スマホでWeb面接を受けても失礼にはあたりません。企業側も、学生、求職者がPCを必ず持っているとは思っていないので、スマホ参加は珍しくありません。

スマホ面接がOKな理由としては、企業側もスマホ参加者が一定数いることを前提にしているということと、カメラ画質はむしろスマホのほうが良い場合も多く、マナー違反にはまったくならないからです。

採用担当者の感覚としても、「スマホだからマイナス」ではなく「準備不足だとマイナス」というイメージです。

ただし、スマホはPCよりトラブルが起きやすいのも事実です。だからこそ、スマホ面接にはスマホ面接の準備ポイントがあります。

ここさえ押さえておけば、問題なく好印象で面接を受けられます。

画面を固定し目線を合わせる！ 通知は切って備えよう

スマホ利用なら、必ず押さえるポイントとしては、スタンドを使用することは必須であり、手持ちは絶対NGです。

画面が揺れたり、目線が定まらなかったりすることで落ち着いて話せなくなります。100均のスタンドでOKなので、必ず固定してください。

カメラ位置は目線と同じ高さになるように調整しましょう。

また事前に通知オフは絶対です。LINE、電話、SNS通知など、どれが来ても面接は中断します。機内モード＋Wi-Fi接続が最強の設定ですので忘れないようしましょう。

事前にリハーサルをおこなうなどして面接に備えて準備をおこなっておきましょう。

初めてのWeb面接で、PCがないためスマートフォンで臨むことについて、企業の採用担当者への印象を気にしているのですね。失礼にあたらないか、またPCとは違う注意点が気になる気持ち、よく理解できます。

結論として、スマートフォンでWeb面接を受けることは、「スマホでの参加はNG」などの特記事項が事前にない限り、失礼にはあたりません。 採用担当者が重視するのは、使用デバイスではなく、以下の3点です。

・通信が安定していること
・面接に集中できる環境であること
・顔が鮮明に映っていること

ただし、PCと比較して画面が小さく、調整が難しいため、PCと同等、またはそれ以上の準備と配慮が必要になります。

スマホの設定や準備を工夫して面接を成功させよう

スマホでWeb面接を成功させるための注意点として、以下を確認しましょう。

・カメラ位置・目線：スマホスタンドや三脚を必ず使用し、画面が揺れないようにしましょう。目線が下がりすぎないよう、カメラの位置が目線の高さと水平になるよう高さを調整してください。

・通知や中断：電話やほかのアプリの通知が来ないよう、アプリ等の設定を変更しましょう。途中で通知音が鳴ることは、集中力を欠く原因となり、印象を悪くします。

・通信環境：Wi-Fi環境の安定性を事前にチェックし、可能な限りルーターの近くで面接を受けましょう。

・資料対策：スマホは画面が小さいため、資料共有が必要な面接では極力避けるべきですが、もし必要な場合は、事前に資料を別途印刷し、手元に用意しておくなどの対策が必要です。

万全の環境を整えることで、スマホでもPC同様にWeb面接を受けることは可能です。ぜひ環境を整え、Web面接に臨んでください。