Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
SCOAは非言語・言語・論理・英語といった4つの分野から出題されます。なかでも四則計算は、1問あたり約30秒という短い制限時間の中で、負の数・分数・累乗・ルートが混在した式を素早く正確に処理する力が求められる分野です。
この記事では、Webテストのサポート経験が豊富なキャリアコンサルタントの小寺さんとともに、SCOAの四則計算を解説します。式のパターンは限られているため、優先順位のルールと処理の型を身に付けて確実な得点源にしていきましょう。
後半にはSCOA四則計算の練習問題を18問収録しています。実際に手を動かしながら、スピーディーかつ正確に計算する感覚を体に覚え込ませていきましょう。
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例題を解く前に確認しよう! SCOA「四則計算」の解答のコツ
SCOA「四則計算」の概要
- 問題パターン:基本的な四則演算・カッコを含む計算・負の数・分数・累乗・ルートと累乗の組み合わせ
- 1問あたりの時間:約30秒(120問を60分で解く形式のため)
- テスト形式:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)
- SCOAの四則演算の解答のコツを教えてください!
計算順序と符号の法則を守ればどの問題パターンも得点源になる
四則計算は、SCOAの数理分野で必ず出る基礎の単元です。SCOAは60分で約120問解く必要があり、1問30秒ペースが目安なので、ここを手早く確実に得点できると全体に余裕が生まれます。
出題は基本・カッコ・負の数・分数・累乗・ルートと幅広いものの、どれも「計算の順序」と「符号」さえ守れば必ず解ける問題ばかりです。
式が複雑に見えても、四則演算の法則にしたがって一手ずつ進めてください。まずは落ち着いて、難易度の低い問題から挑戦していきましょう。
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「SCOA 四則計算」練習問題18問|小寺さんによる解き方の解説付き!
ここからは、小寺さんの解説付きでSCOAの四則計算の例題を18問紹介します。
どの問題も計算の優先順位さえ間違えなければ確実に得点できるため、まずは正確さを優先して解き、慣れてきたらタイマーを使って本番同様のスピードで解き直してみましょう。
四則計算に初めて挑戦する人は、先に「例題を解く前に確認しよう! SCOA「四則計算」の解答のコツ」に目を通すのがおすすめです。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
15-3×(12-4)+36÷6
選択肢
正解:B
カッコ内の計算を優先しておこない、次に掛け算と割り算、最後に足し算と引き算をおこなう。
まずカッコ内の12-4=8を計算する。
次に掛け算と割り算をおこなうと、3×8=24、36÷6=6となる。
そして、これらを元の式に当てはめると、15-24+6となる。
最後に左から順に計算すると、15-24=-9となり、さらに-9+6=-3と計算できる。
したがって、正解はB。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
8+7×6-36÷4
選択肢
正解:B
四則計算では、掛け算と割り算を優先しておこなう。
まず掛け算と割り算の箇所を計算すると、7×6=42、36÷4=9となる。
これを元の式に当てはめると、8+42-9となる。
次に足し算と引き算を左から順番におこなう。
すると、8+42=50となり、さらに50-9=41と計算できる。
したがって、正解はB。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
次の計算式を計算し、正しい答えを1つ選びなさい。
√8×√72
選択肢
正解:C
まず各根号の中を素因数分解して簡単な形に変形する。すると、√8=√(4×2)=2√2・√72=√(36×2)=6√2となる。これらを式に当てはめると2√2×6√2となる。そして、整数同士・根号同士をそれぞれ掛け合わせると2×6×√2×√2=12×2=24となる。
別解として√(8×72)=√576と計算する方法も存在する。これを計算すると、24²=576を確認できるため√576=24となる。
したがって正解はCとなる。
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問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
次の計算式を計算し、正しい答えを1つ選びなさい。
(2√5+√3)(2√5−√3)
選択肢
正解:D
乗法公式 (a+b)(a−b)=a²−b²を利用して計算する。a=2√5・b=√3として(2√5+√3)(2√5−√3)=(2√5)²−(√3)²と変形できる。
まず、(2√5)²を計算すると2²×(√5)²=4×5=20。また、(√3)²は3となる。
最後に、これらを式に当てはめて引き算をおこなうと、20−3=17となる。したがって正解はD。
問題5(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
84÷7×6-5×9
選択肢
正解:C
四則計算では掛け算と割り算を優先しておこなう。84÷7×6は左から順に84÷7=12、12×6=72と計算する。そして、5×9=45となる。
これらを元の式に当てはめると72-45となり、72-45=27と計算できるため、正解はCである。
問題6(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
