就活を進めるうえで気になるのがエントリー数。「就活でのエントリー数って普通どれくらいなのかな」「就活のエントリー数が少なすぎると全落ちしないか不安……」といった悩みの声が多くの学生から寄せられます。
「たかがエントリー数。大切なのは書類選考と面接」と考え、エントリー数について深く考えないまま就活を進めてしまうと、企業の持ち駒が0になってしまったり、反対に選考を詰め込みすぎて対策に時間を避けなかったりと、後悔の原因になり得ます。自分に合ったエントリー数を押さえていきましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、三好さん、横山さんのアドバイスを交えつつ解説します。就活のエントリー数で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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【結論】就活のエントリー数は10~20社がおすすめ
就活における適切なエントリー数は「10〜20社」が目安です。
この数字は、候補がゼロになる「全滅のリスク」を防ぎつつ、「1社ごとの対策の質」を保つためのベストなバランスだからです。
まずは10社程度エントリーして選考を進め、お見送りになって候補が減ってきたら、その都度追加でエントリーしていく「補充型」で進めると無理がありませんよ。
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就活生のエントリー平均と最新トレンド
自分に合ったエントリー数が大切とはいえ、周囲の学生がどのくらい企業へエントリーをしているのか、実際のエントリー数は気になりますよね。
学生のエントリー数の平均はもちろん、文系学生・理系学生の平均エントリー数も解説していきます。また、エントリー数にはどんな傾向があるのかも紹介するため参考にしてくださいね。
なお、エントリーの開始は一般的に大学3年生の3月1日からです。もちろんそれ以前にエントリーできる企業もあるため、就活サイトなどで情報収集をしてくださいね。
例年は平均20社程度
| 卒年度 | エントリー数平均 |
|---|---|
| 2024年卒 | 23.2 |
| 2023年卒 | 24.7 |
| 2022年卒 | 27.1 |
キャリタス就活2024によると、2024年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均23.2社となっています。もちろん志望業界や企業が定まっていない人は平均以上のエントリー数になるため、参考程度にとどめてくださいね。
また文系・理系でもエントリー数には差があるため、その違いについて解説していきます。
文理別では文系のほうが多い
| 対象 | 平均エントリー数 |
|---|---|
| 文系男子 | 23.1 |
| 文系女子 | 22.2 |
| 文系全体 | 22.7 |
| 対象 | 平均エントリー数 |
|---|---|
| 理系男子 | 13.6 |
| 理系女子 | 14.7 |
| 理系全体 | 14.2 |
2023年卒の文系学生の平均エントリー数22.7社、2023年卒の理系学生の平均エントリー数14.2社。文系のほうが多いことがわかります。
理系学生と比べて文系学生は就活にかける時間が多く取れることがエントリー数に影響している可能性も考えられます。
また理系学生のエントリー数が少ない理由は「専門性」という理由が挙げられます。
たとえば理系学生の場合専門分野や研究に関連した業界や企業に焦点を絞ることが多いため、エントリー数が少なくなる傾向があります。
そのほか、理系は文系とは異なり、学校推薦や教授推薦を就活で利用する学生が多いことも要因として考えられます。
売り手市場によりエントリー数は減少傾向
2023年卒の就活向けWebサイト主要大手3サービス(マイナビ・キャリタス・リクナビ)でも掲載企業数は増加傾向であり、売り手市場であることがわかります。
また、リクルートワークスのワークス大学求人倍率調査2024年卒で、2024年卒の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.7倍台を維持し、売り手市場であることが示されています。
企業の採用意欲が高く、学生の立場では内定を得るまでの難易度が比較的低下した状況であるといえるため、エントリー数が減少傾向にあると推測されます。
売り手や買い手など市場がどのようであれ、大切なことは「人生でたった一度きりの新卒就職の機会を後悔のないものにする」という心構えです。
「難易度」の捉え方も非常に主観的なものが多いのも現実で、何が難しく、何が簡単かは人により異なります。
最終的に信頼できるのは市場の動向そのものではなく自分自身。信念をもって活動しましょう。
あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう
就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。
