インターンのお礼メールは送らないと評価に響く? メール例文4選

4名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事

    プロフィール詳細
  • Office KAORI代表/キャリアコンサルタント

    Kaori Koriyama〇キャリアアドバイザーとして高校での進学・就労支援、理系大学や専門学校での就職活動支援に従事。就活マナーやメンタルヘルスに関する講座を実施。新入社員研修や自治体研修も担当

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

    Yukiko Umenai〇アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている

    プロフィール詳細
  • マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表

    Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • インターンシップ後のお礼メールは送るべき
  • 形式的なお礼メールはかえってマイナスになることも
  • お礼メールには3つの重要なメリットがある

学生の多くが悩むインターンシップ(インターン)後のお礼メール。「送るべきか迷う」「選考に効果があるのかわからない」などと考える人は意外と多いのではないでしょうか。

お礼メールは就活において重要なコミュニケーション手段ですが、形式的な内容では逆効果になりかねません。そのため、適切な内容とタイミングで送ることが、選考を有利に進めるポイントとなります。

今回は、キャリアアドバイザーの吉田さん、郡山さん、楳内さん、マナー講師の樋口さんのアドバイスを交えつつ、インターン後のお礼メールで得られる3つのメリットについて解説します。実際のメール例文も紹介しているので、効果的なお礼メールを送りたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

インターンに参加する際は、場面ごとにマナーを意識した挨拶が重要です。以下の記事で詳しく解説しているので、事前に適切な内容の挨拶ができるよう準備しておきましょう。

関連記事

場面別の例文付き! インターンの挨拶のマナーや好評価のコツを解説

インターンではさまざまな場面で社員の人との挨拶が必要になります。しかし、具体的にどのような挨拶をすれば良いかわからない人もいるのではないでしょうか。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にインターンの挨拶のマナーやポイントを例文付きで解説します。

記事を読む

場面別の例文付き! インターンの挨拶のマナーや好評価のコツを解説

【完全無料】
大学3年生(27卒)におすすめ!
就活準備で必ず使ってほしい厳選ツール

1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

2位:面接力診断
39点以下は要注意!あなたの面接力を今のうちに診断しましょう

3位:自己分析ツール
選考で使えるあなたの強み・弱みがわかります

4位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます

5位:内定者ES100選
大手内定者のESが見放題!100種類の事例から受かるESの作り方がわかります

【併せて活用したい!】
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール

自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう

志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します

目次

インターンのお礼メールは送り方次第で大きな価値を生む!

インターン後のお礼メールは、端的に言えば送った方が良いでしょう。ただし、形式的な内容や一括送信で各社に送るようなやり方を取ろうと思っているのであれば、送信は控えてください。印象が薄れてしまったり、失礼な印象を与えたりと、かえってマイナスの評価につながる可能性があるからです。

ただ「ありがとうございました」と伝えるだけでは、企業担当者にとって印象に残りづらく、ほかの学生との差別化が図りにくくなります。せっかくお礼メールを送るのであれば、内容に具体性を持たせ、インターンでの学びや感想を織り交ぜることで、より効果的なコミュニケーションを図りましょう。

記事では、お礼メールを送るべき理由や、送るタイミング、効果的な文面の作り方について解説します。記事を読めば、適切な方法を理解したうえで、企業に対して好印象を与えられるメールが送れるようになりますよ。

そのうえで、お礼メールの基本的な構成や文例、避けるべきポイントも解説。最後には実際の文例も紹介するので、印象に残るお礼メールを作成して採用担当者に好印象を残しましょう。

こちらの記事ではインターンについて、参加の目的やメリットなどを網羅的に解説しているので、ぜひ読んでみてください。

関連記事

インターンは就活に不可欠? 8つのメリットと選び方を詳細解説

インターンは、効率的な企業研究とスキルアップが可能な、一石二鳥の就活対策です。まずはインターンに参加するメリットデメリットを押さえましょう。この記事ではインターンの探し方や選考対策、おすすめのインターンなどをキャリアコンサルタントと解説します。

記事を読む

インターンは就活に不可欠? 8つのメリットと選び方を詳細解説

インターン選考で企業が何を見ているのかが気になる学生はこちらを読みましょう。

関連記事

インターン選考は何を見てる? 受かる対策の秘訣を企業目線で解説

就活で当たり前になってきたインターン。しかし多くの場合、参加するには選考を通過する必要があります。この記事ではインターン選考で企業が見ているポイントと落ちる理由をキャリアアドバイザーが解説。正しい対策を知ってインターン参加をつかみましょう。

記事を読む

インターン選考は何を見てる? 受かる対策の秘訣を企業目線で解説

インターン参加の意思をメールで送る必要がある場合は以下の記事を参考にしてみてください。基本的な書き方やマナーについて解説しています。

関連記事

インターンシップ参加メールの基本とマナー|意欲を伝える書き方

インターンシップに参加するにあたってメールを送る必要があるケースが多いです。しかし、どのように書けば良いかわからないと悩む人もいるのではないでしょうか。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にインターンシップの参加メールの書き方やマナー、志望度の高さを伝える方法などを解説します。

