Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました

SCOA-Bの受検を控えている人の中には、「何をどう測られているのかわかりにくく、回答の方向性に迷う」「正直に答えても良いのかわからない」と感じている人は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、元人事の瀧本さんとともにSCOA-Bの例題20問を紹介します。
企業が評価するポイントや、対策の優先順位についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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例題を解く前に確認しよう! 「SCOA-B」の解答のコツ
SCOA-B(性格検査)は、「検査1」と「検査2」の2つで構成されています。
検査1は2つの文章を比較して自分に近いものを選ぶ形式、検査2は1つの文章に対して「YES」「NO」「?」の3つの選択肢から回答する形式と、問題形式が異なる点が特徴です。
SCOA-Bの概要
- 目的:気質類型・性格特徴・意欲態度の3尺度から人柄や企業適性を測定する
- 検査1:問題数60問
- 検査2:問題数180問
- 出題形式:テストセンター方式、マークシート方式、Web方式
- 「SCOA-B」の回答のコツを教えてください!
普段の自分の行動をもとに回答することが一貫性につながる!
SCOA-Bは、知識や計算力ではなく、「気質」「性格特徴」「意欲・態度」「職場での行動傾向」などを多面的に見るパーソナリティ検査です。
大切なのは、企業に好かれそうな答えを選ぶことではなく、普段の自分に近い回答を一貫して選ぶこと。類似した質問が形を変えて出ることがあるため、良く見せようと考えすぎると回答に矛盾が生じやすくなります。
迷ったときは、理想の自分ではなく、学校やアルバイトなどの日常生活で実際に自分がどう行動しているかを基準に回答しましょう。
1問ごとに深く悩まず、自然な感覚でテンポ良く答えることが一貫性を守るポイントです。
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「SCOA-B」の練習問題20問|瀧本さんによる解き方の解説付き!
ここからは、検査1・検査2を交えた例題20問を、瀧本さんの解説付きで紹介します。
同じ性格検査でも、検査ごとに測ろうとしているものが異なる点を意識しながら解き進めてみてください。
なお、事前に「例題を解く前に確認しよう! 「SCOA-B」の解答のコツ」に目を通しておくと、一貫性のある回答がしやすくなります。
問題1
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:目標を達成するため、綿密な計画を立てて着実に実行する。
B:新しい発想を生み出し、これまでにない価値を創出する。
選択肢
Aを選択すると、計画性や実行力を重視するタイプと見られやすい。目標から逆算して段取りを組み、着実に成果へつなげる姿勢を示す。一方、Bを選択すると、創造性や革新性を重視するタイプと見られやすい。既成概念にとらわれず、独自の視点から新しいアイデアを出す姿勢を示す。どちらが常に高く評価されるというものではないため、応募先に合わせて無理に作るのではなく、自分の普段の行動傾向に近いほうを一貫して選ぶことが大切である。
これは計画性と独創性を測る問題です。どちらも仕事に欠かせない力のため、どちらを選んでも減点される心配はありません。
見られているのは、段取りを組んで着実に進める人なのか、まだ形のないものを生み出す人なのかという傾向です。
志望する職種の仕事内容を具体的に思い描き、そこで求められる動き方と、自分がこれまで力を発揮できた場面を重ねて回答しましょう。
問題2
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:多様な人々と対話を重ねることで、意欲を高め新しい着想を得る。
B:一人で静かに内省する時間を持ち、思考を整理して考えを深める。
選択肢
Aを選択すると、外向性や対人交流から刺激を得る傾向があると見られやすい。人との対話を通じて発想を広げ、周囲とかかわりながら意欲を高めるタイプである。一方、Bを選択すると、内省力や一人で考えを深める傾向があると見られやすい。静かな環境で思考を整理し、納得できる考えを組み立てるタイプである。働き方への適性は職種や場面によって異なるため、どちらが優れているかではなく、自分に近い行動傾向を選べば良い。
これは外向性と内省性を問う問題です。元気を取り戻す方法やアイデアの湧き方を聞かれていると考えると答えやすくなります。
人と話すほど考えがまとまる人もいれば、一人で整理するほうが向いている人もいるため、選択に優劣はありません。
