メンタルが弱い人に合う仕事とは? 無理せず納得の道を見つける方法

繊細な人に合う仕事も紹介! メンタルが弱い人におすすめの4つの心構え

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 永田 修也

    永田キャリアコンサルタント事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号17078719)/メンタル心理カウンセラー SNS:YouTube/ブログ  

    続きを見る
  • 谷所 健一郎

    キャリアドメイン代表 保有資格:キャリア・デベロップメント・アドバイザー(登録番号CDA130542) SNS:X(旧Twitter)/Facebook

    続きを見る
  • 平井 厚子

    Officeまいとれいや代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号18050998)/2級キャリアコンサルティング技能士(第13S17405190号)/産業カウンセラー(第S0801178号)/教員免許 SNS:X(旧Twitter)/Instagram

    続きを見る

この記事のまとめ

  • メンタルが弱いと感じるのは悪いことではない! まず自分をいたわろう
  • メンタルが弱い人は4つの心構えを踏まえることが重要
  • メンタルが弱いと感じる人におすすめの仕事やキャリアを解説
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 自己分析ツール

    たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!

一生懸命仕事をする中、小さなことでも心が折れてしまい「自分はメンタルが弱いな……」と悩むこともあるでしょう。「自分はダメな人間なんだ」「もうどこでも働けないかもしれない」などと悲観してしまう人も多いと思います。

メンタルが弱いことは決して悪いことではなく、言い換えれば繊細で周囲の人に気を使えるなど、魅力的な面もたくさんあります。ただし、本人は生きづらさを感じやすく、克服した方が良い部分もあります。

記事では、メンタルが弱いと悩む人に対して、キャリアアドバイザーの永田さん、谷所さん、平井さんとともに、克服方法や、メンタルが弱いと感じる人におすすめのキャリアなどを解説するので、ぜひ参考にして、ストレスのない社会人生活を送ってくださいね。

【完全無料】
就活生におすすめ!
本選考前に必ず使ってほしい厳選ツールランキング

適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

ChatGPT 自己PR作成ツール
ChatGPTを活用すれば、企業に合わせた自己PRが簡単につくれます

ChatGPT ガクチカ作成ツール
特別なエピソードがなくても、人事に刺さるガクチカを自動作成できます

志望動機作成ツール
ツールを使えば、企業から求められる志望動機が完成します

面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう

【本選考を控えている就活生必見】
選考通過率を上げたいなら以下のツールを活用しよう!

内定者ES100選
大手内定者のESが見放題!100種類の事例から受かるESの作り方がわかります

WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-Webなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます

メンタルが弱いと感じる人は4つの心構えを意識しよう

メンタルが弱いと感じる人には共通する思考の癖があり、ある心構えをすることで、少しずつ気を楽にすることができますよ。

記事では、まずメンタルの弱さに悩む人の特徴を解説します。自分がどのタイプに該当するのか考えて、克服のための方向性を定めましょう。

そのうえで、メンタルの弱さを克服するためにおすすめの4つの心構えを解説します。すぐに克服するのは難しいですが、日頃から意識するだけで思考を前向きに癖づけられるようになるため、ぜひ参考にしてください。

また、メンタルが弱い人がついやってしまいがちなキャリアの進め方もあるので、参考にして納得のいく道を見つけましょう。

最後に、メンタルが弱いと感じる人におすすめの、ストレスが少ないと言われる仕事を紹介します。これらの仕事を選べば、メンタルが弱くても健やかな気持ちで社会人生活を送れる可能性が高くなるので、ぜひチェックしてください。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

メンタルが弱いのはまったく悪いことではない! まずは自分をいたわろう

メンタルが弱いと感じている人の中には、「少しのことで心が折れてしまう自分はなんてダメなんだろう」などと自分を責めてしまっている人もいるかもしれません。しかし、メンタルが弱いのはまったく悪いことではありません。

メンタルが弱い人は、多くのことにアンテナを張り、一つひとつを自分事として真摯に受け止めている人がほとんどです。まずはさまざまなことに気を配り、ここまで頑張った自分を褒めてあげましょう。