記事を読む

インターンシップ参加メールの基本とマナー|意欲を伝える書き方

会社訪問後のメールについては以下の記事で解説しているので、あわせて確認してみてください。

関連記事

会社訪問後のお礼メールの書き方! 例文やプロのアドバイスを紹介

会社訪問後のお礼メールは必ず送るのがマナーです。お礼メールで企業に感謝や学びを適切に伝えれば、好印象を与えられます。この記事ではお礼メールを送る適切なタイミングだけでなく、具体的な構成や例文、キャリアアドバイザーによるアドバイスも記載しています。最後まで読んで、お礼メール作成の参考にしてみてください。

記事を読む

会社訪問後のお礼メールの書き方! 例文やプロのアドバイスを紹介

あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

インターンのお礼メールを送ると評価にプラスになる?

多くの学生が気にしているポイントの一つが、「インターン後のお礼メールが選考に影響を与える可能性があるのか」です。実際、「形式的なメールを送っても評価は変わらないのでは?」「わざわざ時間を取って送る意味って?」と、お礼メールの効果を疑問視する声も少なくありません。

そこで今回は、楳内さんに、インターン後のお礼メールの選考への影響について詳しく話を聞いてみました。キャリアコンサルタントの視点から見た、お礼メールが評価に与える影響や、プラス評価につなげるためのポイントについて解説しています。

アドバイザーコメント

お礼メールを送るか迷う場合は送っておこう

基本的には、インターン後のお礼メールが選考で優遇されることはないでしょう。逆に送らなかったからといって、評価が下がるというものでもありません。採用はあくまで、人柄や能力、可能性などが重視されるからです。

そのためお礼メールは「マナーとして送った方が良い」「かかわりが少なければ送らなくても良い」などさまざまな考えがあるかと思いますが、迷っているなら送ることをおすすめします。

お世話になった気持ちを伝えて信頼関係を築いておこう

私は社会人になりたての頃、会った人に毎回手紙を送っていました。それは仕事において半人前にもかかわらず、わざわざ時間を割いて話を聞いてくださった感謝の気持ちを伝えたかったからです。その手紙がきっかけで縁がつながり、仕事を任せてもらえたという経験があります。

このように、「何かしてもらった際には感謝の気持ちを伝える」という基本的なことが印象を高め、その積み重ねで信頼関係が築かれていきます。

特に長期間のインターンでは、多くの人にお世話になります。感謝の気持ちとともに感じたことや学んだことをぜひお伝えしたいですね。また、短期の場合でも、担当者は案外覚えているものです。この際に基本的なマナーを身に付けたお礼メールを送ることで、社会人としての一歩につなげていきましょう。

インターンは情報戦でもあります。企業への質問から、より有意義な時間を過ごすためのヒントを得られることもあるので次の記事も参考に、質問を準備してくださいね。

関連記事

インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ

インターンは質問をして深い情報を得る絶好のチャンスです。5つのコツを踏まえてたくさん質問しましょう。記事では、キャリアコンサルタントとインターンでの質問方法や質問例を解説します。

記事を読む

インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ

インターンには面接がある場合があります。併せてこちらも読んで対策しておきましょう。

関連記事

インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選

インターンシップの面接は本選考より難しいことも。通過するには3つのポイントを押さえることが不可欠です。記事では、インターンの面接を通過するコツをキャリアコンサルタントと解説します。

記事を読む

インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選

自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください

今すぐあなたの強みを診断する【無料】

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる多いはず。

そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

自分の長所を分析するなら「My Analytics」がオススメ
今すぐあなたの強みを診断する【無料】

こんな人に「My Analytics」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

インターン後のお礼をメールで送ることも大切ですが、出版社のインターンは参加するのも狭き門と言われています。まず参加するための準備を行いましょう。次の記事では、出版社のインターンに参加するためのコツを解説していますよ。

関連記事

就活の第一歩! 出版社のインターンへの参加は準備とコツが肝になる

この記事では出版社のインターンに対する基本的な理解を深めるために、キャリアコンサルタントとともに解説します。必ず押さえたい業界の実状、基本情報や知識を紹介するので、ぜひ参考にしてインターンシップへの参加に向けて行動しましょう。

記事を読む

就活の第一歩! 出版社のインターンへの参加は準備とコツが肝になる

送った方がいい? インターンのお礼メールを送る3つのメリット

送った方がいい? インターンのお礼メールを送る3つのメリット

  • 人柄を印象付けられる
  • 入社意欲の高さをアピールできる
  • 人事担当者に名前を覚えてもらいやすくなる

インターン後のお礼メールについて、「本当に送る必要があるのかな」と迷っている人も多いのではないでしょうか。インターンのお礼メールは、単なる形式的なマナーではありません。むしろ、学生にとって大きなチャンスとなるコミュニケーション手段であることを忘れないでください。

お礼メールは企業側にあなたの印象を残す貴重な機会です。参加人数の多い大規模なインターンだったとしても、適切なお礼メールを送ることができれば、ライバルと差別化できるでしょう。

