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美大受験のポートフォリオに載せる自己紹介は、何を書けば良いですか?

将来デザイナーとして働きたいと思い、美大受験を目指しています。そこで、ポートフォリオの制作を始めたのですが、作品以外に載せる「自己紹介」に何を盛り込むべきか悩んでいるため、アドバイスをいただきたいです。

自己紹介文では、デザイナーを志す理由や自分の個性、制作に対する姿勢を伝えたいのですが、ただ文章を書くだけではうまく伝わらない気もしています。

美大のポートフォリオに載せる自己紹介では、一般的にどんな内容を入れるべきでしょうか? また、審査官の目に留まりやすくするための書き方のコツがあれば、具体的に教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

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自己紹介では「なぜデザイナーになりたいのか」を一言で伝えよう

ポートフォリオの自己紹介は、いわばあなたという作品の表紙です。単なる経歴紹介ではなく、「どんな人がこの作品を作ったのか」を伝えるページだと思ってください。

まず大切なのは、デザインに向き合う姿勢です。なぜデザイナーになりたいのか、その原点を一言で伝えると印象に残ります。たとえば「身の回りのちょっとした不便を形で解決したい」など、リアルな動機があるとぐっと共感を呼ぶでしょう。

制作スタイル+今後の展望を書くことであなたらしさを示すことが大切

次に、自分らしさです。几帳面で構成を練るタイプか、直感で色を重ねるタイプか、などの制作の癖やこだわりを書くことで、作品とのつながりや人となりが見えてきます。

最後に、これから挑戦したいことを添えましょう。「デザインを使って人の気持ちを動かしたい」など、少し先の自分を描くことで、作品に物語が生まれます。過去・今・未来を一枚の文章でつなげるイメージです。

うまく書こうとしなくても大丈夫ですよ! 完璧な文章よりも、”あなたらしさ”が伝わることのほうがずっと強い印象を残します。それが、審査官に「この人の作品をもっと見てみたい」と思わせる一行になるのです。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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自己紹介では作品と人格の一貫性を示すことで説得力が高まる

ポートフォリオには、これまで自分が作成した絵画やデザイン、アプリケーションなどのほか、美術とは直接関係なくてもエネルギーを使って取り組んできたことについて、可能な限り詳しく書いてみることをおすすめします。

その内容が自分の制作意欲などに結びついていく場面があれば、それも詳細に書いていきましょう。

自己紹介文については、ただ文章を書くだけでなく、作品との関連性・一貫性と視覚的な工夫で個性を際立たせていくことが大切です。

特に、自己紹介文とポートフォリオに入れた作品郡が連動しているか、一貫性があるかを確認してください。たとえば、自己紹介で「人の感情を揺さぶるアートを目指している」と書いているのに、作品が技術的に緻密な工業デザインばかりだったりすると、メッセージがブレてしまいます。

影響を受けた作品や自分を象徴する言葉などを入れると差別化につながる

また、このような手法が認められていればですが、自己紹介文の欄に幼少期の写真、影響を受けた風景や美術作品、制作過程のラフスケッチ、アイデア出しの際のマインドマップなどを、小さくデザイン的に組み込んでみるのもおもしろいと思います。これにより、文章を書く能力だけでなく、デザイン的に情報を整理する能力も同時にアピールできますよ。

加えて、文章表現力・言語化能力に自信があるのなら、あなたの個性を象徴するようなキャッチコピーやキーワードを、文章の冒頭や目立つ位置に配置してみるのも良いでしょう。

言語化能力もデザイナーに必要な力の一つです。学校の国語の先生などの協力を得ながら、印象深い自己紹介文を作れるようチャレンジしてみてください。

以下の記事では就活の自己紹介で使えるポートフォリオの作り方を解説しています。ポートフォリオを活用して自分をアピールしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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