この記事のまとめ
- 就活の持ち物は場面によって異なるため自分なりのチェックリストが必要
- 忘れ物をした場合でも対処法を理解しておくと焦らずに対応できる
- 就活のプロが持ち物を忘れても印象を下げないポイントを解説
就職活動の持ち物は、面接やインターンシップなどの場面によって異なり、何を持っていけば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。就活シーンで必要な持ち物以外にも、持っていると安心なアイテムから身だしなみを整える際に役立つものまで幅広くあります。
だからこそ、手当たり次第にいろいろ持っていくのではなく、自分の就活シーンに何が必要なのか見極めて、就活準備を整えていきましょう。
この記事では、就職活動で役立つ持ち物を説明会やインターンなど選考の場面別にキャリアコンサルタントの三好さん、平井さん、楳内さんと一緒に解説します。自分に必要な持ち物を見極めて、就職活動へ向かいましょう。
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就活の持ち物は場面によって変わる! シーン別にチェックリストを作ろう
就職活動の持ち物は、どんな場所に出かけるか、どんな就活目的なのかなどによって少しずつ異なります。必要なものを理解しておかないと、肝心なときに忘れて就活そのものを台無しにしてしまいかねません。
そこでこの記事の前半では、就職活動に必要な基本的な持ち物9選と場面別に必要な持ち物を面接・インターンに分けて解説します。自分が出かける場所に合わせて、必要なアイテムを用意しましょう。
そして記事の後半では、トラブル時に役立つ持ち物4選や身だしなみを整えるときにおすすめの持ち物9選を解説します。忘れ物をしてしまったときの対処法も紹介するため参考にして、就活スタートに向けて万全の準備を整えてください。
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どこへ行くにも必要! 就活で必須の持ち物チェックリスト9選

就職活動の場面では、筆記用具や腕時計など必要不可欠な持ち物がいくつかあります。ものによっては忘れると就活を進める際に不便に感じてしまうものもあります。
また、こうした持ち物は、忘れたからといってその場ですぐ購入できるとは限らないため、いつでも使えるようにしっかり準備しておきましょう。
ここでは、就活で基本の持ち物チェックリストを9選解説します。これから就活をスタートする人は参考にして、就活用のアイテムとしてひとまとめにしておきましょう。
①A4サイズの資料が入るシンプルなカバン
就職活動の場面では、履歴書や企業のパンフレットなど、持ち歩く書類が数多くあります。そのため、就活用のカバンはA4サイズが入り、なるべくシンプルなデザインのものを選びましょう。
また、カバンの形はリュックサックやトートバッグを避け、ビジネスバッグが無難です。カバンの形で不採用になる可能性は少ないものの、奇抜なデザインを選んでしまえば、インターンや面接で悪目立ちする可能性があるため、黒などの目立たない色を選びましょう。
なお、カバンは自立するタイプを選んでおくと、面接で座ったときにも邪魔になりません。
- A4サイズが入る黒いカバンを持ってはいるのですが、カジュアルなので就活用にビジネスバッグを購入したほうが良いでしょうか?
不安材料をなくして就活に臨もう
就職活動はカバン一つでも第一印象を左右する可能性があるため、迷っているのではないでしょうか。
「カジュアルなので」と、持っているカバンを就活で使用することに生じている「今の迷い」は、就活中もずっと不安要素になり続けることでしょう。
高いものでなくても大丈夫なので、安心して就活に臨めるカバンの購入をおすすめします。
「大丈夫」と思えるカバンを持つことが、小さな不安を減らせ、ちょっとした態度や姿勢に自信となって表れますよ。
就活のカバンで代用できるものがないか気になる人は、こちらのQ&Aコンテンツに目を通しましょう。
②スマートフォン
就職活動の場面では、急なトラブルで企業へ電話をしたり、直前に持ち物を確認するためにメールを見たりと、スマートフォンを見る機会が多くあります。
そのため、スマートフォンを持ち歩いていなければ、何かあったときに連絡がとれず、企業よりマイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。
さらに、会社説明会や一次面接など初めて企業に足を運ぶ場合は、スマートフォンで地図を確認しながら向かう必要があるかもしれません。地図を確認できないと道に迷ってしまい、面接などの予定の時間に遅刻してしまう可能性もあります。
スマートフォンは普段持ち歩いているから忘れないと思っても、就活の場面ではほかのことに意識が向いてしまい、思いもよらないミスや忘れ物をする場合があるのです。
だからこそ、いつも持っているからと安心せず、ほかの持ち物と一緒に忘れていないか確認しておきましょう。
③筆記用具・ノート
就職活動では、話の内容をメモして、後で確認できるように筆記用具やノートを持ち歩きましょう。ノートの大きさは決まりがないものの、就活用カバンにも収まるA4サイズやB5サイズなどを選ぶのがおすすめです。
