この記事のまとめ
- 就活がしんどいと感じる原因はさまざまある
- 就活は取り組み方や発想を変えれば楽しむことができる
- 就活がしんどいときやってはいけないNG行動
- 適職診断
たった3分であなたの受けない方がいい職業がわかる!
この記事を読んでいる人に
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慣れないスーツを着て毎日社会人と接したり、内定に向けてやるべきことの多さから「就活がしんどい」と感じる人も多いのではないでしょうか。また、選考が通過できなかったり、内定がない状態が続くと、自分を否定されたような気分になってしまうものです。
就活はしんどいと感じる場面もあるかと思いますが、捉え方や取り組み方を変えれば、楽しく進められるものです。
この記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、上原さん、木村さんのアドバイスを交えつつ、「就活がしんどい」と感じてしまう要因や楽しめるような対処法、早く内定をもらう方法について解説していきます。
就活がしんどいのは当たり前! だからこそ発想を変えれば楽しめる
慣れないことの連続で就活がしんどいと感じてしまうのは当然のことです。もちろん真面目に取り組んでいく必要はありますが、発想と行動を変えることで就活は楽しむことができます。
この記事では、まず就活をしんどいと感じてしまう要因について解説していきます。自分がしんどいと感じる要因は何か、そしてこれからどんなことでしんどいと感じそうかなどを確認してみてください。
そのうえで、「就活の捉え方」「取り組み方」「周囲の巻き込み方」「気分転換の方法」など、就活を楽しむことができる進め方について解説していきます。また、就活がしんどい時にやってしまいがちなNG行動や早く内定をもらうためのコツについても解説していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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時期別で解説! 就活をしんどいと感じてしまう原因
就活は大きく「初期」「面接や選考の時期」「終盤」の3つに分かれ、それぞれ時期ごとに次のようなことを実施する必要があります。
就活時期別の実施するべきこと
- 就活初期
例)自己分析、業界・企業選定、業界・企業研究 - 選考時期
例)書類選考、面接、グループワーク - 就活終盤
例)最終面接、内定先選定、内定承諾
時期ごとにやるべきことが異なるからこそ、しんどいと感じる要因は異なってきます。時期別にしんどいと感じる要因を解説していくので、自分のしんどさの原因を考える参考にしてみてくださいね。
①就活初期
就活初期では自己分析や業界・企業研究など、自分が将来的にどうなりたいかを考える時間です。準備の期間やスタートタイミング次第では、就活初期から周囲と差がついてしまうなんてこともあります。
就活初期に起こりがちな悩みについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
やりたいことが見つからない
「将来やりたいこと」は、就活でよく聞かれる頻出の質問ですが、これまでずっと学生だったみなさんにとって、急にやりたいことは何かと聞かれても困ってしまうものです。
目的や目標がないものに対して、モチベーション高く取り組むことができないですよね。結果、「やりたいこと」を見つけられずに、就活に対して前向きになれなくなってしまいます。
次の記事では、面接で定番の質問である「入社後にやりたいこと」について、やりたいことの見つけ方や回答方法を例文を交えて解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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何をすればいいのかわからない
就活初期に「しんどい」と感じてしまう人は、手始めに何から実施すればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。就活は人生を左右するタイミングだからこそ、慎重になってしまいますよね。
だからこそ、「何から始めていけばいいのか」「具体的に何をすればいいのか」がわからず、何もしないで時間だけが過ぎてしまい、途中から焦りに変わってしんどくなってしまいます。
また、実際に自己分析や業界・企業研究などを実施してみても、適切なやり方やゴールがわからず、「やっても意味がないのではないか」と不安を感じ、結果として、何もできなくなってしまうケースもあります。
就活にはやり方が存在します。次の記事では、準備段階から内定後まで就活においてやるべきことを解説しています。就活のやり方やすべきことがわからないという人は参考にしてみてくださいね。
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社会に出て働くという環境の変化に対して、不安が先行してしまい、その不安に対し自分が何をしていいのかわからないと感じることがあります。
②面接や選考の時期
いざ、面接や選考が始まっても、社会人と話すことに慣れていなかったり、コミュニケーションに自信がない人にとってはしんどくなってしまいます。
また、面接や選考はすぐに結果として現れます。だからこそ、選考に通過できなかったときにしんどいと感じる人も多いのではないでしょうか。面接や選考の時期にしんどいと感じる瞬間について解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接が怖い
性格的に緊張しやすかったり、人見知りの人は、面接が怖いと感じてしまうのではないでしょうか。「失敗したらどうしよう」「失礼があったらどうしよう」と考えてしまうと面接が怖いと感じ、就活そのものがしんどくなってきてしまいます。
企業の採用担当は新卒を受け入れるために面接をおこなっているので、意地悪をしたいわけではありません。時には面接で圧を感じてしまうかもしれませんが、それだけ企業も学生に対して、本気で向き合っているということです。
面接が怖いという気持ちは誰しもが感じてしまうものですが、怖さの種類は人それぞれ異なります。次の記事では、面接が怖いと感じる要因と対処法について解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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なかなか選考が通過しない
書類選考やグループワーク・グループディスカッション、面接など、就活における選考はいくつか種類がありますが、これらの選考に通過できないとしんどいですよね。