15×4÷(23-8)÷2
選択肢
正解:D
カッコ内の計算を優先しておこない、その後に掛け算と割り算を左から順番におこなう。
まずカッコ内の23-8=15を計算する。
これを元の式に当てはめると、15×4÷15÷2となる。次に左から順番に計算をおこなう。すると、15×4=60となり、さらに60÷15=4となる。
そして、最後に4÷2=2と計算できるため、正解はDとなる。
割り算が2つ以上続く「÷○÷△」の形は要注意です。
15×4÷15÷2 を「4÷15」や「15÷(15×2)」とまとめてしまう人が多いのですが、掛け算・割り算は必ず左から1つずつ処理します。
まず15×4=60、次に60÷15=4、最後に4÷2=2と一手ずつ進めてください。
慣れてきたら「先に約分できる数同士を消す」発想も有効ですが、迷ったら順番通りに崩さず計算するのが最も確実です。
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問題7(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
(54+42)÷(4×7-12)
選択肢
正解:B
四則演算ではカッコ内の計算を優先しておこない、次に掛け算と割り算、最後に足し算と引き算をおこなう。左右それぞれのカッコを計算することから始める。
まず左側のカッコは、54+42=96となる。次に右側のカッコは、掛け算を優先しておこなうため、4×7=28となり、28-12=16となる。
これらを元の式に当てはめると、96÷16となる。最後に割り算をおこなうと、96÷16=6と計算できる。
したがって、正解はB。
問題8(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
0.7-1.4×(-1.5)
選択肢
正解:D
掛け算を優先して1.4×(-1.5)=-2.1を計算する。元の式に当てはめると0.7-(-2.1)となる。負の数を引く計算は足し算に変わるため、0.7+2.1=2.8となる。したがって正解はD。
問題9(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
(-5)×8-(-7)×6
選択肢
正解:C
掛け算を優先しておこなう。
まず(-5)×8を計算すると-40となる。
次に(-7)×6を計算すると-42となる。
これを元の式に当てはめると-40-(-42)となる。
負の数を引く計算は足し算に変わるため、-40+42となり、これを計算すると2と求められる。
したがって、正解はC。
問題10(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
80+4×(-15)-(-6)×7
選択肢
正解:C
掛け算を優先しておこなう。
まず4×(-15)を計算すると-60となる。
次に(-6)×7を計算すると-42となる。
これを元の式に当てはめると80+(-60)-(-42)となる。
そして、カッコをはずすと80-60+42となる。
最後に、左から順番に計算をおこなうと、80-60=20となり、さらに20+42=62と計算できる。
したがって、正解はC。
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問題11(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
(1/4-2)÷(7/8)
選択肢
正解:A
カッコ内の計算を優先しておこなう。
まずカッコ内の1/4-2を計算する。2を分数に直して通分すると1/4-8/4=-7/4となる。
次に割り算をおこなう。分数の割り算は割る数の分子と分母を入れ替えて掛け算にするため、(-7/4)÷(7/8)=(-7/4)×(8/7)となる。
これを約分して計算すると-2となる。
したがって、正解はA。
分数と整数が混じる式では、整数を分数に直してから計算しましょう。「1/4-2」は、2=8/4なので「1/4-8/4=-7/4」と表せます。
ここでの定番ミスは符号の取り違えと、割り算のひっくり返し忘れです。分数の割り算は「後ろの分数を逆数にして掛ける」が鉄則。たとえば、÷(7/8) は ×(8/7) として計算します。
逆数にするのは必ず割る側(後ろ)だけということも覚えておきましょう。約分を先にしておくと数字が小さくなるので、計算も検算もぐっと楽になります。
問題12(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
5/6+1/8×4
選択肢
正解:C
まず、掛け算を優先し、1/8×4=4/8=1/2を計算する。これを元の式に当てはめると5/6+1/2となる。
次に分母(6と2)の最小公倍数である「6」で通分する。1/2=1×3/(2×3)=3/6に変換して計算すると5/6+3/6=8/6となり、約分すると4/3となる。したがって、正解はCである。
問題13(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
(4/5-1/3)÷(7/10)
選択肢
正解:C
まず、カッコ内の4/5-1/3を計算する。分母を15に通分すると12/15-5/15=7/15となる。
次に割り算をおこなう。(7/15)÷(7/10)=(7/15)×(10/7)となる。分子の7と分母の7を約分し、さらに10と15を約分すると(1/3)×(2/1)=2/3となる。
したがって正解はCである。
問題14(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
(-4)²×(-3)-(-2³)÷4+2×(-5²)
選択肢
正解:B