学生時代のグループ活動やアルバイトで、自分が気持ち良く動けたのはどちらの場面だったかを思い出し、矛盾しないほうを選択しましょう。
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問題3
問題
次の文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
計画を立てて物事に取り組むほうだ
選択肢
「YES」を選択すると、事前に段取りを考え、見通しを持って物事に取り組む傾向があると見られやすい。スケジュール管理や目標達成を重視する場面では強みとして働く。一方、「NO」を選択すると、細かな計画に縛られすぎず、状況の変化に応じて動く傾向があると見られることがある。ただし、計画性の有無だけで人物評価が決まるわけではない。迷う場合でも、直近の自分の行動を思い出し、回答全体で矛盾が出ないように選ぶことが大切である。
これは計画性を問う問題です。
まずは「ほうだ」という言い回しに注目しましょう。いつでも完璧に計画を立てるかどうかではなく、傾向を聞いています。例外的な出来事に引っ張られずに判断してください。
一方で「?」を多用すると、自分自身を理解できていない人という印象を持たれる可能性があります。
試験勉強や旅行の準備など、身近な場面でどう動いていたかを思い浮かべてから答えるのが得策です。
問題4
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:失敗を恐れず新しい手法に挑戦し、事業の成長を追求する。
B:他者の意見を尊重し、周囲との和を保ちながら着実に業務を進める。
選択肢
Aを選択すると、挑戦心や変革力を重視するタイプと判断される。リスクを取りながらも成果を最大化するために意欲的に行動し、物事を推進する力が評価される。一方、Bを選択すると、協調性や調和を大切にするタイプと判断される。周囲の立場や意見に配慮しつつ、チーム全体の団結力を高めて安定して成果を出す能力に優れていると見なされる。自身の価値観や目指す働き方に沿って回答を選択することが求められる。
これは挑戦心と協調性を確認する設問です。前へ進む力と周りと足並みをそろえる力のどちらを優先するかが問われています。
どちらを選んでも、もう片方が欠けていると判断されるわけではないため、「迷ったときに体が先に動くのはどちらか」という観点で答えましょう。
SCOA-Bでは、似た問いが形を変えて何度も現れます。設問ごとに答えを変えると一貫性が崩れてしまうので、一定の軸に沿った回答が求められます。
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問題5
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:大きな成果を得るためであれば、相応の不確実性を受け入れて勝負に出る。
B:不確実な要素をあらかじめ排除し、過去の実績にもとづく手順で着実に進める。
選択肢
Aを選択すると、挑戦志向やリスクを受け入れて成果を狙う傾向があると見られやすい。不確実性がある状況でも、見込まれる成果を重視して決断するタイプである。一方、Bを選択すると、慎重さやリスク管理を重視する傾向があると見られやすい。実績のある手順を選び、失敗の可能性を考慮しながら安定して進めるタイプである。どちらも職場で必要になる資質であり、自分が普段どちらを優先しやすいかを基準に回答したい。
リスクと安定のバランスを問う設問です。問題4と似ていますが、問題4の焦点が人との関係だったのに対し、こちらは先が読めない状況への向き合い方が聞かれています。
AとBのどちらが好まれるかは、応募先の事業が新規開拓型か、正確さが命の業務かによって異なります。
説明会や採用ページで語られている社員像と、自分の選び方がかけ離れていないかどうかを確かめておくと安心です。
問題6
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
自分の意見を主張するほうである
選択肢
「YES」を選択すると、自己主張が得意で自律的な姿勢を持つと判断されやすい。会議や交渉の場などで自分の考えを明確に伝え、議論を牽引する人材として高く評価される傾向にある。「NO」を選択すると、周囲の意見を尊重し、協調性を重視するタイプと判断される。組織の和を保ち調和を図る役割に向いているが、状況に応じて自身の主張を明確に示す姿勢も求められる。
これは自己主張の強さを問う問題です。意見を言えるかどうかだけでなく、組織の中での振る舞いまで読み取られます。
どちらを選んでも、この設問だけで評価が決まるわけではないものの、面接で話すエピソードと食い違うと本人の印象がずれて見えてしまいます。