あなたが気付かないだけで、あなたに救われている人もたくさんいるはずです。メンタルの弱さを欠点と捉えないようにしたうえで、ストレスを感じにくい、生きやすい道を模索していきましょう。

永田 修也

プロフィール

メンタルが弱いというのは一見ネガティブに聞こえますが、逆に「繊細」「慎重」と言い換えることもできます。これらの要素はメンタルが強い人にとっては持ち合わせていない特徴だったりもするので、それを強みにしていくことも十分可能です。

メンタルの弱さを感じるのはどんな時? 仕事でメンタルの弱さに悩む人の特徴

仕事でメンタルの弱さに悩む人の特徴

  • 目標や期限のプレッシャーに弱い
  • 仕事に対する責任を重く感じる
  • 周囲の目を気にしすぎる
  • 想定外のことに激しく戸惑う
  • 常に退職したいと考えている

メンタルが弱いといってもさまざまなタイプの人がいます。傷つくシーンは人によって異なり、まずは自分がメンタルの弱さを感じやすい時を把握することで、克服しやすくなります。

ここからは、仕事でメンタルの弱さに悩む人の特徴を解説します。自分がどのような場面で悩みやすいのか、近い特徴を探して克服法を考えていきましょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

今すぐ診断する(無料)

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

目標や期限のプレッシャーに弱い

営業職では売上目標、デザイナーであれば納期など、目標や期限があることのプレッシャーに弱く、常に「ノルマを達成できるのだろうか」と不安を抱えている人がいると思います。

特に、目標を達成できず上司から注意された経験がある人は、そのときの恐怖心から、「また目標を達成できなかったらどうしよう」と不安になってしまうのではないでしょうか

また、たとえ日頃目標を達成できていたとしても、「いつ目標を達成できなくなるかわからない」と油断できず、自身にプレッシャーをかけ、その結果メンタルが疲弊している人もいるかもしれません。

谷所 健一郎

プロフィール

納期を守らなければいけない、売上目標を達成しなければいけないといったプレッシャーにより、メンタルが弱い人の中には1人で抱え込んでしまい、出社できなくなったり、会社を辞めてしまうケースがあります。

仕事に対する責任を重く感じる

仕事をするうえで責任が発生します。たとえば「ノルマを達成する責任」「正確に情報を伝達する責任」「会社のルールを守る責任」など、組織の一員としてのさまざまな責任があります。

特に責任感が強い人は、仕事に対する責任を重く捉え過ぎてしまい、そのプレッシャーに押しつぶされてメンタルが折れそうになっていることが多くあります

周囲の感情や評価が気になる

会話の中で、相手の気持ちを気にしすぎてしまい、心が疲弊してしまう人もいるのではないでしょうか。特に仕事の打ち合わせでは、異なる立場の人と衝突したり、人の感情よりも合理性を重視したりしなければならず、周囲の気持ちが気になる人にとってはストレスに感じると考えられます

また、注意をされたり、仕事の考課が下がったりした場合など、周囲からの評判が悪いのではないかと気になり、メンタルが折れそうになる人もいるのではないでしょうか。

想定外のことに激しく戸惑う

仕事にはトラブルがつきものです。顧客から突如苦情を受け取ったり、前任者や過去の自分のミスが発覚したり、使用しているシステムにエラーが発生したりと、想定外のトラブルが起こることもあるでしょう。

慣れた業務には安定した精神で取り組めるものの、想定外のことが起こると途端に頭が真っ白になり、精神的に疲弊してしまうのではないでしょうか。

どれだけ同じ仕事に従事していても、トラブルにはまったく慣れることがなく、毎度想定外のことに戸惑う自分に「メンタルが弱いな……」とがっかりしてしまうこともあると思います

平井 厚子

プロフィール

仕事に取り組むときは、まず計画を立てますね。でも計画通りに最後まで進むことはとても少ないです。

計画通りに進まないときにストレスを感じ、どうしたら良いかわからなくなる人もいます。

計画通りに進まないときは、まず起きている事実を確認し、上司や先輩に助けてもらいながら対応しましょう。

常に退職したいと考えている

特段嫌なことが起こっているわけではないものの、頭の片隅に常に辞職したいという考えがある人は、前向きに仕事をしている人と比べて自分の弱さを感じているのではないでしょうか。