(-4)²はカッコ内のマイナスも含めて2乗するため、(-4)×(-4)=16となる。一方で-2³と-5²はマイナスが累乗の外にあるため、それぞれ-(2³)=-8、-(5²)=-25と負の数になる。これらを式に代入して計算すると、以下のようになる。
16×(-3)-(-8)÷4+2×(-25)
=-48-(-2)+(-50)
=-48+2-50
=-96
したがって、正解はBとなる。
累乗は「マイナスがカッコの中か外か」で符号が変わります。
(-4)²はマイナスごと2乗して+16ですが、-5²はマイナスは2乗しないため、-(5×5)=-25です。本問で -5² を(-5)²=25と誤ると答えが4(選択肢E)になり、まさに罠にはまります。
「カッコの外にマイナスが独立していれば、その符号は最後に付ける」と覚えておきましょう。
問題15(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しい答えを1つ選びなさい。
3⁴−(5²+3²)×2+4³÷16
選択肢
正解:C
まず、指数部分を計算する。すると、3⁴=81・5²=25・3²=9・4³=64となる。これらを式に当てはめると81−(25+9)×2+64÷16となる。
次にカッコ内を計算すると25+9=34となる。続いて掛け算と割り算をおこなうと34×2=68・64÷16=4となるため、式は81−68+4となる。
最後に、左から順に計算すると81−68=13・13+4=17となる。したがって、正解はCとなる。
問題16(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しい答えを1つ選びなさい。
−96÷(−2)⁵−8×(−4)
選択肢
正解:D
まず、指数部分を計算する。すると、(−2)⁵=−32となる。これを式に当てはめると、−96÷(−32)−8×(−4)となる。
次に掛け算と割り算をおこなう。−96÷(−32)=3、8×(−4)=−32となるため、式は3−(−32)となる。
最後に引き算をおこなうと、3−(−32)=3+32=35となり、答えは35である。したがって、正解はDとなる。
負の数の累乗は「指数が偶数なら+、奇数なら−」で符号が決まります。(-2)⁵は奇数乗なので結果は必ず負で、-32です。これを+32と勘違いすると割り算の符号が狂います。
必ず累乗を符号込みで確定→掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算しましょう。-96÷(-32)は「負÷負=正」で3、最後の -(-32) は+32と直します。
上記の手順に沿って符号を1つずつ確定させてください。複数の符号の処理をまとめておこなわないことがケアレスミスを防ぐコツです。
本番で焦らないために!
まずは気軽にWEBテスト模試を試そう
書類の準備や面接対策に時間を割いて、WEBテストの対策まで手がまわらない人は多いです。
「WEBテスト模試」なら、スマホやパソコンで簡単に、実際のテストを想定した模試を受けることができます。
また言語と非言語問題の頻出問題を中心に繰り返し受けることが可能です。ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
問題17(難易度:★★★★☆)
問題
次の計算式を計算し、正しい答えを1つ選びなさい。
(√7−3)²+18÷3
選択肢
正解:C
まず、乗法公式を用いてカッコを展開する。すると、(√7−3)²=(√7)²−2×3×√7+3²=7−6√7+9=16−6√7となる。
次に割り算をおこなうと18÷3=6となる。これらを式に当てはめると16−6√7+6となる。
整数部分をまとめると16+6=22となるため、22−6√7となる。したがって正解はC。
問題18(難易度:★★★★★)
問題
次の計算式を計算し、正しいものを1つ選びなさい。
8×(6+9)-(72÷8+13)
選択肢
正解:D
左右それぞれのかっこを計算する。
まず左側のかっこは、6+9=15となる。これに8をかけると、8×15=120となる。
次に右側のかっこは、割り算を優先しておこなうため、72÷8=9となり、9+13=22となる。
これらを元の式に当てはめると、120-22となる。
最後に引き算をおこなうと、120-22=98 と計算できる。
したがって、正解はD。
「SCOA 四則計算」を対策する際のポイント
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!計算順が合格の鍵を握る! 1つずつ丁寧に処理しよう
国家資格キャリアコンサルタント
小寺 一綺
プロフィールを見るこの単元は「計算の順序」さえ覚えれば対策が完了するのが強みです。カッコを最優先し、次に掛け算・割り算、最後に足し算・引き算をするという順序を絶対に崩さないでください。
速く解くコツは、分数なら約分を先に済ませて数字を小さくすること、符号は各段階で1つずつ決めきることです。
学生がやりがちなのは符号ミスと計算順のミス。特に、「負の数を引く」ことを足し算に直し忘れる、「÷○÷△」の順序を間違えるという失敗が目立ちます。
対策はシンプルで、必ず左から1つずつ処理することです。2つ以上の計算を同時におこなおうとしてはいけません。
累乗の符号と分数の割り算に注意! 1日20~30問の反復練習で対策しよう
覚えておきたいのは、累乗の符号がカッコの中か外かで変わる点と、分数の割り算は割る側だけを逆数にして掛ける点です。たとえば、前者の場合、(-4)²は+16になり、-5²は-25になります。
SCOAは1問30秒のスピード勝負なので、練習では必ず時間を計り、計算のタイプ別に毎日20〜30問を反復して手を動かすのが効果的です。
本番で難しい式に当たっても、型に当てはめれば必ず解けます。焦らずに確実な問題から得点にしていきましょう。