自分の考えを伝えた経験と、あえて聞き役に回った経験の両方を振り返り、面接で語る自分の姿と矛盾しない回答を意識しましょう。
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問題7
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
組織の規則や指示があると、反発したくなる
選択肢
「YES」を選択すると、規則や指示に対して疑問を持ちやすく、自分の考えを優先する傾向があると見られることがある。改善提案につながる場合もあれば、周囲との衝突につながる場合もあるため注意が必要。一方、「NO」を選択すると、組織のルールや指示を尊重し、集団の中で安定して行動する傾向があると見られやすい。この設問は規律性や順応性にかかわるため、望ましい答えを探すのではなく、自分の普段の反応に近いものを選ぶことが大切である。
これは規律性を問う問題であり、「反発したくなる」という強めの言葉が使われている点に気付けるかどうかがカギです。
ルールに疑問を持つことと、指示そのものに反発を感じることは別物で、この設問では後者の傾向を測っています。
納得できない規則があった際に、筋道を立てて改善を提案するのか、感情的に拒むのかを考えましょう。
問題8
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
今までに嘘をついたことがない
選択肢
これは回答者の自己呈示傾向や虚偽性(ライスケール)を測定するための典型的な設問である。人間であれば、生きてきたなかで嘘をついたことがないのはきわめて不自然である。回答者が自分を必要以上に良く見せようとしていないかを確認するための項目として用いられることがあるため、極端に道徳的な内容に対して現実離れした回答が続くと、回答全体の一貫性や自然さに疑問を持たれる可能性がある。大切なのは、良く見せようと無理に答えることではなく、自分の経験や感覚に近いものを落ち着いて選ぶことである。
この問題では「実際に嘘をつく人間かどうか」が確かめられているわけではなく、回答そのものから信頼性を判断しています。
具体的には、回答者が自分を良く見せる回答をしようとしていないかが見られているのです。
一度も嘘をついたことがない人は現実にはほとんどいないため、ここで見栄を張ると、ほかの設問の答えまで信用されなくなる恐れがあります。
この種の問いは「一度も」「絶対に」といった極端な言い回しが特徴です。これらの記述を見かけたら、必要以上に良く見せようとせず、ありのままの自分で回答しましょう。
問題9
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
他人と一緒に作業をするのが苦痛である
選択肢
「YES」を選択すると、一人で作業することを好み、集団作業に負担を感じやすい傾向があると見られることがある。チームでの連携が多い職場では、協働への適応が確認されやすい。一方、「NO」を選択すると、他者と協力して作業を進めることに抵抗が少なく、チームワークを発揮しやすい傾向があると見られやすい。この設問では、協調性や集団作業への適応度が見られるため、普段の自分に近い感覚で回答することが大切である。
これは協調性を測る問題です。この問題では、「苦痛である」という表現が何を指しているのかを丁寧に読み解きましょう。
「一人で集中するほうが好き」というのと、「人と一緒に作業すること自体がつらい」というのでは、意味の重さがまるで違います。
仕事の多くはチームで進むため、企業はこの設問で集団の中で働けるかどうかを見ています。ゼミやアルバイトで誰かと作業したときにどんな気持ちを抱いたかを思い出しながら回答しましょう。
問題10
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
夜、眠れないことがよくある
選択肢
受験者の精神的な健康状態やストレス反応を客観的に測るために設けられた設問である。能力の優劣を直接問うものではなく、業務を支障なく遂行できる健康状態にあるかを確認する目的がある。「YES」を選択すると、慢性的なストレスや不眠傾向を抱えており、プレッシャーに弱いと評価されるリスクが高まる。回答するときは、良く見せようとして無理に選ぶのではなく、直近の自分の状態をもとに落ち着いて判断することが大切である。体調面で気になることがある場合は、検査対策とは別に、早めに休養や相談の機会を持つことも必要。
この問題は、能力ではなく、現在の心と体の状態を確かめる目的の設問だと理解しましょう。
注目して欲しいのは「よく」という言葉です。試験前や締切前に数日眠れなかったことがあるのか、日常的に眠れない状態が続いているのかで意味が変わります。
普段の実感に沿って答えることは前提ですが、一時的な出来事と習慣を分けて考えることも意識しましょう。
本番で焦らないために!