また、持ち歩く筆記用具はシャープペンシルではなく、ボールペンを選びましょう。シャープペンシルは芯が折れる可能性があるため、緊張しやすい場面だと力が入ってしまいうまく書けない場合があります。
ただし、筆記用具やノートは忘れても購入できるため、万が一カバンに入っていなくても焦らずに購入しましょう。
私の見解ですが、持参する筆記用具は紙ノート以外ならタブレットに電子ペンはかなり許容されつつあると思います。
パソコンでのキーボード入力はタイプ音を気にする人が多く、やめたほうが良いですね。スマートフォンは、ビジネスシーンでは通話とメール以外に使う場面は多くないため、記録ツールであっても使わないほうが良いでしょう。
④クリアファイル
就活のカバンには、A4サイズのクリアファイルを入れておくと、書類を持ち運ぶときに綺麗に保管できます。
特に面接の場面では、エントリーシート(ES)や履歴書など、折れたり汚れたりしてはいけない重要な書類を持ち運ぶため、クリアファイルは必需品といえるのです。
なお、就活で使用するクリアファイルは柄が入ったものを避け、透明にしましょう。採用担当者の目に入らない場合が多いとはいえ、万が一柄が入っているとビジネスシーンでは不向きなものを持ち運んでいると思われる可能性があります。
透明なクリアファイルを持っていない場合は、文具店、100円ショップなどで就活用に購入しておきましょう。
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自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
⑤現金・交通系ICカード
近年はキャッシュレス決済が普及しており、財布を持ち歩かない人もいるのではないでしょうか。しかし、就活の場面ではいくらか現金を持っておくと、万が一の場面で役立ちます。
たとえば、移動の場面で喉が渇いたときに、キャッシュレス決済に対応していない自動販売機だと飲み物の購入ができません。
ほかにも、交通系ICカードが登録されたスマートフォンのバッテリーが切れてしまえば、切符を購入する必要がありますが、現金がなければそれもできず、就活に向かうことができなくなるのです。
このような事態にならないためにも、現金と併せて交通系ICカードも持っておくのがおすすめです。どちらか一つではなく、現金・交通系ICカードをそろえておくことで、移動の際やクレジットカードなどが使えないときなど、あらゆる場面で対応できます。
⑥腕時計
プライベートで時間を確認する際、腕時計を使用せず、スマートフォンに表示される時間を見るという人も多いのではないでしょうか。
しかし、就職活動の場面において、スマートフォンの画面をチラチラ見ている行為は、採用担当者からマイナスのイメージを持たれてしまうかもしれません。
たとえ時間を確認していただけだったとしても、採用担当者の目に入ったときに遊んでいるのか判断できません。
就活で使用する腕時計を選ぶときは、大ぶりではなく、なるべくシンプルなデザインのものを選びましょう。ベルトの部分はレザー・金属どちらでも問題はないものの、よりフォーマルな印象になるのは金属ベルトです。
さらに、文字盤はデジタルではなくアナログ形式のものだと安心です。近年はスマートウォッチが普及していますが、金融業や公務員など堅い印象のある職業だと悪目立ちする可能性があります。
私が就活用に新しい腕時計を購入するなら、シンプルに「素早く正確に時間を確認できるか」を重視します。
焦りや緊張があっても読み間違わないように、文字盤の数字や針がはっきりとわかりやすいデザインを選びます。
⑦ハンカチ・ティッシュ
ハンカチとティッシュは、就職活動だけでなく、身だしなみの基本となる部分です。暑い時期であれば汗を拭くハンカチがないと、面接やインターンの場面で汗だくの状態で参加することになります。
また、トイレにペーパータオルやハンドドライヤーがあるとは限らないため、ハンカチを持ち歩くようにしましょう。
ほかにも、ティッシュを持っていれば鼻をかむとき以外にメイク直しの際にも役立つため、カバンにティッシュを一つ入れておくと安心です。
ハンカチやティッシュを持ち歩いていない人に不潔な印象を覚える人もいるため、必要なときにすぐ取り出せるよう、出しやすい場所に入れておきましょう。
⑧スケジュール帳
就活は、さまざまな企業のインターンや選考の日程を調整しながら進めていく必要があるため、きちんと就活の予定を管理できるよう、スケジュール帳を1冊持っておきましょう。
プライベートの予定は、すぐに確認できる利便性からスマートフォンのアプリで管理している人もいるかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。
アプリでスケジュールを管理していると、説明会やインターンで日付の確認が必要になったときに、スマートフォンを操作する必要があります。
このような、就活の場でスマートフォンを操作する姿は、採用担当者に就活とは関係ないことをしていると思われる可能性があるのです。
スケジュール帳にはノート欄がついているものもあるため、ノート代わりに持ち歩くことで、就職活動の荷物を減らせます。
- プライベートの予定はアプリで管理しているので、就活の予定用に手帳を買ってしまうと、管理がややこしくなりそうで不安です。どちらかに統一する場合、手帳にすべきですか?