では具体的に、お礼メールを送ることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。今回は、就活を有利に進めるための3つのポイントについて、実例を交えながら詳しく解説していきます。

①人柄を印象付けられる

インターンは企業の「リアル」に触れることができる特別な場です。机上の企業研究だけではわからない社風や雰囲気、実際の業務内容など、さまざまな発見があったはずです。そんな体験を通じて感じた率直な思いを言葉にすることで、あなたの誠実さや観察力を自然な形で表現することができます

お礼メールの内容の例

「グループワークでの他己紹介を通じて、多様な視点の重要性を学びました。特に、営業部門の〇〇さんが『顧客の言葉の背景にある本質的な課題を見抜くことが大切』とお話しされた点に、深く共感いたしました」

このように、印象に残った場面や会話を具体的に振り返ることで、自分なりの気づきや学びを得ているという姿勢を示すことができます。

また、社員の方々との対話から感じた企業文化への共感や、業務体験を通じて描いた将来のキャリアビジョンにも触れてみましょう。

表面的な感謝の言葉だけでなく、インターンでの体験があなたの中でどのように咀嚼され、今後のキャリアにどう活かしていきたいと考えているのか。そういった思考の深さを伝えることで、より印象的な存在として記憶に残ることができるはずです。

実際に、お礼メールには人柄が表れるものなのでしょうか?

樋口 智香子

プロフィール

誠実さや相手を思う人柄がお礼メールで感じ取れる

お礼メールに人柄が表れる理由は2つあります。

一つは、お礼メールを送るという行為そのものに、誠実さが表れます。人によっては「そこまでしなくて良いのでは」と思うようなことでも、あえてすることで、礼節を大切にするという人柄が感じ取れます。

もう一つの側面としては、メールの書き方に人柄が表れるからです。読みやすい文章や丁寧な言葉遣いからは、相手を思いやった行動ができるという人柄が伝わります。

また、インターンシップで何を感じ、どんな決意をしたのかという思いを記せば、価値観や物事の捉え方が表れてくるでしょう。ぜひ、あなたらしく、熱量のあるお礼メールを書いてほしいと思います。

自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

自分の長所を分析するなら「自己分析ツール」がオススメ
今すぐ診断を見てみる【無料】

こんな人に「自己分析ツール」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
合わせて活用したい!
自己PR作成ツール
たった3分で自己PRが完成!スマホで簡単に作れるお役立ちツールです。

②入社意欲の高さをアピールできる

お礼メールには、その企業で働きたいという熱意を自然な形で伝えられるという、もう一つの大きな価値があります。インターンを通じて得た「生の体験」をもとに語る志望動機は、企業のホームページ(HP)やパンフレットから得た情報だけでは語れない、説得力のある内容となるからです。

インターンでの具体的な場面や会話を挙げながら、そこから感じ取った企業の特徴や魅力を語ることで、より説得力のある志望意欲を示すことができます

また、インターンでの発見を今後どう活かしていくのかについても触れてみましょう。

インターンでの発見の活かし方の例

  • より深い業界理解のために、特定の専門書を読んでみる
  • 業務に必要なスキルを磨くため、資格取得にチャレンジする
  • 興味を持った分野について、大学の研究をより深めていく

インターンをゴールではなく新たなスタートとして捉え、具体的な行動計画に落とし込んでいる姿勢を示すことで、強い入社意欲をアピールすることができます。

③人事担当者に名前を覚えてもらいやすくなる

1日50人、1週間で数百人……大手企業のインターンでは、それだけの数の学生が参加することも珍しくありません。そんな多くの参加者の中から「あの学生」として記憶に残るのは、決して簡単なことではないでしょう。

しかし、適切なタイミングで印象的なお礼メールを送ることは、あなたの存在を効果的にアピールできる絶好の機会となります。特に重要なのは、人事担当者の記憶を具体的な場面と結びつけることです

インターンでの経験メールに盛り込む例

「グループディスカッションで、私が提案した『顧客の年齢層に応じたアプローチ方法の違い』について、〇〇様から『おもしろい視点ですね』とコメントいただいた際は、大変うれしく感じました。この経験を通じて、マーケティングの奥深さをよりいっそう実感することができました」

「昼休憩時に、△△部の××様から『失敗を恐れずにチャレンジすることが大切』というアドバイスをいただき、非常に印象に残っています。この言葉を胸に、残りの就職活動も積極的に取り組んでいきたいと考えています」

このように、具体的な場面や会話を織り交ぜることで、人事担当者の記憶の中であなたの顔と名前が具体的なエピソードと結びつきやすくなります。

インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!

インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。

そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

これで安心! インターンシップのお礼メールの書き方

これで安心! インターンシップのお礼メールの書き方

  • 件名
  • 宛名
  • 本文
  • 署名

インターン後のお礼メールは、「送るべきとはわかっているけれど、どう書けばいいんだろう」と悩む学生は少なくありません。そんな人のために、この章では基本のお礼メールの書き方を徹底解説します。

実は、優れたお礼メールには必ず押さえるべき基本要素があります。ここでは、お礼メールの4つの重要な構成要素と、それぞれのポイントについて、実際の文例を交えながら詳しく解説していきます。

この章の見出しに沿って進めていけば、初めてお礼メールを書く人でも、自信を持って送信できる内容に仕上げることができるはずです。

件名

お礼メールの第一印象を決めるのは、件名です。ここでつまずいてしまうと、せっかくの内容も正しく伝わらない可能性があります。コツとしては、シンプルかつ的確な件名を心掛けましょう

件名

  • 基本の件名
    「インターンシップ参加のお礼(○月○日参加)」
  • 企業が複数回インターンを実施している場合
    「○○職種インターンシップ参加のお礼(○月○日参加)」
    「○日間インターンシップ参加のお礼(○月○日参加)」

件名に日付の記載は必須です。特に大手企業では、多くの学生が参加するため、時期がしっかりとわかるかどうかが重要となります。また、プログラムが複数ある場合は、具体的なコース名や日数を明記することで、採用担当者を混乱させずに済むでしょう。

宛名

ビジネスメールの基本中の基本である宛名での間違いは、ビジネスマナーの理解不足として受け取られかねません。正確な情報に基づいた、丁寧な書き方を心掛けましょう。

宛名

  • 正式な宛名の場合
    ○○株式会社
    人事部 採用担当
    △△様
  • 担当者が不明な場合
    ○○株式会社
    人事部 採用ご担当者様

企業名と部署名は誤ると相手に失礼にあたるため、できる限りHPなどを参照して正確な記載をしましょう。インターン中に名刺をもらっている場合は、その情報を活用するのも良いですね。ただし、名前の記載に自信がない場合は、無理に個人名を書かず、「ご担当者様」とするのが賢明です。

吉田 隼人

プロフィール

宛名を間違えた場合は、気づき次第、すぐに謝罪をしましょう。間違えてしまったことはどうしようもないので、すぐに対応することが大切です。誠心誠意、謝罪をして次に同じようなミスをしないようにしましょう。

ミスは誰にでもあるので、大切なことはそのあとの対応です。誤魔化したり気づかないふりをするほうがイメージが悪いので気を付けてください。

インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください

診断スタート

インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

本文

お礼メールの核となる本文では、形式的な文章に終始せず、インターンでの具体的な経験や学びを交えながら、あなたの誠意と熱意を伝えましょう

構成に自信のない学生は、次の本文の構成を参考に書き進めてみてください。ただし、最も重要なのは形式ではなく、企業への誠実な感謝の気持ちと、前向きな意欲を伝えること。形式に気を取られすぎず、心のこもった文章を心掛けましょう。

お礼メールの本文の構成

  1. 冒頭の挨拶
    「先日は○○インターンにお時間をいただき、誠にありがとうございました。○○様をはじめ、社員の皆様には大変お世話になりました」
  2. インターンでの具体的な学び
    「特に、グループワークでの新規事業提案では、メンバーとの意見交換を通じて、多様な視点からの問題分析の重要性を学ばせていただきました。また、現場の社員の方々との対話からは、御社の顧客志向の企業文化を肌で感じることができました」
  3. 企業への興味・関心
    「実際の業務を体験させていただいたことで、御社のミッションである『○○』への共感がよりいっそう強まりました」
  4. 結びの言葉
    「今回の貴重な経験を、今後の就職活動に活かしてまいります。誠にありがとうございました」

本文は長くなりすぎず、400字程度を目安とします。また、一つの段落が長くなりすぎないよう、適切に改行を入れることで読みやすさを意識しましょう。

お礼メールの内容でどんな内容が書いてあると惹きつけられますか?

楳内 有希子

プロフィール

学びや気づきを自分の言葉で表現しよう

まずは、忙しい時間を割いて作り上げたインターンですから、素直に感謝の気持ちが記されているとやって良かったという気持ちになります。

また、自分の学びや気づきを具体的な場面や個人名を出しながら、率直に自分の言葉で表現されている文章には惹きつけられます。

さらにこの経験を、今後どう活かしていきたいかまで述べられていると熱意を感じ、好印象です。

署名

署名欄は連絡先としても機能します。ここでの情報は、今後の選考に活用される可能性もあるため、正確かつ漏れのない記載を心掛けましょう

基本的な署名の構成

━━━━━━━━━━━━━━
氏名:港 太郎(みなと たろう)
大学:○○大学 ○○学部 ○○学科
学年:3年
メール:xxxxx@yyyy.com
電話:090-XXXX-XXXX
━━━━━━━━━━━━━━

特に電話番号とメールアドレスは、必ず日常的に使用している確実に連絡の取れる番号やアドレスを記載しましょう。また、署名は必ずメール本文と区別できるよう、罫線などで区切ることをおすすめします。

就活準備で悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!