どんな仕事にも大変なことはありますが、中にはものともせずこなしている人も多くいます。そのような人と比較し、仕事のさまざまな要因を苦痛に感じ、常に退職したいと考えている人は、メンタルが弱いと落ち込んでしまうかもしれません

「退職したいが踏ん切りがつかない……」と、行動を起こせない自分にも弱さを感じることがあると思います。

社会人がつらすぎて辞めたいんですが、こう考える自分はメンタルが弱いのでしょうか。

永田 修也

プロフィール

ネガティブな方向に思考パターンが染み付いている可能性がある

仕事で何か嫌な出来事があると、すぐに辞めたいと考える思考パターンになってしまっている可能性があります。

そのため一度「目標」について考え直した方が良いかもしれません。この先目指していきたい未来がぼんやりしているから、目先の問題を乗り越えるモチベーションが湧いてこない場合があります。

その点を今一度見直してみて、今の自分の仕事をこの先の人生にどのように活かすことができるのか探してみると良いでしょう。

なぜメンタルが弱い? メンタルが弱い人に考えられる根本的な性格

メンタルが弱い人に考えられる根本的な性格

  • 周囲の状況や心境に敏感
  • 自己評価が低い
  • 物事を悲観的に捉えがち
  • 気持ちの切り替えが苦手
  • 完璧主義

仕事上でメンタルが弱いと感じている人には、精神に影響を与えている根本的な性格もあると考えられます。

ここからは、精神的にストレスを抱えやすくなってしまう人の傾向を解説します。これを把握することで、根本的な解決につながり少しずつ生きづらさを解消していけるので、ぜひ参考にしてください。

周囲の状況や心境に敏感

メンタルが弱いと感じる性格の一つに、周囲の状況や心境に敏感で、相手の心の機微がつい気になってしまう特徴があります。常に周囲が何を考えているのか気になる性格です。

仕事では報告・連絡・相談が不可欠ですが、「自分が話しかけることが相手に迷惑ではないか」など、相手とのコミュニケーション能力に必要以上に気を使い、疲弊してしまうのです。

また、仕事では、異なる立場の人が対立するケースが頻繁に起こります。周囲の状況や心境に敏感な人は、その緊張感のある雰囲気や対立せざるを得ない状況に立った際に、対立相手や対立している人同士が不快な思いをしているのではないかと懸念し、ストレスを抱えてしまうこともあります

平井 厚子

プロフィール

周囲のことや反応が気になるときは、仕事と自分を分けて考えましょう。

仕事の中で出ているあなたはあなた自身の一部にすぎません。仕事で対立しても、あなたも相手も仕事上の役割で対立しているだけなのです。

仕事で注意を受けているのは仕事の内容だけであって、あなたを否定されているわけではありません。

自己評価が低い

「自分は何をやってもできない」などと自己評価を低く見積もっている人も、メンタルが弱いと感じる人に多い性格です。たとえば幼少期に認められた経験が少なかったり、常に誰かと比較される環境にあった人は、自己評価が低くなりやすい傾向にあります。

自己評価が低い場合、「目標を達成できるわけがない」と目標を人よりも重荷に感じてしまったり、自分の仕事が周囲に迷惑を掛けていないか常に心配になったり、想定外のことが起きると「自分に対応できるわけがない」と引っ込み思案になってしまったりすることから、成功した経験が少なく、メンタルの弱さを感じてしまうのです

谷所 健一郎

プロフィール

自己評価が低いと、自分に自信がなく物事を否定的に捉えて、何をやってもどうせ無理だろうと考えてしまう傾向があります。

失敗を極度に恐れるため、少しでも自信がなければやらないという選択をするようになり、その分耐性が付きにくくメンタルが弱くなりやすくなってしまいます。

物事を悲観的に捉えがち

物事を悲観的に捉えがちな、ネガティブ思考が強い人も仕事でメンタルの弱さを感じやすいです。仕事では誰しも上司や先輩から指摘を受けたり怒られたりすることがありますが、上司などが指摘をするのは、相手が成長できるだろうという期待を持っているからです。