まずは気軽にWEBテスト模試を試そう
書類の準備や面接対策に時間を割いて、WEBテストの対策まで手がまわらない人は多いです。
「WEBテスト模試」なら、スマホやパソコンで簡単に、実際のテストを想定した模試を受けることができます。
また言語と非言語問題の頻出問題を中心に繰り返し受けることが可能です。ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
問題11
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
胃が痛くなることがよくある
選択肢
受験者のストレス耐性や心身の健康状態、疲労の蓄積具合を測るための設問である。能力評価への直接的な影響は少ないが、入社後に健康体で安定して業務を継続できるかどうかの判断材料として用いられる。胃の痛みが頻繁にある場合、疲労や緊張がたまっている可能性を示すこともあるが、この一問だけで能力や人物評価が決まるわけではない。回答するときは、評価を意識して取り繕うのではなく、実際の自分の状態に近いものを選ぶことが大切である。体調不安が続く場合は、検査の回答とは別に、必要に応じて医療機関や身近な相談先につなげることも考えたい。
この問題ではストレス耐性を測ります。問題10同様に、プレッシャーが健康面に表れやすいかどうかが見られています。
ここでもポイントになるのは、「よくある」という頻度に関する表現です。
大事な場面の前に一度だけ胃が痛くなった経験と、慢性的に不調を感じている状態では中身が異なります。
似た内容の設問が別の言葉で繰り返されることが多いため、健康に関する問い同士でちぐはぐにならないよう、問われている頻度に注目して答えましょう。
問題12
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
自分と異なる考え方にも、まずは耳を傾けるほうだ
選択肢
「YES」を選択すると、自分と異なる考え方にも耳を傾け、相手の立場を理解しようとする傾向があると見られやすい。合意形成やチームでの話し合いが多い場面では強みになりやすい。一方、「NO」を選択すると、自分の考えや判断基準を重視する傾向があると見られることがある。自分の軸を持つことは大切だが、周囲との協働では相手の意見を受け止める姿勢も求められる。この設問では、普段どの程度他者の意見を受け入れているかを振り返って回答したい。
これは受容性を問う問題です。「まずは耳を傾ける」という言い回しがポイントになります。
相手の意見に賛成するかどうかではなく、自分と違う考えを一度受け止めてから判断するかどうかが聞かれているため、「意見を曲げるかどうか」という問いと混同しないようにしましょう。
多様な人と働く職場では、この姿勢が合意形成の土台として見られます。
問題6の自己主張に関する問いと組み合わせて人物像が描かれるため、主張する力と聞く力をどう両立させているかが伝わる回答を目指しましょう。
問題13
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
未経験の分野でも、積極的に挑戦したいと思う
選択肢
「YES」を選択すると、未知の領域に関心を持ち、新しい課題にも前向きに取り組もうとする傾向があると見られやすい。変化の多い業務や成長機会の多い環境では強みになりやすい。一方、「NO」を選択すると、未経験のことに対して慎重に準備し、確実性を重視する傾向があると見られることがある。慎重さも仕事では重要な資質であるため、単純に優劣をつけず、自分の普段の行動に近いものを選ぶと良い。
これは挑戦意欲を測る設問です。「未経験の分野でも」という条件を読み落とさないようにしましょう。
得意なことに取り組む意欲ではなく、勝手のわからない領域に踏み出す気持ちがあるかが問われています。
変化の速い業界では、この設問への回答で相性が測られる可能性もあります。
これまでに初めての環境へ飛び込んだ経験を探し、そのときの自分の動き方をもとに回答してください。
問題14
問題
それぞれの文を読んで、自分に当てはまるときは「YES」を、自分に当てはまらないときは「NO」を選びなさい。
できるだけ「YES」か「NO」を選び、どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選びなさい。
大人数が集まる場では、自分から進んで発言するほうだ
選択肢
「YES」を選択すると、大人数の場でも自分の意見を発信しようとする傾向があると見られやすい。これは、会議や発表の場で主体的にかかわる姿勢を示すことができる。一方、「NO」を選択すると、場の流れを見ながら発言する、聞き役や調整役に回る傾向があると見られることがある。発言の多さだけで主体性が決まるわけではないため、普段の自分が大人数の場でどのように行動しているかを基準に回答したい。