今すぐダウンロード


✓自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
✓チャットでできる!模擬面接プロンプト
✓自己PRで使える強み診断プロンプト

好印象につなげよう! お礼メール送信時の4つの注意点

好印象につなげよう! お礼メール送信時の4つの注意点

  • インターン実施日から間を空けない
  • 誤字脱字をしない
  • ただの感想を書かない
  • プライベートのアドレスからは送らない

多くの学生と接する企業にとっても、インターン後のフォローは意外と印象に残るものです。特に、メールでのやり取りは、実際の商談などのビジネスの現場で必須のスキルでもあり、あなたの基本的な仕事への姿勢を表すものとして見られます。

ただし、形式的な文章を送るだけでは逆効果になることも。実は、お礼メールの書き方一つで、インターン全体の印象が大きく変わることもあるのです。せっかくインターンで残した良い印象を維持するためにも、メールの送り方には気を配りたいものです。

ここでは、お礼メールを送る際の4つの注意点を紹介します。これらに気を付けて、完璧なお礼メールを送りましょう。

①インターン実施日から間を空けない

お礼メールは、インターン終了後なるべく早めに送りましょう。企業側の記憶が新鮮なうちの方が、あなたの熱意もより伝わりやすくなります。また、インターンでの具体的な出来事や気づきについても、鮮明な状態で書くことができます。

基本的には、インターン終了後1~2日以内の送信がベストです。1週間以上経過すると、熱意が伝わりにくくなるだけでなく、ほかの参加者との差も目立ってしまいます。

特に、参加者の人数が多い大規模なインターンの場合、ほかの学生が早めにメールを送っているため、遅れての送信は印象が薄くなりがちです。

また、早めに送ることで企業からの返信をもらえる可能性も高まります。帰宅後に下書きを始め、内容をしっかり確認してから送るのがおすすめです。慌てて送るのは避け、しっかりと内容を練ったうえで、タイミングよく送信することを心掛けましょう。

郡山 かおり

プロフィール

統計データはありませんが、お礼メールを送る学生は少数です。だからこそ、お礼メールは良い印象を与える有効な手段です。メールのマナーを意識して、好印象を与えましょう。

②誤字脱字をしない

お礼メールの誤字脱字は、思わぬつまずきのもとになります。ビジネスの場面では、文章の正確さが大切にされるからです。「少しなら大丈夫なのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、メールでの誤字脱字は、対面での会話以上に目立ちやすいものです。

企業名や人名の間違いは、相手に対する関心の低さを示すことにもなりかねません。また、基本的な敬語の使い方や文章の構成も、ビジネスパーソンとしての基礎力を測る要素として見られることがあります。こうしたミスは、実際の業務における正確性や注意力にもかかわってくると考えられているのです。そのため、送信前には必ず時間を置いて読み返しましょう。

気をつけたい点

  • 企業名、部署名、担当者名は正確に記入できているか
  • 文章の内容や文法は正しいか
  • 敬語は適切に使えているか
  • 句読点の使い方に違和感はないか

できれば第三者にも確認してもらうと、より安心です。特に、一度書いた文章は時間を置いて見直すことで、新たな視点で確認することができます。

樋口 智香子

プロフィール

お礼メールでやりがちなのは「させていただく」の頻用です。
丁寧で謙虚な表現ですが、多用すると回りくどい印象を与えてしまいます。
シンプルな敬語に置き換えるように、心掛けましょう。


「グループディスカッションを経験させていただき」

「グループディスカッションを経験し」

「お礼の言葉を伝えさせていただきたく」

「お礼の言葉をお伝えしたく」

③ただの感想を書かない

学生によくありがちなのが、「ありがとうございました」「大変勉強になりました」だけの形式的な文章や、表面的なフォーマットをまねただけのメールです。このようなメールは採用担当者の印象に残らないだけでなく、最悪の場合、ほかの学生と内容が被る可能性があります。

長々と述べる必要はないので、インターンでの具体的な経験や学びに触れ、より印象に残るメールになるように意識しましょう。企業も参加者がどのような気づきを得たのか、インターンを通じてどのように成長できたのかに関心を持っています。特に印象に残った場面や、自分の価値観や考え方に影響を与えた出来事を中心に、簡潔に伝えることを心掛けましょう。

メールに盛り込みたい内容:

  • 印象に残った場面や気づき、社員の発言
  • その経験があなたに与えた影響
  • 今後の行動やキャリアにどう活かしていきたいか

しっかりと内容の練ったお礼メールで、あなたの選考への真剣な姿勢を伝えましょう。

吉田 隼人

プロフィール

具体性に欠けるお礼メールでは採用担当の印象に残りません。

たとえば「貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。講演のお話、とても勉強になりました。また機会があればぜひお話を伺いたいです。よろしくお願いいたします。」のような文だと誰でも書けてしまいますし、具体性に欠けますよね。

ぜひあなたにしか書けないような個別・具体の内容を意識しましょう。

④プライベートのアドレスからは送らない

就活用のメールアドレスを使うのは、基本的なマナーの一つです。「cutegirl123@…」といったプライベートなアドレスや、カジュアルすぎるアドレスの使用は避けましょう。メールアドレスは、あなたの社会人としての意識を表す一つの要素でもあります

特に就職活動では、多くのメールのやり取りが発生します。プライベートのメールアドレスと就活用のメールアドレスを分けることで、重要なメールの見落としを防ぐことができます。