しかし、物事を悲観的に捉えがちな人は、怒られた際に「自分のことが嫌いなのでは」「どうせ何をやってもダメなのだ」と否定的に考え過ぎてしまい、メンタルが疲弊してしまうことが多くあります。

また、たとえ良いことがあったとしても、「今回は偶然だろう」「他の人もできる大したことはない仕事だ」などと過小評価し、物事の悪い面にフォーカスしようとしてしまうことから、仕事で疲弊しやすくなるのです

気持ちの切り替えが苦手

繰り返しになりますが、仕事にはトラブルや失敗がつきものであり、誰しも落ち込むものです。その上手くいかなかった出来事、自分ができなかったことを何度も思い出し、いつまでも忘れられない人も、仕事でメンタルの弱さを感じやすくなります

たとえ失敗しても、仕事は次から次へと生まれるものです。仮に前の仕事での失敗をひきずったまま次の仕事で失敗すると、その分ショックが大きくなります。

もちろん反省は重要ですが、それが長引きずっと落ち込んだ状態になってしまうと、ネガティブな感情がどんどん膨れ上がり、最終的には「もう仕事をしたくない」と悩んでしまうのです。

「寝たら忘れる」という人もいますが、自分は何年も覚えています……。どうすれば良いでしょうか?

永田 修也

プロフィール

自分の中で解決していない可能性があるため受け入れて前向きにとらえよう

何年も仕事の失敗やミスのことが頭から離れないというのは、その問題について「まだ解決していない」と潜在的に思い込んでいるのかもしれません。

いつしか忘れている出来事というのは、うまくいったことや楽しかったこと、気にも留めず当たり前のようにやっていることです。

しかし、大きな失敗や失態というのは何かの拍子に不意に思い出したりするものです。きっと誰しも同じではないでしょうか。

そのため、思い出した時に蓋をしてしまうのではなく、それはそれで受け入れて「あのミスがあったから成長できた」という前向きな思考に転換していくことでネガティブな感情に引っ張られなくなると思います。

自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

自分の長所を分析するなら「自己分析ツール」がオススメ
診断スタート(無料)

こんな人に「自己分析ツール」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

完璧主義

すべてのことを完璧に仕上げたいと思う人も、仕事上でメンタルの弱さを感じやすいです。任された仕事は細かい部分にも気を配り、100%以上の品質を維持することが当然考えている人は、少しでも上手くいかないことがあったり失敗してしまうと落ち込みやすくなります。

特に入社間もないときは仕事に慣れていないため、失敗が多くなります。そこで、完璧でいたい自分の理想とのギャップに苦しみ、精神的なダメージを受けてしまう傾向にあるのです

完璧を求めてしまうと仕事が終わらす残業になってしまうケースがあります。仕事が終わらないと悩んでいる人は以下の記事を参考にしてください。今すぐやれる行動を解説しています。
仕事が終わらない! 今すぐやれる4つの行動と磨くべき力とは

平井 厚子

プロフィール

完璧主義の人は、自分にも厳しくなる傾向があります。ひっくり返せば自分の理想が高いのですが、高すぎると疲れてしまいますね。100%の目標に至るまでの道筋にスモールステップの目標を置いて、一つずつクリアしていくことでカバーできると思います。

アドバイザーコメント

メンタルが弱い人には6つの特徴がある! 自分に当てはまるか考えよう

上記以外のメンタルが弱いと感じやすい人の特徴について、考えてみましょう。

騙されやすい

メンタルが弱い人は、自分に自信がないため誰かを頼りたいという気持ちがあります。そのため警戒心が強い反面、簡単に優しい言葉や甘い誘いを信じてしまい騙されやすい特徴があります。

