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アピールポイントを面接で効果的に伝える方法を教えてください。

現在、就職活動中の大学生4年生です。面接を控えているのですが、自分のアピールポイントをどう伝えれば良いか悩んでいます。面接で効果的に伝える方法を教えてください。

伝え方もそうなのですが、企業の求める人物像に合わせてアピールポイントを変えるべきなのか、それとも自分の最も自信のある点を押し出すべきなのかについても迷っています。ありきたりなアピール内容で、ほかの候補者との差別化ができないのも心配です。

面接で効果的に自分をアピールするためには、どのような点をアピールポイントとして、どのように伝えるのが良いのでしょうか。面接官に響くアピールポイントの見つけ方や伝え方のコツについて、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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アピールポイントは企業ニーズと合致させて伝えることが高評価のコツ

面接における自己アピールは、企業が求める人材像を理解したうえで、自身の能力を効果的に伝えることが重要です。

私がこれまで数多くの学生と接してきた経験から言うのであれば、選考では企業のニーズに合致する自身の強みをしっかりと伝えることが、まず何よりも大切だと感じています。

すべての要件に完璧に合致する必要はありませんが、企業の方向性とあまりにもかけ離れた強みを強調してしまうと、残念ながら不適合と見なされてしまう可能性もあるのです。

ただし、総合職の求人の場合、さまざまな部署への配属が考えられますので、自身が最も自信のある強みをアピールすることが有効な場合もあります。

私の採用担当としての経験をお話しすると、たとえば美容業界でエステティシャンの面接をおこなった際には、もちろん事務処理能力といったスキルも確認しますが、それ以上に「新しい技術を習得したい」という学ぶ意欲や、「顧客を美しくしたい」という仕事への情熱などを重視していました。

アピールポイントを見つけるのに悩んでいる学生に対しては、まず応募企業のWebサイトや募集要項を丹念に読み込み、そこで求められている人材像や企業が大切にしている文化などを深く探るようアドバイスしています。

そのうえで、自身のこれまでの経験や培ってきた能力のなかから、関連性の高いものを抽出するよう指導しました。

いくつか候補が挙がった中から選ぶポイントとしては、より具体的なエピソードを伴い、かつ応募企業に対してより魅力的に映るであろうアピールポイントを選ぶようにとアドバイスしていましたね。

たとえば、商社を志望する学生さんで海外留学の経験がある場合、本人は語学力を一番にアピールしたくなるかもしれませんが、語学力そのもの以上に、異文化への適応能力や現地での交渉力、あるいは自ら海外へ飛び出した主体性や行動力といった側面こそ、より強くアピールするべきだとお伝えしたこともあります。

PREP法とSTAR法で強みを論理的に伝えよう!

面接で実際にアピールする際には、PREP法(結論、理由、エピソード、結論)という構成を用いることをお勧めしています。

まず、応募企業で活かせる自身の強みを最初に結論として明確に述べ、次にその強みを持つにいたった理由や背景、そしてそれに関連する具体的なエピソードを説明してください。

そして最後に、改めて結論を述べて締めくくると、話が整理されて伝わりやすくなります。

特に、このエピソードの部分は非常に重要でして、STAR法(状況、課題、行動、成果)というフレームワークを用いて具体的に説明することで、より効果的にご自身の強みやポテンシャルを面接官に伝えることができるでしょう。

次の記事でもPREP法やSTAR法を使った自己PRの構成の作り方を詳しく解説しています。アピール方法で悩んでいる人は参考にしてみてください。

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

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面接アピールは「一緒に働きたい」と思わせることが鍵!

面接でのアピールポイントは悩みますよね。

私の採用経験から申しますと、高評価につながるアピールというのは、結局のところ「この会社でこの人と一緒に働きたいと思えるかどうか」という点に集約されるように感じます。

ありきたりなアピール内容になってしまうのではないかと悩んでいらっしゃるようですが、あなたは世界でたった一人の、唯一無二の存在です。

あなたとまったく同じ経験をした人は誰もいません。ですから、どうぞ自信を持って、ご自身の言葉で伝えてくださいね!

企業文化を理解し自分らしくアピールしよう!

企業のカルチャーにフィットするかどうかは、確かに大切な要素の一つです。

そのため、会社の求める人物像に自身のアピールポイントを寄せていくというのは、賢明な選択と言えると思います。

ただし、私がこれまで求職者指導をした経験から強くお伝えしたいのは、自分らしさを失った虚構のアピールは絶対にNGだということです。あなたの本来の特性やこれまでの経験をもとにした内容で、伝え方や切り口を変えていくというのがポイントになるのです。

たとえば、金融業界やインフラ業界、あるいは公務員といった分野では、「コツコツと真面目に取り組む正確さ」「ルールを遵守する実直な姿勢」「報連相を徹底できるコミュニケーション能力」といった点が求められる傾向にあります。

その一方で、広告業界やメディア業界、IT(情報技術)系のスタートアップ企業などでは、「斬新なアイデアを生み出す発想力」「果敢に挑戦するチャレンジ精神」「目まぐるしい変化への対応力」といった資質がより重視されることが多いでしょう。

このように、同じエピソードだとしても、志望する業界や職種によって、伝えるべきポイントは自然と変わってくるはずなのです。

多くの会社の採用ホームページ(HP)には、企業が求める人物像がほぼ必ず記載されています。

まずはそこをじっくりと読み込み、自身の経験のなかから、その人物像に合うエピソードを探し出し、しっかりと準備しておくことが大切です。

自己PRの書き方がわからない、アピールできるエピソードがないと悩んでいる人は、次の記事もチェックしてみてください。コツがわかればアピールできるエピソードを見つけられるはずです。

自己PRの強みと伝え方は以下の記事でも解説しています。自己PRを書くための事前準備やアピールしやすい強みを解説しているので、参考にしてみてください。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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