就活用メールアドレスを作るポイント

  • 姓名をベースにしたシンプルなものにする
  • 数字を使う場合は控えめに
  • 携帯キャリアのメールは避ける

新しいアドレスを作ったら、必ず事前に送受信テストをしましょう。企業からの返信が確実に届くよう、迷惑メール設定も確認しておくと安心です。また、就活用メールアドレスは、インターン参加時から使用を開始しておくと、お礼メールのときも困りません。

お礼メールが不要なケースも押さえておこう

実は、状況によってはお礼メールを送る必要がないケース、さらには送らない方が適切なケースも存在します。「とにかくすべての企業に送らなければ」と焦っていると、むしろ形式的なお礼メールが人事担当者の負担になることも。

また、企業側から「インターン後のご連絡は不要です」と明確に案内があるケースもあります。こうした状況で形式的なメールを送ることは、「指示を正確に理解できない学生」という逆効果な印象を与えかねません。就職活動では、画一的なルールに従うだけでなく、状況を正しく判断して適切に対応する力も問われているのです。

ここでは、お礼メールを送る必要がない代表的な2つのケースを、具体例を交えながら紹介します。それでは一つずつ見ていきましょう。

アンケート回答がある場合

インターン終了後に参加者アンケートの提出を求められたことのある学生は多いのではないでしょうか。このような場合、アンケートそのものがフィードバックの機会として設定されているため、別途お礼メールを送る必要はありません。アンケートには通常、次のような項目が含まれています。

アンケートの内容

  • インターンの満足度の評価(点数や星など)
  • 印象に残った内容
  • 改善してほしい点
  • 今後の就職活動に向けての意向
  • 自由記述欄での感想

企業側は、これらのアンケートを通じて参加者の声を体系的に収集し、今後のプログラム改善に活かそうとしています。特に自由記述欄には、インターンで得た学びや気づき、企業への印象を丁寧に記入することで、十分なフィードバックとなります。

むしろ、アンケートと別にお礼メールを送ることで、企業側の業務効率を下げてしまう可能性もあります。アンケートが配られた際は真摯な態度で回答し、自身の意見や感想を明確に記載することを心掛けましょう。

樋口 智香子

プロフィール

アンケートは一言でも良いので、自由記述欄も記入することをお勧めします。

企業は、学生がどんな考えを持っているのか、より多くの声を知りたいものです。

「ありがとうございました」などのお礼だけではなく、「〇〇だと感じました」という感想を書き添えることが、企業への貢献になります。

企業の宛先が送信専用アドレスの場合

インターンに関する連絡で、次のようなアドレスが使用されている場合は、お礼メールの送信は不要です。

お礼メールの送信が不要なケース

  • 「no-reply@~」で始まるアドレス
  • 「送信専用アドレス」との明記があるもの
  • 「返信不要」の注意書きがあるもの

これらの送信専用アドレスは、大量の連絡を効率的に処理するために企業が設定している自動配信用のものです。このアドレスに送信されたメールは、通常システムによって自動的に処理され、担当者に届くことはありません

ただしごく稀ですが、送信専用アドレスからの連絡メール内に、質問がある場合の問い合わせ先や、採用担当の直接の連絡先など別の連絡先が記載されているケースもあります。このような場合は、指定された連絡先へのお礼メール送信を検討しましょう。

お礼メールを毎回送るとそれだけで時間が取られると思います。インターンに参加したすべての会社にお礼メールを送るべきでしょうか?

吉田 隼人

プロフィール

時間をかけすぎないように工夫をしてすべての会社に送ろう

もちろん理想はすべての会社にお礼メールを送ることです。

感謝の気持ちや感想を伝える良い機会ですし、就活生や社会人としてというよりも、人として常に感謝の心を忘れずに持ち続けていてほしいと個人的に思います。

ただ、やり方は工夫できると思います。お礼メールに何十分もかけているのであればそれは非効率すぎます。量が多ければ良いというものでもないですし、評価に多大な影響があるわけでもないため、必要最小限かつ個別具体的な内容を少し盛り込めれば十分かと思います。

何をすべきか、また何をしないべきかということも念頭におき、就活していきましょう。

パターン別に解説! 実際のお礼メールの例文

インターンシップ後のお礼メールを実際に書こうと思っても、「書き出しはどうしよう」「どんな表現を使えばいいのか」と迷う人も多いのではないでしょうか。実際に書くとなると、手が動かなくなってしまうのはよくあることです。そんなときは、例文を参考にしましょう。

ここでは、状況別の実際のお礼メールの例文を紹介します。ただし、これらはあくまでも参考例。そのまま使うのではなく、あなたならではの経験や感想を織り交ぜながら、心のこもった文章を作り上げていきましょう。それでは、それぞれの状況に合わせて紹介しますね。

標準的なお礼メールの例

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名インターンシップ参加のお礼

○○○○株式会社
人事部 採用担当
△△様

お世話になっています。
先日(8月25日)のインターンシップに参加させていただいた、●●大学3年の港太郎です。

このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。実際の業務体験を通じて、御社の「顧客第一」の理念が、社員の皆様一人ひとりの行動に浸透している様子を肌で感じることができました。

