就活は焦る必要まったくなし! 内定にぐっと近づく5つの考え方

この記事にコメントしたキャリアアドバイザー

  • 上原 正光

    Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として…続きを見る

  • 渡部 俊和

    Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。…続きを見る

  • 隈本 稔

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく…続きを見る

この記事のまとめ

  • 就活の焦りはさらに内定を遠ざける悪循環に陥ることもある
  • 就活で焦る必要は全くない
  • 就活への焦りを払拭するには考え方を変えることが大切

就活が本格化してしばらくすると、毎年就活に焦る学生は増えていきます。「周りは内定を持っているのに自分は1つもない」「段々とエントリーできる企業が減ってきた」と周囲や自分の就活の進み具合から焦りを感じる人もいるのではないでしょうか。

チャンスに限りがある就活で、焦りを感じることは当然です。しかし、就活に焦ってばかりでは、さらにチャンスを逃して悪循環に陥ることも。考え方を見直し、焦る気持ちを払拭して就活に臨む必要があります。

この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、渡部さん、隈本さんのアドバイスを交えつつ、焦る気持ちを克服する5つの考え方を解説します。また焦りの原因から解説するので、自分の気持ちと向き合ったうえで、効果的な改善策を考えていきましょう。

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目次

周りの就活生はこんなときに焦る!

基本的に就活は「合否が出る」「周囲と比較できる要素が多い」などの理由で焦りやすいものです。まずは多くの学生がどんなときに焦りを感じるのかを知っておきましょう。理由が違えば焦りの克服方法も変わってきますよ。

第一志望に落ちた! 選考がうまくいかない

第一志望群の企業に落ちてしまうと、その企業への熱意が高かった分焦ってしまいがちです。人によっては「その企業しか考えていなかった」という人もいることでしょう。

企業研究や面接練習など入念な選考対策を重ねた結果落ちてしまうと、その分ショックも大きく自信を失ってしまうものです

「この企業以外にどこにエントリーしたらいいかわからない」「別の企業に入社したとしてもしっかりと働けるのだろうか」と迷いや焦りの気持ちを抱えてしまう学生もいるかもしれませんね。

上原 正光

第一志望合格率に関するデータははっきりしたものがありませんが、2割~3割ほどと言われています。大半の人は第一志望を取り逃がしがっかりしてしまうようです。

周りは次々と内定……周囲に取り残される

1年間の就職内定率

就活は多くの学生がほぼ同じタイミングでスタートさせます。しかしそのあとの進み方や終わるタイミングは人それぞれ。早めに内定をもらい早々に就活を終わらせる人もいれば、内定を複数もらう人も出てくることでしょう。

リクルートキャリアの就職プロセス調査 (2021年卒)「2021年3月度(卒業時点) 内定状況」によると、7月時点では7~8割以上の就活生が内定を獲得しています。この頃になると、周りに内定を持っている人が増えるため焦りを感じやすくなりますよね

人によっては人よりも自分が劣っているとネガティブな思考になってしまう人もいるのではないでしょうか。また、内定をもらった企業の知名度や難易度からも比較をしてしまい、焦りを感じる人もいるかもしれません。

いつの間にか就活終盤……選択肢が狭まってきた

一般的に就活は大学3年生の3月から始まりますよね。それに合わせて、3月の時点では多くの企業が募集をかけていますが、就活が進むにつれ徐々に募集を締め切るところが増えてきます。そのため「もう応募すらできないのでは」と不安に感じ、焦ってしまう人もいることでしょう。

また、就活をあまり精力的におこなっていなかった人は「気付いたら応募したい企業、応募できる企業がなくなっていた」ということも起こっているかもしれません。

渡部 俊和

上記のような外部的な要因以外でも、「それほど行きたい会社が見当たらない」「会社選びの基準に自信が無い」といった内面的な要因で焦る人もいるかもしれません。「活動のモチベーションが上がらない」などもありそうですね。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みを分析し、ピッタリの職業を診断できます。

My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

まずは確認したい大前提! 就活のゴールを理解しよう

意識しておきたい就活のゴール

就活に焦る人は、まず就活のゴールを見直すことから始めましょう。就活のゴールは「内定を獲得すること」ではありません。「内定をもらった企業に入社して、いきいきと働くこと」が就活のゴールです。

