Q
大学3年生
女性
就活の面接で高校時代の経験は聞かれますか?
就職活動で話すガクチカや自己PRは、おもに大学時代の経験で構成しています。しかし、面接官がさらに深掘りして、高校時代の経験まで質問してくることがあると耳にしました。
実際に、高校時代の経験は聞かれるものなのでしょうか。また聞かれる場合、それはなぜでしょうか。
もし高校時代のことを聞かれた場合、大学時代と比べて話す内容が稚拙に聞こえてしまわないか、また、話す経験に一貫性がなくなってしまうのではないかと心配しています。
評価を下げずにポジティブに答えるための具体的な準備方法や、過去の経験と現在の自分との結びつけ方についてアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
聞かれる頻度は高くない! 聞かれた場合は素直に回答すればOK
結論から言うと、高校時代の経験について深く掘り下げて聞かれることは、頻度としてはそれほど多くありません。
しかし、面接官がふとした瞬間に「それは昔から続けていたのですか?」と尋ねるケースはあります。
これは、その取り組みが大学時代だけのものなのか、それとも過去からの積み重ねによるものなのかという人格形成の背景を知りたいという意図があるでしょう。
また、あえて準備していなさそうな質問を投げかけることで、想定外の事態にどう対応するかという「素の対応力」を見ている可能性があります。
事前準備は不要! 用意していない質問へも落ち着いて回答しよう
そのため、高校時代のエピソードを完璧に作り込んで対策しておく必要はありません。
もし聞かれたとしても、それはあくまでコミュニケーションの延長ですので、「高校時代は別のことに打ち込んでいました」「当時はやっていなかったからこそ、大学で挑戦したいと思いました」といったように、事実を素直に答えれば大丈夫です。
大切なのは、用意した原稿を読み上げるような対応ではなく、予想外の質問が来たとしても、焦らずに対話として自然なキャッチボールができるかどうかという点にあります。
高校時代の経験も聞かれる可能性はあるため事前に整理しておこう!
就職活動の面接において、応募者が想定していないだけで、高校時代の経験について聞かれる可能性は十分にあります。
これを「準備不足だった」と焦るのではなく、むしろ評価を上げる絶好のチャンスととらえてみてください。大切なのは、大学時代のエピソードと一貫性を持たせて答えられるように準備しておくことです。
面接官がこの質問をする意図は、大学時代の活動の原点や、あなたの根底にある価値観、そして強みが過去から一貫しているかを深く確認し、入社後の活躍(再現性)をイメージしたいと考えています。
高校時代のエピソードをうまく伝えることができれば、大学時代のアピール内容に強力な裏付けができ、あなたの人物像に深みを与えることにつながるのです。
高校時代から現在までをつなげて語る! 成長の軌跡を示そう
具体的には、大学時代にアピールしている強みや協調性が、高校時代にも確かに存在していたかを振り返ってみましょう。
私の過去の支援では、「高校時代に培った基礎力を、大学ではさらに応用・発展させた」というように、それぞれの時代を切り離すのではなく、一連の成長のつながりとして語ることをお勧めしています。
このように高校時代を含めた成長の軌跡を示すことができれば、あなたの持つポテンシャルが高く評価されます。過去の経験と現在の自分との結びつきを明確にし、あなたの人間性や再現性の高い強みを効果的にアピールしていきましょう。
面接で「高校時代に頑張ったことは?」と質問された際の適切な回答方法について、以下の記事で解説しています。「高校時代に頑張ったことについてどう回答したら良いかわからない」と悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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