Q
大学3年生
男性
スポーツメーカーの年収が低いというのは本当ですか?
私は好きなスポーツにかかわる仕事がしたくて、スポーツメーカーへの就職を目指して就活中です。
しかし「スポーツメーカーは他業界に比べて年収が低い」という話をネットで見てしまい、正直かなり不安になっています。
もちろんやりがいはお金には代えられないと思っていますが、将来的な生活も考えると年収が低いのは少し心配です。
スポーツメーカーの給与水準は、ほかの大手企業と比べて低いのでしょうか? もし低い場合どのような理由が考えられるのか教えてください。
またスポーツメーカーの中でも年収が高い企業や、年収を上げるためのキャリアパスなど具体的なアドバイスや意見を伺いたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
一概に低いわけではないが低くなる構造はある
年収が低いかは一概には言えませんが、大手総合メーカー、インフラ、商社、製薬会社、IT大手などと比べるとスポーツメーカーは年収が低い傾向があります。
理由としては利益率があまり高くないことや、広告費・研究開発費も必要なことが挙げられます。
またブランドの人気が高いので、給与が低くても応募者が集まります。人気職種なので倍率が高く、給与が上がりにくい側面もあります。
稼ぎやすい職種や企業へのステップアップも視野に入れてみよう
一方、誰もが知っている外資系のスポーツブランドや日本の有名企業は高い年収が見込まれます。
職種としては、総合職、研究、海外企画などは伸びやすいですが、店舗での販売職は比較的低いです。
スポーツ好きが集まる業界なので、「給料よりもこの仕事が好きだからしたい」と考える人も多いと思います。
もし入社するなら、経験を積んで専門性を高め、本社の総合職へのキャリアアップや、外資系ブランドへの転職も視野に入れると良いでしょう。
市場規模から年収は決まりやすい
まず「メーカー」という業界自体は、他業界と比較して年収水準は高めです。
そのメーカーのなかでスポーツメーカーが極端に低いわけではありませんが、極端に高いわけでもありません。
理由の多くは市場規模の違いです。
食品業界(市場規模100兆円超など)や自動車業界に比べ、スポーツ用品業界は市場規模が小さくなります。
市場規模が会社の売上規模に影響し、それが給与水準に反映されるのです。
年収アップの王道は昇進と心得よう
なおどのメーカーであっても、年収を上げる最もわかりやすいキャリアパスは、昇進して管理職になることです。
以下の記事ではスポーツメーカーの特徴や向いている人などを解説しています。スポーツメーカーへの就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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