特に面接や書類選考で自分をアピールした結果、通過できなかったら、自分を否定されたような気分になってしまう人もいるかと思います。
せっかく対策して臨んでも選考に通過できなければ、しんどいと感じてしまうものです。
対策が難しく、苦戦する人も多いグループワークですが、次の記事ではグループワークの心構えや進め方について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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グループワークは過程が重視されますので、進め方のコツを押さえることが重要です。グループワークの心構えや進め方だけでなく、グループワーク前にできる対策についてもキャリアコンサルタントが解説します。
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アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る就活には一定の「相性」や「運」がある
就活には、一定の「相性」や「運」というものが存在します。どちらも自分の力ではどうすることもできないものです。
たとえば、志望企業の面接官がどうしても自分の苦手なタイプの面接官であったとしましょう。
このような場合、ただでさえ緊張する面接に、苦手だという感情が乗ってしまい、必要以上に緊張してしまったり、面接官からの質問に感情的に回答してしまうことがあります。
相性や運は存在するので捉え方を変えて臨んでいこう
これは、人との相性の部分にもなりますが、そのような面接官が自分の担当となってしまった場合は、企業との相性が悪かったと言わざるおえません。このような例に限らず、「相性」は必ず存在しています。
また、これを「運」ともとらえることができます。
就活中の出来事を、どのような形で捉えるかが悩みを軽減させるポイントになります。反省するべき点は反省して次回に活かし、相性や運が悪く、結果が伴わんかったことは、自分を否定せずに、要素のひとつとして捉えてください。
社会人と接することに慣れない
学生生活で社会人と接する機会はそう多くないため、緊張してしまうものです。また、選考が進むと管理職や役員、社長など責任のある立場の人と接する機会が増えていきます。
ましてや、面接などは選考の合否を決める場です。自分を評価されていると考えると、「どうすれば評価されるのか」が気になり、頭が真っ白になってしまい、しんどいと感じてしまうのも無理はありません。
就活では、社会人として必要なビジネスマナーが求められます。次の記事では、面接の場で求められるビジネスマナーについて、Web、個人、集団と形式を問わずに解説しています。参考にしてみてくださいね。
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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
やることが多すぎる
就活では面接対策や書類選考の準備、グループワーク・グループディスカッションの対策、Webテストの対策など、やることが多数存在します。
大学の単位が残っている人やアルバイトを休めないといった事情を抱える人もいるかと思います。そんな人は、就活でやることが多く、休む時間を作れないことからしんどいと感じてしまいますよね。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る今はつらくても選考の準備は糧になる
就活は、企業の採用スケジュールが概ねどの企業も同じように進むため、忙しい時期が集中します。自分のペースで就職活動をしたいと思っても、選考に関するイベントが企業にあらかじめ指定されるため、自分の自由にはなりません。
そのような中でも、自分にできる限りの努力で行動し、自分が数か月後に社員となる会社を決める、その努力と経験は就活生にはとても大切な時間です。
辛くても行動のその先に成長があると考えよう
プレッシャーや忙しさにつらい時間ではありますが、そのつらい時期に必死に努力して自分にできる精いっぱいの行動を続けることで、その先には人としての成長があります。
それは、就活の結果内定が得られたかどうかという結果とは別に、内定を得るための過程の努力で人間性が磨かれることを意味します。内定を獲得することも大きな目標ではありますが、それだけが重要なのではありません。
社会人になる準備段階として、自分と向き合い、自分を知り、業界を知り、業種を知り、企業を知るというプロセスが重要なのであり、それは今しかないということを認識して、最後まで頑張ってやり遂げてください。
就活はやることの多さから「疲れた」と感じる人も多くいます。次の記事では、「就活に疲れた」と感じてしまう原因や疲れた際の向き合い方、効率的な進め方について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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緊張状態が続いている
面接が連続していたり、選考通過の連絡を待っている期間は常に気を張ってしまいますよね。
「内定をもらえないのではないか」「就職先が決まらなかったらどうしよう」という不安が心の片隅にあり、今まで楽しかったこともあまり楽しめなかったり、緊張状態が続いて、しんどいと感じてしまうものです。
就活は緊張する場面だらけです。面接はもちろん、OB・OG訪問や説明会などでも緊張が強いられます。
面接が終わってからも「さっきの質問にはこう答えるべきだったのでは」など、思い返すだけで、緊張してしまうかもしれません。気持ちはよくわかりますが、過去のことはどうしようもありません。
次はこうしようと前向きに思えたらいいのですが、どうしても辛いときは一人で悩まずにキャリアセンターなどに相談してみましょう。
自分らしさを出せていないので窮屈に感じる
先ほど解説したように、就活では慣れない社会人と接するかと思います。そんな中で、素の自分を出したら選考に落ちてしまうと思い、窮屈に感じて、しんどくなってしまう人もいるかと思います。
面接官に「素の自分を出してください」と言われても、初対面の社会人に対して、素の自分を出すのは難しいものです。
また、背伸びして受け答えしていると、等身大の自分と異なり、逆に疲れてしまうなんてこともあるでしょう。
- 選考を通過するには、自分を良く見せようと背伸びすることも一定必要だと思いますが、嘘をついているようでそれがしんどいと感じるときもあります。どんな心持ちで臨めばいいのでしょうか?