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自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
エントリー数の多寡によるメリット・デメリット
「内定の確率を上げるには、とにかくたくさんエントリーした方がいいの?」「それとも、志望度の高い数社に絞るべき?」と悩む就活生は多いでしょう。
結論から言うと、エントリー数は多ければ多いほど安心というわけではなく、逆に少なく絞りすぎてもリスクが伴います。
自分にとってベストな社数を見極めるために、まずは両者の特徴を具体的に比較してみましょう。
少ない場合のメリット・デメリット
エントリー数が少ないときのメリット
メリット①一つひとつの企業の対策に集中できる
メリット②軸が一貫するため就活を効率的に進められる
エントリー数が少ないときのデメリット
デメリット①視野が狭まりやすい
デメリット②内定ゼロの可能性が高まる
就活はやるべきことが多いからこそ、エントリー数を絞り効率的に進めたいと考える学生も多いのではないでしょうか。
とはいえ効率ばかりを求めすぎても、選考を受けられる企業がなくなってしまうなどうまく就活が進められなくなる危険性が潜んでいます。
エントリー数が少ないときのメリット・デメリットを押さえることで、自分はエントリー数を絞るべきか否かを見極めていきましょう。
アドバイザーコメント
エントリーは企業や自分自身についての理解を深める重要なプロセス
就活を開始することですでに仕事人生というプロセスがスタートしています。そういった意味では就活のゴールは内定(一つの企業に就職すること)をつかむことではなく、幸せに働けるようになることです。
エントリーとは単に「申し込む」という作業ではなく、自分のやるべき仕事にミスマッチングを起こさないために、企業や自分自身についての理解を深める重要なプロセスとなっています。
一社ごとに理解を深められれば良いのですが、時間には限りがあり難しいですよね。
エントリー数を絞り込みすぎないことは就活成功のための必須事項
就活初期の段階は、自分に合わないと感じる企業にはエントリーする必要はなく、単に興味があるといった視点だけでエントリーしても構いません。
就活を進めていくと次第に「新たにエントリーしたい」と思う企業が出てくるため、自分のキャパシティに合わせた範囲でどんどんエントリー数をアップデートしましょう。就活を進める中で自分にとって適切なエントリー数が見えてきます。
最初からエントリー数を意識して絞り込みすぎることは、「チャンスを見逃すリスク」という非常に大きなデメリットとなり得ます。新卒の一括採用枠は、自分の可能性を最大限広げるための有利なチケットであり、これを活用しない手はありませんよね。
エントリー活動そのものがセルフマネジメントのスキルを磨く試金石になるため、試行錯誤しながらマネジメントスキルも向上させましょう。
エントリーの数にこだわりすぎず、臨機応変にチャレンジしてみてください。自分のキャパシティに用心してエントリー数を最初から絞り込むことが一番のリスクといえますよ。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます。
早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
多い場合のメリット・デメリット
エントリー数が多いときのメリット
メリット①選考過程で自分にマッチした業界や企業を発見する可能性がある
メリット②場慣れする機会が多くなる
メリット③選考に落ちてもチャンスが残っているという安心感がある
エントリー数が多いときのデメリット
デメリット①スケジュール管理が難しい
デメリット②1社に割ける企業研究の時間が少なくなる
エントリー数が少ないときにメリット・デメリットがあるように、もちろんエントリー数が多くてもメリット・デメリットは存在します。
手持ちの企業が多いことによる精神的な安定や、思いがけない優良企業との出会いがある一方で、スケジュール管理の限界や、1社にかける「対策の質」が低下するといった弊害も生まれます。
アドバイザーコメント
エントリーすることで知らなかった企業の魅力に気づくこともある
エントリーしないと企業への応募はできないため、とりあえずでもエントリーをしておくことがおすすめです。
一度エントリーするとマイページが設置され、企業説明会に参加できたり社員と面談が設定されるなどさまざまな情報のやりとりができるようになりますよ。このように企業からの情報を入手しやすくなることで視野が広がり、企業選びの幅が広がります。
最初はそれほど興味がなくても情報や人に触れることにより、知らなかった企業の魅力に気づくことが多いもの。
困ったことにエントリーには締め切りがあるため、エントリーが締め切られた後はESすら提出できなくなってしまいます。エントリー数が多ければ、就活後半になって「書類提出できる企業がなくなった……」といった事態を防ぐメリットがありますよ。
スケジュール管理をしたうえで積極的にエントリーをしよう
