SCOA【社会・理科】の練習問題24問! 専門家が解き方のコツを解説

Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました

瀧本博史
瀧本博史
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は60000件超。30年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

SCOAは非言語・言語・論理・英語など幅広く出題される適性検査ですが、なかでも「社会・理科」は地理・歴史・公民から物理・化学・生物・地学まで対象範囲が非常に広く、「知っているかどうか」が得点を左右する知識問題が中心です。

この記事では、Webテストのサポート経験が豊富なキャリアコンサルタントの瀧本さんとともに、SCOAの社会・理科の攻略法を解説します。解き方のコツや頻出テーマを効率よく押さえ、短時間で着実に得点力を伸ばしていきましょう。

後半にはSCOA社会・理科の練習問題を24問収録しています。実際に問題を解いて、自分の知識の抜け漏れを把握していきましょう。

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Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低1人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

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例題を解く前に確認しよう! SCOA【社会・理科】の解答のコツ

社会の概要

  • 問題パターン:地理(気候・地形)・歴史(日本史・世界史)・公民(政治・法律・経済)
  • 1問あたりの時間:約30秒(120問を60分で解く形式のため)
  • 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)

理科の概要

  • 問題パターン:物理(力学・電気)・化学(原子・状態変化)・生物(分類・遺伝)・地学(地震・天体)
  • 1問あたりの時間:約30秒(120問を60分で解く形式のため)
  • 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)
SCOA【社会・理科】対策のコツを教えてください!

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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社会は一問一答で基本用語を押さえよう! 理科は公式や実験結果の把握が大切

SCOAの社会・理科では、おもに中学校で学ぶ基礎的な知識が幅広く問われます。社会は一問一答と資料問題、理科は図表や実験問題を中心に練習すると効率的です

社会は地理・歴史・公民をすべて細かく覚えるより、地図や統計歴史の大きな流れ政治・経済の基本用語を優先しましょう。理科も物理・化学・生物・地学を広く浅く学び、代表的な公式や実験自然現象を押さえることが大切です。

本番では1問に時間をかけすぎず、知らない問題は早めに次の問題へ切り替える意識を持ってください。また、知識に自信がなくても、地図やグラフ、実験結果、選択肢の違いを丁寧に見れば答えを絞れる問題があります。

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SCOA【社会・理科】の練習問題24問|瀧本さんによる解き方の解説付き!

SCOAの社会・理科は出題範囲こそ広いものの、問われる知識レベル自体は決して高くありません。そのため、まずは一度問題を解いてみて、間違えた箇所の解説とその周辺知識をあわせて整理していく学習法が最も効果的です。

学生時代に社会や理科が苦手だった人は、先に「例題を解く前に確認しよう! SCOA【社会・理科】の解答のコツ」で出題傾向をつかんでから取り組むと、効率よく知識を補強できます。

問題1(難易度:★★☆☆☆)

問題

次のうち、豊臣秀吉と関係のないものはどれか。

選択肢


正解:B
御成敗式目(貞永式目)は、鎌倉時代の1232年に執権である北条泰時が制定した武家政権の基本法である。そのため、豊臣秀吉とは関係がない。

一方、ほかの選択肢は、いずれも豊臣秀吉がおこなった主要な政策や命令である。Aの太閤検地では、全国の田畑の面積や収穫量を統一的な基準で調査し、近世的な税制の基礎を築いた。Cの刀狩令では、農民から武器を没収して一揆を防ぎ、兵農分離(武士と農民の身分の区別)を進めた。Dのバテレン追放令では、キリスト教の布教を制限し、宣教師(バテレン)の国外追放を命じた。そして、Eの惣無事令では、大名間の私戦や領土紛争を禁止し、その紛争の解決を秀吉の裁定に委ねることを命じた。

このように、安土桃山時代における秀吉の天下統一の過程や、その後の統治体制を確立するためにおこなわれた一連の事業を整理して覚えておくことが大切である。

瀧本博史

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この問題では、豊臣秀吉の政策を安土桃山時代の天下統一と身分統制の流れで押さえることが大切です。