重要なのは、内定を多く・早くもらうことではなく、卒業までに本当に「自分と合っている」と思える企業から内定をもらうこと。焦ってしまうと、内定をもらうことを優先してしまい、企業の見極めがきちんとできなくなることが考えられます。入社後を見据えた就活のゴールは見失わないようにしましょう。

キャリアアドバイザーコメント

就活は人生設計にもかかわるからこそ長期的な視点で考えよう

就活は、社会人としての責任を持って、業務に従事する企業を決めるための活動です。これまで経験したアルバイトとは、職場で求められる成果や責任も異なります。そして、働くことを通して、自分のキャリア設計はもちろん人生設計を継続することになります。

就職して時間が経てば、企業で求められる責任や役割も変化していくため、就活の時には想像していなかったような変化があることも少なくありません。ただ、これまで働いたことがない学生は企業の全てを知ることは難しく、働かなければ自分とのマッチ度はなかなかわかりません。

就活の期間ではなく自分と向き合うことが大切

そのため就活では、自分の仕事に対する価値観や今後求める人生像を、いかに深掘りできるかが重要になってきます。少しでも自分と就職先とのミスマッチを減らすために、まず自分を知ることにウェイトを置く必要があるのです。

内定をもらってから就職した後に、自分が求めることと現実とのズレをどれだけ修正できるかが重要なので、就活の期間に焦るのではなく、自分と向き合う時間を増やすことを意識しましょう。

就活にまったく焦る必要はない5つの理由

就活にまったく焦る必要はない5つの理由

  • 内定の量と獲得スピードは関係ない
  • 本来の自分をアピールできなくなる
  • 焦って内定を決めると後悔することも
  • 秋~通年採用をおこなう企業も多くある
  • 就活には縁もある

焦る理由がわかっても、そう簡単に焦る気持ちはなくなりませんよね。しかし、焦っても就活にプラスになることは1つもありません。ここからは焦る必要がない理由を説明していくので、自分の気持ちを落ち着かせるためにも、ぜひ読んでみてください。

①内定の量と獲得スピードは関係ない

先ほどもお伝えした通り、就活で重要なことは内定を多く・早くもらうことではありません。入社後に自分がいきいきと働けるような自分に合った会社から内定をもらうことです。

どんなに多くの内定を持っていたとしても結局入社できるのはその中の一社。数ある内定の中から入社する一社を決めなければなりません。

内定数が多いと、就職先を決めるのに迷ってしまい、本来の就活の目的を見失ってしまうことも考えられます。それなら、多少時間がかかっても自分が本当に合うと思った一社だけから内定をもらうほうが良いですよね。

今の時期に内定を取れていないようでは、今後も内定を貰うのは難しいんじゃないかと焦ってしまいます……。

渡部 俊和

就活は成長の機会! 今よりレベルアップして内定を獲得しよう

早期に内定をもらうことは本当に良いことでしょうか。多くの学生は就職活動を続けることで、数多くの企業を真剣に見て成長できている部分があるように思います。

実は、社会に出てから異業種の企業の中を見たり説明を受けることはほとんど無く、就職活動中は世の中を広く知って成長できる貴重な期間になります。

早期に内定を取れなかったということは、何かがまだ足りないということです。未熟なうちにたまたま内定をもらってそのことに気づけないよりも、内定を取れない状況を受け止めてもう一段階レベルアップできる方が後々良いでしょう。

成長した姿を評価してくれる企業の方が、きっと本来のあなたに合った良い会社だと思いますよ。

内定が取れずに焦りを感じている人はこちらの記事も参考にしてください。
内定をとれない人の8つの特徴と対策|今からやるべき行動を解説

②本来の自分をアピールできなくなる

焦れば焦るほど、気持ちが「早く内定を獲得しなければ」という方向だけに向いてしまうので、自分に合った企業ではなく「企業に合わせた自分」を作りがちになります。

企業も多くの学生を見てきているので、その学生がありのままの自分をぶつけているのか、企業に寄せているのかはすぐにわかります。

企業に寄せてしまうと学生本来の姿がわからないので、自社にマッチしているかが判断できずに逆に落ちてしまうという悪循環に陥ることも考えられます

上原 正光

手当たり次第に受けている学生と話をしていると、自分の軸ややりたいことの説明に無理があったり、熱意が感じられず迷っていることがわかります。

少し話を進めれば志望度が高くないことは伝わってくるので、やみくもに受けることは避けた方が良いでしょう。

③焦って内定を決めると後悔することも

焦りは冷静な判断力を鈍らせます。焦るとその分内定をもらえたときにその企業に対してきちんとした評価ができません。焦った状態で内定をつかむと、焦る気持ちから解放され「もう就活を終わらせたい」と考えてしまいがちです