自分が管理しやすいものを利用することがおすすめ
普段からプライベートの予定をアプリで管理しているのであれば、就活の予定もアプリで統一するほうが、手間や混乱を避けることができるかもしれません。
ただ、手帳のほうが視覚的にわかりやすく情報の整理やメモなどもささっと記入できると考えるなら、手帳にまとめることも有効です。
上記で述べられているように、就活の場でのスマートフォンの操作は良くない印象を与えることもあるため手帳をおすすめしています。
しかし、最終的には自分が管理しやすいほうを基準に選ぶと良いでしょう。
⑨学生証
企業によっては会社説明会や選考時に、学生証の提示を求めるケースがあります。学生証は身分証にもなるため、就活のタイミングでは肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
企業の説明会の持ち物に学生証が入っているにもかかわらず、学生証を忘れてしまうと、本人確認ができないとされ、最悪説明会に参加できない可能性があります。志望度の高い企業だった場合は、貴重な機会を逃すことにつながるのです。
また、企業によっては、学生証ではなく「写真付き身分証」と持ち物に記載されている可能性もあります。その際は、学生証だけでなく免許証やパスポートなど、身分を確認できるものも持っていきましょう。
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面接で必要な持ち物5選
面接では、履歴書やESなどの書類は必須の持ち物です。持ち歩きが必須の書類以外にも、印鑑や予備の証明写真といった、持っていると安心な持ち物もあります。
面接の持ち物は忘れた場合、合否にかかわるものもあるため、何が必要なのか理解し、事前に準備を進めておきましょう。そうすることで面接当日に持ち物に関する不安がなくなり、安心して選考会場に向かえます。
ここからは、面接で必要な持ち物5選を解説します。面接は緊張している学生が多いため、普段忘れ物をしない人でも、油断しないようしっかり確認しましょう。
①履歴書・ES
就活では、履歴書やESなどの書類は面接をおこなう以前にメールや郵便で送っている場合が多いかもしれません。しかし、事前に書類を送っている場合でも、印刷した履歴書やESを面接当日は持参するようにしましょう。
なぜなら、履歴書やESは面接当日に原本の持参がマナーであり、採用担当者に渡す必要があるからです。
さらに、履歴書やESを持参する場合はクリアファイルに挟み、封筒にも入れるとなお良いです。封筒は無地のものを選び、茶色や白など無難な色を選びましょう。
クリアファイルを使用せずに封筒に入れると、持ち歩いている間にシワができてしまう可能性があります。シワの入った履歴書やESは採用担当者から書類の管理が適切にできないと思われ印象が良くないため、必ずクリアファイルを使用しましょう。
また、履歴書やESは原本以外にもコピーを用意しておくことで、選考前の見直しに使用できます。
履歴書の原本を持参するのは、面接時に採用担当者が再確認できるようにするためです。会社ではデータで受け取った履歴書を、データのままパスワードをかけて、閲覧するところもあります。
念のため面接当日に印刷したものを持参することで、あなたの配慮が伝わるでしょう。
➁印鑑
企業によっては、面接時の持ち物に印鑑を指定する場合があります。これは、面接会場への交通費を支給される場合や、書類に捺印が必要になる可能性があるからです。
ほかにも、最終面接であればその場で内定が出て、条件に同意できれば内定同意書に捺印を求められるケースがあります。
就職活動で使用する印鑑は、なるべくスタンプではなく認印を持参しましょう。スタンプは法的効力が低いうえ、熱で変形する可能性もあるため、就活の場面では不向きです。
なお、企業から印鑑の持参を指示されなくても、念のため持ち歩いておくと必要になったときに困りません。
- 内定同意書に捺印が必要な場面で印鑑を持ってきていなかった場合、後になって内定を取り消されたりすることはありますか?
内定取り消しにはならないがその後の対応が重要
持ち物に印鑑の指定があったにもかかわらず忘れてしまったのなら、まずは自分のミスを認めて真摯に謝りましょう。
内定同意書への捺印がその場でできなくても、そのことを理由に内定を取り消されることはまずありません。
ただし、企業側にとっては、その場で済んだはずの手続きが済まず、後日郵送でのやり取りが生じることになります。印鑑を忘れたことで生じる対応事項についてしっかりと確認し、指示される内容に従いましょう。
起こってしまったミスはやり直せませんが、ミスが生じたときこそ、どのように対応するかが見られていますよ。
③予備の証明写真
履歴書やESに証明写真を貼っていても、念のため面接時には予備の証明写真を持ち歩きましょう。証明写真はクリアファイルにいれていても、持ち歩いている間に剝がれて、折れたり汚れたりしてしまう場合があります。
そのときに、予備の証明写真を持っていれば、貼りかえることができます。面接の時間ぎりぎりだと証明写真を撮り直す時間がないため、事前に切り分けておき、すぐ使えるように準備しておきましょう。
なお、予備の証明写真の裏側にも名前を記載しておくと、剥がれたとき誰のものかわかるので安心です。また、事前にメールで履歴書やESを送っている場合は、同じ写真を持参しましょう。
一度送付している証明写真と違う写真を使用してしまうと、採用担当者にほかの応募者と勘違いされたり、覚えてもらいにくくなったりする可能性があります。
履歴書に写真がないのは大きな問題なのか疑問を持つ人は、こちらの記事で解説しているためリスク面へも理解を深めておきましょう。
関連記事
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履歴書を顔写真なしで提出するのは原則推奨しません。顔写真は履歴書の質を高めるうえで重要なポイントだと理解しておきましょう。この記事では、キャリアコンサルタントの意見を交え、顔写真なしの履歴書に対する印象や注意点を解説します。
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④会場への地図
面接は、オンラインや対面などさまざまな形式でおこなわれますが、対面面接の場合は面接会場に選考時間までに出向く必要があります。
