Q
大学3年生
女性
イベント検定は就職活動で役立ちますか?
私は将来イベント制作や企画にかかわる仕事に就きたいと考えています。そこでスキルアップの一環としてイベント検定の取得を検討しているのですが、これは就職活動で有利に働くものなのでしょうか?
もちろん資格よりも実務経験や熱意が重要であることは理解していますが、まだインターンシップなども参加していないため少しでもアピールポイントを増やしたいという焦りがあります。
特にイベント業界の企業に対しこの検定を持っていることで「この学生は本気だ」と評価してもらえるのか、あるいは「検定よりもほかに注力すべきことがある」と思われるのか判断に迷っています。
イベント検定は就職活動において、どのような意味を持つ資格だと考えられますか? 具体的な業界での評価や、検定の知識をどのようにアピールすべきか教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
イベント業界への志望度の高さを示せるが合否への影響は強くない
イベント検定は、イベント業界を志望する学生にとって志望度の高さを示す材料として機能する可能性は十分あるでしょう。
ただし資格そのものが採用を大きく左右するかというと、正直それほど強い影響力はないと考えたほうが現実的だと思われます。
イベント業界は経験・姿勢・コミュニケーション力を重視する傾向が強く、検定はあくまで基礎知識の証明程度の位置づけになります。
しかし「業界研究をしている」「主体的に学んでいる」という姿勢はプラスに働くため、資格を取る意味はあります。
イベント検定は「ちゃんと勉強しているんだな」「この業界に入りたい気持ちが強いんだな」と伝える材料になります。
資格を取った理由と今後の活かし方を具体的に語ることが重要
資格だけでは「実際に動ける人材かどうか」は判断できないため、大事なのは検定を取った理由や学んだことを仕事でどう活かしたいかをきちんと伝えられるかどうかです。
また座学での学びと共に可能であればインターンシップ、学園祭運営、サークルの企画運営、推し活イベントの企画や分析など実践した経験(企画や運営)をセットで示すことで、説得力が増しアピールすることにつながります。
資格運営企業・関連業界を受けるならアピールになる
この検定に限らず民間資格全般にいえることですが、その資格を運営しているような会社や関連業界を受けるのであれば見栄えがいいので受けるメリットはあると思います。
しかしそうでない企業では「正直、知らない」という人も結構いるのが実情です。
実例と結びつけてどう活かすかを説明しよう
したがって資格が有利に働くかどうかではなく、資格取得にあたりどんなことを学んで、それを企業のなかでどう活かせるかという説明もできるようにしておいてください。
たとえば「イベント検定で学んだことで、このようなイベント企画を実際にやりました」というように実例までしっかり伝えられるようになれば、役に立つでしょう。
要は検定を受けたことで勉強したことを、仕事でどう使うかという点がいえればそれで良いと思います。
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