特に印象に残っているのは、グループワークで□□部の××様からいただいた「顧客の言葉の背景にある本質的なニーズを見抜くことが大切」というアドバイスです。この言葉をきっかけに、ビジネスにおける課題発見の重要性を深く理解することができました。

今回の経験を活かし、よりいっそうの企業研究と自己分析に励んでまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━
氏名:港 太郎(みなと たろう)
大学:●●大学 ○○学部 ○○学科
学年:3年
メール:xxxxx@yyyy.com
電話:090-XXXX-XXXX
━━━━━━━━━━━━━━

送信が遅れた場合の例

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名インターンシップ参加のお礼(遅くなり申し訳ございません)

○○○○株式会社
人事部 採用担当
△△様

大変遅くなり申し訳ございません。
先週(8月25日)のインターンシップに参加させていただいた、●●大学3年の港太郎です。

このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。参加から時間が経ってしまい、申し訳ございません。御社での体験を振り返り、改めて深い学びを実感しています。

特に印象に残っているのは、新規プロジェクトの立ち上げにおける「スピードと質のバランス」についての議論です。××様が「時には完璧を求めすぎず、まず動き出すことが大切」とお話しされた言葉が、その後の学生生活でも大きな気づきとなっています。

今回の経験を、残りの就職活動にしっかりと活かしてまいります。
貴重な機会を頂戴し、重ねて御礼申し上げます。

今度ともどうぞよろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━
氏名:港 太郎(みなと たろう)
大学:●●大学 ○○学部 ○○学科
学年:3年
メール:xxxxx@yyyy.com
電話:090-XXXX-XXXX
━━━━━━━━━━━━━━

郡山 かおり

プロフィール

インターンから数日経ってしまった場合でも、お礼メールを送ることは不適切ではありません。社会人として、感謝の気持ちを伝えることは大切です。

遅れてしまう場合は、体験を振り返り、より丁寧に感謝や気づきを伝えるようにしましょう。

短期インターンの例

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名1dayインターンシップ参加のお礼

○○○○株式会社 人事部 採用担当 △△様

お世話になっています。 本日のインターンシップに参加させていただいた、●●大学3年の港太郎です。

短い時間ではありましたが、御社の「挑戦を応援する」という社風を強く感じることができ、大変貴重な経験となりました。

特に印象的だったのは、若手社員の方々との座談会です。入社2年目の××様が「失敗を恐れず、常に新しいことにチャレンジできる環境が整っている」とお話しされていたことに、大変共感いたしました。また、グループワークでは「顧客目線での価値創造」について深く考えさせられ、今後の就職活動における新たな視点を得ることができました。

本日の学びを活かし、よりいっそう企業研究を進めてまいります。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

今度ともどうぞよろしくお願いします。

━━━━━━━━━━━━━━
氏名:港 太郎(みなと たろう)
大学:●●大学 ○○学部 ○○学科
学年:3年
メール:xxxxx@yyyy.com
電話:090-XXXX-XXXX
━━━━━━━━━━━━━━

長期インターンの例

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名長期インターンシップ修了のお礼

○○○○株式会社 人事部 採用担当 △△様

お世話になっています。 2カ月間のインターンシップでお世話になりました、●●大学3年の港太郎です。

このたびは長期にわたり、貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。実際の業務に携わらせていただく中で、御社の企業理念である「技術を通じた社会貢献」が、日々の業務に深く根付いていることを実感いたしました。

特に印象に残っているのは、新製品開発プロジェクトに参加させていただいた経験です。□□部の××様から「顧客の声に耳を傾け、その背景にある本質的なニーズを理解することが何より大切」というご指導をいただき、マーケティングの本質について深く学ぶことができました。また、部署を越えた活発なディスカッションを通じて、チームワークの重要性も実感いたしました。

今回の長期インターンシップで得た学びは、非常に大きなものでした。特に以下の3点は、今後の就職活動、そして将来のキャリアを考えるうえで、大きな指針となりました。

1. 顧客視点でのものづくりの重要性
2. 部門を超えた連携の価値
3. 失敗を恐れない挑戦の文化

これらの気づきを大切にしながら、残りの学生生活でも精進してまいります。また、本インターンシップで培った経験を、必ずや将来のキャリアに活かしていく所存です。

2カ月間、本当にありがとうございました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━
氏名:港 太郎(みなと たろう)
大学:●●大学 ○○学部 ○○学科
学年:3年
メール:xxxxx@yyyy.com
電話:090-XXXX-XXXX
━━━━━━━━━━━━━━

楳内 有希子

プロフィール

長期インターンで企業への内定が決まっている場合でも、選考への影響を考えるのではなく、長期インターンだからこそ、深くかかわりお世話になった人へ伝えたいことがあるのではないでしょうか。

感謝の気持ちはもちろんですが、その伝えたい思いを、心をこめて丁寧に伝えてみましょう。

インターンのお礼メールに関するよくある質問

インターンシップ後のお礼メールに「こんなときはどうすればいい?」「これって送った方がいいの?」など、多くの学生がさまざまな疑問を抱えています。ここでは、特によく寄せられる3つの質問について、具体的に解説していきます。

質問①お礼メールに返信が返ってきたら?