にもかかわらず、会場に到着できなければ面接にも参加できない可能性があるだけでなく、採用担当者からの印象も大幅に下げてしまう可能性があるのです。そのため、面接に向かうときは選考会場への地図を必ず用意しておきましょう。
普段はスマートフォンで地図を確認している人もいるかもしれませんが、地面に落として壊れたり、充電切れを起こしたりしたときに確認できなくなるリスクがあるため、地図は印刷したものも用意しておくと安心です。
また地図を用意するときは、道中にわかりやすい目印などをメモしておくことで道に迷いにくくなります。
⑤会社の資料
面接に参加するときは、会場には余裕を持って到着しておくことが重要ですが、その際に企業の資料を併せて持ち歩いておくのがおすすめです。移動中や休憩時間、面接の順番を待っているときなどに、いつでも企業の情報を確認することができます。
企業の情報は、事前に目を通しておけば忘れないと思う人もいるかもしれません。しかし、面接のような緊張しやすい環境では、事前にしっかり覚えておいても、頭が真っ白になってしまったり、ほかの企業の情報と勘違いしてしまったりする場合も考えられます。
面接直前に会社の資料を見直せるようにしておくことで、面接で伝えたいことや企業の魅力などを再確認でき、落ち着いて臨むことができるのです。会社の資料やパンフレットは紙で用意して、履歴書と併せて確認できるようにしておきましょう。
面接での持ち物について詳しく知りたいと思う人は、こちらの記事でも解説しているため、足りないものがないか再度見直しておきましょう。
また、面接のときは企業研究をしたノートを持っていくとぎりぎりまで内容を深められます。下記の記事では企業研究ノートの作り方を解説しているため、ぜひ作成してみてください。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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インターンで必要な持ち物3選
インターンで必要な持ち物3選
- パソコン・タブレット
- 飲み物
- 名刺入れ
インターンでは、面接で必要な履歴書やESは必要ないものの、作業をするためのパソコンやタブレットが必要になるケースがあります。忘れてしまうとインターンの作業そのものが進められず、ほかの参加者から遅れをとってしまう可能性があるため注意しましょう。
ここでは、パソコンやタブレットを含む、インターンで必要な持ち物3選を解説します。インターンで満足のいく成果を上げるために、必要な持ち物を確認しましょう。
①パソコン・タブレット
インターンでパソコンやタブレットが必要になるのは、二つのパターンが考えられます。
一つ目は、オンラインでインターンが開催されるときに、参加する端末として使用する場合です。この場合だと、パソコンやタブレット端末に不具合が出ると、インターンに参加できなくなる可能性があるため注意しましょう。
二つ目は、インターンで課題を作成したり、資料を調べたりする場面です。インターンでパソコンやタブレットを忘れると作業に参加できないため、担当者からあまり良い印象を持たれない可能性があります。
なお、パソコン・タブレット、どちらも持っている場合は、外出時はどちらか一つで問題ありません。持っていく媒体は、使い慣れたものを選び、すぐにインターンの作業が始められるよう、WordやExcelなどのOfficeソフトが入っているものを持っていきましょう。
インターンでの持ち物にパソコンやタブレットが記載されていない場合、基本的には持参する必要はないと考えます。
しかし、念のため持っていくかどうかは、インターンの内容や形式をふまえて判断すると良いでしょう。
心配であれば、インターン先に事前に確認してみるか、軽量のデバイスを持っていくと安心です。
②飲み物
インターンは、長時間、または数日に渡って開催される場面が多いため、喉が乾いたときに飲み物が飲めるよう準備しておきましょう。
また、夏場のインターンであれば、インターンや移動の最中に熱中症にかかるリスクもあるため、こまめな水分補給はとても大切です。途中で体調不良になりインターンで本来の実力を発揮できない、といった状況にならないためにも、飲み物はカバンに忍ばせておきましょう。
多くのオフィスでは自動販売機で飲み物を買えるため、忘れた場合は休憩時間や始まる前に購入する手もあります。
また、食品メーカーのインターンに参加する場合は、他社のお茶や清涼飲料水は避けておくと安心です。なお、カバンに入れるときはカバーに包んでおくと、中の書類が水滴で濡れる心配もありません。
③名刺入れ
インターンに参加するときは、企業の人から受け取った名刺を保管するための名刺入れを持ち運びましょう。
インターン期間中に、自分の名刺を持つ機会は多くないため、名刺入れだけを準備することに違和感を覚える人もいるかもしれません。
しかしインターンやOB・OG訪問などの就活の場面では、採用担当者や従業員から自己紹介として名刺をもらうことが多く、もらった名刺をそのままカバンに入れてはマナー違反となるのです。名刺入れを持ち歩くことで、受け取った名刺をきちんと管理している印象を持たれます。
なお、名刺入れを選ぶときは音が出やすい金属製のものを避け、レザー調の名刺入れを選ぶとインターン中に余計な音を出さないで済みます。さらに、黒や茶などシンプルな色を選べば、社会人になってからもそのまま使用が可能です。
インターンに始めて参加する人だと、持ち物が足りているのか不安になる場合もあるのではないでしょうか。こちらの記事ではインターンの持ち物について解説しているため、併せてチェックしましょう。
なお、この記事では紹介していない合同説明会の持ち物は、下記の記事で解説しているため、目を通しておくと忘れ物の心配を減らせます。
関連記事
合同説明会の持ち物15選|必要な物からお役立ちアイテムまで紹介
合同説明会では持ち物が重要な要素であり、持ち物一つが説明会の成果を大きく左右します。初めて合同説明会に行く人は何が要らなくて何が必要か判断することも難しいでしょう。この記事では、面接に強いキャリアコンサルタントとともに、本当に必要な持ち物と持っておくと役に立つ持ち物を紹介いたします。
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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
