Q
大学3年生
女性
外資系CAとは、どのような仕事内容ですか?
就職活動を控えている大学3年生です。幼い頃からの夢だった客室乗務員(CA)になりたいのですが、特に給与やキャリアの面で魅力的な外資系CAに関心を持っています。
しかし、いざ就活を始めようと情報収集をしても、日系と比べて外資系CAの具体的な仕事内容や、採用基準、募集時期などの情報が少なく、どのように対策を始めれば良いのかわかりません。
外資系CAとして働くことの醍醐味や、逆に厳しい点、求められる語学力やスキルはどのようなものがありますか? また、外資系航空会社の選考ではどのような点が重視されるのか教えていただきたいです。
外資系CAになるために、今から具体的に取り組んでおくべきことや、効果的な就活のアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
保安要員も兼ねる! 幅広い対応力が必要となる
外資系CAの仕事は、機内サービスだけでなく保安要員としての役割が中核です。
乗務前のブリーフィングで保安・医療対応・顧客特記事項を共有し、離着陸や乱気流時の安全手順、機内アナウンス、クレーム対応、遅延時の乗継案内まで一連を担います。
航路や機材が頻繁に変わるため、標準手順の厳守と状況判断が同時に求められ、多国籍クルー・多文化の乗客に合わせたコミュニケーションが日常です。
醍醐味は国や文化の壁を越えたサービス体験とキャリアの国際性にあります。
また、厳しさは時差・長時間立ち仕事・不規則勤務、そして評価が定量・定性の双方で厳格な点にあります。
必須の5点を準備! 会社ごとの選考情報を集めよう
選考では実務英会話(面接・ロールプレイでの瞬発力)、ホスピタリティ、危機対応、チーム適性、身だしなみ基準、身長やアームリーチ条件、スイムテストなどが重視されています。
準備としては、以下の五点を軸にしてください。
①英会話はCEFRでB2〜C1相当を目安に即応会話を鍛えること
②接客・クレーム対応の職務事例を蓄えておくこと
③航空用語・保安基礎を学ぶこと
④オンライン面接の画角・表情・発声を磨いておくこと
⑤身だしなみは会社基準で事前調整すること
募集は通年・短期集中など会社ごとなので、情報収集が必須です。日本語になっていない情報も抜かりなく集めておきましょう。
接客のみではない! 異文化の人への対応が求められる
外資系の客室乗務員(CA)は、単に英語で接客する仕事ではありません。国際線が中心のため、文化や価値観の異なる乗客に対応する柔軟性や、チームで冷静に判断する力が求められます。
仕事内容は機内サービスに限らず、緊急時対応や体調・感情のセルフマネジメント、異文化チームとの協働など多岐にわたります。
時差や長時間勤務など体力的な負担もありますが、世界中の人とつながれる喜びは何よりの魅力かと思います。
ホスピタリティ意識で訓練! 語学と対人力を磨こう
日本の航空会社ももちろんですが、外資系CAは特に訓練中から「ホスピタリティと安全管理を両立できるか」を徹底的に見られるそうです。
特に英語力はTOEIC800点以上が目安で、面接では笑顔や立ち居振る舞い、会話のテンポなど人柄そのものが評価されます。
採用では多国籍の面接官と英語で話すことも多く、英語面接やグループディスカッションの練習が有効です。今から語学力に加え、海外経験やボランティアを通じて多様な人とかかわる力を磨き、自分の軸を言葉で伝える準備をしておくと良いでしょう。
また、同時に国内の航空会社に向けた就活をおこなうことも、自身の夢を叶えるためには有効になるので、ぜひ経験の一環として受検してみてください。
以下の記事では航空会社の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。航空会社への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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