Q

大学4年生
女性

履歴書を訂正印で直す際、シャチハタは使ってはいけないのでしょうか?

履歴書を手書きで作成中に誤字をしてしまい、訂正印を押そうと思ったのですが、自宅にはシャチハタしかありません。

ネットで調べると履歴書のような正式書類にはシャチハタを使ってはいけないと書いてありました。しかし、手元にはシャチハタしかないためこのまま押したいです……。

そもそも、なぜシャチハタはNGとされるのでしょうか? もし使用してしまった場合、採用担当者にマイナスな印象を与える可能性はありますか?

また、訂正箇所が多い場合は、訂正印で直すより書き直したほうが良いかどうかも知りたいです。提出前に取るべき最適な対応を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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マイナス評価を避けるためにもシャチハタは避けよう!

履歴書は正式な公的書類です。利便性からシャチハタ印を使いたくなるかもしれませんが、やはり避けておくほうが無難でしょう。

また、そもそも書き間違えた場合は訂正印で済ませるのではなく、新しく書き直すほうが印象は悪くならないと思います。役所への提出書類であれば訂正印での修正も受理されますが、履歴書の場合は見た目の美しさが損なわれてしまうからです。

履歴書は事前に準備しておけるため、窓口で即座に書く書類とは異なり、何度も書き直すことができます。

面倒だとは思いますが、履歴書は書類選考の第1歩です。訂正印で少しでもマイナスの印象を残さないためにも、間違いのない美しい書類として用意しましょう。

小さなミスでも書き直す姿勢が丁寧さとして評価につながる

私自身が採用面接官をしていた頃、書類の美しさは字の美しさより重要だと感じていました。採用担当者は多くの書類を比較することができます。その際、悪目立ちすることのないよう、細心の注意を払って書き上げましょう。

その書類を受け取った人の立場になって考えることも重要ですね。

履歴書はフォーマットが決まっているため、意識せず書いてしまうことがありますが、一枚一枚丁寧に書き上げていきましょう。そうすることで、丁寧さが伝わる書類になれば、書類選考の通過率を上げることにもつながります。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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企業に提出する書類ではシャチハタの使用は避けるのが基本のマナー!

履歴書で誤字に気づくと焦ってしまいますよね。自宅にあるのがシャチハタだけだと、「これで良いのかな」と不安になる気持ちもよくわかります。

結論から言うと、履歴書などの正式書類ではシャチハタの訂正印は避けるのが基本です。なぜならシャチハタはインク内蔵式で、押印のたびに印影が微妙に変わる可能性があり、「正式な証明としての信頼性が低い」と見なされるためです。

ビジネスの場でも、契約書や重要書類では通常使われません。

綺麗な履歴書を提出することで企業への本気度を示そう

とはいえ、訂正印を押したから即不採用、ということはまずありません。採用担当者が見ているのは、誤りよりもその後の対応の丁寧さです。

訂正が一箇所で、朱肉印で綺麗に修正できるなら許容範囲ですが、誤字が複数ある場合や、少しでも仕上がりに不安があるなら、書き直すほうが誠実さが伝わります。時間はかかりますが、大切な書類だからこそ丁寧に向き合う姿勢は好印象につながるでしょう。

就活の書類作りは、完璧を目指すより丁寧に仕上げる姿勢が評価される場です。迷ったときほど、一度深呼吸して、自分が納得できる形で提出できる準備をしてみてくださいね。準備の積み重ねが、自信にも変わっていきます。

以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。


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