エントリー数が多いデメリットは、エントリーすると大量のメールなどが企業から送られてくるほか、LINEへの登録を促されたりもします。情報量が膨大で本当に見逃したくない企業の情報が埋もれてしまい見つけにくくなってしまうことがあります。
エントリー数が多いとさまざまなイベントや面談に出ることが可能なため非常にメリットは大きいですが、スケジュール管理もその分大変になります。「どの企業が何を話したのか」「自分がどこでどんな話をしたのか・聞いたのか」を整理しておかないと、混乱してしまうことになるでしょう。就活の初期段階では業界や企業を絞りすぎずに多めにエントリーすることが大切ですが、スケジュールと情報管理には注意が必要といえます。
こちらのQ&Aでは、エントリー数が少ないことに不安を感じている人に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスしています。エントリー数に応じた就活の進め方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
就活のエントリーをうまく進めるためのポイント

周囲に流されたり、自分の凝り固まった考えだけでエントリーを決めてしまうと、後悔する原因ともなりえます。
エントリー数が少ない・多いどちらのケースを選ぶにしても、自分に合っているかが大切です。今から具体的にどんなことを大切にするべきかを解説するため、ぜひ参考にしてくださいね。
①「数」にとらわれないようにする
基本的に多くの学生にとって就活は初めての体験であり、わからないことが多いもの。そのため「普通」が気になったり、周囲の学生の様子が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、平均よりエントリー数が少ない・多いなどとエントリー数ばかりに気をとらわれないようにしましょう。エントリーはあくまでも自分にとって就活を滞りなく進めるための手段に過ぎません。
エントリー数が少なければ「集中した対策ができる」=「必ず内定がもらえる」ということはありません。また「エントリー数が多い」=「内定数が増える」とも限りません。「内定を取れる確率」は人と受ける企業の組み合わせによってまったく異なるものと理解し、自分はどのように就活を進めたいのかを考えることが大切です。
②気になる企業はとりあえずエントリーする
就活サイトを利用するとボタン一つでエントリーが完了することも多く、エントリー自体はそこまで手間ではないことが多いです。そのため、気になる企業はとりあえずエントリーするという意識を持つことが大切です。
気になる企業にエントリーをしておけば、あとから「やっぱりあの企業の選考を受けたい」となったときに、「エントリー期限が過ぎていて応募できなかった」という事態を防げます。
エントリーをしてもESを提出しなければ、時間を割く必要もないため、安心材料程度に考えて気軽にエントリーしてみましょう。
- 気になった企業にエントリーしようと思うと、まったく絞り切れずエントリー数が膨大になってしまいそうです。どのように考えれば良いのでしょうか?
エントリーしたい企業を価値観で比較する作業を繰り返そう
興味関心が広がり「気になるアンテナ」が立っている状態ですね。情報をキャッチしやすく、エントリーの第一段階として好ましい状態といえますよ。
ただしその気軽さから「なぜエントリーしたんだろう」と後で疑問を招きがちになるものです。エントリー数が多くなりそうなときは、エントリー前に以下の工夫をしてみましょう。
①エントリーしたい企業を5~10社程ピックアップして一覧にする
②その中から自分の価値観で比較をして数を半分程度に絞りエントリーする
この2つの作業を繰り返しおこなってみてください。他社と比較すると振り落とされてしまうものの、どうしても気になって何度もピックアップされる企業が出てきたら、エントリー対象とします。
特別目立つ魅力はないけれど、何となくフィットする部分を感じる企業です。検討の余地が十分にあるといえるでしょう。
③最初から業界や企業を絞りすぎない
企業選びの軸が定まっているからエントリー数を絞るという人もいるかもしれませんね。しかし、1つの業界や少なすぎる企業に固執せずに視野を広げて考えることが大切です。なぜなら、3年生の3月時点ではまだ自分の知らない業界があったり、自己分析が浅い可能性があるため間違った絞り方をしてしまう危険性があるからです。
絞る業界の数に明確な決まりはありませんが、選択肢を狭めすぎないという観点から3つ程度の業界に絞ることをおすすめします。
また人気の高い企業や採用人数の少ない企業は就職難易度が高いため、すべて落ちてしまう可能性も0ではありません。ある程度企業規模などに幅を持たせて複数社エントリーするようにしましょう。
業界の絞り方で悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。業界を絞ったほうが良い人と絞らないほうが良い人、また業界絞りのメリット・デメリットも解説しています。
- 特に大企業の場合はエントリー数が少なすぎるのは危険だとわかりました。大企業だけにたくさんエントリーするのも戦略としてありでしょうか?