本当にその企業が合っているのかを深く考えないまま内定承諾をしてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを感じてしまうこともよくあるものです。「自分に合う企業を探すために時間をかけている」と考えられると良いですね。

内定承諾の考え方はこちらの記事で詳しく解説しています。
内定承諾に迷う人が持つべき判断基準|NGな考え方も解説

④秋~通年採用をおこなう企業も多くある

一般的に企業は就活が解禁になる3月から応募を開始し、秋ごろになると募集を締め切ります。しかし、中には秋ごろに応募を開始する秋採用冬採用をおこなう企業や、時期を問わず通年で採用活動をおこなう企業もあります。

就活が中盤~終盤にさしかかると、エントリーできる企業の数が減るのは確かです。しかし、応募できる企業がなくなるわけではありません。逆に秋ごろに初めてその年の新卒採用を始める企業もあるので、ぜひ改めて企業選びをしてみると良いでしょう

秋採用や通年採用をよくおこなう企業の種類

  • ベンチャー企業
  • 外資系の企業
  • btob企業

隈本 稔

秋以降になると、人気企業の求人はかなり少なくなっています。ただし、内定辞退者が出ている企業は求人を継続していることがあるので、希望業界の中堅クラスの企業などを中心に求人を確認しましょう。

⑤就活には縁もある

不合格通知では「ご縁がなかった」というようなことを言われることもあるのではないでしょうか。実際、就活には縁も大きくかかわります。

企業研究や自己分析をやり込んで面接に臨み好感触を得ていても、次に面接に来た学生のほうが魅力的だったということもありますし、面接官との相性もあります。逆に、本当に合う企業とは秋採用のタイミングでしか巡り合えなかったということもあるものです

キャリアアドバイザーコメント

最も大切なのは自分らしく働ける会社に巡り合うこと

就活をしていると、内定をもらうことがゴールのように思えてきてしまいますが、入社は出発点に立ったに過ぎません。入社後楽しく自分らしく働けることが大切であり、そんな会社に巡り会うことが就活生にとって重要なのです。

自分ではさまざまな角度から検討して選んだ会社であっても、実はよく見えていないことも多いものです。入社してみないと実のところはわかりません。

内定を焦るのではなく、自分に合った企業に目を向けよう

反面、会社の人事は多くの就活生と入社後の様子を長年見ています。データを使って分析している場合もあります。まさしく、学生と会社の縁結びのプロなのです。会社が不合格と判断したということは、自社とは合わない可能性がある、会社に入っても楽しく働けないかも知れないよとアドバイスをしてくれているということだと考えましょう。

それを踏まえ、他の会社や業界にも目を向けてみることが大切です。もう一度自分の視野を大きく広げて会社を探索してみましょう。焦る必要は全くありません。企業の数は無限にあるので、必ずあなたに合う会社が見つかりますよ。

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「焦らない=行動を変えない」のはNG! 適度に焦ることも必要

隈本 稔

就活を焦る必要がないにしても、一度フラットな気持ちに戻って就職活動を振り返りましょう。

自分の企業選びの軸の再確認や、選考内容を冷静に分析する時間を持つことが、次の一歩の後押しになります。

「就活で焦りは必要ない」とお伝えしてきましたが、だからと言って就活中盤になってもまったく焦らないで良いわけではありません。過度な焦りは就活に悪影響を及ぼしますが「いつか内定は出る」と楽観視するのはやめましょう。

内定がもらえないことには何かしら理由があります。自己分析が足りずに自分に合う企業にエントリーできていなかったり、企業研究が足りずにその企業への熱意が伝わっていないかもしれません。

「焦らない=今までの就活スタイルを変えない」とは違います。適度に緊張感を持って、これまでの選考対策を見つめ直しブラッシュアップすることは忘れないでくださいね。

改めて業界の絞り方を確認したい就活生は以下の記事を参考にしてくださいね。
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説

就活に焦る気持ちを克服するための5つの考え方

就活に焦る気持ちを克服するための5つの考え方

  • 自分の好きなことをしてみる
  • 難易度が低めの企業で内定を1つ獲得する
  • 就活にとにかく没頭する
  • will→canに視点を変える
  • 第三者の力を借りる