背伸びせずに自分らしさを出していこう
就職活動の中では、自分をよくみせようとして背伸びすることもあるでしょう。
しかしながら、就職をした後のことを考えると、背伸びではなく、嘘をついていたとしたら、その後の社会人生活が苦しくなります。
就職活動では企業との相性があるので、そもそものあなたらしさを大切にして臨んでいきましょう。
③就活終盤
就活終盤では内定が出始めたり、周りの友人が先に就活を終了していることもあるかと思います。自分だけ内定がなかったり、行きたい会社の選考に通過できなかった時はしんどいですよね。
就活終盤でしんどいと感じる要因は、次で解説していくようなものがあります。
いきたい会社に落ちてしまった
第一志望の企業など、志望企業に落ちてしまった時は精神的に辛いですよね。
自分の中で自信をもって作成したESや、対策をおこなって臨んだ面接で落ちてしまうと気持ちが落ち込んでしまうものです。
他の会社で働くイメージを持っていなかった人は、自分のやりたいことができる環境は他にないのではないかと不安になったり、気持ちが切り替えられないこともあります。
自分以外の周りが内定をもらっている
就活を一緒に頑張ってきた友達が内定を取り始めている中で、自分だけ内定がないという状態は辛いですよね。一緒に頑張ってきたからこそ、自分だけ置いてけぼりにされてる気分になってしまいます。
同じように頑張ってきたはずなのに、自分に問題があるのかと悲観的になってしまいますよね。
また、周りが就活を終えて残りの学生生活を楽しんでいる様子をSNSなどでみると、しんどいと感じてしまうのも無理ありません。
同じ時期に就活をしていると、同期や友人の動向が嫌でも視界に入ってきますが、友人の選考状況と自分の状況を比較して落ち込んだり喜んだりする必要はまったくありません。就職は縁のある企業と早く出会うか遅く出会うかの違いだけです。
周囲が内定を取り始めると焦ってしまいますよね。次の記事では、就活で焦る気持ちを克服する方法や心構えについて解説しています。参考にしてみてくださいね。
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周りが内定を得ているにもかかわらず、すでにエントリーした企業全てに落ちてしまった人は、以下の記事も参考にしましょう。今からでも挽回する方法を解説しています。
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親などからのプレッシャーを感じる
内定がない状態で「就活は大丈夫なの?」とプレッシャーとなるような言葉を親から言われたり、内定が出たタイミングで有名企業でないから認められなかったりなど、就活に両親や親戚の介入して、しんどい人もいるかと思います。
自分なりに納得して就活を進めていても、親から納得してもらえないと悲しい気持ちになりますよね。
また、内定がない状態で親からの心配がかえってプレッシャーになったり、自分でもこのままではいけないことをわかっているのに、圧力をかけられて、気持ちが落ち込んでしまいます。
内定が取れず悩んでしまう人向けに、次の記事では内定が取れなくてつらいと感じている時の対処法などについて解説しています。参考にしてみてくださいね。
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就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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「就活しんどい」を脱却して楽しめるようになる4ステップ
就活がしんどいと感じてしまう時期は「就活初期」「面接や選考の時期」「就活終盤」の3つに分かれ、それぞれで要因が異なるので、それぞれに応じて適切な対処をしていく必要があります。
適切な対処は大きく4つのステップに分かれるので、まずは4ステップについて押さえていきましょう。
①就活への捉え方を変える
就活ではスーツを着て、面接や説明会に参加する堅苦しいイメージがありますよね。また、競争のイメージが強く、周りの友達がいつしかライバルや競争相手と思ってしまいがちです。
そんなイメージから、いつしか就活がしんどいと感じてしまいますが、一概にそうではありません。
目的やスタンスをしっかりと把握することで、就活は大いに楽しむことができます。
具体的な就活の捉え方については、ステップ①しんどい気持ちを和らげよう! 就活における心構えで解説します。参考にしてくださいね。
就活は自分の捉え方次第でつらくなったりしやすいものです。
これらは、自分の内面からくるものです。新しい発見といったポジティブなポイントを掲げておくと捉え方も変わり、つらいと感じることも少なくなりますよ。
②就活への取り組み方を変える
将来やりたいことが見つからなかったり、わからないことが多いので、先が読めずに就活がしんどくなってしまいますよね。
自己分析や業界・企業研究、選考対策など、聞いたことはあるけど具体的な方法がわからない、もしくはやってみたもののどのくらいまでやればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
このような人は就活の取り組み方を知らないだけで、しっかりとやるべきことを把握して、取り組んでいけば十分に就活を楽しむことができます。
具体的な取り組み方については、ステップ②就活が楽しくなる? 就活がしんどい時の取り組み方に実施したい行動で解説するので参考にしてくださいね。
③周囲の力を借りる
就活は自分1人で進めなければいけないものではありません。
もちろん、面接を受けるのも、入社するのも自分なので、自分自身の意志をどれだけ反映できているかは重要です。
ですが、面接の対策や書類の添削は自分1人ではなく、周囲の力を頼っても問題ありません。むしろ、客観的な意見を取り入れることで、より面接官に伝わりやすい内容になったり、企業の求める人物像に沿った内容になるといったメリットがありますよ。
具体的な相談先については、ステップ③しんどい気持ちを抱え込むのはNG! おすすめの相談先で解説するので参考にしましょう。
自分一人で悩んでいると、過去の出来事が思い出されて負のループに突入してしまうかもしれません。
先輩も同じような経験を乗り越えてきています。そのため、キャリアセンターの専門家は、多くの似たような過去の事例を蓄積しています。
多くの経験をもとに、客観的なアドバイスをもらうことができますよ。
④気分転換を取り入れる