大企業という名前にこだわりすぎるのは避けよう
大企業だけにたくさんエントリーする戦略はおすすめできません。就活の基本は自分にあった仕事(職種)を選択することです。業界や大手企業の中にさまざまな仕事(職種)があるため、業界や企業名にこだわり過ぎると自分に合った仕事を見失ってしまいます。
しっかりと業界や企業研究をすることでその中に自分にマッチする仕事ができる企業を発見できるでしょう。大企業は採用後に配置を検討するケースもあり、自分が望む仕事に就けないケースもある一方で、中小企業は自分が望む仕事に就ける可能性が高いといえます。また、自分の裁量で活躍できる可能性も中小企業の方が高いでしょう。
エントリー数に関する戦略としては、自分の望む仕事(職種)をしっかりと押さえて企業選びをしたうえでエントリーしてください。大手企業でも、その中でどのような仕事をしたいのかしっかりと意識してエントリーをすべきですよ。
④エントリーのタイミングを逃さない
一般的に就活情報解禁となる大学3年生の3月からエントリーをすることになります。そのため3月にはエントリーをして、エントリーのタイミングを逃さないようにしたいものです。
企業によっては企業説明会や選考会が定員で埋まってしまう危険性もあるため、エントリーができる3月になったらできるだけ早くエントリーをして選考に関する情報をゲットしましょう。
また、ES提出には一次締切、二次締切、三次締切など複数回締切日が設けられていることもありますが、志望度の高さをアピールするためには一次締切でES提出をすることが望ましいです。ESの提出期限を勘案してもエントリーはできるだけ早めにしてくださいね。
3月以前からエントリーを受け付けている企業もあるため、よく注意しておきましょう。
たとえばベンチャー企業、外資系企業のほか、IT業界や不動産業界、人材関係業界などの企業は3月以前からエントリーを受け付けているようです。
また、プレエントリーという形で多くの企業が3月以前から登録を受け付けています。これも実質的には採用に直結するものと捉えましょう。
プレエントリーについては以下の記事で詳しく解説しています。プレエントリーの目的を把握して、自分に合った企業選びの参考にしてみてください。
⑤自分のキャパシティを念頭に置く
エントリーした企業すべてにES提出をする必要はありません。たとえば、エントリーした30社すべてにESを提出しようとすると作成だけでもかなりの時間が必要です。また、仮にすべての書類選考を突破して面接に進めば企業分析などでさらに多くの時間を要します。
もちろん、人によっては複数社を同時並行して就活を進められる人もいるかもしれませんが、自分のキャパシティや状況をよく考えたうえでES提出に進むようにしましょう。
またすべての企業にまんべんなく時間を割こうとしてしまうと、どの企業の対策も不十分で良い結果が得られない可能性が高まってしまいます。
ES提出を複数する場合は、もちろんすべての企業の書類選考が突破できるわけではありませんが、すべて進む想定をしておきましょう。
10社なら10社、最終面接対策まで並行しておこなっていくという認識です。業界や職種により重複する対策もあるため「ESを提出する企業数」を決めることにはあまり意味はありません。「自分がやり切ることができるES提出」と考えてみましょう。
⑥追加エントリーも視野に入れる
エントリーをしてES提出に進んだものの、その後の選考が思うように通過せず不合格となってしまうこともありえます。その場合、新たに追加でエントリーをすることを視野に入れましょう。
時期によってはエントリー締切が過ぎてしまっている企業もあるかもしれません。しかし、優良企業でも知名度の低い会社では学生の採用に苦戦し、エントリー募集を継続している企業もありますよ。
たとえば、BtoB企業や成長中のベンチャー企業などを追加でエントリーできないか考えてみましょう。以下で選定されている企業を見てみることもおすすめです。
優良企業の探し方の例
- BtoB企業:経済産業省グローバルニッチトップ企業100選
- ベンチャー企業:経済産業省日本スタートアップ大賞
どうしても大手企業に行きたいという学生は、4年生の6〜7月ごろであれば大企業でも二次募集をしていることもあります。また9月〜11月ごろに秋採用をする企業もあるため注視してみてくださいね。
書類選考で落ち続けてしまい、選考を受けられる企業が少なくなってしまうのは悲しいですよね。書類選考を突破するためにも、以下の記事で書類選考に落ちる原因を解消してください。
採用側としてはやはり早い時期にエントリーしている学生の方が、志望度が高いと判断することが多いです。
そのため追加エントリーの場合は、志望動機をより明確にしておく必要があります。就職活動をしている過程で「やっと見つけた自分の適職」といった自己努力の結果であっても構いません。
追加募集する優良企業は、安易に妥協せず志望動機のクオリティの高い学生を探しているため、本気で取り組まないと内定は得られませんよ。
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受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
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【Q&A】就活のエントリーについてよくある質問に回答
ここからは就活のエントリーに関するよくある質問に回答していきます。いつまでにやればいいのか、エントリー後はやめられるのか。ここで疑問を解消して、不安なく就活を進めていきましょう。
エントリーしてもやめられる?