ここからは、就活への焦りを克服するための考え方を5つ紹介します。「自分に一番合った方法はどれかな」と考えながら読み進めてみてくださいね。

①自分の好きなことをしてみる

一旦就活から離れ、好きなことに没頭してみましょう。1~2週間など、自分で一定の期間を決めて、その期間は就活のことをまったく考えずに趣味などに集中すると良いですね。焦りから気持ちがリフレッシュできるので、初めに戻ったような気持ちで就活をリスタートできます。

就活を休むうえでの注意点

  • 就活からは完全に離れる → 少しでも就活のことが頭にあるとしっかりとした休息にならない
  • 休む期間を必ず決める → 就活から逃げるためではなく、新しい気持ちで就活に臨むためのお休み。だらだらと休んでいると就活を再度始めるタイミングを逃す

「自分が休んでいる間にライバルはどんどん就活を進めている」と逆に焦る人もいるかもしれませんが、焦った状態では良い就活はおこなえません。逆に悪循環に陥る可能性が高いので、一旦気持ちを落ち着かせることも必要ですよ。

上原 正光

就活がしんどい時は無理せずに休憩しましょう。就活中の友達と会うと焦ってしまうかも知れないので、就活中ではない友達と美味しいご飯を食べに行くと良いですね。音楽を聴いたり映画を見たり、しばらくのんびりしてみてください。

また、キャリアコンサルタントのような第三者と話をすることもおすすめです。今までの就活と今後のプランを広い視野で見つめ直すこととなり、思考が整理されてすっきりとしますよ。

②難易度が低めの企業で内定を1つ獲得する

入社するかしないかは置いておき、難易度が低めの企業を受けて内定を1つ獲得しておくのも手です。内定をもらっていない中で「内定が1つ出た」というのは大きな安心感につながりますよね。また自分の就活スタイルで内定が出たという実績が自分の自信となり、ほかの面接でも堂々とした立ち振る舞いができます。

特に大手企業や知名度が高い企業ばかりを受けていた人はぜひ試してみましょう。1つの業界の中にも、名の知れた大手企業から一般的には知られていない企業までさまざまな企業があります。「とりあえず」で偶然出会った企業が自分によく合っていたということも十分あり得ますよ。

今まで志望度の高い企業だけ受けていたので、どんな基準で難易度が低い企業を選べばいいのかわかりません……。具体的な選び方を教えてください。

隈本 稔

優先順位を整理して中堅企業や新しい企業を見てみよう

まずは、「給料」「地域」「企業規模」などの優先順位は落としたうえで、自分が希望する業界や業種を、自身の強みを発揮した経験などと関連づけながら絞ってみてください。

企業の採用難易度は、もちろん大手でライバルが多いほど高くなります。業界の中堅クラスや、設立してからの期間が浅い企業などを中心に選択してみるといいでしょう。

③就活にとにかく没頭する

内定を取れないことで焦ってしまうなら、内定がとれるまで就活に没頭するのも良いでしょう。自分から行動しないことには内定はもらえません。就活に向き合って努力した分だけ結果はついてきます。就活だけに力を注ぐことで、そのうち焦りすらも消えてしまうかもしれませんね。

ただし、手当たり次第に企業にエントリーすることは避けましょう。やみくもにエントリーを重ね、自分とは合っていない企業の選考対策に力を入れるのは時間の無駄です。

今一度就活を見直して「自分に合った企業とは何か」「熱意や自分の魅力を伝えるにはどうしたら良いか」など、これまでの就活スタイルを見直すことに時間をかけるべきです

④will→canに視点を変える

これまで企業を見てきた視点を少し変えてみるのも良いでしょう。

学生はよく「やりたいこと(will)は何か」という視点で企業を選びがちです。やりたいことを軸に企業選びをするのも大切ですが、やりたいことが「自分のできること(can)」とは限りません。たとえやりたいことがかなえられる企業に入社できたとしても、やりたいことが自分のスキル不足でできなければ、やりたくないことに変わってしまうかもしれません

企業も、学生のやりたいことだけでなく「それができるか」という視点で学生を評価しています。今までやりたいことで企業選びをしていた人は、もしかするとスキル不足で選考を突破できていなかった可能性も考えられます。canベースで企業選びをしても良いかもしれませんね。