検地、武器の没収、キリスト教への対応、大名間の私戦を禁じる命令などを、秀吉が全国支配を固めていく過程と結び付けて考えましょう

一方で、選択肢には時代が大きくずれているものが混ざっています。歴史問題では人物名だけでなく、鎌倉、室町、安土桃山、江戸といった時代の位置付けを確認して、関係のないものを見抜きましょう。

問題2(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問題について、最も適切なものを1つ選びなさい。

0.3Nの力を加えると4.5cm伸びるばねがある。このばねに0.8Nの力を加えると何cm伸びるか。

選択肢


正解:D
フックの法則によるとばねの伸びは加えた力に比例する。0.3Nの力で4.5cm伸びることから、1Nあたりの伸びは4.5÷0.3=15cmとなる。このばねに0.8Nの力を加えたときの伸びは15×0.8=12.0cmとなる。

別解として比の計算を用いる方法もある。0.3:4.5=0.8:xという関係式を立てると、内項の積=外項の積より0.3x=4.5×0.8=3.6となり、x=3.6÷0.3=12.0cmと求められる。したがって正しい選択肢はDとなる。

問題3(難易度:★★☆☆☆)

問題

次のうち、仕事やエネルギーの単位として正しいものはどれか。

選択肢


正解:B
仕事やエネルギーの単位はジュール(J)である。ニュートン(N)は力の単位、ワット(W)は仕事率・電力の単位、パスカル(Pa)は圧力の単位、ヘルツ(Hz)は振動数・周波数の単位をそれぞれ表す。特に仕事(J)と仕事率(W)は混同しやすいが、仕事は「力×移動距離」で表されるエネルギーの量を示し、仕事率はその仕事を単位時間(1秒)でおこなう速さを示す(W=J/s)という違いがある。したがって正しい選択肢はBとなる。

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問題4(難易度:★★☆☆☆)

問題

消費電力1,200Wの電気ケトルを100Vのコンセントで使用した。このとき流れる電流はいくらか。

選択肢


正解:C
電力(W)=電圧(V)×電流(A)の関係式に数値を当てはめると1,200=100×電流となり、電流=1,200÷100=12Aとなる。したがって正しい選択肢はCとなる。

なお、電流÷電圧ではなく電圧÷電力という逆の計算(100÷1,200≒0.08A)をしてしまうとAのような小さな値になり、1,200÷100の計算後に単位の桁を取り違えるとDやEのような極端に大きな値になるため、公式における各量の役割と桁の扱いを正確に把握しておくことが大切である。

瀧本博史

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この問題では、電力・電圧・電流の関係式を思い出し、求めたいものを式のどの位置に置くかを考えることが大切です

電気ケトルの消費電力とコンセントの電圧が与えられているので、電流はそこから逆算しましょう。電力を電圧で割るのか、電圧を電力で割るのかを誤ると、正解の値が出ないため注意してください。

家電製品の問題では、数値が大きくても、公式に当てはめれば単純な比例関係で処理できます。

問題5(難易度:★★☆☆☆)

問題

次のうち、音や電波などの振動が1秒間に繰り返される回数である「周波数」の単位として正しいものはどれか。

選択肢


正解:C
周波数の単位はヘルツ(Hz)である。1秒間に繰り返される振動の回数を表し、数値が大きくなるほど高い音や高周波の電波になる。ジュール(J)は仕事やエネルギーの単位、ワット(W)は電力や仕事率の単位、パスカル(Pa)は圧力の単位、ボルト(V)は電圧の単位をそれぞれ表す。物理や電気の分野における基本的な数量と単位の関係は、それぞれの定義とともに正確に整理して覚えておくことが大切である。

問題6(難易度:★★☆☆☆)

問題

川によって運ばれた土砂が海底に堆積してできた堆積岩のうち、一般的に粒の大きさが最も小さい泥が固まってできたものはどれか。

選択肢


正解:D
川によって運ばれた土砂が海底に堆積してできた堆積岩のうち、礫岩は粒の大きな礫が、砂岩は砂が、泥岩は最も粒が小さい泥が固まってできたものである。土砂は粒が大きく重いものほど河口近くに沈み、粒が小さいものほど遠くへ運ばれるため、河口側から礫岩・砂岩・泥岩の順に分布する。

