Q

大学3年生
男性

重電メーカーへの就職を希望しています。

重電メーカーへの就職を考えています。社会インフラを支える点に魅力を感じていますが、志望動機を考えると「社会貢献」という抽象的な言葉にまとまってしまい差別化が難しいと感じています。

重電メーカーの採用担当者に響く説得力のある志望動機を作るためには、どのような観点で企業研究や自己分析をおこなうべきでしょうか?

またどのような人材が求められているのか、入社後のキャリアの描き方と併せて具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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重電メーカーを目指すなら企業理解を深めよう

志望動機が書けない理由は人それぞれですが、よくある原因のひとつに「企業や仕事についての情報不足」があります。

たとえば「どんな会社なのか」「どんな仕事をするのか」という相手への理解が足りないと「ここに共感したから」「この部分で自分の強みを発揮できそう」などの具体的な動機が思い浮かびにくいんです。

「働く視点」で企業研究をすると動機の具体性が一気に高まる

「企業研究はしてるのに、志望動機が出てこない」という相談もよくあります。そんなときは「どの視点で企業研究をしているか」を見直してみてください。

たとえば会社の商品やサービスを調べるとき、消費者目線で「これ便利そう」と見るだけで終わっていませんか。 大切なのは「自分がその会社で働く立場になったとしたら」というサービス提供者の視点で情報を見てみることです。

そうすると「お客さんのもとに足繁く通って信頼を築く必要があるな」とか「社内外で多くの人と調整しながら進める仕事なんだな」といった具体的な業務イメージがつかめてきます。

そして「自分は人との信頼関係づくりが得意」「調整役としての経験がある」といった自分の特性と重ねやすくなり、「ここで活躍できそう」「力を発揮できそう」という志望動機につながっていきます。

競合他社のHPを見比べよう! 求める人物像を把握するのが鍵

質問者さんの場合、重電メーカーという前提で「どのような人材が求められているのか」「入社後のキャリア」についての質問がありますが、これらは企業のホームページ(HP)にはっきりと書かれています。

まずは主要な重電メーカー5社のウェブサイトや、採用情報を調べてみましょう。必ず求める人物像が記載されています。

また会社のウェブサイトには、どのような仕事内容があるのかどのようなキャリアを描けるのかも記載があります。

そういうことを調べるのが企業研究であり、その手間をかけてしっかりと情報収集をしている人が、面接やESで採用担当者に刺さるアピールができる人なのです。

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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重電メーカーは社会貢献と技術の2軸で考えよう!

重電メーカーは、電力の送配電や都市開発の重機などの社会のインフラ(基盤)を支える仕事です。

そのため、単なるサービス業や物販とは異なり「社会に貢献したい」という視点が重要になります。また近年は自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった「技術の進歩」も大きなテーマです。この社会貢献と技術の2軸で考えると良いでしょう。

業界研究も重要です。同じ重電でも、発電、送配電、重機など業種によって個性があります。

「なぜその業界なのか」そして「なぜ競合他社ではなく、その会社なのか」を明確に結びつける必要があります。

地道な努力を継続できる人材が求められる!

求められる人材としては製品が完成するまでに時間がかかる分野ですので、瞬発力よりも計画性を持って地道な努力を継続できるような人が求められる傾向にあります。

企業比較の際は各社のHPでパーパス(企業の社会的意義や方針)を確認し、技術、社会貢献、グローバル展開など、どこに重点を置いているかを見極めるとその企業ならではの志望動機が作れるはずです。

あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう

就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります

自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

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