに突然会社を辞めてしまうと、給与未払い・懲戒解雇・トラブルなどに発展する可能性があります。まずは冷静に、現実的な選択肢を整理することが大切です。

まず、心身の限界を感じている場合は、無理をせず休むことが最優先です。有給休暇の取得や体調不良による休職を検討してください。

正式な手続きを踏むことで自分の心身と将来を守れる

それすら難しい場合は、医療機関を受診し、うつ状態、適応障害などの診断書をもらうことで、一時的に会社を離れることも可能です。

「もう連絡すらしたくない」と思うほど追い詰められているなら、退職代行サービスを利用するのも現実的な方法です。

退職代行を使えば、本人が上司と直接やり取りする必要がなく、最短即日で退職手続きを進められます。違法ではなく、法律的にも「退職の自由」は認められています。

ただし、バックレと違って正式な退職手続きを踏むことが重要です。バックレは懲戒解雇のリスクがあり、今後の転職活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。

限界を感じたときは、逃げる＝悪いことではありません。むしろ、自分の心と体を守るための必要な退避行動です。まずは信頼できる人や専門機関に相談し、安全に次の一歩を踏み出す準備をしましょう。

まず「逃げる」ことは悪いことではありません。体と心を壊してまで、今の仕事を続ける必要は一切ないと思います。

ただ、危惧されているとおり、もしバックレる＝無断欠勤を続けてしまうと、将来的にリスクが生じる可能性があります。無断欠勤が長引けば、最悪の場合懲戒解雇となることも考えられます。

懲戒解雇は、雇用保険や離職票などの書類に履歴が残り、今後の転職活動で不利になってしまう恐れがあります。

また、離職票、源泉徴収票などの必要な退職書の受け渡しや、健康保険の手続きが滞り、退職後の生活に支障をきたすことにもつながりかねません。

心身の安全のために退職代行サービスの利用も一つの手

今、無理に出社するのではなく、連絡をして休むのが最善の選択肢です。連絡することもはばかられる状態であれば、退職代行サービスの利用を検討するもの選択肢の一つです。

退職代行は費用はかかりますが、ご自身の心身の安全を最優先し、将来のリスクを回避するための投資ととらえてみましょう。

退職の意思を会社に伝え、手続きを代行してもらうことで、会社とのやり取りから解放され、安心して休息を取り、次のステップへ進む準備をすることができます。

「逃げる」ととらえるとネガティブに思うかもしれませんが、これは自分自身を守るための行動です。まずは安全な方法で今の状況から離れることを最優先に考えていきましょう。

この状況を乗り越え、状況が好転することを心よりお祈りしています。