したがって粒が最も小さいものは泥岩であり正しい選択肢はDとなる。なお凝灰岩は川の土砂ではなく火山灰などが堆積して固まったものであり、石灰岩はサンゴや貝などの生物の遺骸が堆積したものであるため、いずれも問題文の「川によって運ばれた土砂」という条件に当てはまらない。

瀧本博史

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この問題では、堆積岩を「何が固まってできたか」で分類するようにしましょう。川によって運ばれた土砂は、粒の大きさによって分かれ、粒が大きいものから小さいものへ順に整理できます

選択肢には、火山灰が固まったものや、生物の遺骸からできるものも含まれています。まずは問題文の「川によって運ばれた土砂」という条件に合うものだけを考えてください。

さらに、礫・砂・泥のうち、どれが最も細かい粒なのかを確認すれば、選択肢が見分けやすくなるでしょう。

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問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

日本の主要な工業地帯・地域のうち、印刷・出版業の占める割合がほかの地域に比べて最も高く、東京都や神奈川県を中心とするものはどれか。

選択肢


正解:D
京浜工業地帯は東京都や神奈川県を中心としており、大消費地である首都圏に位置するため印刷・出版業の割合がほかの工業地帯・地域に比べて最も高いという特徴を持つ。
阪神工業地帯は大阪府・兵庫県を中心とし化学工業・金属工業が盛んである。
北九州工業地帯は福岡県を中心とし鉄鋼業が中心であったが近年は規模が縮小している。
中京工業地帯は愛知県・三重県を中心とし自動車工業が盛んで工業出荷額が最も大きい。
瀬戸内工業地域は化学工業・石油化学工業が盛んな地域である。

工業地帯ごとの主要な産業や地域的な特色を正しくとらえておくことが、地理分野の問題を解くうえで重要である。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、工業地帯名と中心となる都道府県、さらに得意とする産業をセットで整理しておくことがポイントです。

今回の手掛かりは「東京都や神奈川県を中心とすること」と「印刷・出版業の割合が高いこと」の2つ。首都圏には大きな消費地や情報発信機能が集まりやすいため、出版や印刷と結び付けて回答の方向性を定めましょう。

地域名だけを覚えるより、なぜその産業が強いのかまで理解できると得点を安定させることができます

問題8(難易度:★★★☆☆)

問題

第二次世界大戦が勃発する直接のきっかけとなった出来事はどれか。

選択肢


正解:B
1939年にドイツ軍がポーランドへ侵攻したことを受けてイギリスとフランスがドイツに宣戦布告したことが第二次世界大戦の直接的なきっかけとなった。

Aのミュンヘン会談は1938年に開催された大戦前の外交交渉であり直接の原因ではない。Eのドイツの国際連盟脱退は1933年の出来事であり時系列的に離れている。Cのカイロ会談は1943年、Dのノルマンディー上陸作戦は1944年でいずれも大戦中の出来事であり勃発の原因ではない。

歴史的な出来事の時系列と因果関係を正しく整理して覚えておくことが大切である。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、第二次世界大戦の「直接のきっかけ」を問われている点を意識してください。

大戦前の外交交渉、大戦中におこなわれた会談や軍事作戦、国際連盟からの脱退などは、いずれも重要な出来事ですが、勃発そのものの引き金とは時期が異なります

1939年に何が起こり、それを受けてイギリスとフランスがどのように動いたのかを時系列で整理して判断しましょう。

歴史では、関連する出来事を原因、直前の契機、大戦中の出来事に分けて覚えることが欠かせません。

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問題9(難易度:★★★☆☆)

問題

大日本帝国憲法が施行された年はいつか。

選択肢


正解:C
大日本帝国憲法は、1889年2月11日に発布(公布)され、翌年の1890年11月29日に施行された。この施行の日は、同時に第1回帝国議会が開会された日でもある。日本国憲法(1946年公布・1947年施行)と同様に、憲法が発布(公布)された年と、実際に施行された年は異なるため、この2つを混同しないように整理して覚えておくことが大切である。また、内閣制度が創設された1885年など、近接する年の出来事とも区別する必要がある。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、大日本帝国憲法について「発布された年」と「施行された年」を混同しないことが最大のポイントです。

