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既卒とはいつまでを指すのでしょうか?
大学を卒業して就職活動を始めました。現在、卒業して1年ほど経つのですが、就活市場で既卒という状態はいつまでを指すのか知りたいです。
就職サイトや企業の採用情報を見ていると、「既卒3年以内」と書かれているのをよく見かけます。卒業後3年が過ぎると、新卒枠での応募ができなくなるのは理解しているのですが、それ以降は中途採用枠でしか応募できないということでしょうか?
私のような卒業後間もない時期であれば、まだ既卒として新卒採用枠に近い形で選考を受けられるのか、それともすぐに中途採用として扱われるのか、よくわからず不安です。
既卒の定義が適用される期間の一般的な考え方や、その期間を過ぎた場合の就職活動の戦略について、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
既卒は基本的に「卒業後3年以内」を指すことが多い
「既卒3年以内」という言葉は、2010年のリーマンショックや、2011年の東日本大震災と新卒市場に深刻な影響があった出来事の際にできた言葉です。
この時期、内定取り消しなどが問題となり、厚生労働省が翌年以降、前年度に内定が決まらなかった人たちにも、今年度の新卒者と同じように扱ってください、という流れを作りました。
これにより、ハローワークなどでは、新卒の人だけでなく卒業後3年以内の人まで、新卒向けの求人に応募できる流れができました。
一方、民間の求人情報サイトでは、「既卒」ではなく「第二新卒」という言葉が使われ、第二新卒用の採用サイトや枠が設けられるようになりました。
これは、経験の浅い若い人を、卒業した人として新卒と同じように採用するという動きとして始まったものです。
現在は売り手市場であるためチャンスが多い!
しかし、現在は売り手市場が5年ほど続いていると言われています。
求人も豊富にあるため、「既卒」という立場をそれほど気にする必要はないというのが正直なところです。
中途採用向けの求人にも応募できますし、「既卒も可」と書いてあれば新卒向けの求人を受けられる可能性もあります。経験者採用でなければ、未経験の若い人材を求めている企業も多いです。
既卒の新卒枠応募は「卒業後3年以内」が目安!
就職活動市場で既卒として新卒枠に応募が可能なのは、一般的に卒業後3年以内が目安です。
厚生労働省の指針にもとづき、多くの企業が3年以内の既卒を新卒と同様に扱うことで、採用の機会均等を確保しているためです。
有利な時期を活かすための戦略的な活動をすぐに始めよう
私の過去の支援でも、卒業後1年目はまだ新卒枠に近い形で応募できる有利な時期にいると伝えてきました。
3年を過ぎた場合は、既卒期間の具体的な活動やスキルを中途採用向けの職務経歴として整理する必要があります。
3年以内という期限を意識し、新卒の熱意と既卒の計画性を両立させた戦略的な活動を今すぐ始めてください。3年目以降は、「どういうことをしたか」という実績が問われてきます。
以下の記事では既卒就活を成功させるための方法やポイントなどを解説しています。現在既卒の立場にあり、就職を目指している人は、ぜひ参考にしてください。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。