結論から言うと、全く問題なくやめられます。
エントリーしたからといって、必ず選考を受けなければならないというルールはないので安心してください。
あくまで「貴社に興味があるので、マイページを作って情報をください」という意思表示に過ぎません。
選考に進まない場合は、エントリーシート(ES)を提出しなければ自動的に辞退扱いとなります。
ただし、すでに面接の日程が決まっている段階で辞退する場合は、無断キャンセルではなく、必ず企業へ辞退の連絡(電話やメール)を入れるのがマナーです。
エントリー先はいつまでに選べばいい?
ひとつの目安は「大学3年生の3月1日(情報解禁日)」です。
この日から多くの企業で一斉に本エントリー(ESの提出や説明会の予約)がスタートするため、それまでに業界研究や自己分析を進め、受ける候補となる企業を10〜20社程度リストアップしておくのが理想的です。
とはいえ、3月の時点で全てを確定させる必要はありません。「まずはこの企業群から受けてみよう」というベースとなるエントリー先が決まっていれば、スムーズなスタートダッシュを切ることができます。
情報解禁後に追加エントリーするのはあり?
大いにありですし、むしろ推奨される進め方です。
就活を進めて面接を経験していくうちに、「やっぱり違う業界も見てみたい」と志望が変わることはよくあります。
就活を成功させている人の多くは、候補が減ってきたらその都度新しい企業を探して追加エントリーをおこなう「補充型」で動いています。春以降も採用活動を続けている企業はたくさんあるため、柔軟に追加していきましょう。
エントリー数が多いときはどう管理する?
「優先順位の明確化」と「徹底した効率化」で管理しましょう。
エントリー数が多いとスケジュールが破綻しやすくなるため、まずは本命企業を数社絞り、そこへの対策(企業研究やES作成)に最も時間を割くよう優先順位をつけます。
そのうえで、説明会はWebをフル活用して移動時間を削り、面接日程などは手帳やスプレッドシートで「いつまでに・何をするか」を一覧化して抜け漏れを防ぎましょう。
自分に合ったエントリー数で就活を進めて志望企業の内定をつかもう!
ここまで解説してきたとおり、就活のエントリー数は少ないときと多いときのメリット・デメリットを正しく押さえて自分に合った選択をすることが大切です。とはいえ、エントリー数を絞りすぎてしまうと視野が狭くなるだけでなく内定0の可能性が高まるということを忘れてはいけません。
自分の使える時間や状況を踏まえて、エントリーをしてくださいね。エントリー数が多かったとしても今回紹介した就活を効率的に進めるコツ5選を実践すれば、選択肢の幅を広く持った就活を進められますよ。
後悔しないためにも、そして志望企業から内定を得るためにもあなたに合ったエントリー数で就活を進めていきましょう。
アドバイザーコメント
エントリーはあなたの視野を広げてくれる
「エントリーはいくつ以上はしなければならない」「エントリーした以上はESを必ず提出しなければならない」という決まりはありません。エントリーという行為はあなたを拘束するものというよりも、企業情報を集めるなどあなたの視野を広げていくものとなります。
もちろんエントリーをすることによって、あなたの興味が深まる企業に出会うことが重要です。しかし、自分の思いとは違う企業に出会うことも少なくありません。そういった場合はエントリー後であってもESを提出する必要はないということを念頭に置いて、最初は少しでも興味関心がある企業には積極的にエントリーしていきましょう。
エントリー数が多くても取捨選択をすることで適切な行動がとれる
就活は、「選択」や「意思決定」という社会に出てから必須のスキルを知らず知らずのうちに実行しています。「エントリーした企業をどこまで調べるか」「ESを出すかどうか」「フェイドアウトするのか」「辞退の連絡をするのか」「それはいつがよいのか」など判断の連続です。
このような「選択」や「意思決定」を意識すれば多くの企業にエントリーしていたとしても、本命となる企業にはしっかりと採用担当者の心に届くようなメリハリのある行動がとれるようになっていきます。
エントリーの数は悩む本質ではありません。少しでも興味を持った企業には積極的にエントリーしましょう。そのうえで取捨選択という行動を通して自身の人間力を成長させ、本当に行きたい企業へのアプローチをしてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi











3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/atWill代表
Masayo Miyoshi〇幅広い領域においてキャリアコンサルティングの経験を積み、行政や企業向けのキャリア研修PG開発、講師業などにも携わる。対個人・対組織の支援を両輪でおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細