企業からの返信メールには、きちんと返信するのがマナーです。特に、励ましの言葉や選考に関する情報が含まれている場合は、必ず返信を送りましょう。

たとえば、インターンでの頑張りを褒めていただいた場合は「お言葉を励みに、よりいっそう努力してまいります」といった返答が適切です。ただし、「承知いたしました」といった事務的な内容や、企業からのメールが自動返信の場合は返信は不要です。

質問②相手の名前やメールアドレスがわからないときはどうすべき?

具体的な担当者名がわからない場合は「人事ご担当者様」で問題ありません。ただし、部署がわかる場合は「○○部 採用ご担当者様」とするとより丁寧です。

また担当者の具体的な連絡先がわからなくても、お礼メールを送る方法はいくつかあります。

確認すべき情報

  • インターン時の配布資料
  • エントリー時の連絡先
  • 企業の採用サイトの問い合わせフォーム

どこに送ればいいのか迷った場合は、大学のキャリアセンターに相談するのも一つの方法です。

インターンでお世話になった方の名前をWantedlyやFacebookで見つけた場合、お礼のメッセージを送るのは失礼でしょうか?

郡山 かおり

プロフィール

きちんと配慮をしてメッセージを送ることで失礼にはならない

WantedlyやFacebookで見つけた方にお礼のメッセージを送るのは、適切な方法でおこなえば失礼にはなりません。

Wantedlyはビジネスに特化しているツールのため、メッセージでお礼を伝えるのは問題ありません。しかし、Facebookは個人のプライベートなツールとして利用されることもあるので、インターンのお礼を送る際には配慮が必要です。気をつけるポイントとしては、相手のプライベートを尊重したうえで、メッセージをするようにしましょう。

また、どちらのツールでも意識して欲しいのは以下の3点です。

1. 簡潔に自己紹介をし、インターンでお世話になったことを伝える。

2. インターン中に学んだことや経験したことに対する感謝の気持ちを簡潔に述べる。

3. 礼儀正しい言葉遣いを心掛け、相手に対する敬意を示した内容にする。

質問③1dayインターンシップならお礼メールはいらない?

1dayインターンでも、基本的にはお礼メールを送ることをおすすめします。たとえ1日のプログラムでも、企業が学生のために時間と労力を使ってくれていることに変わりはないからです

確かに、1日限りのプログラムでは社員との深い交流は難しいかもしれません。しかし、だからこそ、お礼メールはほかの参加者と差別化できる重要な機会となります。企業への感謝の気持ちと、就活に向けた意欲を素直に伝えることが大切です。

インターンのお礼メールを送って内定への一歩につなげよう

インターン後のお礼メールは、適切に活用することで、あなたの就職活動を大きく前進させることができます。

インターンで得た具体的な学びや気づきを伝えることで、あなたの名前と熱意を印象付けましょう。適切な文面で書かれたメールは、あなたのコミュニケーション力を自然な形でアピールすることにもつながります。また、インターンでの経験を踏まえた今後の展望を示すことで、次の選考に向けた意欲も効果的に伝えることができます。

企業にメールを送るのは緊張するかもしれませんが、形式にとらわれすぎる必要はありません。大切なのは、企業への共感や将来への展望を、あなたならではの言葉で誠実に表現すること。自分がインターンに参加して感じたことに素直に向き合いながら、心に響くお礼メールを作りましょう。

アドバイザーコメント

お礼メールを送って気配りや礼儀正しさをアピールしよう

ここまでインターン後のお礼メールの話をしてきました。就活は能力だけを見るものではなくその人の人間性を見て「一緒に働きたい人」を探すイベントです。お礼メールを送ることで細かな気配りや礼儀正しさをアピールできる側面はあるでしょう。

短いメッセージでも、誠意が込められていれば十分に感謝の気持ちは伝わります。大切なのは量ではなく質です。素直に感じた思いをメールで伝えましょう。もちろん、直接感謝を伝える機会があれば直接伝えるようにしましょう。

見返りの気持ちではなく感謝を伝えるためにお礼メールを送ろう

一方で、勘違いしないでほしいのは、お礼メールを送ったからといって内定に直結するものではありません。お礼メールを送らなくても内定を獲得する学生はいますし、お礼メールを送っても選考ですぐ落とされてしまう学生もいます。お礼メールはあくまで本質的なものではないことを理解しておきましょう。

見返りを求めるような姿勢では一緒に働きたいとは思えません。人に親切にされたら感謝を伝える、これは人として当たり前のことかと思います。当たり前のことを当たり前にできる人、これが一緒に働きたい人の像に近いのではないでしょうか。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

> メッセージを読む

関連Q&A

記事カテゴリー

Q&Aカテゴリーはこちら

関連Q&A

おすすめ対策ツール・資料

TOP

PORTキャリア