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ガクチカと自己PRは同じ内容でも大丈夫ですか?

現在就職活動中の学生です。エントリーシート(ES)や面接でよく聞かれるガクチカと自己PRですが、アピールできる経験が一つしかありません。

この場合、ガクチカと自己PRで同じエピソードを使っても不利にならないでしょうか?

ガクチカと自己PRの違いがあまりわかっていないのかもしれませんが、どうしても同じエピソードしか考えられず、それで問題ないのか教えていただけると嬉しいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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自己PRとガクチカが同じになる場合は視点を変えて伝えよう

まず整理しておきたいのですが、自己PRとガクチカは目的が少し違うということを理解することが大切です。

自己PRは「自分の強みを伝える」もの、ガクチカは「学生時代に力を入れた活動や経験を伝える」ものだといえます。つまり、たとえ同じエピソードを使ったとしても、アピールする視点を変えれば問題ありません。

たとえば、サークル活動の経験を使う場合、自己PRでは「リーダーシップが強みです」と特性にフォーカスして伝え、ガクチカでは「チームで目標達成に向けて努力した経験から学んだこと」を語る、というように工夫してみましょう。

エピソードが同じだと一つの能力にしか触れてもらえない場合もある

とはいえ、できれば違うエピソードを用意することをおすすめします。なぜなら、エピソードが一つだけだと、面接官が質問できる幅が狭くなってしまい、あなた自身の多面的な魅力を伝えきれない可能性があるからです。

ただ、このアドバイスはあくまで面接官が深掘りをする際の目線での話です。実際、同じエピソードを使ったからといって不利になるとは限りませんので、安心して伝えてくださいね。大切なのは、どんな経験から何を学び、どう成長したかを自分の言葉でしっかり伝えることにあります。

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

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ガクチカと自己PRを聞く意図を考えて伝え方を変化させよう

ガクチカと自己PRの関係性、どちらも似たような感じになりがちで、悩ましいですよね。私がこれまで求職者指導をした経験からいえるのは、ガクチカと自己PRは同じエピソードを使っても大丈夫だということです。

ただし、全く同じ内容をそのまま話すのはNGだと考えています。なぜならこの二つの質問では、面接官が聞きたいポイントが違うからです。

企業はガクチカで「いつ、何を、どのように頑張ったのか」という行動のプロセスや課題への対応力をみています。一方、自己PRでは「あなたにはどんな能力・特性があるのか」という強みとその活かし方をみている、と私は分析しています。

視点を変えればあなたの多面的な魅力と一貫性が伝わる!

たとえば、サークル活動で新入生勧誘イベントを企画したエピソードを使う場合、ガクチカでは「参加者が少ないという課題に対して、どう工夫して解決したか」という過程を詳しく話すことが重要です。

そして自己PRでは、そこから見える「私の企画力や粘り強さ」といった強みに焦点を当ててアピールすることが効果的だと思います。同じエピソードでも、このように視点を変えて語ることで、あなたの多面的な魅力をアピールできますよ。

むしろ、私がこれまで見てきたなかで、一貫性が生まれることで、面接官に「この経験が本当に自分の核になっている人なんだな」という良い印象を与えられるメリットもあると感じています!

自己PRとガクチカで同じテーマにした内容を差別化する方法について、こちらの記事で詳しく解説しています。ポイントを押さえて自分らしく魅力的な文章を作りましょう。

自己PRに自信がない人は、以下の記事も参考にしてみてください。自己PRの書き方を詳しく解説しています。

こちらの記事では高評価を狙えるガクチカの構成を解説しています。わかりやすく伝えるコツを知りたい人はチェックしてみてください。

こちらのQ&Aでは、「自己PR」と「学生時代に頑張ったこと」の違いを解説しています。併せて参考にしてみてください。

時間がない人におすすめ!
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学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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