Q
その他
回答しない
就活で正直者は必要とされないのでしょうか。
「面接官は就活生の勤勉さや正直さなんて見ていない」という噂を聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
ネットの噂を見てみても、「正直者は就職不可能」「面接官が見ているのは就活生が金を稼いでくれるかだけ、その能力があるのなら大嘘つきでも採用する」「ありのままなんて相手も見せてないのだからこっちも見せる必要はない」「相手も悪い情報は全部隠しているんだからこっちも悪い情報は全部隠していい」「勤勉さや正直さなんて見ていないとか、言われなくてもとっくに就活生全員気付いているわ」など、絶望的な意見が数多く載っています。
結局、就活も転職も大嘘を吐いて、金を稼げる能力をどれだけ捏造できるのかの勝負でしかないのでしょうか? 正直者など端から必要とされてないのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ネットの意見ではなくリアルの声にたくさん触れよう
そのようなネットの噂は聞いたことがないのですが、本当に数多く載っているのですか。そのような意見があるサイトをわざわざ探して、集中的に見ているのではありませんか。
インターネットでは、無責任に愚痴や思いを吐き出すのに長けたサイトもあります。
「就活にうんざり、地球爆発しろ!!」「宝くじを当てて働きたくない」と書いたところで、真実性を問われるものではありませんし、ネットの噂を真に受けて「地球の爆発を望む人が多数いる」なんて思う必要はないのです。
勤勉さや正直さが評価されないのはアピールや選考に臨む姿勢の問題
ひょっとして「正直で勤勉な自分が内定がもらえないとしたら、理由は何だろう?」とお考えでしょうか。その答えを探していくなら、使うべきはインターネットではなく、リアルでの人との出会いや対話です。
勤勉さや正直さは見られているし、必要とされています。ただ、伝え方の工夫はあり、言葉選びが雑では伝わるものも伝わらないのです。
インターネットサイトを愚痴を吐き出す場所として使うこともよくある話です。愚痴を言ってすっきりしたら、リアルの世界で工夫と折り合いどころを見つけていきましょう。
就活についてのリアルでの相談先は、こちらの記事で詳しく解説しています。相談相手の選び方も説明しているので、参考にしてください。
採用では多様な基準で評価が成されている
面接官が就活生の勤勉さや正直さを評価しないという噂は、必ずしも真実ではありません。実際には、多くの企業は個人の価値観や性格、そしてその人がチームや組織文化にどのようにフィットするかを重視しています。
勤勉さや正直さは、長期的な成功に不可欠な要素であり、多くの面接官はこれらの特性を高く評価します。
確かに、一部の企業や面接官は短期的な成果や特定のスキルセットに重点を置くかもしれません。しかしそれは全体像の一部に過ぎませんし、今備わっているスキルはやがて陳腐化するもので、長期的な視点で見れば、正直で信頼できる従業員は企業にとって大きな資産です。
正直者が就職において不利になるという一般化は、実際の職場環境や採用基準の多様性を反映していない可能性があります。
正直さや勤勉さは社会人としての価値を高める強み
就活生は、自分の強みや価値観を正直に伝えることで、自分に合った企業を見つけることができます。自分を偽ることは、最終的には自分自身や企業にとって不利益になることが多いです。
企業は、単に金を稼ぐ能力だけでなく、チームワーク、コミュニケーション能力、問題解決能力など、多面的な能力を持った人材を求めています。
したがって、就活生は自分の真実を大切にし、自信を持って面接に臨むべきです。勤勉さや正直さは、時間が経つにつれてその価値が認められることが多く、長期的なキャリア形成においてはこれらの特性が強みとなります。
就活は嘘つき大会だと感じる就活生に向けたアドバイスは、こちらのQ&Aでもチェックしてみましょう。