就活は根を詰めて進めていかなければいけないイメージがありますが、そんなことはありません。
効率よく進めて、やるべきことをしっかりとやっていけば、趣味の時間や友達と遊びに出かける時間などを設けることができます。むしろ、この気分転換が良いリフレッシュになって、就活の士気を高めることもあります。
そのため、必要以上に自分を追い込みすぎず、適度に気分転換をしていきましょう。具体的な取り入れ方については、ステップ④息抜きも大切! 就活中におすすめの気分転換の方法5選で解説していきます。
ステップ①しんどい気持ちを和らげよう! 就活における心構え
就活における心構え
- 就活のゴールは内定ではない
- 周囲と比較しない
- いろいろな企業の話を聞くことができる機会と捉える
- 成長機会と捉える
就活は適切な心構えをしておかないと入社後に後悔してしまったり、就活がしんどいと感じる機会が増えてしまいます。
また、就活は捉え方次第では自分自身の視野を広げることができたり、成長させることができます。就活を楽しむためにも、次で解説する心構えを押さえてくださいね。
39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
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就活のゴールは内定ではない
就活のゴールは、内定ではなく「入社後にいきいきと働くこと」です。
就活を進めていくと「早く終わらせたい」という気持ちから、内定を獲得することがゴールになってしまいがちですが、就活がゴールになってしまうと、内定承諾後に「本当にこの会社でよかったのだろうか」と不安や後悔を感じてしまいます。
ひどい場合は入社後に「こんなはずじゃなかった」というギャップを生みかねません。
内定ゴールの発想を捨てて、「自分が目指す将来を実現しやすい環境を見つける」という観点で就活を進めていきましょう。
内定獲得だけをゴールにすると、早くゴールに到達したいプレッシャーから、本意ではない企業の内定を受けてしまう恐れがあります。
内定獲得とは別に、自分は本当はどのような分野で活躍したいと思っているのか、内定獲得以外のゴールも定義してみてください。
周囲と比較しない
周りの友人が内定をもらっていることで、自分と比較して辛さを感じてしまう人もいますが、就活は周りと比較して進めるものではありません。
他人と比較することで、自分が劣っているという意識が生まれ、自分の選択ややっていることに対して自信を失ってしまいます。自信がなくなった結果、冷静な判断ができずに、誤った選択をしてしまうなんてこともあります。
ですが、大事なのは活躍できる環境に入社できるかどうかです。そもそも自分とは関係ないと考えて、周囲と比較せずに、自分の選択を信じて進みましょう。
- どうしても周りが気になってしまいます。あまりにも気になってしまう場合は、距離をおいた方が良いのでしょうか?
一度少し距離を置くのも手
周りを気にしてしまう自分を責めたり、気にしてはいけないと無理に自分の気持ちを否定したりする必要はまったくありません。
周りと距離を置くことが可能なのであれば、一度少し距離を置いて様子を見るのも良いでしょう。
それでも、あまりにも周りが気になって就職活動がうまく進められない場合は、一度キャリアの専門家(キャリアコンサルタント、キャリアカウンセラー)に相談してアドバイスをもらい、どうしてそんなに周りが気になってしまうのか、根本的な原因を見つけて早めに対策を考えるのがおすすめです。
こちらのQ&Aでは就活で全然受からないときの対処法をキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでは就活がつらくて悩んでい人に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしているので併せて参考にしてみてください。
いろいろな企業の話を聞くことができる機会と捉える
企業は、説明会やインターンなど、新卒を採用するために莫大なお金と時間をかけています。そのため、企業や業界について普段は知り得ないような話を聞くことができたり、会社を訪問させてもらうことができるなど、就活生しか経験できないようなことが多くあります。
一方で、社会人になると、特定の業界の人としか話す機会がなかったり、別業界の人と話す機会といえば、学生時代の友達くらいでしょう。同じ業界でも競合となると話をしづらい環境となってしまいます。
また、就活では「不動産業界を志望しているから、不動産業界の説明会にしか参加できない」といったことはありません。そのため、自分の興味がある領域や興味がある内容に対して、制限を問わず話を聞くことができるのは就活のメリットといえます。
成長機会と捉える
就活は自己分析を通して、自分と向き合うことが求められます。これまで自己分析などをやってこなかった人にとっては、自分を深掘りし続けることに抵抗感を感じる人もいるのではないでしょうか。
また、面接などで普段接することのない人たちに自分を売り込んでいくことは、コミュニケーションが苦手な人や人見知りの人にとってはしんどいかもしれません。
ですが、苦手なことに取り組むことが自分自身の成長につながっている場合もあります。しんどい中でも就活を通して成長し、社会人への第一歩を踏み出すことができますよ。
就職活動では、人に対して自分の考えや意見を端的に整理して話すことができるようになる、という観点でも成長を感じられます。
ステップ②就活が楽しくなる! 就活がしんどい時の取り組み方
面接や書類選考などの対策は億劫に感じてしまうものです。大学の授業やアルバイトと両立していく中で就活のことを考えたくないと思うこともありますよね。
ですが、楽しみながら就活をしていくための取り組み方は存在します。次で解説していく方法を参考に、就活を楽しんで進めていきましょう。
自分の興味ある分野から就活に取り組む
やりたいことが見つからない人や業界・企業研究に身が入らない人は、まず自分の興味がある分野から就活に取り組んでみることも手です。
たとえば、ファッションが好きなのであれば、アパレル業界について調べてみるなどが挙げられます。興味があることから調べていくことでモチベーションを保つことができたり、興味あることから派生して、やりたいことが見つかることもあります。
「やりたいことがない」「モチベーションが上がらない」といった人は自分の興味あることから就活に取り組んでみましょう。
- そもそも働くことにポジティブになれないので、興味のある仕事がありません……。どのように考えたらいいのでしょうか?