この問題では積極性が問われています。「大人数が集まる場で」「自分から進んで」という2つの条件が重なっていることに着目しましょう。
少人数なら話せるけれど大勢の前では控えめになる、という人は少なくありません。条件をしっかり読み、浮かべるべき場面をはっきりさせましょう。
授業での発言や説明会での質問、サークルの会議など、実際に大人数の場で自分がどう振る舞っていたかを振り返ると答えが定まります。
問題15
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:自分から提案し、周囲を巻き込みながら物事を前に進める。
B:全体の状況を見ながら課題を整理し、必要な支援や調整をおこなう。
選択肢
Aを選択すると、主体性やリーダーシップを重視するタイプと見られやすい。自分から働きかけ、周囲の意欲を引き出しながら物事を進める傾向を示す。一方、Bを選択すると、分析力や調整力を重視するタイプと見られやすい。全体を冷静に見て、困っている点や滞っている点を整理し、周囲を支える傾向を示す。どちらも組織に必要な役割であるため、自分が発揮しやすい強みに近いほうを選びたい。
これは、牽引力と補佐力を問う問題です。組織の中で自分がどの位置に立つと力を発揮できるかが問われています。
先頭に立って周りを巻き込むのも、全体を見渡して足りない部分を支えるのも、どちらもチームには欠かせない役割です。
そのため「リーダー経験がないと不利なのでは」と身構える必要はありません。
グループで何かを成し遂げたとき、自分が自然と担っていた役割に近いほうを選びましょう。
問題16
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:多角的な情報分析にもとづいてリスクをできるだけ小さくし、慎重に意思決定をおこなう。
B:仮説検証を素早く繰り返し、変化する状況に対応しながら成果を模索する。
選択肢
Aを選択すると、慎重さや論理的な意思決定を重視するタイプと見られやすい。情報を集めてリスクを確認し、失敗の可能性を減らしながら判断する傾向を示す。一方、Bを選択すると、スピード感や現場での適応力を重視するタイプと見られやすい。不確実な状況でも試しながら改善し、柔軟に最適解を探す傾向を示す。どちらが良いというより、自分が判断場面で取りやすい行動に近いほうを選ぶことが大切である。
この問題では、慎重な意思決定と俊敏さのどちらを優先させるかが見られています。
文章が長く専門的な言葉も多いため、まずは2つの文を短く言い換えるところから始めましょう。
Aは「よく調べて危険を減らしてから決める」、Bは「試しながら素早く直していく」と整理すれば比較しやすくなります。
金融や品質管理のように確実さが重んじられる仕事ではA、変化の速い新規事業ではBの進め方が好まれる傾向にあるため、志望先の仕事の性質から逆算するのが賢明です。
問題17
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:個人の専門性を高め、自分の力で深く考えて業務を進める。
B:多様なメンバーの力を活かし、協働によって組織の成果を高める。
選択肢
Aを選択すると、専門性や自律的に考える姿勢を重視するタイプと見られやすい。一人で深く掘り下げ、専門的な成果を出す場面で力を発揮しやすい。一方、Bを選択すると、協働やチームで成果を出すことを重視するタイプと見られやすい。周囲と関係性を築き、互いの強みを活かしながら成果につなげる傾向を示す。専門性と協働性はいずれも仕事で重要なため、自分に近い行動傾向を選ぶと良い。
この問題では、一人で深く掘り下げて成果を出したいのか、異なる強みを持つ人をつなげて大きな成果を生みたいのかという、キャリアの方向性が問われています。
研究職や技術職を志望しているのか、総合職として幅広い業務に携わりたいのかによって、選択する回答は異なります。
入社して5年、10年経ったときにどんな働き方をしていたいのかを踏まえて回答するのがおすすめです。
問題18
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:未知の職場環境や不確実な状況に対しても、臨機応変に対応して迅速に溶け込む。
B:慣れ親しんだ体制や人間関係のなかで、長期的な視点を持って安定したパフォーマンスを維持する。
選択肢
Aを選択すると、優れた環境適応力や柔軟性を備えたタイプと判断される。激変するビジネス環境や未知のプロジェクトにおいても怖気づかず、迅速に順応して早期に価値を発揮する機動力が評価される。一方、Bを選択すると、堅実性や持続的パフォーマンスを重視するタイプと判断される。強固な信頼関係が構築された環境において、長期的視点に立ちブレのない成果を生み出し続ける安定感が期待される。自身の資質に合った選択が大切である。