上原 正光

何ごともさまざまな方向から見つめてみることが大切です。will視点で会社を見ていたのであれば、can視点でもう一度企業選びをおこなうことで、新たな可能性を見いだせるかも知れません。

⑤第三者の力を借りる

学生は誰も働いたことがありませんし、就活はわからないことばかりです。一人で就活し続けるのも限界を感じてしまってもおかしくありません。一人で続けることに無理を感じたら、その際は第三者の力を借りると良いでしょう

すでに内定を得ている友人の力を借りて面接対策をしても良いですし、大学のキャリアセンターに求人が来ていることもよくあるので、大学づてで応募をしても良いでしょう。また就職エージェントに頼るのも一つの手です。自分一人で戦わずに、人の手も借りながら就活に取り組んでみましょう。

就活に焦ったときに頼りたい第三者

  • 親…励ましの言葉をくれたり、自分では気付いていなかった性格を教えてくれる
  • キャリアセンター…大学に募集がきている企業は就職実績もあり比較的通りやすいことも
  • 内定を得ている友人…選考突破のコツを得られる
  • 就職エージェント…選考突破のコツが知れたりアピール方法のブラッシュアップができる

キャリアアドバイザーコメント

就活をプロジェクトとして捉えればベストな選択が見えてくる

就職活動は「期限付きのプロジェクト」だと考えてみてください。そして求められる成果は、入社する会社を1つ見つけて内定を得ること、期限は卒業までに、ということです。これ以外の制約条件は無いため、よく考えればこれは結構やりやすいプロジェクトなのです。

早々に入社企業を決めることが就活成功ではない

たとえば製品開発に置き換えると、早々に内定を取る、というのは「品質を調査せずに期限よりもずっと早くプロジェクトを終わらせる」ということです。断言しますが、有能な人はまずこんなことはしないでしょう。

情報もまだまだ得られるにうえ、期限はずっと先であるため、市場を調べ、もっと良い材料を探し(就職活動)、試行錯誤(トライ&エラー:何社も受けてみる)して、使える資源は何でも使ってベストなものを作ろうとしますよね。

卒業までに自分にとってベストな企業から内定を得ることが就職活動の成功と言えます。周囲が内定を取得したからと言って焦る必要はない、と自分にとってベストな選択を考えてくださいね。

焦ったときこそ意識したい! 悪循環に陥らないための2つの心構え

選考に落ち続けて就活に焦ってしまうと、自分のアピール内容で企業に好印象を与えられるのかと自信がなくなったりしますよね。人によっては無理に企業に合わせたアピールをしてしまっているかもしれません。

ここからは、焦っているときだからこそ意識するべき心構えについて解説します。こういった心構えは焦ると忘れてしまいがちであり、意外と内定に近づくためにはもっとも有効なものです。一緒に確認していきましょう。

自分の強みに自信を持つ

しっかりと自己分析を重ねたうえで見つけた自分の強みは、確実に強いアピールにつながります。選考で落ちてしまうのは強みが間違っているのではなく、しっかりと伝えきれていなかったり、その企業があなたの強みを存分に活かせる環境ではなかっただけのことです

自分の強みそのものには自信を持ち、そのうえで「どうしたらこの強みを魅力的にアピールできるか」を考えるようにしましょう。

自分の強みそのものがわからない人は、こちらの記事が参考になりますよ。
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介

この企業に入りたいという熱意を燃やす

企業が選考で重視する項目

リクルートキャリアが発表した就職白書によると、選考では72%の企業が学生の「入社意欲」を重視していることがわかります。つまりどんなにスキルがあっても、その企業への熱意が感じられなければ内定を獲得することはできません。そのため、その企業への熱意を強くアピールするようにしましょう。

人によっては「その企業が第一志望じゃない」という人もいますよね。しかしまずは内定をもらわなければ入社を検討することすらできないので、どの企業も第一志望のつもりでしっかりと熱意を伝えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

焦ったときこそ自己分析で企業選びの軸を見い出そう

就職活動に焦ってしまうと、あらゆることに悲観的になってしまうかもしれません。ただ、企業側の事情で合否が決まるなど、あなた自身に問題がないケースも多いことをまず心に留めておいてくださいね。

心を少し落ち着けたら、自己分析に集中してみましょう。特に、自分がこれまで受けてきた企業の基準を再確認するという観点でおこなうと良いですよ。

周囲ではなく自分に目を向けることが大切

給与や地域、企業規模などを基準にしている人は注意が必要です。周囲と比べたり親や親戚の評価を気にしている可能性があるためです。まずは「本当は自分は何がしたいのか」に焦点を当てて、箇条書きなどで本音を書き出してみましょう。