近代日本史では、内閣制度の創設、憲法発布、第1回帝国議会、日清戦争など、近い年代の出来事が続きます。そのため、数字だけで覚えると迷いやすいです。

この問題では、実際に憲法が効力を持ち、議会政治が始まる流れに注目して整理してください。公布と施行は別の段階だと意識し、日本国憲法との違いもあわせて確認しておくと理解が深まります

問題10(難易度:★★★☆☆)

問題

2023年4月に発足した、子どもや子育て世帯への支援を一元的に担うための行政機関はどれか。

選択肢


正解:A
こども家庭庁は内閣府の外局として設置された機関で、これまで厚生労働省や文部科学省など複数の省庁に分散していた子どもに関する政策を一元化し、少子化対策・児童虐待防止・貧困対策などに取り組む司令塔としての役割を担う。

復興庁は東日本大震災からの復興を目的として設置された時限的な機関であり、子どもの支援とは無関係である。スポーツ庁は文部科学省の外局でスポーツ振興を所管する。消費者庁は内閣府の外局で消費者保護を所管する。観光庁は国土交通省の外局でインバウンド促進など観光政策を所管する。

したがって正しい選択肢はAとなる。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、2023年4月に新しく発足した行政機関について、何を目的に作られたのかを押さえることが重要です。

子どもや子育て世帯への支援、少子化対策、児童虐待防止、貧困対策など、これまで複数の省庁に分かれていた政策を一元的に扱う点が手掛かりになります。

選択肢には復興、スポーツ、消費者保護、観光などを担当する機関も並んでいるため、名前の印象だけでなく所管分野を比べて解答してください。

行政機関は設置目的と担当分野を結び付けて覚えるのがコツです

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問題11(難易度:★★★☆☆)

問題

日本銀行が金融緩和政策としておこなう操作はどれか。

選択肢


正解:C
金融緩和では日本銀行が市場から国債などを買い入れる操作(買いオペレーション)をおこなう。これにより市場に流通する資金の量を増やし金利を低下させて企業の投資や個人の消費を刺激する。

Aの国債の売り出し(売りオペレーション)は市場から資金を吸収して金利を上昇させる引き締め操作である。Bの政策金利の引き上げは借入コストを高めて資金の流通を抑制する引き締め操作である。Dの預金準備率の引き上げは銀行が貸し出せる資金量を減らす引き締め操作である。Eの市中銀行への貸出削減も資金供給を絞る引き締め操作である。

景気の動向に合わせてこれらの手段が使い分けられる。

瀧本博史

プロフィール

まずは、金融緩和が「市場に出回るお金を増やし、金利を下げやすくする政策」だと理解しましょう。

選択肢には、資金を吸収する操作、金利を上げる操作、銀行が貸し出せる資金を減らす操作など、金融引き締めにあたるものも含まれています。日本銀行の金融政策は、「景気を刺激したいとき」と「景気過熱を抑えたいとき」とで、実施する政策の内容が正反対になるのです。

国債を使った操作も、買うのか売るのかで効果が正反対になるため、資金の流れをイメージして判断しましょう。

問題12(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題について、最も適切なものを1つ選びなさい。

底面の大きさが10cm×20cmで、質量が4kgの直方体の物体を平らな台の上に置いた。このとき、物体が台に及ぼす圧力は何Pa(N/m2)か。ただし、100gの物体に働く重力を1Nとする。

選択肢


正解:D
物体に働く重力は、4kg=4,000gより、4,000÷100=40Nとなる。物体が台に接する面積は、10cm×20cm=200cm2であり、平方メートルに直すと0.02m2となる。圧力は「力÷面積」で求められるため、40÷0.02=2,000Paとなる。単位をセンチメートルからメートルに換算するときに、面積の計算ミスをしないように注意することが大切である。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、圧力を求める前に、重力と面積の単位を正しくそろえることが大切です