多くの社会人と接することでイメージがつきやすくなる
働くことがイメージできていないと、当然のことながら興味のある仕事についても考えられません。
身近な場面で働くということを考えるとアルバイトを思い描くかも知れませんが、会社に就職して働くということは、アルバイトとは異なる側面があります。
アルバイトはやることが決められていて、それを効率よくこなすことが求められます。会社で働く場合は、ある目標に対してみんなで協力しながら自分で考えて行動し、成果を出すというところが大きく違う点です。
就活では、多くの社会人と会うことができます。気になる会社の社員やOB・OGなどと面談する機会を作り、多くの人と話をすることで働くことのイメージを作りやすくなります。自分の価値観と合う会社を見つけていきましょう。
自分の価値観を把握する
「自分がやっていて楽しいと感じること」「自分がやっていて苦手だと感じること」など、自分の価値観を把握する自己分析をおこないましょう。
自己分析をおこなうことで、自分の選択肢に迷いがなくなるので、周囲のことが気にならなくなりますよ。まだ知らない自分の可能性を見つけられるので、得意なことや強みから、やりたいことを見つけることができます。
最近では、質問に答えるだけで自分の強みや性格を診断してもらえるツールもあるので、次で紹介するツールを参考に、新しい自分を見つけるためにも友人同士でやってみると盛り上がるかもしれません。
おすすめの自己分析ツール
自己分析ツールを使うと自分の大まかな傾向が分かります。大まかな目星をつけることはできると思いますが、示された結果が絶対に正しいとか、それ以外は間違いだというものではありません。
結果がすべてと信じきることには注意が必要です。あくまでも参考程度に捉えるようにしましょう。
自己分析の方法はさまざま存在します。次の記事では、自己分析の実施方法や注意点、実施によるメリットなどを解説しています。自己分析をしようにも仕方がわからないという人や自分の自己分析に不安がある人はぜひ活用してみてくださいね。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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ゲーム感覚で取り組んでみる
就活の選考などをゲーム感覚で取り組んでみることも手です。人生を決める重要な就活をゲームとは何事だと考える人もいるかもしれませんが、ここ最近ではビジネスの世界でもゲーム感覚で仕事を進めていくゲーミフィケーションという概念が生まれてきています。
ゲーミフィケーション
ゲームの概念をほかの分野に活かし、その物事を楽しくする考え方
具体的には、次の手順で進めていきましょう。
ゲーム感覚で取り組む方法
- 目標を明確にする
例)◯月◯日までに内定を取る - 内定を取るために必要なことを洗い出す
例)自己分析、◯月▲日までに20社以上エントリーする、作成した志望動機を添削してもらう - ②で洗い出した内容にレベルをつける
例)自己分析:レベル1
◯月▲日までに20社以上エントリーする:レベル3 - 手帳などで進捗を見える化する
- 目標達成のご褒美を用意する
例)レベル1達成:好きな映画を2本みる
レベル2達成:友達とお酒を飲みに行く - ペナルティを用意する
例)レベル1未達成:1ヶ月映画を見れない
レベル2未達成:1週間禁酒
ゲームのようにレベル設定をすることで、都度達成感を味わうことができるだけではなく、ペナルティを用意することで緊張感も生むことができ、楽しみながら就活を進めることができます。
また、面接対策や書類作成でもマンネリ化しなくなるので、レベルアップのためと考えると新鮮さを感じながら、就活を進められますよ。
就活のプロセスにゲーム感覚で取り組むことのメリットはあるものの、どうしても「内定=ゴール」という図式になりがちです。
目的は自分らしく活躍できる企業(職場)を見つけることであり、内定を早く獲得することではありませんので注意しましょう。
ステップ③しんどい気持ちを抱え込むのはNG! おすすめの相談先
人間は人に話を聞いてもらうだけでマイナスの感情から解放されると言われています。これは、カタルシス効果と呼ばれています。
カタルシス効果
不安や不満、イライラや悲しみなどネガティブな感情を口に出すと苦痛が緩和され、安心感を得られる現象を指す心理学用語
次で解説していく相談先を参考に、しんどいと感じることは1人で抱え込むのではなく、誰かに相談しましょう。
家族や友人など身近な人
まずは家族や友人など、あなたのことをよく知る身近な人物に相談してみることがおすすめです。身近な人だからこそ、寄り添った意見やアドバイスをかけてくれるかもしれません。
家族は、社会人の先輩としてアドバイスをもらえるかもしれませんし、友人の場合は励ましの言葉をかけてくれますよ。何より近くで応援してくれる存在がいるということは、悩みや不安を和らげるものです。
身近な人に相談するメリットとしては、自分の感情を聞いてもらえる相手がいるという点です。
就職活動は初めてのことだらけなので、今までにないストレスを抱えてしまう人もいます。感情に寄り添ってくれる身近な人は大事な存在です。
先輩など就活経験者
大学の先輩などにアドバイスをもらうこともおすすめです。特に就活を経験してきた人は、皆さん選考を突破して社会人になっています。
スムーズに就活を進められる人もいますが、皆何かしらの不安を抱えていたり、失敗を経験して、社会人になっています。
先輩も就活時代に自分と同じ悩みを抱えていたかもしれませんし、志望業界や志望企業で働くOB・OGであれば、実際に働く立場から客観的なアドバイスをもらえるはずですよ。
就活のプロ
大学のキャリアセンター職員や就職エージェントなど、就活のプロに相談してみるのもおすすめです。
就職エージェントとは