就職活動では妥協点も必要になりますが、ここで揺るぎない就職先の希望軸を決めておくことが重要です。確固たる軸を持つことで、焦りから抜け出せる一歩を踏み出すことができますよ。

デメリットだけじゃない! 就活が長引くことのメリット

就活が長引くと周りから取り残されるように感じてしまいますし、応募できる企業も減るなどデメリットを多く感じますよね。それが焦りの原因でもあります。

しかし、就活は長く続けた分だけメリットも多くあるものです。ここからは就活を長く続けるメリットを解説するので、ぜひ読んでみてください。気持ちを新たに就活に臨めるかもしれませんよ。

企業を見る目が養われる

企業説明会や採用サイトなどでは、魅力的に感じる企業紹介をよく目にしますよね。オフィス環境ややりがいなどの情報から「おもしろそう」「やってみたい」と感じることもよくあるでしょう。

就活を始めたばかりの頃は、そういった雰囲気ややりがいに魅力を感じがちですが、就活が長引けば、企業選びの際にどういった点を注視すればいいのかがわかるようになります

自分に合った企業がわかる

就活が長引くということはそれだけ多くの企業に触れたということ。その分自分に合う企業というのがわかってきます。

就活序盤は多くの企業が選択肢にありますよね。選択肢が多すぎる分、自分に合った企業というのがよく見えないことも。その状態で内定がもらえると、ほかの選択肢を考えずに「行きたかった企業だ」「自分に合っている」と勘違いしてしまう人もよく見受けられます。

しかし就活が長引いたということは、それだけ「合わない企業」が減り「本当に自分に合う企業」が絞り込まれているということでもあります。就活終盤で出会えた企業こそ本当に自分に合った企業と考えることができるのではないでしょうか。

渡部 俊和

早期内定を得て就活を終えた場合、内定から入社まで1年以上空くこともあります。その間に業界や会社の状況が変わっている可能性があり、新しくもっと良い会社が見つかり後悔することもあり得ますよ。

経験が就職後に活きる

就活が長引けばその分さまざまな企業やさまざまな業界に触れますよね。その企業はもちろん、業界や同業他社などをよく調べるでしょう。

企業が自社でおこなっている事業を伸ばしていくためには自社の強みを活かすことが欠かせませんし、ライバル会社との差別化は欠かせません。就活で付けた知識は就職後に活きるものばかりです

就活を長くおこなった分、その知識量は早々に就活を終わらせた学生よりも遥かに多いものでしょう。

隈本 稔

ほとんどの人は、就職活動での自己分析や企業分析などを通して、初めて自分のキャリアについて向き合います。就職活動が長引くことは、自分のキャリアをさらに深掘りする機会という意味ではメリットにもなりますよ。

やった分だけ結果がついてくる! 焦らずに就活に臨もう

周りが内定を多くもらっていたり、就活を終わらせている様子を目にするとどうしても焦ってしまうものですよね。しかし就活において焦りは悪いことしか生みません。

就活のゴールは「内定を多くもらうこと」ではありません。「入社後にしっかりと働けること」です。就活はその企業に出会うための手段です。努力した分だけ、本当に自分に合った企業に出会えます。焦らずに自分なりのやり方とスピードで就活に臨みましょう。

キャリアアドバイザーコメント

就活には縁もある! 焦らず自分に合った企業探しをしよう

企業は数えきれないほど多く存在しています。企業との出会いには不思議な縁があるのが事実であり、今はうまくいっていないとしても自身に合う企業に出会えていないだけだと考えてくださいね。

また、せっかく第一志望の企業に入社したけれども、働いてみると自分には合わずに退社してしまうということもよくあります。不合格を出した企業は、ミスマッチを早めに防止してくれたと考えると良いですよ。

同じ業界や業種の複数の会社から不合格を受けているのであればなおさら、自分にはまだ気づいていない、他の適性があると教えてくれています。今まで以上に精力的に自己分析をして、自分に合った会社を見つけてくださいね。

視野を広げ楽しく活躍できる、自分にふさわしい働く場を見つけるための期間だと考え、焦らずに構えていれば必ず良い結果が待っています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は大手人材サービス企業で、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援・女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。