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就活で自分をアピールすれば内定につながるのは、一般的なレールの上を走ってきた人たちだけの話ですか?

26卒の就活生なのですが就活を辞めたいです。

私は中高時代にいじめを受けて教師不信になり不登校となりました。その結果、大学に入ったのも周りより3年も遅く、お世辞にも良い大学とは言えない俗に言う底辺大学に通っています。

大学では社会復帰の面もあったため積極的に努力し、学業サークル課外活動とさまざまなことにも挑戦し、主体的な活動を続けてきました。

しかし、就活の場では結局こんなものは役に立つ気がしません。いくら努力を重ね、自分の強みを明らかにしても、客観的に見たら所詮は一般的なレールから外れた社会不適合者でしかありません。

面接やエントリーシート(ES)に落ちるたびに自分の人生を真っ向から否定されているように感じますし、否定されるような人生だということも自覚しています。

いくら日本がセーフティネットの広い社会とは言え、一度レールから外れたものを救うほどの度量があるようにはまったく思えませんし、そんな否定されるような社会に救ってもらうくらいなら、命を絶ったほうが私はマシです。

就活で自分をアピールできれば内定につながるなんて、一般的なレールの上を走れた人たちだけの話なのではないでしょうか? 社会から外れた人に幻想を観させることは本当に酷なことをしていると思います。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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自分をすべて否定せず特徴をしっかりととらえてみよう

質問者さんが自分自身を成長させようと、これまで多くの努力をしてきたのがよく伝わってきます。就職活動も自己分析に取り組み強みを明らかにしたり、ESを作成して面接にも臨んでいるのでしょう。こうしてさまざま努力を重ねているのは本当に素晴らしいと思います。

しかし、それでも思うような結果が出ないことから否定的な考えになってしまうのですね。まず、質問内容をもとに質問者さんの特徴として感じたことは「行動力がある」ということです。教師不信、不登校といったことを乗り越え、大学に入学したこと。大学で学業やサークル活動に主体的に挑戦したこと。就職活動も実際に動いて応募もしていることなどから、「行動力」がある人なのかなと推察します。

また、「分析力がある」ということも感じます。自分自身の経験を振り返り整理できていること、自分の気持ちや考えもきちんと言語化できていますね。これ、まったくできない人も少なくありません。

「就活しないとダメとは思っているけど〜」と、いつまでも行動できない人、「自分の特徴……? わからないです」と自己分析がまったくできず応募できない人、そういう人からの相談もよくあります。

就活を一人で進めるのではなく協力者を見つけて軌道修正していこう

さまざまつらい気持ちになることはあるかと思いますが、改めて自分の特徴を前向きにとらえてほしいなと思います。そのうえで、今後の就活の進め方のアドバイスとしては「協力者を探す」です。たとえば就活エージェントや大学の就職担当の人に相談するなどして、うまく進んでいないことに対してフィードバックをもらい、修正していきましょう。

キャリア形成リスキリング支援センターなど無料でキャリアコンサルティングを受けられるところもあります。応募先の選び方、書類の書き方、面接での受け答えの仕方など、自分では気付けない修正ポイントがあるかもしれません。質問者さんの持ち前の行動力を活用し、協力者を見つけて状況を変化させていってほしいと思います。

こちらの記事では就活の相談先を紹介しています。自分に合った相談先を見つけて協力者を探してくださいね。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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自分の強みを活かせる企業を探してアピールできるかが内定につながっていく

不登校になり大学に入ったのが3年遅いからといって、社会不適合者ではありません。しかも大学では積極的に努力し、学業サークル課外活動とさまざまなことにも挑戦し、主体的な活動を続けていることも立派です。

就職は、ほかの学生との相対評価で採否が決まるので、学歴や年齢が高いことがマイナス評価になることも確かにありますが、大手企業は難しくても、人手不足の業界や職種では、積極的に採用したいと考えている企業もあります。

自分をアピールできれば内定につながるわけではありません。自分のウリとなる強みを活かせる企業を選別し、アピールすることが大切です。何をやりたいのか、やりたいことに対して何ができるのかを、改めて考えてください。

企業に勤めることだけに縛られず自分が自分らしく生きれる方法を探していこう

そしてやりたいことが実現できる企業であれば、企業規模や知名度などを問わず積極的に応募して、活かせる能力をアピールしてください。

一般的なレールとは、企業に勤めることだけではありません。会社員以外の生き方や雇われない生き方もあります。やりたいこと、できることにチャレンジするという気持ちで臨んでください。

厚生労働省が提供しているまもろうよ こころでは、悩みや困っていることを気軽な気持ちで相談できる場所や方法を紹介しています。電話相談窓口や、直接相談しづらい人向けのSNSでの相談窓口があるので、少しでもつらいと感じたときはすぐに頼ってみてください。

就職活動は長期戦になることも多く、良い結果がでない状態が続くとしんどくつらい気持ちになってしまいます。こちらの記事では、就活がしんどいと感じている状態の対処法について解説しているので、今つらくて悩んでいる人は参考にしてみてください。

就活がうまくいかず思いつめてしまい時には命を絶ってしまいたいと思ってしまう人もいるかもしれません。こちらの記事では、就活がつらいと感じている人に向けてアドバイザーが回答をしています。就活に悩み苦しんでいる人はぜひ読んでみてください。

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