学生一人ひとりにアドバイザーが付き、企業紹介などをおこなったり、プロの視点から就職活動を包括的に支援してくれるサービス
毎年多く学生と接しているからこそ、相談に対しての回答の引き出しも多く、悩んでいることやつまづいている部分に対して、的確なアドバイスをもらえるでしょう。
就職のプロは、長年にわたり多くの人と向き合ってきた経験があります。さまざまな事例を経験しているので、過去の似たような事例を参考にしたアドバイスができます。
身近な人とは、過去の経験の蓄積の点で大きな差があります。専門家によっては、就活を済ませて入社後どのようになったのか、継続的に就活生を見ている人もいます。
どのように入社後の困難を乗り越えたのか多くの事例の蓄積があるので、ぜひ相談してみましょう。
次の記事では、就活の相談先の見極め方や選定する際の注意点、相談時の準備方法などについて解説しています。これから誰かに相談を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
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ステップ④息抜きも大切! 就活中におすすめの気分転換の方法5選
就活中におすすめの気分転換の方法5選
- 一度就活から離れてみる
- 好きなことをする
- 何もしない日を作る
- ご褒美を作る
- 共感できる記事やSNSの投稿を探す
就活は自分を追い詰めてやっていく必要はありません。気分転換をうまく取り入れていくことで、かえって就活のモチベーションを高めることができ、面接などのパフォーマンスも向上させることができます。
ここでは5つの気分転換の方法を解説していきます。解説する内容を参考にぜひ取り入れてみてくださいね。
①一度就活から離れてみる
本当にしんどいときは一度就活から離れることも選択肢の一つです。
就活では、何社ものエントリーに対して、すべて落ちることも珍しくありません。何より、落ち続けることは、精神的にも削がれてしまうものです。
無理して続けて、心も体も不健康になってしまっては元も子もないので、精神的に辛いようであれば、一定期間就活をやめてしまうのも手です。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る就活は自分のペースでストレスなく進めていこう
「就活がつらくてメンタルをやられてしまいそう」という人は、小休止をとることをおすすめします。
就活は自分が今までに体験してこなかった初めての取り組みです。そのため、当たり前ですがストレスがかかります。
メンタルをこれ以上やられないように、小休止をして自分の好きなことをしたり、どこかに遊びにいったりと、自分でできるストレス解消方法を実施してください。
自分なりのストレスとの向き合い方を作っておこう
メンタルがやられてしまう初期の症状としては、何をやっていても就活のことが頭から離れないという状況に陥っている状態です。
初期の段階で自分なりのストレスとの向き合い方を構築しておくことで、自分の心と体の健康を守ってください。
就活は入社後に活躍することが目的です。
周囲の友人が就活で一喜一憂しているのを見て、焦ってしまうかもしれませんが、長い人生において、就活で心を壊してしまうと、将来的に損失が大きくなってしまいます。急がず焦らず自分のペースを作ってくださいね。
次の記事では、選考に落ちて就職が決まらない人に向けて、選考別に対策を紹介しています。一度就活から離れて、もう一度頑張ってみようと思えたらぜひこちらの記事を読んでみてくださいね。
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②好きなことをする
就活は趣味や好きなことなど、やりたいことを我慢しなければならないわけではありません。
注意点として、好きなことに時間を使いすぎて、何もできなくなってしまわないようにしましょう。就活に取り組む時間と好きなことをする時間のメリハリをつけて、取り組むことがおすすめです。
たとえば、買いものが好きなのであれば、面接が終わったら買いものに出かけるなど、就活でやるべきことをやってから好きなことをするといったように両立して進めていきましょう。
好きなことをすることで、かえって就活のモチベーションを維持できますよ。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る自分なりのリフレッシュ方法を決めておこう
自分にとってリフレッシュになることはどんなことか、日頃からいくつか見つけておくと良いですね。
たとえば、普段は就活のために我慢している自分の好きなことや趣味の時間を持つ、尊敬する著名人が書いた本をじっくり読んだり講演を聞く、人生観が変わるような映画を観る、座禅を組みに行く、マインドフルネス瞑想をするなど、いろいろな方法があります。
気軽にできる新しい方法を常に試すことがおすすめ
また、自分の状態や、その時の気分によって、以前はリフレッシュできた方法でも、何度かおこなっているうちに慣れてしまい、リフレッシュにならなくなる場合もあります。
そのため、リフレッシュの方法は常に新しい方法を試しながら実践するのがおすすめです。その際に注意する点としては、気軽にすぐできる方法に限定しておくということです。
たとえば、旅行に行くとリフレッシュできるとわかっていたとしても、リフレッシュのためといって就活中に何度も旅行に行くのは現実的ではありません。
ちょっと気分を変えたいなと思ったらすぐにできるリフレッシュ方法をいろいろ試しておきましょう。
③何もしない日を作る
毎日就活のことばかり考えて、緊張状態になってしまったり、大学の授業やアルバイトなど、ほかのことが手につかなくなってしまう人は「何もしない日」を作ることもおすすめです。
就活を忘れて、何もしない日を作ることでリフレッシュになり、ずっと考え続けてうまくいかないこともかえって新しい視点を得るためのきっかけになり得ます。