持っておくと安心! 就活中のもしものときに役立つ持ち物4選
持っておくと安心! 就活中のもしものときに役立つ持ち物4選
- 雨天のとき:折りたたみ傘
- 充電切れのとき:モバイルバッテリー
- 体調不良のとき:常備薬
- 遠方へ就活しにいくとき:予備のコンタクトレンズ・メガネ
就職活動では、事前に準備を重ねていても雨や体調不良など不測の事態に陥る可能性があります。事前にトラブルに対処できる持ち物を用意しておくと、何か起きても焦らずに対応でき、面接やインターンに落ち着いて臨むことができるのです。
この章ではもしものときに持っておくと役立つ就活の持ち物を4つ解説します。トラブルが起きてもインターンや面接に参加できるよう、必要な持ち物を確認しましょう。
①雨天のとき:折りたたみ傘
朝は晴れていた日でも、急な雨が降ってくることもありえます。そのため、カバンの中に折りたたみ傘を入れておけば、急な雨でも焦らずに移動できます。
急に雨に降られたときに傘を持っていなければ、スーツやカバンが濡れてしまい、中の履歴書やESなどにも水が染みてしまうかもしれません。傘は、コンビニやドラッグストアなどで購入することもできますが、長傘は就活中邪魔になってしまいます。
そのため、就活用に折り畳み傘を購入しておくことで、持ち運ぶときにもかさばらずに済みます。
②充電切れのとき:モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは容量によって重さや大きさが異なりますが、就活ではほかにも持っていくべき持ち物があるため、フル充電が一回できる程度の小さめのタイプを購入するのがおすすめです。
出先でスマートフォンの充電が切れると、もし万が一トラブルが起きてしまった場合でも企業へ連絡することができずに困ってしまいます。そのため、就活の持ち物にはモバイルバッテリーを入れておけば、スマートフォンの充電が切れてしまっても安心です。
なお、モバイルバッテリーを選ぶときは自分のパソコンにも使用できるタイプを購入すると、インターンでパソコンの充電が切れそうになったときも利用できます。
③体調不良のとき:常備薬
家を出るときは問題なかったとしても、就活の最中で急に体調が悪くなる場合もありえます。近くにドラッグストアがない場合、薬を購入できず、就活に集中できない状況になるかもしれません。
そのため、就活中は何種類かの常備薬を小さなケースで持ち歩くようにしましょう。人によっては薬のアレルギーを有している可能性があるため、飲み慣れたものであれば安心して服用できます。
そうすることで、急に体調が悪くなっても、まずは自分でいち早く対処することができます。もし常備薬を服用しても体調が回復しない場合は、無理をせず、採用担当者に体調が悪いことを申し出て、その後の対応の指示を仰ぎましょう。
④遠方へ就活しにいくとき:予備のコンタクトレンズ・メガネ
視力が低く、常にコンタクトレンズやメガネが必要な人は、就活中もそれらの予備を持っておくのがおすすめです。インターンや面接などは作業時間や待ち時間が長くなることも考えられ、途中でコンタクトレンズを外したくなる場合があるかもしれません。
また、遠方の地域で就活する場合は、宿泊が必要になることも考えられるため、予備のコンタクトレンズやメガネを持っておくと安心です。
こうしたコンタクトレンズやメガネは、処方箋や医師の診断、視力の計測などが必要になるため、必要になったときにすぐに用意することが難しいアイテムといえます。
すぐに購入できないにもかかわらず、突然コンタクトレンズが目から落ちて紛失してしまったり、メガネを破損してしまった場合、それ以降は視界が不明瞭な状態で就活に臨まなければなりません。
だからこそ、そうしたもしもの場面をあらかじめ想定して、予備のアイテムをカバンに忍ばせておきましょう。
就活は第一印象も大切! 身だしなみを整えるときにおすすめの持ち物9選
就職活動では、採用担当者からの第一印象も評価に大きく影響するため、清潔感のある身だしなみが非常に重要になります。
自宅では整えていたつもりの身だしなみでも、移動中に崩れてしまう場合もあるため、こまめに直せるような持ち物を用意しておくと安心です。
ここからは、身だしなみを整えるときにおすすめの持ち物9選を解説します。採用担当者に不快感を与えないよう、面接やインターンの前は身だしなみを整える癖をつけましょう。
また、基本的な就活の身だしなみに不安を感じる人は、こちらの記事で髪型やスーツの着こなしについて解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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①手鏡
就活のタイミングで手鏡を持っていると、電車の中や会場に到着する直前に自分の髪の毛や顔まわりを確認できます。特に風が強い日は移動だけでもヘアスタイルが崩れることがあるため、手鏡で見直す癖をつけておくと、常に清潔な印象を保てます。
就活で持ち歩く手鏡を選ぶときは、手のひらのサイズに収まるものだと場所を取りません。大きくても、A5サイズ程度を目安としましょう。鏡は大きくなるほど重さも増えるため、サイズによってはほかの荷物の邪魔をしてしまう可能性があります。
また手鏡は、男性であればヘアスタイルだけでなくネクタイを直すときにも役立ちます。トイレが必ずしも近くにあるとは限らないため、鏡を持ち歩いてすぐに確認できる状況を作りましょう。
- 持っている手鏡がキャラクターもので少し派手なのですが、就活用に買い直す必要はありますか?
派手な手鏡ではなくシンプルなものを用意しよう
派手なキャラクターものの手鏡は、就活の場にそぐわない場合があります。第一印象が重要な就活では、持ち物も含めて「丁寧さ」や「配慮」を示すことが大切です。
そのため100円均一ショップの製品でもかまわないので、シンプルなデザインの手鏡に買い替えることをおすすめします。
もし当日派手な手鏡しか持っておらず、採用担当者や応募先の社員が近くにいる場面で使うのが気になる場合は、化粧室で使用することが無難です。
就活は細かい部分まで気を配ることで、総合的な評価につながるため、小さな準備の積み重ねが、良い結果を引き寄せる一歩になります!
