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大学で研究していることを仕事にしたい場合は、どのようなルートで進めば良いのでしょうか?
自分が働いている姿をなかなか想像することができません。大学では語学の勉強や海外の文化についての研究をしているのですが、こういった学業が楽しく感じ、研究に没頭することが多いです。
また、アルバイトもしていないため、具体的に「働く」とはどのようなことなのかを想像しにくいのだと思います。可能であれば、大学の延長のような仕事をしたいとすら思ってしまいます。
実際に、学業や研究のようなことができる仕事はあるのでしょうか。大学院へ行き、大学教授になるというルートが一番希望に近いものになるでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
国際機関や博物館などの文化財にかかわる施設でも調査研究を仕事にできる可能性がある
これまでの経験や今していることから、自分が働く姿が想像できないということは、少なからず耳にします。自分自身のキャリアをどう構築していけば良いかわからない場合、いくつかの情報不足が考えられます。
それは「自己理解」「仕事理解」「啓発的経験」などの不足です。質問には「学業が楽しく感じ、研究に没頭することが多い」と書いてあり、自己理解とはこういうことです。しかし、仕事理解と啓発的経験の二つについては、自己理解に比べて不足の度合いが高いように見受けられます。
まず、学業や研究ができる仕事として「大学院へ行き大学教授になる」ということはもちろんそうです。しかし大学以外にも、たとえばシンクタンクや国際機関、博物館など文化財にかかわる施設や組織など、こういった環境に就職すると、調査研究を仕事にできる可能性があります。
これらの仕事に関してさらに詳しく調査をして、実際に自分がイメージしている仕事ができそうなのかどうかを見ていきましょう。
インターンシップやOB・OG訪問で仕事の具体的なイメージをつかもう
最後に、啓発的経験とは「仕事とはこういうことだ」という、働くということの具体的なイメージを持てるようにする経験のことです。そのためにインターンに参加してみたり、ボランティアに参加してみるのも良いでしょう。
また、仕事の具体的なイメージを持つためにOB・OG訪問をして話を聞いてみるのも効果的です。質問者さんは大学でアカデミックな仕事に就きたいと考えているかと思うのですが、そうした仕事は非常に競争率が高く、身分が安定しないこともよくあるということも理解しておかなければなりません。
大学以外にも「学業や研究のようなこと」ができる場所はあるので、そういった情報収集をこれからも継続してみてください。
こちらの記事では、学年別にインターンの探し方を解説しています。自分に合ったインターンを探す際にはチェックしてみてください。
国際機関や民間企業の研究職など選択肢はさまざまある
学業や研究のようなことができる仕事を望んでいらっしゃるんですね。おっしゃる通り、大学院へ行き、大学教授になるということも方法の一つではありますね。
他にも、現在取り組まれている語学や文化研究を活かして国連などの国際機関や、JICAなどの政府系機関、国際協力NGOで働くことや、多国籍企業の市場調査をする民間企業の研究職や海外市場へ進出する企業のコンサルタント、企業のなかでCSVやSDGsなどの国際協力に取り組むという選択肢も考えられます。
今までの研究が役立てることを考えてみるとキャリアの道筋が見えてくる
また、美術館や博物館などで研究を活かした企画や運営をおこなうという選択肢もあります。「これまで時間とエネルギーをかけてきた研究がどのように他者に役立てることができるのか?」という観点で検討していくと、これからのキャリアの道筋が見えてくるのではないでしょうか。
インターンやボランティアに参加して現場の感覚をつかんだり、実際に興味のある分野で働いている人の話を聞いてみましょう。
キャリア形成を考えるときには、こちらの記事を参考にしてみてください。満足のいく社会人生活を送るにあたってのポイントやコツを解説しています。
研究職に興味はあるけど、具体的な仕事内容がわからないという人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、研究職の仕事内容や志望動機について解説しています。気になる人は参考にしてみてください。
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