Q
大学4年生
女性
基本給15万は安いですか?
就活をしていて内定をもらった企業の基本給が15万円でした。正社員なのに、一般的な水準と比べて低すぎるのではないかと不安を感じています。
調べたところ、基本給が15万円だと手取りは12万円程度になるらしいです。社会人になったら一人暮らしをしたいと思っているので、この給料で生活していけるかどうかかなり心配です。
基本給15万円は、就職先としてやばいでしょうか? 問題ないかどうかや、基本給以外に必ずチェックすべき項目があれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
基本給15万円が安いかどうかは地域による!
基本給15万円が安いかどうかは、勤務地の最低賃金と月の平均労働時間によるので、一概には言えません。
確認方法は、ご自身の勤務地の最低賃金を確認し、提示された基本給を月の平均労働時間で割ってみてください。それが最低賃金を下回っていないか計算する必要があります。
なお、月の平均労働時間は会社によって違いますが、平均的には「8時間×20日間=160時間」になるかと思います。
賞与や年収ベースで総合的に判断しよう
基本給以外の観点として、基本給が低くても、「やりたい仕事だから」「生活に困るほどではないから」と納得する人もいます。
また、「基本給は低いが、残業代が上乗せされる」「賞与が多く、年収ベースで考えれば問題ない」といったケースもありますよ。
基本給より「生活と成長の両立」ができるかで判断しよう
内定おめでとうございます。
ただ、基本給15万円と聞いて不安になる気持ち、よく理解できます。以前、給与が同じくらいの企業へ進んだ学生がいました。
志望度が高く、「勉強できる環境だから」と前向きに入社したものの、家賃や生活費で毎月ぎりぎりになり、精神的に余裕を失ってしまった時期がありました。成長環境は魅力でも、日々の生活が苦しいと学ぶ余力も削られるのが現実です。
現在の新卒市場では、都市部での正社員初任給は20〜23万円前後が一般的です。基本給15万円は、制度として悪いと言い切れませんが、生活の余力が生まれにくい水準と言えます。
「手当・昇給・支出」を含めた総合バランスを見極めよう
ただし、企業によっては固定残業代、住宅手当、資格手当、昇給ペースなど総額で補うケースもあります。基本給だけで「やばい企業」と判断するのではなく、「トータルで自立できるか」の視点で確認することが重要です。
具体的には、月収の構造、固定残業の有無、賞与、家賃補助、昇給実績、研修制度の質を確認しましょう。将来の自分を守るための行動は、立派な意思決定です。
生活基盤が安定してこそ成長の余白が生まれます。迷ったら、本当に安心して働ける条件か、じっくり整理してみてくださいね。
以下の記事ではブラック企業の特徴を解説しています。適切な方法でブラック企業を見抜き、自分に合った企業に就職できるようにしましょう。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。






