Q
面接に履歴書を忘れた場合の対応を教えてください。
面接に履歴書を忘れてしまったのですが、どうするのが正解だったんでしょうか......かなり焦っています。
書類選考を通過したときに、「履歴書をお持ちください」とメールに書いてあり、作成していたものの家に置いてきてしまいました。
面接前に履歴書を忘れたことに気づいたときには真っ青になりました。
面接官に「履歴書をお願いします」と言われ、「申し訳ございません......。作成したのですが家に忘れてしまいました。」とお伝えしたところ、「では次の選考でお持ちください」と言われました。
そのときはとにかくパニックになっていて、とりあえず「かしこまりました。申し訳ございません。」と伝えて面接をしたのですが、次の選考前に郵送とかした方が良いんでしょうか? どうするのが正解でしょう。そもそも面接前に気づいたときに早めに言うべきだったんでしょうか。
というか、履歴書を忘れても面接に合格できる可能性はあるんでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
過去は変えられないので今後同じ過ちをしないようにしよう
持参指示の履歴書を忘れてしまったのですね。
会場で気づいたとのことで、パニックにも近い焦った心境お察しいたします。
たとえば、試験会場へ受験票を忘れてしまった場合、会場へ入ることはできませんよね。
書類選考は通過しているとはいえ、面接で履歴書持参と言われたのであれば、それは受験票のようなものです。
面接を受けることができたのは、採用担当の親切心か、書類選考の段階であなたの潜在能力に興味があったのかもしれません。
すでに履歴書を忘れてしまったという過去は変えられません。今回の問題は面接時での対応というより、もっとその前提の履歴書を忘れないようにすることです。
脳は検索エンジンのようなものです。明確な問いには明確な答えが、曖昧な問いには曖昧な答えが引き出されています。
つまり人生の質は無意識に自分自身へ問いかけている質問の質が大きく影響しているのです。
そこで面接で「どうするのが正解だったのか?」という問いを、「出かけに貴重品を忘れ物をしないためにどうすればいいのか?」というように未来思考への問いへと意識的に変えてみることをおすすめします。
面接で挽回することは可能
履歴書を忘れても合格する可能性はあります。履歴書忘れ自体は、どうしてもマイナスの印象になってしまうのはしかたありませんが、面接で挽回することは可能ですので、諦めず頑張ってください。
今回のように面接に履歴書を忘れた場合の対応としては、気づいた時点ですぐに社員の方にお伝えするのが正解です。ただ、そのタイミングもないほどの面接直前だったのであれば、質問者さんのように面接の場で伝えるしかありません。
面接前に伝えることができる場合は「大変申し訳ございません、本日、履歴書を自宅に忘れてしまったのですが、面接を受けさせていただくことは可能でしょうか。また、履歴書は本日中に持参もしくは郵送での提出という形でもよろしいでしょうか。」と謝罪と対応をこちらから伺いましょう。
今回は「次の選考でお持ちください」と言われているので、その通りにするといいと思います。
もし、面接会場に入る前に気づいた場合は、すぐにコンビニなどで履歴書を買って書き上げるという方法もありますが、やはりそういうのは避けたいですね。
取りに帰って面接に遅刻というのは最もやってはいけないNGです。履歴書忘れと遅刻を比べると、遅刻の方がはるかに印象が悪いのです。
送付先がわかるなら履歴書と送付状を郵送しよう
大変でしたね。それは焦ってしまいますよね。終わったことはおいといて、これからのことを考えましょう。
まず、書類選考に通過しての面接ということは、履歴書はデータで会社側には届いているのですよね。おそらく、選考はデータもしくはデータを印刷したもので進めていって、後付けで正式な履歴書が欲しいのだと思います。
このあとの対応ですが、送付先がわかっているなら郵送しておきましょう。作成した履歴書に送付状=お手紙をつけて、折らずにそのままA4のクリアファイルにいれて、郵便局のレターパックの370円のパッケージで送るのがよいと思います。
送付状の形式はこちらのハローワークのサイトの送付状が参考になります。https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/ouboshorui_pamphlet_03_202105.pdf
参考にするのはあくまでも形式だけです。本文内容は次のように変えましょう。
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日は面接の機会をいただき、ありがとうございました。
その折、履歴書を持参するのを失念してしまい、申し訳ありませんでした。
次回でもよいとのことでしたが、さきに郵送させていただきます。
どうぞ、ご査収ください。
ぜひ重ねての面接機会を賜りますよう、お願いいたします。
敬具」
次の面接に進めるかどうかは、会社が判断されます。こちらは後悔のないように、できるだけのことをしていきましょう。応援しています。
あまり気にせず、次の面接に向けて準備しよう
面接で履歴書を忘れて「では次の選考でお持ちください」と言われたのならば、選考に大きく影響することはないかと思います。
次の面接まで時間がある場合は、いきなり送付するのではなく「事前にお送りしたいのですが、よろしいでしょうか?」と確認をしたうえで、指示を仰いでも良かったでしょう。
面接前に気づいた時点で早めにいうべきだったかは、何とも言えません。履歴書がないためその日の面接が中止になり、別の日程になる可能性もあります。
次の面接で持参するようにと言われたならば、面接時に伝えて問題なかったのではないでしょうか。
履歴書だけではありませんが、何か失敗やトラブルが起きたときの対応力が問われます。
今回の場合は、きちんと謝罪をして面接官から対応を指示されたのですから、今後は十分注意するようにして、あまり気にせず次の面接に備えてください。
過去には戻れないので、この後どうすべきかを考えよう
きちんとした言葉づかいで返答しているのはとてもすばらしいです。かなり焦っている中で、このような丁寧な言葉で伝えることはなかなかできるものではないです。
あの時ああすればよかったのかとか、こうすればよかったのかとか、思い悩んでも時間は戻らないのですから、まずはこの後どうすべきかを考えましょう。
次の選考前に、履歴書を郵送してもよいのかどうか先方に確認をとってからの方がよさそうですね。
電話(またはメール)で履歴書を提出できていないことを伝えて、次の選考まで提出を待った方がよいのか、すぐに郵送してもよいのか聞いてみてはいかがですか。
思い悩んでいるより早いですし、そのときにできるかぎりのことを尽くましょう。そして後は、今回の忘れ物の経験を前向きに生かしていけばよいのです。
こちらの記事で面接のルールを紹介しています。持ち物だけでなく、身だしなみや言葉遣い、基本の対策についてもルールを解説していますので、参考にしてくださいね。
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