Q
大学3年生
女性
動画クリエイターとWebデザイナーの違いは何ですか?
就職活動を控えた大学3年生です。
もともと動画編集やデザインに興味があり、将来の仕事として「動画クリエイター」と「Webデザイナー」のどちらを目指すか迷っています。
どちらもクリエイティブな仕事というイメージですが、具体的な仕事内容や、将来性、必要なスキルなどにどのような違いがあるのかよくわかりません。
キャリアコンサルタントの方から見て、就職という視点で動画クリエイターとWebデザイナーの職種の特徴や魅力、向いている人の違いなどを教えていただけないでしょうか?
また、今の時期から就職に向けてやっておくべきことがあれば、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
違いは「映像で感情を動かす」か「情報を設計するか」!
動画クリエイターは、映像の企画、撮影、編集、演出などをおこない、動画コンテンツを作る仕事です。
Youtube動画やSNSの動画制作、広告映像、企業PR、採用動画などを作成します。細かい映像編集のスキルやカメラワークや音楽センスなどが問われます。
感情やストーリーで人を動かしたいという人や、将来的にフリーランスになりたい人は向いているでしょう。
Webデザイナーは、Webサイトやランディングページ、バナーなどのデザインや構成をおこなう仕事です。
情報をわかりやすく整理する構成力が問われます。Webサイト制作会社やIT企業、デジタル広告企業など安定的な就労形態が多いです。
実際に両方とも制作してみて適性を見極めよう
動画もWebサイトも今のうちに無料ツールを試しながら自分の作品を作り、ポートフォリオを作っておくと、就活の際にも役立てることができます。
両方とも制作することで、自分自身が動画制作が向いているのか、Webデザインのほうが向いているのかが見えてくるかもしれません。
映像制作会社や広告代理店、SNSマーケティング企業、Web制作会社、IT企業、デジタル広告企業など、関連企業の仕事内容や制作実績を確認することで職種や企業理解を深めることができますよ。
動画クリエイターは映像表現・Webデザイナーはサイト設計!
動画クリエイターとWebデザイナー、どちらもクライアントや社内の要望を形にするクリエイティブな仕事という点では共通しています。
しかし、具体的な仕事内容や求められるスキルには違いがあります。
重要なのは伝え方か見せ方かの違い
まずWebデザイナーは、Webサイトのデザイン制作が中心です。
大手企業ではデザインに特化した業務が多いですが、中小企業ではデザインだけでなく、コーディングやサイト運営、場合によってはディレクションも兼任することがあります。
一方、動画クリエイターはYouTubeやTikTokなど、映像コンテンツの制作がおもな仕事です。
企業のプロモーション動画や自社コンテンツの制作にかかわることが多く、編集スキルや、構成力、演出力が求められます。
両方の職種に共通して言えるのは、単に作るだけでなく、チームで協力して成果を出す力や、クライアントの意図を汲み取るコミュニケーション能力も大切だということです。
どちらも幅広い知識を吸収する勤勉さが必須!
また、どちらも深い専門性と幅広い知識をあわせ持つ「T型人材」が求められるため、専門分野を深めつつ関連知識も広く学ぶ姿勢が大切。
どちらも将来性のある仕事ですが、就職に向けて興味のある分野でポートフォリオを作り、小さな制作物でも実際に手を動かす経験を積んでおくと良いです。
やっていくうちに「楽しい!」「ここが学びになった!」という点は、面接でのアピール材料にもなるはずです。
以下の記事ではクリエイティブな仕事を20選紹介しています。また、未経験から目指す方法も解説しているので、「未経験からクリエイティブ系の仕事に就きたい」と考えている人はチェックしておきましょう。
以下の記事ではデザイン系の仕事を41選紹介しています。デザイン系の仕事に興味があり、就職・転職を目指しているという人は、ぜひ参考にしてください。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。