②整髪料
家を出る前にきちんとセットしていても、ヘアスタイルが崩れてしまう可能性があります。そのため、崩れたヘアスタイルをすぐに直せるよう、ヘアワックスやバームなどの整髪料を持ち歩いておくと安心です。
特に、ワックスやバームは持ち歩きがしやすいように小さなサイズで販売されているケースもあります。カバンに一つ入れておくことで、髪が前に落ちてくるときや風で髪の毛が乱れたときもすぐに直せます。
なお、就活の場面で使用する整髪料はなるべく香料の強くないものを選びましょう。採用担当者まで匂いが伝わることは少ないものの、万が一強い香りが相手にも伝わってしまった場合、人によっては「就活に相応しくない」「チャラチャラしている」といった印象を持たれてしまう可能性があります。
③歯磨きセット
就職活動では、ランチを外で食べたり、カフェで時間を潰したりすることが多くあります。そのため、歯磨きセットを持ち歩いておき、食事した後は歯磨きをしておくことで、面接やインターンの場面でも清潔感を保てます。
ランチの内容によっては、歯の間に食材が挟まったり、歯に貼りついたりしてしまっているかもしれません。採用担当者に食べかすが見えると、不潔な印象を与えてしまう可能性があります。
自分が気付かないうちに印象を下げてしまわないためにも、食後に就活をおこなう可能性がある場合は歯磨きセットを持ち歩き、化粧室などで歯を磨いてから臨むようにしましょう。
なお、歯磨きセットはコンビニやドラッグストアに販売しているため、出先で忘れてしまっても購入することはできます。
④メイク道具
汗をかきやすいシーズンや一日に何社も面接や説明会に足を運んだ日には、朝に施したメイクが崩れてしまっているかもしれません。就活カバンの中にメイク道具を入れておけば、気になったときにすぐに直すことができます。
メイク道具を持ち歩くときは、ファンデーションや口紅類だけでなく、綿棒やメイクオフシートなどメイクを落とせるアイテムも持っておくのがおすすめです。崩れた部分を落としてから再度メイクができるため、きれいな状態に戻しやすくなります。
メイク道具は細かいアイテムが多いため、一つのポーチにまとめておくとカバンの中が散らかりません。持ち歩くアイテムの数に合わせて、適切なサイズのポーチを用意しましょう。
最低限持ち歩くべきメイク用品に悩む場合は、自分にとって必須のメイク道具を考えましょう。
肌のタイプやメイク崩れの特徴などによって人それぞれ異なりますが、全員共通のマストアイテムは「鏡」です。
他者から見える印象を確認するため、メイクはもちろん、表情も含めて鏡を使えば「どのように見えているか」をチェックできます。
⑤ヘアブラシ
風や雨で髪型が崩れたときに、ヘアブラシがあるときれいに整えられます。手櫛でも整えることは可能ですが、長い髪をまとめるときには、ブラシなしではなかなか綺麗にまとめられない場合もあるのです。
またブラシを持ち歩く際に、大きすぎるものでは、就活カバンの中で邪魔になる場合もあります。そのため、折りたたみ式や、コームタイプのようなコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。
自分の髪型に合った大きさ・タイプのヘアブラシを用意して、素早く髪型を整えられるようにしておきましょう。
⑥衣類用消臭スプレー
就活では閉め切った空間で選考をおこなったり、暑い日に外を移動したりする場合もありため、衣類の消臭スプレーを用意しておくと、嫌な匂いがする可能性を減らせます。
特に、タバコを吸う人の場合は匂いが服やカバンに移りやすいうえ、非喫煙者は匂いが気になることが多いため注意しましょう。
なかには、無香料ではなく香料が含まれている消臭スプレーもあります。なるべくさわやかな香りの消臭スプレーを選ぶと、周囲の人を不快にさせる心配を減らせます。
なお、匂いを誤魔化す目的として香水を使用することはおすすめできません。香水は消臭効果があるわけではないため、自分の体の匂いと混ざると周囲の人にとって不快な匂いになってしまう可能性があるのです。
⑦携帯用靴磨き
外出前に就活用の靴をきれいに手入れしていても、雨に降られたり、靴を踏まれたりするなど、道中で靴が汚れてしまう可能性があります。
靴が汚れていると採用担当者に不潔な印象を与えてしまうため、気になったときにすぐに綺麗にできるよう、携帯用靴磨きを持ち歩いておくのがおすすめです。
携帯用の靴磨きは、スポンジタイプやシートタイプがあるため、自分自身が使いやすいと感じるものを選びましょう。一般的には、シートタイプは薄手のため持ち歩きに向いています。一方で、スポンジタイプは長く使用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
靴は汚れているよりも、きれいに手入れされている場合、整った身だしなみとして清潔感があり好印象です。
準備や心構えが整い、細かなところまで配慮ができるという仕事への前向きな姿勢までイメージすることができます。
⑧ミニソーイングセット
就活中、着用しているスーツやシャツのボタンが取れてしまうこともあるかもしれません。ボタンが取れた場合でも、ミニソーイングセットを持っていれば、すぐに付け直すことが可能です。
また就活を続けていけば、徐々に袖口や裾がほつれてきてしまうこともあります。そうしたときでも、ミニソーイングセットを持っておくと応急処置ができるので安心です。
「ボタン一つくらい取れていても大丈夫だろう」「袖口のほつれなんて誰も見てない」などと思う人もいるかもしれません。しかし先述の通り、ビジネスの場において、第一印象はとても重要な要素となるため、就活でも身だしなみをチェックされている可能性があります。
ミニソーイングセットは100円ショップなどでも購入できるため、常に完璧な身だしなみで就活に臨むためにも、カバンに忍ばせておくのがおすすめです。
⑨ストッキングの予備
女性であれば、就活のときにストッキングを着用することが一般的なマナーのため、伝線したときに備えて予備を用意しておきましょう。ストッキングは、気を付けて着用していても、少しひっかけただけで伝線したり穴が開いたりしてしまいます。
