Q
大学3年生
男性
優良企業とは具体的にどのような会社ですか?
就活をするうえで、「優良企業に入りたい」と考えていますが、具体的にどのような会社を指すのかがわからず、企業選びに迷っています。
企業選びをしているとどうしても大手企業が目に入りがちですが、大手企業でも優良企業ではない場合や、逆に中小企業でも優良企業である場合があると考えています。
給料が高い会社なのか、福利厚生が充実している会社なのか、残業が少ない会社なのか、といった明確な基準がわかりません。将来後悔しない「本当の意味での優良企業」を見極めたいです。
優良企業とは具体的にどのような会社なのでしょうか? 優良企業の特徴や、探し方・見分け方を教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
認定マークだけではなく「自分軸」で優良企業を見つけよう
一般的には、健康経営優良法人やえるぼし認定といった厚生労働省が認定するマークが一つの指標になりますが、それが実態とともなっているとは限りません。実際に、いろいろな企業を見て疑問に思うところも正直ありましたね。
最も重要なのは「自分にとっての優良企業」を見つけることです。
風通しの良さも重要! 相談しやすい環境かチェックしよう
やりたいこと、働き方、職種、就業条件など自分自身の軸を明確にし、それが会社のビジョンや求める人材像と一致している企業が、あなたにとっての優良企業です。
個人的に感じる優良企業の特徴は、認定マークがあるかどうかよりも、人事担当者と社員同士の距離が近く、風通しが良い企業です。
困ったときにすぐ相談できる環境がある企業は、居心地が良く、長く働ける傾向にあります。
優良企業は有名企業ではなく仕組みで人と事業を回す会社
私の定義では、優良企業は「稼ぐ力があり事業が健全に回って、評価や成長の設計がされており人が納得して働けて、再現性のある運用のもと働き方が持続可能である」会社です。これは給料や知名度の一点では測れません。
まず、事業の健全性は、単年の売上規模よりも継続的にキャッシュが残っているかで見ます。営業利益率や営業キャッシュフローが黒字で、主要顧客が分散し、値引き頼みではなくリピートやサブスクの比率が増えているのが安定のサイン。
決算短信や有価証券報告書、未上場ならニュースリリースや顧客事例を読むと、どの価値でお金をいただいているかが見えてきます。
次に、人の面。優良企業は評価の物差しが言語化されています。
等級・評価項目・昇給の判断基準が求人票や面接で具体的に語られ、面談の頻度、フィードバックの運用、異動・公募の仕組みが「仕組み」として存在します。
研修は豪華さより実務と接続しているかが重要で、OJTの設計やメンター制度、試用期間中に任される範囲の説明が明瞭なら、入社後の不確実性が減ります。
離職率の数字そのものより、退職理由の傾向をマネジメントが把握し改善しているかを聞くと、会社の学習能力がわかります。
働き方の持続可能性は、平均残業や有休取得率の数値だけでなく、繁忙期の応援体制、リソース配分、残業の申請と代休取得の実態といった、繁閑の波に合わせた運用が語れるかで判断します。
職場見学や面談で、会議体の頻度、ドキュメントの整備度、チャット運用のルールなど毎日の段取りが見える会社は、担当者がいない場合、誰も業務を進められずに業務がストップしてしまうリスクが低いです。
コンプライアンスやハラスメント対応は、規程の有無ではなく相談窓口の独立性と、対処事例の匿名共有まで踏み込めているかが境目になります。
事業・人・働き方の3軸×一次情報で自分に合う会社を見極めよう
探し方として口コミサイトは参考になりますが、「一次情報→OB訪問→現場観察」の順に重みを置くのがおすすめです。
①決算・事例・採用ブログで事業の勝ち筋を仮説化
②同社で「現職・元職・年次違い」の3人以上に会い、評価や繁忙期の運用を照合
③職場見学や選考で、朝会・引き継ぎ・レビューなどの日々の仕事の単位を観察
この流れを持つとより確実に見極めることができます。
面接の逆質問は「新人がつまずく場面と支援策」、「評価で重視される具体行動」を軸に、固有名詞でたずねると本音が返ってきます。
最後に、見分けの実務として「事業・人・働き方」の3軸を各軸5点満点で、根拠を一次情報に紐付けて2〜3社を並べてみてください。
点が低くても自分の成長テーマに合致するなら候補に残す、高得点でも違和感があれば再検証する。この自分軸と会社の実態の突き合わせが、後悔しない選択に一番効きます。
優良企業は世間の良さではなく、「あなたが健やかに成果を出し続けられる仕組みがある会社」です。
以下の記事ではおすすめのホワイト企業を40選紹介しています。また、ホワイト企業の特徴や見極め方などをも解説しているので、「ホワイト企業に就職したい」と考えている人はぜひ参考にしてください。
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