質量4kgはそのままでは力としては扱えないため、問題文にある「100gの物体に働く重力を1Nとする」という条件を使って、まず台を押す力に直しましょう。

次に、底面の10cm×20cmを面積として求めます。圧力の単位がPa、つまりN/m²なので、cm²のまま計算しないよう注意が必要です。

最後は「圧力=力÷面積」の形に当てはめます。単位変換を丁寧におこなって計算ミスを防ぎましょう。

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問題13(難易度:★★★☆☆)

問題

40Ωの抵抗に12Vの電圧を加えた。このとき流れる電流はいくらか。

選択肢


正解:C
オームの法則より電流(A)=電圧(V)÷抵抗(Ω)で求められる。12÷40=0.3Aとなり、1A=1,000mAであるため、0.3×1,000=300mAとなる。したがって正しい選択肢はCとなる。

なお、0.3Aを誤って「0.03A=30mA」と桁をずらし、Aを「電圧÷抵抗」ではなく「電圧×抵抗(12×40=480)」と計算するとDの値になる。公式の方向と単位変換の両方に注意が必要である。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、オームの法則を正しい向きで使えるかがポイントです。電流を求めるときは、電圧と抵抗の関係を整理し、どちらをどちらで割るのかを取り違えないようにしましょう

計算後にアンペアで出た値をミリアンペアに直す必要があるため、1Aを何mAとして扱うかも確認してください。

電気の計算では、公式の形だけでなく単位変換で桁を間違えることが多くあります。数値を出した後に、選択肢の単位と合っているかを見直す姿勢を徹底しましょう。

問題14(難易度:★★★☆☆)

問題

マグネシウム原子(原子番号12)がMg²⁺になったとき、核外電子の数はいくつか。

選択肢


正解:A
原子番号12のマグネシウムは電気的に中性な状態では核外電子を12個持っている。これが2価の陽イオンであるMg²⁺になるときは最外殻の電子を2個放出する。電子を2個放出した状態では核外電子が10個となり、原子番号10のネオン(Ne)と同じ安定な電子配置になるためイオンとして安定する。したがって核外電子の数は12から2を引いた10個となる。

なお、イオンの符号「2+」は電子を2個失ったことを表すため、逆に2個受け取ると勘違いして14個としないよう注意が必要である。

瀧本博史

プロフィール

原子番号と電子の数の関係をまず確認しましょう。中性の原子では、原子番号と陽子の数、そして電子の数が対応しています。

ただし、イオンになると電子の数は変化します。特に「2+」という表記は、電子を受け取ったのではなく、電子を失った状態を表している点に注意してください

原子番号そのものは同じでも、核外電子の数は電荷に応じて増減します。符号の意味を正しく読むことが、この問題を解くためのコツです。

問題15(難易度:★★★☆☆)

問題

金属の球を加熱して温度を高くしたとき、熱膨張によって球の体積は大きくなるが、変化しないものはどれか。

選択肢


正解:B
金属の球を加熱すると熱膨張によって体積が大きくなる。体積が大きくなることにともなって半径(C)と表面積(D)も大きくなる。また、温度(E)は加熱によって上昇するため変化する。体積が増加する一方で質量は加熱の前後で変化しないため、密度(=質量÷体積)は小さくなる(A)。したがって加熱前後で変化しないのは質量であり、正しい選択肢はBとなる。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、金属の球を加熱したときに何が変化し、何が保存されるのかを分けて考えることが重要です。

熱膨張によって体積が大きくなれば、半径や表面積にも影響が出ます。また、加熱している以上、温度も変化します。

一方で、物質そのものが増えたり減ったりしているわけではないため、加熱の前後で保存される量があることにも留意しましょう。

さらに密度は「質量÷体積」で決まるため、体積が変わると密度も連動して変わります。物理量同士の関係を1つずつ整理して判断してください。

問題16(難易度:★★★☆☆)

問題

次のうち、常温の水と激しく反応して水素を発生させる金属はどれか。

選択肢


正解:D
ナトリウムやカリウム・カルシウムのようにイオン化傾向がきわめて大きい金属は、常温の水と激しく反応して水素を発生する。

鉄は常温の水とはほとんど反応せず高温の水蒸気とは反応する。アルミニウムは表面に酸化皮膜(不動態)を形成するため常温の水とは反応しない。銅や金はイオン化傾向が小さいため水とはまったく反応しない。金属のイオン化傾向の違いによる反応性の差を正しく整理して覚えておくことが大切である。