ストッキングが伝線していただけで合否に直接的に影響するとは言い切れませんが、「服装が乱れていた」という不本意な形で採用担当者の印象に残ってしまうかもしれません。
なお、パンツスーツを着用している場合でも、ストッキングの予備は持っておきましょう。見える範囲が伝線していなくても、歩いているうちに伝線が広がってきて、裾口から見えてしまう可能性があります。
- 身だしなみ関係の持ち物が多くて混乱しています。最低限持っておくべきものを3つピックアップしてほしいです。
持ち物に優先順位を付けることが大切
身だしなみ関係の持ち物が多くて迷う場合、「相手に不快感を与えないために必須のもの」を基準に、以下の3つを優先的に準備してはどうでしょうか。
①手鏡
髪型や表情を面接前に素早く確認するための必須アイテムです。清潔感をチェックするために役立ちます。
②歯磨きセットまたはミントタブレット
口臭は印象に大きく影響するため、飲食後や面接直前に対応できる歯磨きセットやミントタブレットを持ち歩きましょう。
③制汗シート
長時間移動や緊張による汗を抑えるために役立ちます。特に暑い季節や緊張しやすい人にとって、汗や匂いをケアするアイテムは欠かせません。
焦らずに行動を考えよう! 就活の持ち物を忘れたときの対処法
面接やインターンに向けて持ち物を準備していても、当日忘れ物をしてしまう場合もあります。出かけてから忘れ物に気付いて、焦って何もできなければ、不安なまま就活に臨まなければいけません。
そのため、就活の持ち物を準備する際には、何を持っていくべきかをしっかり考えることと併せて、忘れ物をしたときの対処法も頭に入れておきましょう。
この章では、就活の持ち物を忘れてしまったときの対処法について解説します。急な事態にも落ち着いて対応し、トラブルを乗り越えましょう。
出先でも用意できる持ち物はその場で購入する
就活で忘れ物をしたときは、まずそれが、なくてはならないものなのかを考えましょう。そのうえで、必要なものであれば文房具店やドラッグストアなどで購入できるか考えます。
たとえば、クリアファイルや印鑑は、文房具店へ足を運べば購入が可能です。ほかにも、歯磨きセットや消臭スプレーであればドラッグストアで購入できます。
このように、必要な持ち物がすぐに用意できるかどうかを考えることで、忘れ物をしても自分自身で対処できるかどうかを判断できます。
なお、オフィスの周辺にコンビニやドラッグストアがあるとは限らないため、ひとまず会場の近くまで向かってから考えるのではなく、忘れ物に気付いた時点で、近くの購入できる店舗を探して対処しましょう。
書類は印刷できるよう設定しておくと安心
履歴書やES、企業の資料などは、コンビニのネットプリントに設定しておくと、万が一忘れた場合でも印刷が可能です。
ネットプリントの設定はパソコンだけでなくスマートフォンでも可能なため、万が一を考え、パソコンだけでなくスマートフォンにもデータを入れておきましょう。
ただし、履歴書やESをネットプリントする場合は、証明写真が付いていません。そのため、予備の証明写真を持っておくと、出先で履歴書やESを印刷する場合にも安心です。予備の証明写真も忘れてしまった場合には、駅構内などにある証明写真機を探して撮影しましょう。
購入できないものは企業側に連絡し指示を仰ぐ
就活の持ち物の中には、学生証やパソコンなど購入が難しいものもあります。企業から指示されたにもかかわらず忘れてしまった場合は、速やかに採用担当者へ連絡しましょう。
忘れ物をしたからといって、必ずしも不合格になるわけではありません。早めに連絡することで企業側で対処してくれる可能性もあるのです。
インターンでパソコンを使用するにもかかわらず忘れた場合は、企業側で貸し出し用のパソコンを用意してくれる可能性があります。到着後に伝えると準備の手間を増やしてしまうため、忘れ物が発覚したタイミングで伝えるほうが迷惑になりません。
忘れ物をしてしまったことを誠心誠意謝罪すれば、大きく評価を下げてしまうリスクを軽減できます。
就活において見受けられるのが、会場に手ぶらで来る人です。最低限でも、ビジネスバッグやカバンは準備しましょう。
また、基本となる持ち物として、筆記用具とノート、面接では履歴書やESのコピーを忘れずに持参するようにしましょう。
就活のプロが解説! 持ち物を忘れたときに印象を下げないためのポイント
事前にきちんと確認していても、忘れ物をしてしまうこともあるかもしれません。皆さんの中には、もし忘れ物をしてしまった場合、採用担当者の印象が下がってしまわないか不安に思う人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、キャリアコンサルタントの平井さんに、就活で持ち物を忘れたときに印象を下げないためのポイントを解説してもらいます。採用担当者からの印象が悪くならないコツを理解して、万が一に備えましょう。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る忘れ物をした事実よりもその後の対応が命運を分ける
就活で忘れ物をしてしまった場合、焦らず冷静に対応することが、採用担当者の印象を下げないためのポイントです。
忘れ物をしてしまった事実よりも、その後の対応や姿勢が重要視されるため、具体的な対応方法を理解しておきましょう。
まず、面接前に忘れ物に気付いた場合、可能であれば近隣の店舗やコンビニで忘れ物を補う努力をしましょう。
応募書類のデータをスマートフォンに保存しておけば、コンビニで印刷もできます。ほかにも、代替品を購入できれば準備不足という印象を最小限に抑えられます。
次に、面接中に忘れ物に気付いた場合は、正直に伝えることが大切です。「大変申し訳ありませんが、持参するはずの履歴書を忘れてしまいました」と率直に謝罪し、その場でできる対応策を提案しましょう。
「事前に送付したデータを確認いただけますか」「面接後に改めて提出します」などの具体的な解決案を提示すると、誠実さが伝わります。
また、忘れ物をした際には、取り乱さず落ち着いて対応する姿勢が重要です。就活では、突発的なトラブルへの対処力や冷静さも見られています。