この問題では、変化に素早くなじむ力と、慣れた環境で長く成果を出し続ける力のどちらを優先するかを比べています。
転勤や異動が多い会社やプロジェクトごとにメンバーが入れ替わる会社ではAの能力、同じ顧客と長く付き合う仕事ではBの能力が重宝される場面が多いです。
自分に向いている環境を知ることは入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるため、「どちらの職場なら長く働けそうか」という視点で判断しましょう。
問題19
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:前例の少ない環境でも、自ら変化を起こして新しい価値を開拓する。
B:予期せぬ困難や障害に直面しても、地道な取り組みを継続する。
選択肢
Aを選択すると、開拓精神や変革志向を重視するタイプと見られやすい。不確実性の高い環境でも自ら踏み込み、新しい方法や価値を生み出そうとする傾向を示す。一方、Bを選択すると、粘り強さや継続力を重視するタイプと見られやすい。困難があってもすぐに諦めず、目標に向けて地道に取り組み続ける傾向を示す。どちらも仕事で重要な資質であり、自分の行動傾向に近いほうを選ぶことが大切である。
この問題では、どちらも困難に向き合う姿勢を描いているため、違いが見えにくいかもしれません。
ですがよく見ると違いがあります。Aは自ら変化を起こして新しいものを切り開くタイプ、Bはうまくいかない状況でも投げ出さずに続けるタイプです。困難を「作りにいく」のか「乗り越える」のかに違いがあると理解しましょう。
この差に気付かないまま言葉の勢いで選んでしまうと、実際の性格と異なる結果になりかねないため、選択肢の意図を理解して選ぶことが大切です。
問題20
問題
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選びなさい。
A:客観的な事実やデータにもとづいて考え、筋道立てて答えを導き出す。
B:既成概念にとらわれず、自分の感性や発想を活かして独創的なアイデアを生み出す。
選択肢
Aを選択すると、論理的思考力や再現性を重視するタイプと見られやすい。客観的な事実やデータをもとに、筋道立てて物事を考える傾向を示す。一方、Bを選択すると、直感力や創造性を重視するタイプと見られやすい。既存の枠組みにとらわれず、柔軟な感性や発想を活かして新しい価値を生み出す傾向を示す。どちらも業務内容によって強みになり得るため、自分に近い思考スタイルを選ぶと良い。
これは、論理的か直感的かを問う問題です。物事を決めるときの頭の使い方が問われています。
AとBのどちらが重視されるかは、コンサルタントや企画、デザインなど職種によって異なります。
問題1の計画性と独創性の設問とも考え方が近いため、両方の答えを見直したときに一貫性があるかを確かめておきましょう。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!自分の行動の軸をしっかり理解しておこう
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
瀧本博史
プロフィールを見るSCOA-Bの対策で最も大切なのは、企業が好みそうな人物を演じようとするのではなく、「普段の自分ならどうするか」という一貫した軸を持っておくことです。
SCOA-Bは「気質」「性格特徴」「意欲・態度」に加え、職場での行動傾向やストレス傾向、回答態度などを多面的に判断するため、「積極的なら高評価」「協調性が高ければ正解」と単純に考えるのは避けましょう。
また、能力検査と性格検査の対策の優先順位については、練習で得点を伸ばしやすい能力検査を優先し、性格検査は形式に慣れる程度に触れておけば問題ありません。
回答の作り込みは見抜かれる! 素直に回答しよう
SCOA-Bで就活生がやりがちなのは、すべて前向きな選択肢を選んだり、企業の求める人物像を想像して回答を作ったりすることです。似た質問で判断基準が変わると、回答に不自然なズレが出やすくなるため注意しましょう。
また、最終的な合否は性格検査以外の選考も含めた総合的な評価によって判断されるため、「この回答なら落ちる」と言い切れる回答があるわけではないことも理解しておくことが大切です。
回答する際は、過去の学校生活やアルバイトで実際にどう行動したかを思い出し、自分なりの判断軸を確認しておくと迷いにくくなります。
本番では深読みせず、設問を素直に読むことを心掛け、無理に回答を調整しないことが基本です。