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インターンに参加する前の面接と面談の違いは何ですか?
現在、就職活動をしている大学3年生です。インターンについて調べているなかで、「面接」と「面談」という言葉を聞く機会が増えました。インターンの前にA社では面接があり、B社では面談があるという感じなのですが、面接と面談の違いは何でしょうか?
なんとなく面接は合否を決める選考で、面談はもっとカジュアルな情報交換の場なのかなというイメージはあるのですが、正直なところ違いがよくわかりません。
インターンに参加する前に実施される「面接」と「面談」の具体的な違いについて教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面談で企業について理解して面接で自分をアピールしよう
私がこれまで学生の皆さんにアドバイスしてきた経験から言えるのは、「面接」と「面談」には、目的に明確な違いがあるということです。
一般的に「面接」は企業が応募者の採用の合否を判定するための場となります。
一方で「面談」は企業が応募者に対して自社のことをより深く知ってもらうため、情報を提供し理解を促すための場と言えるでしょう。
これら2つを企業側の視点から解説します。まず、面接では自社が求める人材像に合致しているかどうかをさまざまな角度から見ているのです。
また、応募者の受け答えを通じて、自社で仕事をするうえで必要となる能力や資質を備えているかを判断しています。
これに対して面談では、企業側が応募者に対して自社の事業内容や企業文化、福利厚生、さらには今後の選考プロセスなどについて詳しく説明するケースが多いようです。
応募者の皆さんにとっては、企業の事業内容や福利厚生、選考方法など、自身が知りたい情報を積極的に質問して、疑問点を解消しておく良い機会となります。
時には、応募者と近い世代の現場で働く若手の社員が面談に参加することで、応募者の緊張を和らげるような工夫を取り入れている企業もあるため、有意義に活用しましょう。
面談でも油断せず常に誠実な対応を心掛けよう
ただし、ここで一つ注意点があります。たとえ面談という名称であっても、同じ大学のOBやOGが面談相手の場合など、実質的に選考の要素が含まれているケースも過去にはありました。
事前に「選考にかかわる面談です」と明確に伝えられていない場合、ついリラックスして気が緩んでしまいがちになるかもしれませんが、注意が必要です。
企業と接点を持つときは、それが面接であっても面談であっても、常にビジネスマナーを守り、はっきりとした受け答えを心掛けるなど、相手に失礼のない良い印象を与えられるように注意することを意識しましょう。
相互理解を深めるのが面談で企業が合否を判断するのが面接である
インターンシップに参加する前の「面接」と「面談」の違いについてですね。
一般的に「面接」は、企業が学生の適性や能力を見極め、合否を判断するための選考の場を指します。
一方「面談」は、主に企業と学生との間で相互理解を深めたり、情報交換をおこなったりする場として設けられることが多いです。
カジュアル面談という言葉を耳にすることもあるかと思いますが、その名の通り、比較的リラックスした雰囲気で、学生からも気軽に質問したり、ざっくばらんに話をしたりできる場合が多いと認識しています。
まず、インターンシップに参加する前に実施される面接についてですが、特に1day仕事体験や短期間のインターンシップの場合、企業側は面接を通じて学生さんの志望度の高さや、その企業・業界への関心度などを見ていることが多いです。
また、採用選考に直結する可能性のあるインターンシップの面接では、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどを深く聞くことで、その学生の持つポテンシャルや企業との適合性を見極めようとしていると言えます。
次に面談の場合ですが、これは企業が自社についてより深く知ってもらうための個別説明会のような意味合いを兼ねているケースが多いです。
企業側は、学生が企業を選ぶうえでの軸に関する質問などを通して、その学生が自社の企業文化に合うかどうかといった相性を見ていることが多いように思います。
名目上は、「選考ではない」とされるため、合否に直接影響を与えることは少ないからと油断している人もいるかもしれません。しかし、いつも学生に伝えているのは、社会人として基本的な態度や言葉遣いなどは、当然ながらしっかりと見られているということです。
面談でもしっかりと評価されている可能性もあるため気を抜かず臨もう
そして、特に注意してほしいのが、面談が実質的に選考の場となる可能性があることです。
私がこれまで実際にみてきたケースを紹介します。逆求人サイトなどを通じた企業からのオファーによる面談をした学生が、その場でのやり取りが高く評価され、通常の選考ステップをいくつか飛び越えて、有利な条件でのインターンシップ参加のオファーをもらえた事例がありました。
さらには、いきなり内定に向けた最終面接の提案をされている学生もいました。
そのため、私が強くアドバイスしたいのは、たとえ面談という名称であっても、常に気を引き締めて臨むことが大切だということです。
このように、「面接」と「面談」は目的や見られる点が異なりますが、どちらの機会も企業との貴重な接点となります。
それぞれの違いを理解したうえで、しっかりと準備して臨みましょう。
こちらの記事でも面談と面接の違いを詳しく解説しています。併せてチェックしてみてください。
面談の後にお礼メールを送るべきなのかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。以下の記事ではお礼メール作成のコツや送信のタイミングを解説しています。
インターンのお礼メールについては次の記事も参考にしてみてくださいね。
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