瀧本博史

プロフィール

金属の反応性をイオン化傾向の大きさと結び付けて考えましょう。

常温の水と激しく反応して水素を発生させる金属は限られています。すべての金属が同じように反応するわけではありません。

鉄は条件によって反応の仕方が変わり、アルミニウムは表面の酸化被膜によって反応しにくくなります。銅や金のように反応性が小さい金属もあるのです。

選択肢を見たら、身近な金属名ではなく、水との反応の強さを基準に分類して見通しを立てましょう。

問題17(難易度:★★★☆☆)

問題

次のうち、不完全変態をする昆虫はどれか。

選択肢


正解:C
不完全変態とは、さなぎの時期を経ずに卵→幼虫→成虫の順に成長する様式のことをいう。バッタ・セミ・トンボ・カマキリなどが該当する。一方、カブトムシ・チョウ・ハエ・カイコはいずれも卵→幼虫→さなぎ→成虫という完全変態の昆虫である。したがって不完全変態をする昆虫はカマキリのみであり、正しい選択肢はCとなる。昆虫の成長過程における完全変態と不完全変態の区別は混同しやすいため、代表的な例とともに整理して覚えておきたい。

問題18(難易度:★★★☆☆)

問題

生物の細胞呼吸について正しい説明はどれか。

選択肢


正解:B
細胞呼吸はおもにミトコンドリアでおこなわれ、酸素を用いてグルコースなどの有機物を分解し生命活動に必要なエネルギー(ATP)を取り出す働きである。このとき副産物として二酸化炭素と水が排出される。したがってBが正しい。

Aは光合成の説明であり葉緑体でおこなわれる。Cは誤りであり細胞呼吸は光の有無に関係なく昼夜を問わず常におこなわれる。Dは誤りであり発生したエネルギーの一部はATPとして蓄えられ生命活動に利用され、残りが熱として放出される。植物もすべての生きた細胞でエネルギーが必要であるためEも誤りである。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、細胞呼吸と光合成を混同しないようにしてください。光合成は光のエネルギーを使って養分を作る働きですが、細胞呼吸は生物の生命活動に必要なエネルギーを取り出す働きです

選択肢を見ると、葉緑体、二酸化炭素の吸収、酸素の放出など、光合成の説明に近い内容も含まれているため、そこに引っ張られないようにしましょう。

また、細胞呼吸は動物だけでなく植物の生きた細胞でもおこなわれます。この呼吸は昼夜を問わず必要です。どの場所で何を使い、何を取り出す働きなのかを整理して判断しましょう。

問題19(難易度:★★★☆☆)

問題

地球の内部構造と地震波の伝わり方について正しい説明はどれか。

選択肢


正解:D
地球の内部は地殻・マントル・外核・内核に分かれている。このうち外核のみが液体の性質を持つ。縦波であるP波は固体と液体の両方を伝わるが、横波であるS波は固体しか伝わらない。したがって液体である外核においてはP波は伝わるがS波は伝わらないこととなり、正しい選択肢はDとなる。

Aは誤りであり、マントルは固体(高粘性)であるためS波は伝わる。Bは誤りであり、外核はP波を伝える。Cは誤りであり地震波の速度は地球深部にいくほど変化する。Eは誤りであり内核は固体であるためP波・S波ともに伝わる。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、地球内部の層の名前と、それぞれが固体か液体かをまず整理することが重要です。

地震波にはP波とS波があり、どちらも同じように伝わるわけではありません。特に、横波であるS波は液体を伝わらないため、地球内部のどこでS波が途切れるのかが大きな手掛かりになります。

一方、P波は伝わる場所がS波より広く、液体部分でも完全に止まるわけではありません。

マントル、外核、内核の性質を区別し、波の種類ごとの伝わり方を照らし合わせて選択肢を絞り込みましょう

問題20(難易度:★★★☆☆)