抵抗がある人もいるかもしれませんが、何もしないと決めた日は朝から就活のことを忘れて、好きなように過ごしてみましょう。定期的に設けることでそれがモチベーションとなり、就活を頑張ることができますよ。
就活のことが頭から離れず精神的に不安定な状態になりそうなときは、たまには何もしない日を設けることでリフレッシュできます。
ですが、一歩間違うと何もしない日を取り過ぎてしまうという恐れがあるので、その点には注意しましょう。
④ご褒美を作る
先ほど、ゲーム感覚で就活を楽しむ方法の部分でも解説しましたが、ご褒美を作ることでそれがモチベーションとなり、就活を乗り切ることができます。
たとえば、「就活が終了したら旅行に行く」「就活が終わったら、やりたかったゲームを1日中やる」といったように、自分なりのご褒美を決めてみてください。
ご褒美があることで、就活を頑張る理由の1つになりますよ。
⑤共感できる記事やSNSの投稿を探す
自分がしんどいと感じていることは、「カタルシス効果」により人に話すことで解消されると先ほど解説しましたが、人に話すことに抵抗がある人もいるかと思います。
そんな人は、共感できる記事やSNSの投稿を探してみましょう。しんどいと感じている人は、自分の至らなさを責めてしまいがちですが、ほかの人も同様に感じているかもしれません。
共感できる記事やSNSでの投稿をみることで、「自分だけではなかった」と感じることができるでしょう。
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注意点として、記事やSNSの中にはマイナス感情ばかりのものも存在します。さらにしんどくなってしまわないように記事やSNSの投稿は選定して閲覧しましょう。
SNS上では、マイナス感情の投稿に対して、寄り添うのではなく、つけこんでくる人がいることも理解しておくことが必要です。
SNSは自分の身を守りながら利用するということを意識してください。
これだけは避けよう! 就活がしんどいときのNG行動
就活ではしんどいときこそやってはいけない行動が存在しますが、気持ち的に落ち込んでしまったり、内定がないことへの焦りは誤った判断を助長させてしまいます。
しんどい状態が加速しないように、まずはやってはいけない行動を押さえていきましょう。
とにかく企業を受けまくる
数打てば当たると信じて、とにかくいろいろな企業にエントリーするのは控えましょう。就活は自分のやりたいことを実現できる環境を探す場です。受験と異なり、まぐれなどは存在しません。
とにかく選考に参加して内定をもらえても、自分に合う企業ではなく入社後に苦労する可能性もあります。
自分のやりたいことができる環境をしっかりと選定して、エントリーするようにしましょう。
次の記事では、選考を受ける企業の選び方や決め方についてケース別に解説しています。就職先を決める際の注意点なども交えて解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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何も行動しない
一度就活から離れてみることは選択肢の1つですが、そのまま現実逃避して、何も行動しないことは避けましょう。何も行動しなければ、現状は打開されません。
一度逃げぐせがつくとこれからの人生逃げてばかりになってしまいます。休むことも重要ですが、しっかりと自分と向き合って、乗り越えていくことで成長できますよ。
行動の仕方はさまざまですが、学生側が行動しないことには何も始まりません。
就活は企業と学生のマッチングの場です。企業側は、説明会やインターンなど、さまざまなイベントなどをおこなっていますが、活かすかどうかは自分の行動力次第ですよ。
妥協して就活を終えてしまう
通年採用をおこなっている企業もあるので、最後まで納得のいく就活を続けていきましょう。
やりたいことができない企業や求める環境とは異なる企業に就職して、社会人になってから苦しむ方がもっとしんどいと感じてしまうかもしれません。
就活は人生を左右する重要なタイミングです。「いきたい企業ではないけれど、内定をもらえたからそこに就職する」といったように妥協して就活を終えることは避けましょう。
どの会社に入社するかで人生は大きく変わっていきます。なので、いざ内定をもらっても承諾するか迷ってしまいますよね。次の記事では内定承諾をする際の判断基準や注意点について解説しています。悩んでいる人は、参考にしてみましょう。
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就活を早く終わらせたい想いが強いと、本命でなくても内定が出た会社に決めてしまおうという気持ちが芽生えるものです。
しかし、入社後の早期離職になる可能性が高いというリスクがあるため、就職先は決して妥協して決めないようにしてください。
少しでも楽して就活を進めたいと考えている人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。楽して進めるリスクをキャリアコンサルタントが回答しています。
それでも就活がしんどい人必見! 早く内定をもらうコツ
早く内定をもらうコツ
- 就職エージェントを利用する
- スカウトサイトを利用する
- OB・OG訪問を実施する
早く内定を得たからといって良いわけではありませんが、まだ1つも内定がなかったりすると焦ってしまいますよね。早く終わらせてしまいたいと思うのも無理ありません。
就活には、さまざまなサービスやイベントが存在するので、これらを活用することで就活を早く終わらせることができます。いくつか解説していくので、しんどい就活を早く終わらせたい、プレッシャーから解放されたいという人は参考にしてください。。
就活が終わらないと焦ってしまう人もいると思います。こちらの記事では内定に届く秘訣をプロが解説しているので参考にしてみてください。
