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大学3年生
女性

総合商社の一般職(パン職)とはどんな職種ですか?

総合商社でパン職と呼ばれる一般職に興味があります。

ですが、そもそも「パン職」とはどのような職種なのか、明確にはわかっていないため、実際の仕事内容や総合職との違いを詳しく知りたいです。

また、商社の一般職を目指すにあたり、どのようなスキルや性格が求められるのかについても教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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総合商社の一般職(パン職)はチームの縁の下の力持ち!

総合商社のパン職(一般職)は、営業や企画を担う総合職を支えるサポート職です。

チームがスムーズに動くよう、事務処理や調整を担い、組織全体の成果を支える重要な役割を果たします。

サポート業務によってチーム全体の成果を支える職種

商社は取引先や部署間の連携が多く、正確さとスピードが求められます。

パン職は、受発注管理、資料作成、経費処理、スケジュール調整などを担当し、総合職が営業や企画に集中できる環境を整えます。転勤が少なく、地域に根差して働ける点も魅力です。

私の過去の支援でも、営業担当者が大口商談を控えている際には、パン職が資料やスケジュールを整え、社内外の調整をおこなうという説明をしてきました。表舞台には出ませんが、チームの信頼を支える縁の下の力持ちです。

パン職は丁寧さやコミュニケーション能力が求められる

パン職に求められるのは、正確さ、気配り、コミュニケーション力などが必要となってきます。Excelなどの事務スキルに加え、報連相を丁寧におこなう姿勢が信頼を生みます。

「人を支えることに喜びを感じる」「安定して働きたい」「ワークライフバランス」を重視したい方には、パン職は自分の強みを発揮できる理想的な職種です。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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総合商社の一般職(パン職)は総合職のサポート全般を担う

総合商社で花形とされる総合職に対して、一般職を揶揄する言葉として「パン職」と言われますね。すでに死語となった言葉だと思っていたので、ちょっと驚きました。

商社の一般職は典型的な事務職で、定型的な業務が多いと思われがちですが、営業事務のような形で総合職のサポートに入ることも多いと思われます。

英語力と事務処理能力の両立が求められる職種

また、事務職と一口に言っても、海外と取引があるような商社であれば受発注、納期・在庫管理、契約書の作成と内容のチェック、貿易に関する保険の手配、海外支店との連絡などもあります。

そのため、英語も含めた幅広いスキルと、書類を間違いなく作成できる堅実性、社内外の職員と円滑なコミュニケーションを取ることができる柔軟性が求められていくでしょう。

総合職と異なり海外への転勤などはなく、ライフワークバランスを取りやすいところが特に女性の就活生から人気になっており、有名商社であれば採用のための倍率は数百倍になる場合もあります。

求められるスキルについては一般的なものですが、それぞれがハイレベルなものでなければ、採用に至ることは難しいでしょう。

以下の記事では商社の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。特に5大商社への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。

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