問題

次のうち、日本から夏の夜空に見える星座はどれか。

選択肢


正解:A
さそり座は夏の南の夜空に見える代表的な星座であり、赤く輝くアンタレスが有名である。

オリオン座とおうし座は冬の夜空に明るく輝く代表的な星座である。しし座は春、ペガスス座は秋の夜空に見える星座である。

したがって正しい選択肢はAとなる。四季を代表する主要な星座とその観察できる季節の組み合わせは混同しやすいため、それぞれの季節ごとに代表的な星座の名称とセットで正確に整理して覚えておきたい。

瀧本博史

プロフィール

この問題では、星座名だけを覚えるのではなく、日本で見えやすい季節とセットで整理しておくことがポイントです。

選択肢には春・夏・秋・冬を代表する星座が混ざっているため、名前を知っているだけでは判断しにくくなります。夏の夜空であれば、南の空に見える代表的な星座や、赤く明るい一等星を手掛かりにして考えましょう。

オリオン座やおうし座は冬、しし座は春、ペガスス座は秋というように、季節ごとの代表星座をまとめて覚えると混乱を防げます。

問題21(難易度:★★★☆☆)

問題

イタリアの首都であるローマの気候として正しいものはどれか。

選択肢


正解:C
ローマは地中海沿岸に位置し、地中海性気候に属する。夏は亜熱帯高圧帯の影響で乾燥して極めて暑く、冬は偏西風帯に位置するため温帯低気圧が通過しやすく雨が多くなる。この気候区では、夏の乾燥に強いオリーブやコルクガシ、柑橘類、ぶどうなどの栽培が盛んにおこなわれる。夏に乾燥し冬に雨が降るという特徴は、夏に高温多湿となり冬に乾燥する日本のような温暖湿潤気候の地域とは大きく異なる。

瀧本博史

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都市名を見てすぐ選択肢を選ぶのではなく、その都市がどの海に面し、季節ごとにどのような風や気圧帯の影響を受けるかをまずは考えましょう。

ローマはヨーロッパ南部の代表的な都市なので、日本のように夏に雨が多い地域とは特徴が異なります。夏と冬の降水の違い、暑さと乾燥の組み合わせ、そこで育ちやすい作物まで思い浮かべて選択肢を絞りましょう

気候名を丸暗記するのではなく、雨の降り方と農作物をセットで整理するのが攻略のコツです。

問題22(難易度:★★★★☆)

問題

次のうち、ユーラシア大陸の内陸部に位置するため海からの湿った空気が届きにくく、年間降水量が非常に少ない乾燥した気候が特徴の都市はどれか。

選択肢


正解:B
ウルムチは世界で最も海から遠い都市の1つといわれ、大陸性の乾燥気候に属するため年間降水量が非常に少ない。一方、ハノイは熱帯モンスーン気候で年間を通じて雨が多く、バンコクも熱帯モンスーン気候に属し雨季に大量の降水がある。セブはフィリピン中部に位置し熱帯海洋性気候で降水量が多い。ムンバイはインド西岸に位置し南西モンスーンの影響を強く受けるため雨季の降水量が特に多い。したがって、内陸部特有の乾燥した気候の特徴を持つのはウルムチとなる。

瀧本博史

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この問題では、「内陸部」「海からの湿った空気が届きにくい」「年間降水量が少ない」という3つの手掛かりを優先して見ることが重要です。

選択肢には東南アジアや南アジアの都市も含まれていますが、それらは雨季や海洋の影響を受けやすい地域が多く、乾燥した内陸都市とは性質が違います。

地理の問題では、都市名だけでなく、海に近いか、季節風の影響を受けるか、大陸の奥にあるかを考えて解いてください。場所のイメージを地図上で持つことが有効な対策です。

問題23(難易度:★★★★☆)