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就活が終わらない悩みは抜け出せる! 今から内定に届く3つの秘訣
「頑張っているのに就活が終わらない」と悩む学生は少なくありません。周囲が内定を獲得して就活を終わらせるなか、頑張りが報われないのはつらいですよね。なぜ努力が結果に結びつかないのか、どうすれば内定を獲得できるのかをキャリアコンサルタントとともに解説するので、就活を終わらせたい人は参考にしてください。
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就職エージェントを利用する
就職エージェントでは企業紹介をしてもらうことができるので、自分では見つけられなかった企業に出会うことができるなど、1人で進めるよりも効率的に就活を進めることができます。
また、先ほど解説したように就職エージェントは多くの学生のサポートをおこなっているので、悩みや不安の相談に乗ってもらうこともできます。
おすすめの就職エージェントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの就職エージェント
スカウトサイトを利用する
スカウトサービスとは
プロフィールや自己PRなどを登録したら企業からスカウトが届くサービス
スカウトサービスはさまざまな業界の企業が登録しているので、自分が今まで検討していなかった業界や自分では知ることができなかった企業からスカウトが届く場合があります。
そのため、自分の視野を広げることができたり、自己分析ツールなどもあるので、自分の強みや弱みが見つけられていない人にとっては、自己分析にも役立てることができます。
おすすめのスカウトサービスは次の通りです。自分にあったサービスを検討してみてくださいね。
おすすめのスカウトサービス
OB・OG訪問を実施する
OB・OG訪問とは
大学のOB・OGなど、実際に企業で働く社会人を訪問し、リアルな働き方や企業の実態を知ることができる場
OB・OG訪問は社員の生の声を知ることができるので、企業研究や業界研究などに活かすことができます。また、自分の大学のOB・OGであれば、似た環境ということから自分の悩みや不安に対して、的確なアドバイスをもらうことができます。
また、OB・OG訪問を実施することで企業の採用担当者から「志望度が高い」と判断され、選考の場でも有利に働くことがあります。積極的に実施していきましょう。
- OB・OG訪問で「就活がしんどい」と相談することで評価がネガティブに働くことはないのでしょうか?
相手との関係値を加味して適切な形で質問しよう
OB・OG訪問で就職活動がしんどいという相談をすることは、近い関係の先輩であればあなたのことを理解してくれています。信頼関係の構築がすでにできているので、心置きなくすることができます。
しかし、在学中の接点がなく、ただ同じ学校の出身であるというような先輩に関しては「就活がしんどい」ということを伝えた場合、愚痴としてとらえられる可能性があります。
このような場合は、「自分の就活の中で明確に〇〇という部分が課題や問題だと感じていますが、どのように乗り越えられましたか」というアドバイス形式の質問にすることで、ネガティブに捉えられないようにすることが大事です。
OB・OG訪問はしっかりと準備をする必要があります。以下の記事では、OB・OG訪問をするにあたってどのような準備をすればいいのか、当日はどのように立ち回ればいいのかを解説しているので、参考にしてみてください。
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OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
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「就活がしんどい」という気持ちから脱却して理想の内定を獲得しよう!
就活がしんどいと感じる要因は人それぞれ、さまざま存在します。過度に落ち込んでしまい、次に進むことができなかったり、具体的にどうすれば気持ちが回復するのかわからないものです。
ですが、就活はしんどいことばかりではなく、発想を転換させて、適切な行動を取れば、楽しむことができます。
この記事で解説している「就活を楽しむ方法」を参考に、ぜひ行動を起こして、納得のいく形で就活を終えてくださいね。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る就活は確かにしんどいが、大きく成長できる機会
就活は身体的にも精神的にもしんどいものです。今までにこんな経験はしたことがない人が多いことでしょう。
自分自身を見つめてみたり、年の離れた多くの社会人と話をすることを通して、しんどい反面、大きく成長しているはずです。
就活の過程では不安に感じることも多いでしょうが、十分に対策をしていれば不安になる必要はありません。
誰かに相談していきながら、自分の手で将来を切り開こう
就職活動に失敗はつきものといえるくらい、ほとんどの人が就活に苦戦する時期を経験しています。大切なことは、不安になり過ぎないことです。
不安でどうしようもないという人は、人に相談に乗ってもらうことも有効です。専門家は、過去からの多くの事例を知っています。自分では思いつかないような解決策を提示してくれるでしょう。
新卒の就活は一生で一度のチャンスの場です。自分の将来を自分の手で切り開いているわけです。就活を有意義なものとして存分に楽しんでください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
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