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合わない仕事を続けるべきか悩んでいます……。

今の仕事が自分に合っていないと感じてから、すでに半年以上が経ちます。毎日「辞めたい」という気持ちを抱えながら働いており、とてもつらい状況です。

具体的には、人間関係もうまくいかず、仕事内容も自分の強みや価値観に合っていません。出勤前は憂うつになり、仕事中はミスが増えて成果も出せず、自己肯定感も下がっています。

「石の上にも三年」とよく言いますが、このまま我慢して働き続けることで得られるものはあるのでしょうか。それとも、自分の心身の健康を優先して、早めに転職を考えたほうが良いのでしょうか。

もし転職するなら、今すぐに動くべきか、それとも転職先を決めてから辞めるべきか、キャリアコンサルタントの方から客観的な意見と、今後取るべき具体的なアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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合わない仕事は無理に続けず心身の健康を最優先に考えるべき

今の仕事が合わず、人間関係、仕事内容のミスマッチから、毎日つらい気持ちで、仕事中はミスが増え、自己肯定感が下がっているのですね。心身の健康が心配される状況とお察しします。

結論から言うと、「石の上にも三年」と言わず、心身の健康を優先して早めに転職をしましょう。

今の相談者さんは負のループに陥っています。

負のループに陥っているときは早めの転職が合理的な選択になる

私も過去に、自分の強みや価値観に合わない仕事をし、仕事が手につかず成果も出ない、上司に叱責され自己肯定感が下がる、余計に仕事が手につかなくなる……という負のループに陥り、結果的に心身の健康を損ねた経験があります。

心身の健康を損なうと、回復にかなりの時間を要します。 相談者さんにはご自身の心身の健康を優先してほしいです。

転職に向けての行動は、以下の手順をおすすめします。

・転職先を決めてから辞める:ご自身の経済状況や精神状態を考慮し、在職しながら転職活動をおこない、転職先を見つけてから辞めることを強くおすすめします。失業期間を作らずに、冷静に次のキャリアを選ぶことができます。

・徹底した自己分析:転職先で同じ状態にならないよう、自己分析をして、自身の強み・弱み・価値観を言語化してください。特に「何が合わなかったのか」を明確にすることが、次の職場選びの重要な軸になります。

・現職での割り切り:在職しながら転職活動をおこなう場合は、現職では最低限の仕事をするだけで良いと割り切ってください。

何を言われても「どうせ辞めるし」と心のなかで思って流し、精神に負担がかからないようにすることを最優先にしましょう。

今のつらい経験は、あなたに本当に合う働き方を見つけるための貴重な学びとなります。ご自身の心身の健康と未来を優先して、行動を起こしてください。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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次の選択肢を決めるうえでまずは半年間の変化を分析しよう

「今の仕事が合っていないと感じて半年以上」とのことですが、まずは半年前の状況を振り返ってみましょう。

当時も同じ会社にお勤めでしたか? 業務内容や会社の体制に変化はあったでしょうか? その変化を詳しく分析することで、転職によってより良い状態が得られるのかを判断する材料になります。

社会人基礎力の不足なのか環境の問題なのかを見極めよう

経済産業省が提唱する「社会人基礎力」という概念があります。

これは、職場や地域社会で多様な人々とともに仕事をするために必要な基礎的な力で、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力の3つに分類されます。

基礎体力がないと、どんなスポーツ種目をやっても成果が出にくいように、仕事もこの基礎力が不足しているとうまくいきにくくなります。基礎力が十分でないまま転職した場合、同じ悩みが繰り返されるかもしれません。

今の悩みは社会人基礎力の不足から来ているものなのかを考えてみましょう。その判断材料となるのが、悩みが始まった半年前より前の時期に、どのような状態だったのかという点です。

社会人基礎力の一つに、現状を分析し、目的や課題を明らかにする力を指す「課題発見力」があります。今の悩みをテーマに、まずはこの課題発見力を養ってみることは、現職でも転職後でも必ず役立ちますよ。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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