問題

日本の地方自治における直接請求権に関する記述として、正しいものはどれか。

選択肢


正解:C
地方公共団体の長や議員の解職請求、および議会の解散請求は有権者の3分の1以上の署名を集め、選挙管理委員会に対しておこなうため、Cが正しい。

Aは誤りで、条例の制定または改廃の請求に必要な署名数は50分の1以上であり(3分の1以上ではない)、請求先は首長で正しい。Bは誤りで、地方議会の解散請求に必要な署名数は3分の1以上(50分の1以上ではない)であり、請求先も選挙管理委員会(議長ではない)であるため署名数と請求先の両方が誤っている。Dは誤りで、監査の請求に必要な署名数は50分の1以上(過半数ではない)であり、請求先の監査委員は正しい。住民投票が必要な直接請求は議会の解散請求と首長・議員の解職請求であり、条例の制定・改廃の請求と監査の請求には住民投票は不要であるためEも誤りである。

瀧本博史

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この問題では、地方自治の直接請求について、必要な署名数、請求先、住民投票の有無を別々に整理することが大切です

条例の制定・改廃請求や監査請求は比較的少ない署名数で請求できますが、議会の解散や首長・議員の解職のように重い内容では、より多くの署名が求められます。また、請求先も首長、監査委員、選挙管理委員会など内容によって異なります。

すべての直接請求に住民投票が必要なわけではありません。制度ごとの違いを表で覚えて混乱を防ぎましょう。

問題24(難易度:★★★★☆)

問題

木村資生が提唱した分子進化の中立説の説明として最も適切なものはどれか。

選択肢


正解:A
分子進化の中立説は、分子レベルにおける遺伝子の変化の多くが自然選択に対して有利でも不利でもない中立な突然変異であり、それが偶然によって集団内に広まることで進化が起こるという学説である。したがってAが正しい。

Bは自然選択説の極端な解釈であり中立説とは異なる。Cは誤りであり、分子レベルの進化速度は比較的一定(分子時計)とされるが形態的な進化速度は環境によって大きく変動するため常に同じ速度で進むわけではない。Dは獲得形質の遺伝を主張する用不用説に近い内容であり誤りである。Eは誤りであり、中立説では突然変異のほとんどは中立なものとされており、すべてが有利に働くわけではない。

瀧本博史

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この問題では、木村資生が提唱した分子進化の中立説について、自然選択だけで進化を説明する考え方との違いを押さえることが大切です。

中立説では、分子レベルの変化の多くが生存に有利でも不利でもないものとして扱われ、それが集団に広がる過程で偶然性が生まれると考えます。環境に合った形質だけが必ず広まる、という説明とは方向が異なることを覚えておきましょう。

生物の進化問題では、形態の進化と分子レベルの進化を分けて考えると理解しやすくなります。

SCOA【社会・理科】を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!中学レベルの基礎知識でOK! 優先度を付けて対策しよう

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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SCOAの社会・理科で問われるのは、おもに中学校で学ぶ基礎知識です。高校の教科書を細部まで覚える必要はなく、広い範囲から基本事項を素早く思い出せる状態を目指しましょう

まず社会は、地理・歴史・公民を均等に深く学ぶ必要はありません。地理では地図、気候、産業、統計資料。歴史では出来事の年代順と人物。公民では国会・内閣・裁判所、憲法、経済の基本用語を優先して対策してください。対策としては、一問一答で用語を確認した後、地図やグラフを読む問題を練習しましょう。

そして理科は、物理・化学・生物・地学の代表的な公式をはじめ、法則、実験、人体、天気や地層など、中学範囲の定番事項を広く浅く押さえることが大切です。公式を暗記するだけでなく、図や実験結果から何がわかるかを考える練習を積み重ねてください。

わからない問題を飛ばす勇気を持とう! 時間計測で本番を想定した対策が重要

見た瞬間にわかる問題から先に解き、知識が曖昧な問題や計算に時間がかかる問題は飛ばしましょう。

就活生がやりがちなのは、1つの分野を細かく勉強しすぎることや、知らない問題に時間を使いすぎることです。知識がなくても、統計の増減、地域の位置関係、実験前後の変化、単位、選択肢同士の矛盾から答えを絞れる問題があります

まずは問題文と資料に手掛かりがないかを確認し、それでも判断できなければ早めに切り替えることが得点を安定させるコツです。本番同様に、時間を測って練習しましょう。

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執筆・編集 PORTキャリア編集部

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