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就活は何がそんなに難しいのですか?
就活が難しいという声を先輩からよく聞くので、漠然とした不安があります。ただ、何がそんなに難しいのかよくわかりません。
具体的にどんなところでつまずくのでしょうか? 難しいところの対処法とか、就活をうまくいかせる方法があれば教えていただきたいです。それとも難しく考えすぎない方が良いのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
多くの情報や企業の中からやりたいことを見つけるのが就活の難しさ
就職活動の難しさというのは、人それぞれだと思います。ただ、そもそも小さな頃から将来の夢が決まっている人や、どうしても入りたい企業が決まっているという人はごく僅かなのではないでしょうか。
そのため「どこかの企業に所属して会社員になりたい」と思って就職活動を始めても、たくさんある企業の中からどのような軸で企業を選んだら良いのか、戸惑ってしまう人が多いように思います。
たとえば業界研究や企業研究をしたり、インターンシップや会社説明会に参加したりしていく中で、情報が多すぎてわからなくなってしまうことがあるかもしれません。
またエントリーシート(ES)や面接の準備をする際には、自分がどんな人間なのか自己理解を深めながら、企業との接点を探していく必要があります。その途中で、自分自身のことがよくからなくなってしまうという悩みも聞くものです。
選考や面接を受け始めてからも、不採用が続くと「どこの会社からも必要とされていないのかもしれない」と不安な気持ちになる人もいます。
悩むのは選択肢が広いからこそ! 就活は楽しんで取り組もう
ここまで就活の難しさを並べてきましたが、就職活動というのは、自分自身のこれからの人生について考える良い機会です。
選択肢が豊富にあるというのは可能性が幅広い証でもあり、素敵なことだと思います。あまり構えすぎずに、楽しみながら取り組んでみてください。
自己分析・企業選び・面接の3つの場面が特に難しい
就職活動をしていてここでつまづく、という箇所をいくつかお伝えします。そのつまづきポイントが就活の難しさになっている可能性が高いです。
①「自己分析」
自分自身の考え・価値観・性格・特徴など、普段深く意識せずにいる自分の内面を言語化することをいいます。
就職したい企業を選ぶときにも、面接で質問を受けるときにも「なぜそう思うのか」ということを問いかけられるため、自己分析は就活で必須です。
たとえば面接では、以下のような根本的な質問に対して明確に答えられなければなりません。
「いろいろな業界がある中でどうしてこの業界が良いと思ったのですか」
「この業界にはたくさんの会社がありますがどうして弊社を選んだのですか」
「あなたの長所はどういったところで、どのようにして弊社に貢献できますか」
「あなたにとって働くとはどういうことですか」
自分自身の頭の中を言語化して他人に伝わりやすい形で整理すること、この難易度が高いのです。
②「企業選び」
現在日本には400万社以上の法人があります。業界もさまざまです。これら無数の会社の中から自分が良いなと思える会社をどう選ぶかが難しいのです。
会社を選ぶときにも自己分析が大切になってきます。自分は何をしたいと思っているのか、何に興味があるのか、何が得意で何をしているときにやりがいを感じるのか。
これらを整理できていれば志望先を選びやすくなりますが、それがなければ何を基準にして会社を選べば良いかわからないのです。
③面接
面接自体の難しさを訴える人も多くいます。自己分析をして自分の内面を言語化したとしても、それを相手にわかりやすく、自分に興味を持ってもらうように伝えることは別のスキルです。
初めて訪問する場所で、ほぼ初対面の年上の相手(しかも複数人いることが多い)からさまざまな質問を受けます。このような緊張する状況で、自分自身を思うようにアピールすることは簡単ではありません。
早めのスタートや適切な情報収集で就活の難しさを乗り切ろう
ただし、難しさはあるのは事実ですが、今はさまざまな情報が豊富に揃っていて、準備の方法も共有されています。大学のキャリアセンター(就職課)や就活エージェントなどのサポートも受けることが可能です。
よくある相談が、「周囲の人が動き始めていたけど、何となくやる気が起きなくて準備のタイミングが遅くなった。今からでも間に合いますか?」というものです。
そうならないためにも、早め早めに情報収集をスタートさせ、計画的に準備することで就職活動を成功させてほしいと思います。
就活が難しいと聞いて不安な人は、まず全体像をつかんで就活のイメージを付けておきましょう。以下の記事が流れを把握しやすいためおすすめです。
就活で必須の準備や対策はこちらの記事にまとめています。
何から手を付けるべきかわからない人は、こちらの記事で確認しておきましょう。
実際に就活を始めてから、難しいと感じて壁にぶつかることもあるかもしれません。以下の記事で対処法や考え方を解説しているので参考にしてみてください。
就活を不安に感じたときにすべきアクションはこちらの記事で解説しています。
すでに就活が難しいという悩みを抱えている人は、周囲や就活について詳しい人に相談するのがおすすめです。こちらの記事で相談先14選と選び方を解説しています。