まず謝罪し、失敗を挽回しようとする前向きな姿勢や柔軟性が評価されることもあります。
そもそも忘れ物をしないようしっかり準備しよう
最後に、忘れ物を防ぐために事前の準備を徹底することが基本です。チェックリストを作成し、面接前日に持ち物を必ず確認する習慣をつけましょう。忘れ物をしても挽回できることを信じ、冷静で誠実な対応を心掛けることが成功へのカギです。
就活の持ち物以外の事前準備も併せて確認しておこう
就活で外出するときは、持ち物以外にも必要な事前準備があります。事前準備をおこなうことで、当日にトラブルが発生する確率を少なくできるのです。
就活の事前準備
- 企業研究・業界研究をおこなっておく
- 志望動機や自己PRを作り込む
- 想定される質問の回答を用意しておく
- 落ち着いて話せるよう面接練習をおこなっておく
企業研究や業界研究をもに作成した志望動機や自己PRは、採用担当者に自分の印象を残すために重要な部分です。志望度にも直結する内容のため、「この企業でなければいけない」と伝わる内容を考えましょう。
また、せっかく良い内容を作成しても面接時に伝えられなければ、採用担当者の印象には残りにくくなります。落ち着いて話せるように事前に面接練習をしておきましょう。
なお、業界研究は正しいやり方でおこなわないと効果が期待できないため、下記の記事で確認しておくと正しい手順でおこなえます。
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志望動機や自己PRは企業に自分をアピールするうえで重要な部分のため、ほかの回答よりも作り込む必要があります。作成に悩む場合は下記の記事を参考に考えましょう。
志望動機
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
自己PR
例文20選|自己PRが簡単に書けるテンプレートで就活準備を効率化
さらに、面接ではさまざまな質問が想定されるため、事前に頻出する質問内容に目を通しておくと対策が立てやすくなります。こちらの記事を参考に、自分ならどのように答えるのかを考えましょう。
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併せて下記の記事で面接練習のやり方も確認しておき、面接で落ち着いて対応できるように準備しましょう。
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就活の持ち物に悩む人におすすめのQ&Aも紹介!
就活の持ち物が理解できても、自分が作成したチェックリストが正しいのかわからず、不安になる人もいるのではないでしょうか。ときには予想外の忘れ物をする場合もあるため、緊急時の対応を理解しておくことで、落ち着いて対処することができます。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから就活の持ち物で悩む人へおすすめの内容を3つ紹介します。履歴書や写真などを忘れても焦らずに、何をすれば良いのか確認しましょう。
就活の持ち物は早めに準備して万全の状態で選考突破を目指そう!
就活の持ち物は、面接やインターンなど場面によって異なります。
またほかにも、トラブルが起きたときに役立つアイテムや、身だしなみを整えるためのものなど、就活に直接的に関連しなくても持っておきたい持ち物もあるのです。そのため、自分の就活シーンに合わせて必要な持ち物を準備しておきましょう。
就活の忘れ物を防ぐためには、当日ではなく事前に準備しておき、見直しをすることが大切です。
事前に持ち物のチェックリストを作成して前日に確認作業をおこなうことで、当日は忘れ物のない万全の状態で企業に向かえます。これから就活をスタートさせようとしている人は、まず持ち物を完璧に準備して、自信を持って選考突破を目指せるようにしましょう。
アドバイザーコメント
三好 真代
プロフィールを見る事前準備が就活成功のカギ
この記事を読む人は、就活の準備を少しでも万全にしようという気持ちを持っていることと思います。記事を読んで、持ち物について準備するヒントが少しつかめたのではないでしょうか。
成功するためには、「準備9割」ともいわれます。物事の成果や結果のほとんどは「準備」にかかっている、という意味です。
人はこれから起こる未知の出来事に対して「不安」を抱く傾向があるため、「不安」が少しでも軽くなるように、できうる限りの「準備」をして臨みましょう。そうすれば、どのような結果でも「やるだけのことはやった」と思えるものです。
そして結果を受けて、また次のステップへの「準備」に取り掛かるのは、仕事においてもとても大切な考え方です。
就活は「仕事」への「準備」のプロセス
今、皆さんは就活での「持ち物」について悩み、迷うからこそ、さまざまな情報にアクセスし、何かしらの判断基準を自分の中に構築していっているはずです。「持ち物を決める」という意思決定までのプロセスをきちんと踏んでいます。
就活では「内定獲得」や「入社」が結果のすべてだと考えがちですが、目的にたどり着くまでの小さなステップも、自己成長の種です。仕事にも活かせる大切な経験をしていると自覚しましょう。十分に心配し、迷いながら行動していけば大丈夫です。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/合同会社e-career connect
Masayo Miyoshi〇幅広い領域においてキャリアコンサルティングの経験を積み、行政や企業向けのキャリア研修PG開発、講師業などにも携わる。対個人・対組織の支援を両輪でおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表
Yukiko Umenai〇アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている
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