Q
大学4年生
男性
日本の就活は異常だと思ってしまいます……。
就職活動を進める中で、エントリーシート(ES)や集団面接、形式的なスーツ姿など、日本の新卒採用のシステムに対して違和感や疑問を覚えることが多くなってきました。
なかには、精神を病んでしまう人もおり、就活生がすごく追い詰められている印象があります。
日本の就活が「異常」と言われる理由にはどんな背景があるのでしょうか? また、それを前提としたうえで、就活にどう向き合えば良いかアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
自分に合わない場合は外資系企業や紹介制度を活用してみよう!
日本の就活システムに対して違和感を抱く人は少なくありません。日本では4月の一斉入社が基本となっており、特に人気企業には膨大な数の応募が殺到するため、どうしてもエントリーシート(ES)や集団面接などで機械的に人数を絞り込む構造にならざるを得ない側面があります。
個人の能力をじっくり見る外資系の通年採用などに馴染みがある人からすれば、不可解に映るのも無理はないでしょう。
この現状に対する向き合い方ですが、もしそのシステムがどうしても肌に合わず苦痛であれば、無理に乗っかる必要はありません。日本の「王道の就活」だけがすべてではなく、外資系企業を目指したり、オファー型の採用サービスや大学の推薦、知人の紹介を活用したりと、別のルートはいくらでも存在します。
また、正社員という形にこだわらず、派遣や契約社員、フリーランスといった多様な働き方を視野に入れても良いでしょう。ただし、これらの働き方には雇用が不安定になってしまうなどのリスクもあるため、自身で理解しておくことが大切です。
「ゲーム」と割り切るのもおすすめ! 自分が楽しめる方法で就活しよう
一方で、あえてその特殊さを割り切って利用するのも一つの考え方です。この状況を「ルールの決まったゲーム」ととらえて攻略を目指すのも良いですし、これほど多くの企業を一度に見たり、話を聞けたりするのは新卒採用の時期にしかできない貴重な体験だとポジティブにとらえることもできます。
無理をして既存の枠に合わせるのではなく、自分に合った独自のルートを探すのか、あるいはマインドセットを変えてこの機会を使い倒すのか、自身が納得できるスタンスで向き合ってみてください。
日本の採用方法に違和感を抱く場合は割り切ることも大切
日本の新卒一括採用は、ESや集団面接などの画一的な選考形式が多く、違和感や負担を感じるのは当然のことです。就活を人生のすべてとせず、一旦割り切って向き合うことも重要になります。
日本の就活では、企業は特定のスキルよりも協調性や成長意欲を重視し、入社後の長期育成を前提とした採用活動をしています。そのため、企業は公平性を保ちながら多くの学生を見るために、形式的で画一的な方法を維持しているのです。
自分を偽りすぎなくても良い! 自分らしさで勝負しよう
私の過去の支援では、集団面接や形式的なスーツ姿はビジネスパーソンとしての基礎マナーの確認とらえ、必要以上に自分を偽らないことを伝えてきました。
また、採用は企業との相性の問題であり、あなたの能力や価値の否定ではないと割り切り、自己肯定感を守るように案内しています。
異常な仕組みだと感じるのは自然なことですが、あなたらしい対話を心掛け、精神状態を保ちながら相性の良い一社を見つけることに注力しましょう。
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