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文房具メーカーへ就職するのに、有利な大学はありますか?
文房具メーカーへの就職を目指している高校生です。
将来、大手文房具メーカーの開発職や企画職に就職したいと考えていますが、どれくらいのレベルの大学に進学すれば良いのかわからず、受験校選びで迷っています。
文房具メーカーに就職するには、有名大学のほうが有利なのでしょうか? それとも、専門分野を学べる大学を選ぶほうが良いのか教えていただきたいです。
周りの友人は「とりあえず偏差値の高い大学へ」と言いますが、現時点で自分の志望する就職先に有利となる大学を選ぶべきか不安です。
文房具メーカーへの就職を目指すために、高校生の私が今から考えるべき大学の選び方や、大学でどのような勉強をおこなうと有利になるか、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
大学よりも学びと実績! 仕事に必要な点を押さえよう
文房具メーカー就職の観点で有利なのは、大学名の看板ではなく、志望職に直結する学びとポートフォリオです。
開発なら機械・材料・化学系でポリマー・トライボロジー・金型成形の基礎、品質なら統計(QC七つ道具、実験計画法)の知識・経験、企画・営業ならマーケ/消費者行動・リサーチ設計などが評価されます。
美大・デザイン系はプロダクトやパッケージで強みが出やすい一方、総合大学でも産学連携・学会発表・ビジネスコンテスト・ユーザー調査などの経験を積み上げれば十分戦えます。
目指したい学科を探して小さなアウトプットを試そう
高校生の段階で意識したいことは以下の通りです。
・志望職と合う学科がある大学を探す
・CAD、3DCG、統計ツール(Excel統計、R)などについて基本的にどのようなものかを理解する
・日常観察から使いにくさなど課題の発見→試作→検証の小さなプロジェクトを継続する
・展示会、文具見本市に行ってみてレポートを蓄積する
これらを意識すると大学在学中の差がつくでしょう。
大学選びは偏差値より学べる中身×アウトプット機会で判断してください。
高校生のうちはまだ学問の中身や機会などについてはわからないことも多いかと思うので、大学のオープンキャンパスなどで確認してみるのも一手です。
大学で選ばない! どんな仕事をしたいかを考えよう
素晴らしいですね。高校生のうちから将来を見据えて大学を考えているなんて、すでにキャリアの第一歩を踏み出しています。
まず伝えたいのは、文房具メーカーに就職するのに「偏差値」はあまり関係ありません。大切なのは、あなたがどんな仕事をしたいかです。
職種で必要な学びが変わる! 大学について調べよう
たとえば、開発職を目指すなら工学系(機械・化学・電気電子など)が有利です。実際、文房具の開発では材料や構造の知識が役立ちます。
一方で、企画やマーケティング職なら経済・商学・社会学・デザイン系などもおすすめです。アイデアを形にする力や、消費者のニーズを読む力が磨けます。
多くの大学には社会人向け企業連携授業や、実際の企業と商品をつくるプロジェクトもあります。そうした実践的な学びがあるかどうかを、大学の説明会やオープンキャンパスで確認してみましょう。
文房具メーカーに有利な大学というより、自分の好きと学びたい内容が重なる場所を選ぶのが近道です。好きなものを追いかける人こそ、将来アイデアで世界を動かす仕事に出会えますよ。
以下の記事では文房具メーカーの特徴や向いている人などを解説しています。文房具メーカーへの就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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