Q
その他
男性
新聞社に就職するには、どんな大学に入れば良いですか?
私は高校生で、将来は新聞記者になりたいと思っています。
そこで、大学選びについて悩んでいるのですが、新聞社に就職するためには、どれくらいのレベルの大学に入れば良いのでしょうか? 「難関大学でないと厳しい」といった話を聞いて、自分の学力では難しいのではないかと不安を感じています。
また、新聞社に強いつながるコネクションがある大学や、就職に有利におこなう学部があれば知りたいです。
受験する大学を決めるうえで参考になる具体的なアドバイスや、新聞社が採用で重視する大学のレベルについて、教えてもらえますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
大学では決まらない! 知識や経験を見られている
確かに新聞社の採用は難関大学出身者が相対的に多い傾向はありますが、決め手となるのは必ずしも大学名ではありません。
筆記(教養・時事)、記述・作文、取材経験の厚み、面接での論点整理のほうがより重要です。
また、学部は不問で、法・経・文・社会・理系でも活躍例があります。
6点のポイントを意識して出版社への就職につなげよう
高校生の段階で意識したいことは以下の6点です。
一つ目は、大学選びは偏差値よりも学生新聞・放送研究・ジャーナリズム講座・海外留学枠・データ分析科目がそろっている環境を探してみることです。
たとえば、慶應義塾大学にはメディア・コミュニケーション研究所というものがあり、学部生でも参加することができます。
二つ目は、入学後は取材実績(学生メディアや地域紙への寄稿、写真・動画も含む)を蓄積していくことです。
三つ目は、語学と統計・データリテラシーを強化しておくことです。
四つ目は、大学在学中の報道・編集インターンに参加することです。
五つ目は、できるなら、OB/OG訪問で職種を知っていくことです。
六つ目は、採用試験(教養・作文・面接・カメラ)の対策軸を早期に把握しておくことです。
地方大学でも、作品ポートフォリオと自分の関心領域での一次情報を積み上げておけば、十分に戦えます。
大学がすべてではない! 社会の知識を幅広く学ぼう
新聞記者を目指して大学選びを考えているなんて、すばらしいですね。
確かに、私の周囲の新聞社勤務の方も国公立大学出身が多く、全国紙では東京大学・京都大学・一橋大学・早稲田・慶應などの難関大学出身者が目立つというデータもあります。
とはいえ、それだけがすべてではありません。地方紙や業界紙では、幅広い大学の出身者が活躍しています。
大学で重要なのは「どこに入るか」より「何を学ぶか」です。
新聞社では、法学・政治学・社会学・経済学など、社会を幅広く理解できる学部が有利と言われています。特に、上智大学文学部新聞学科や日本大学法学部新聞学科など、新聞学科のある大学は人気があるようです。
出版に通ずる経験を積む! 具体的な活動をしよう
しかし、学歴よりも大切なのは、取材・発信・文章を書く経験を積むことです。大学に入ったら新聞サークルやメディア系の活動に積極的に参加してみましょう。
SNSの発信やブログの執筆も実力アップにつながります。社会を見つめ、言葉で伝える力、それこそが記者を目指すあなたの一番の武器になります。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。





