Q

大学3年生
男性

面接でどもるのを治すにはどうすれば良いですか?

就職活動中の大学生です。

面接で極度に緊張してしまい、言いたいことが頭の中で整理できているのに、いざ声に出そうとすると言葉に詰まったり、どもってしまったりして、スムーズに話せません。

特に鋭い質問をされたときに症状が悪化してしまい、「面接官に印象が悪いと思われているのではないか」「これのせいで不採用になるのではないか」と、選考が進むにつれて不安が大きくなります。

どもりを治すための発声練習や、面接で緊張を和らげるための具体的なメンタルコントロール方法など、すぐに実践できる対策があれば知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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評価はされるが適性や意欲が伝わらない可能性がある

面接では多くの人が緊張しています。まずは、みんな同じなんだと、自身だけではないことを理解されると少しは安心するかと思います。

一方で、面接官の立場からはどもりだから印象が悪くなることはありません。話を聴きとれるよう、時間を掛けてくれるはずです。

しかしながら懸念点は2つあります。

1つ目は職種によって適性があるため、応募された職種がどもってしまうことで、スムーズにコミュニケーションが取れないことです。この場合、顧客と直接関わる業務ではない職種を選ぶことも視野に入れると良いと思います。

2つ目は自身でも言っているように、言いたいことが言語化できないと入念に準備してきたことが伝わらず、応募先で頑張りたい、貢献したいという意欲を理解してもらえないということが考えられます。

準備の徹底と緊張の緩和で自信を持って臨もう

対策としては、過度な緊張を緩和することです。

そもそも緊張の原因の多くは準備不足からと言えます。「何を質問されるのだろう」「答えられなかったらどうしよう」など自分で自分に負の暗示をかけてしまいます。そのため、これ以上ないというくらい準備をしましょう。

また、面接直前には冷たい水を一口飲み気分を変える、大きく深呼吸することなど案外効果的です。最後に、ゆっくり落ち着いて話すことを心掛けてみてください。

面接官にひとこと断りを入れても良いですね。「どもってしまう傾向にあるので、ゆっくり話をさせていただいて良いでしょうか。」と、言われ断る面接官はいません。安心して自信を持って臨んでくださいね。

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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どもりを受け入れながら緊張をほぐす方法を試そう

就職活動中、面接で極度の緊張から言葉に詰まったり、どもってしまったりすることに悩んでいるのですね。言いたいことが頭のなかで整理できているのに、それがスムーズに話せない状況は本当にもどかしいことと思います。

1つ目は、どもりは治すものではなく、付き合い方を学ぶと考えることです。

どもってしまうのは仕方のないことです。大切なのは、治すではなく、うまい付き合い方を学び、共存することに焦点を当てることです。

面接官も人間ですので、候補者が緊張することは織り込み済みです。そのため、緊張しないようにと過度に思う必要はありません。どもり自体で不採用になることはありません。

2つ目は、緊張を和らげるための具体的なメンタルコントロール方法を身に付けることです。

・前置きの活用:初めの自己紹介や質問の返答の前に、「緊張しており言葉に詰まることがあるかもしれませんが、私の想いや考えを丁寧に伝えたいと思いますので、よろしくお願いいたします」などと前置きするのもよいでしょう。

・一呼吸置く:質問に返答する際も、急いで返答する必要はありません。落ち着いて、一呼吸置きながら考えをまとめ、丁寧に回答すればOKです。

・枕詞の準備:鋭い質問が来たら、反射的に答えず、「そうですね」「興味深いご質問ありがとうございます」といった枕詞を使って、考える時間を稼ぐ練習をしましょう。

相手に伝える思いを持って冷静に話すことを心掛けよう

私も面接や講演会で緊張することもしばしばあります。緊張すると早口になったり、言葉に詰まったり、変に話にまとまりがなくなったりもします。

ですが、そうなった際は、自分のその状況を客観視し、それを伝えることで、面接官に自分をメタ認知できているという印象を残すことができます。

話の筋が通るように、相手に伝わることを意識して、落ち着いて丁寧にゆっくりと話してみましょう。 どもりを気にせず、あなたの話す内容の論理性に集中することが、評価を得るための鍵となります。

面接で緊張して実力を発揮できない人は少なくないと思います。以下の記事では面接で緊張しないための方法や緊張してしまった場合の対処法などを解説しています。緊張が激しく悩みを抱えていた人はぜひ参考にしてください。

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