Q

その他
回答しない

面接での言葉遣いで気を付けることはありますか?

もうすぐ企業の面接があるのですが、言葉遣いで気を付けた方が良いことはありますか?

普段からあまり言葉遣いについて意識したことがないので不安です。丁寧なものの言い方や、自分のことを話すときの謙譲語の使い方など、細かい部分で迷うことがあります。

当日は緊張すると思うので、あまりに堅苦しくなりすぎると間違えてしまいそうで、どの程度の言葉遣いが適切なのかわかりません。

面接の場で言葉遣いは重要視されているのでしょうか? 気を付けるべき言葉遣いのポイントや、学生がやってしまいがちな間違いなどがあれば教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

プロフィールを見る

敬語を適切に活用して面接官に違和感を持たせないことが大切

私がこれまで面接官として学生と接してきた経験のなかでは、「御社は」と言う代わりに「御社の会社は」と表現する応募者がいました。同じ言葉を何度も使用するため、その言葉遣いが気になったことがあります。

また、「自分的には」や「やっぱ」といった言葉遣いをする応募者もいましたが、これらはカジュアルすぎる表現となるため、面接の場では「私としましては」や「やはり」といった言い回しを用いるべきでしょう。

さらに、「ですね」と語尾に「ね」を付ける癖がある応募者に対しても、その語尾が気になったことがありました。

しかし、私個人の場合は、言葉遣いそのものよりも、自社への入社意欲や熱意をより重視していたため、言葉遣いで採用の合否を決めることはありませんでした。とはいえ、面接官によって言葉遣いのとらえ方は異なるため気を付けるに越したことはありません。

私が学生のサポートをおこなう際には、謙譲語・尊敬語・丁寧語といった敬語の適切な使い方を習得してもらい、「差し支えなければ」や「恐れ入りますが」といったクッション言葉を会話に取り入れるよう指導しています。

そのうえで、模擬面接をおこない、一連の回答を通して言葉遣いをチェックするのが望ましいでしょう。

言葉遣いに集中せず自分の言葉で熱意を伝えることに集中しよう!

面接中に言葉遣いに気を取られすぎると、思うような回答ができなくなることがあると私は感じています。

面接での受け答えや入退室の際の挨拶といった基本的な言葉遣いを大きく誤らなければ、あまり神経質になりすぎなくても大丈夫です。

自身の言葉でしっかりとした考えを伝えることに集中することが最も大切だと私は皆さんにアドバイスしています。

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

プロフィールを見る

基本的には言葉遣いで落ちることはないため気にせず自然体で臨もう!

私は採用担当を長年経験し、5,000人以上の面接も担当してきましたが、その経験のなかでは言葉遣いだけで選考から外れたという人はいませんでした。

質問にあるように「言葉遣いについて意識したことがない」とのことですが、私の見立てではおそらく大丈夫でしょう。

私がこれまで多くの学生を見てきた経験から申し上げますと、言葉遣いや基本的なマナーなどは、意識しすぎるほうがかえって弊害が多いように感じます。

些細なことを過剰に意識するあまり、緊張して本来の対話ができなくなってしまうことのほうが、より大きな問題ではないでしょうか。

あなたが日常生活のなかで、言葉遣いが悪いと周囲からいつも指摘されているような人でない限り、丁寧語で普通に話をするだけでまったく問題ないと私は思います。

不自然な言葉遣いをしないようにリラックスして対話することを心掛けよう

私がこれまで見てきたなかで、学生が面接でやってしまいがちなこととして、「上から目線」と「下から目線」の両方のケースがあります。

「上から目線」のほうは、どこかで読みかじった知識や誰かの受け売りなどを、そのまま自身の言葉として話してしまうといったことです。

専門家が一般の人に話す場合の話し方は、予備知識がない人にもわかりやすく伝えるためのものですが、それをそのまま真似するのは適切ではありません。

自身の言葉に言い換えて話さないと、相手を見下しているかのような、不自然な言葉遣いになってしまう可能性があると私は指摘したいです。

また、「下から目線」のほうは、とにかく丁寧に話せば良いのだろうと考えているのかもしれませんが、結果として二重敬語や不自然な謙譲語を使い、へりくだりすぎてかえっておかしな話し方になっていることが、私の経験上では見受けられます。

面接も結局はお互いを理解するためのコミュニケーションの一つにすぎません。ですから、些細なことにとらわれず、リラックスして普通に話すほうが、きっと良い結果につながると思います。

こちらの記事では面接で最低限気をつけることを解説しています。面接のコツやWeb面接の対策も説明しているので、参考にしてみてください。

「貴社」と「御社」の違いはわかりますか? こちらの記事では、「貴社」と「御社」の使い方の違いや間違えやすい言葉遣いを解説しています。併せてチェックしてみましょう。

言葉遣い以外にも気を付けなければいけないマナーはたくさんあります。面接を控えている人は以下の記事も確認しておきましょう。

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になります。

もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア