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就活で資格について嘘をついても大丈夫ですか?
エントリーシート(ES)に嘘の資格やTOEICの点数を実際より少し高く言ってしまったりしても大丈夫でしょうか? 深く聞かれることがなければ別にバレないのではと思っています。
もしバレるとしたら、どんなところから嘘だとわかるのでしょうか。嘘だとバレた場合、法的責任に問われたりするんでしょうか......? 資格証明書の提出が求められなければ多少の嘘も許されるのではと思っています。実際、就活の資格で嘘をつくとどうなるのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
嘘は絶対NG! 違法行為にあたり懲役解雇につながる可能性もある
ESに嘘の資格を書いたり、TOEIC の点数を少し高く書いてしまっても大丈夫か、バレなければ問題ないのでは……と悩んでいるのですね。もしバレたらどうなるのか、という不安もあるかと思います。
結論から伝えると、私の考えでは、嘘は絶対にダメです!
私の知る限り、資格やスコアを偽ることは、民法上の「詐欺取消」や「不法行為」にあたる可能性があります。
実際に、私が直接かかわったケースではありませんが、場合によっては損害賠償を請求されたり、内定が取り消されたりすることもありえると聞いています。
さらに、一般的な会社の就業規則では「採用時の虚偽申告は懲戒事由」と明記されていることが多く、最悪の場合、懲戒解雇につながる可能性も否定できません。
「資格証明書の提出が求められなければ大丈夫では? 」と思うかもしれませんが、後々何かのきっかけで発覚するリスクは常にあります。
誠実に挑むことがベストな結果を生む! ありのままの自分で臨もう
たとえ運良く入社できたとしても、業務上必要な資格やスキルを持っていないことが後で発覚した場合、自身が仕事で苦労するだけでなく、周りの人や現場に大きな迷惑をかけてしまうことになります。つまり、会社にとっても、そして何より自身にとっても、良いことは一つもないと言い切れます。
TOEICの点数についても同様です。私がアドバイスするならば、ありのままの点数を正直に書くべきです。
そして、「さらに高得点を目指して現在も勉強中です」といった前向きな姿勢を添えるほうが、よほど採用担当者からの信頼を得られます。もちろん、そのように書いたからには、実際に努力を続けることが大切ですよ。
ですから、私の意見としては、ぜひ、ありのままのあなたで勝負してほしいと思います!
嘘をつかず、正直に、誠実に就職活動に挑むこと。それが最終的に最も良い結果につながると信じています。
絶対にやめるべき! 重い処分が科せられるケースもある
私のこれまでの求職者指導の経験から、結論を伝えると、絶対にやめるべきです。
確かに、バレなければ一時的に選考が進むかもしれませんが、それが発覚したときのリスクは計り知れません。
さらに、資格やTOEICのスコアだけで内定が決まることはほとんどないので、まさにハイリスク・ノーリターンの行為だといえます。
もし嘘が発覚した場合、私の知る限りでは、入社前であれば経歴詐称となり内定取り消しになる可能性が非常に高いです。
選考時に資格証明書の提出を求められなくても、私がこれまで見てきたケースでは、後日や入社直前になって提出を求められることもあります。
また、昨今の採用傾向として私が把握しているのは、昨年までは提出義務がなかった企業でも、今年から方針を変更して提出を必須とするケースもあるということです。
入社後に嘘が発覚した場合のリスクも深刻です。経歴詐称として、減給や配置転換(左遷)、最悪の場合は解雇といった懲戒処分の対象となる可能性も十分に考えられます。
一度信用を失うと深刻なリスクを負う! 自信を持って誠実に企業と向き合おう
たとえ法的な責任や懲戒処分に至らなかったとしても、私が最も懸念するのは、「信用を失う」という非常に大きな代償です。
一度「嘘をつく人材だ」というレッテルを貼られてしまうと、その後の社内での評価やキャリア形成に深刻な影響を及ぼすことは、私が見てきた多くの事例からも容易に想像がつきます。
嘘をつくリスクは計り知れないほど大きい一方で、それによって得られるリターンはほとんどありません。資格を持っていることやTOEICの点数が高いことだけが理由で内定に直結することは、まずありえません。
企業は、ガクチカや自己PR、志望動機といった要素を総合的に判断して内定を出しているのです。
就職活動は嘘で自分を飾る場ではなく、あなたの本音やありのままの姿を受け入れ、評価してくれる企業を探すための貴重な機会だということです。
どうか自信を持って、誠実に就職活動に向き合ってください。応援しています。
次の記事でも就活で嘘をつくリスクやデメリット、嘘がばれやすい理由を解説しています。併せてチェックしてみてください。
履歴書の経歴詐称にも気をつけましょう。次の記事では、経歴作業が発覚した場合にどうなるかを解説しています。
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