決断できない

上手くいくという道筋が考えられず決断を後回しにしてしまい、周囲のサポートがなければ自分で決めることができないことがあります。

一人で抱え込む

できない自分や弱い自分を周囲に見せることを嫌うため、何でも自分で抱え込んでしまい、その結果どうにもできなくなってしまうといった特徴があります。

継続できない

自分に自信がないため、困難に直面するとどうせ無理だというネガティブな気持ちになり、すぐ諦めてしまい継続できないケースがあります。

プライドが高い

メンタルが弱い人は、プライドが高く仕事や自分のミスを認められず、上司などから軽く注意されただけでもショックを受けて立ち直れなくなってしまうことがあります。

こだわりが強い

一つのことが気になってしまうと、そのことへのこだわりが強くなってしまい、気になることが解決しないと、前に進めなくなることがあります。

メンタルの弱さを克服しよう! 気を付けたい4つの心構え

メンタルの弱さを克服する4つの心構え

メンタルが弱いと感じやすい人の根本的な性格を解説しましたが、これは心構え次第で克服に向かうことができます。

もちろんすぐにメンタルが強くなれるわけではありませんが、ある心構えを意識することで少しずつ精神的なタフさを身に付けることができるのです。

社会人人生は今後何十年と続きますが、何より重要なのは精神的な強さです。スキルなどはいつでも身に付けることができるので、まずは若いときに精神的タフさを手に入れて、長いキャリアを歩く準備をしましょう。

ここからは、メンタルの弱さを克服するための4つの心構えを解説するので、ぜひ参考にしてください。

あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

①自分で傷を広げないようにする

メンタルが弱い人によくあるのは、マイナスな記憶を強く残す行動を自らしてしまっていることです。たとえば嫌な出来事を何度も思い出したり、一つの愚痴を多くの人に話したりと、自ら傷を深くしてしまう傾向にあります

メンタルが強い人は、ある程度時間が経てば嫌な記憶を忘れてしまったり、嫌な出来事を考えないようにしたり、悩むのではなく次にどのような行動をすべきか考えたりと、傷を広げない考え方をしている傾向にあります。

そのため、悩みを悩みのまま膨らませるのではなく、ある程度悩んだら忘れる努力や、悩むのではなく次の行動を考えることに集中して、できるだけ傷を広げないようにしましょう。

嫌な記憶は何度も思い出し、忘れることができません……。

永田 修也

プロフィール

認知心理学や認知行動療法の知識を付けたり専門家に相談したりしてみよう

忘れよう忘れようと意識すればするほど、その事柄については逆に強く意識することになります。もしかしたら自己肯定感が低い状態なのかもしれません。

セルフエスティーム(自尊心・自尊感情)とも呼ばれたりします。自分のことが好きで、常に自信を持っているように見える人というのは自分を認めて許す力が強く、ミスや失敗をしても前向きに切り替えるスピードがとても早いです。

逆に自己肯定力が低いといつまでもひきずってしまうことになります。対策としては認知心理学や認知行動療法に関しての本を読んだり専門家に聞いてみたりするなどして、弱みをポジティブに言い換える力を身に付け、心を強くしていくと良いですね。

②経験が増えればつらいことにも慣れると考える

経験が増えるほどつらいことにも慣れるため、若い今は耐えようと考えることも大切です。たとえば今まで一回も怒られたことがない人と、すでに100回怒られている人では、怒られた際のショックの大きさは異なりますよね。

経験が増えればつらいことにも耐性ができ、しんどい気持ちはあるもののまたこの失敗か」と一定余裕を持って受け入れることができます。

つらいことがあった際は、今は心の筋肉トレーニングをしている段階で、未来の自分が強くあるための準備期間と考えましょう

③自分への期待値を高く設定しすぎない

自分への期待値が高い人は、失敗した際に自分のミスが許せず、メンタルが弱くなる傾向にあるため、期待値を高く設定しすぎないようにしましょう。

自分がどれくらいの成果を挙げられる人なのか、高すぎず低すぎず客観的な視点を持ってゴールを設定します。特に社会人経験の浅い人は、経験の少なさからできることが限られていると踏まえ、実態以上に自分を高く見積もらないことが重要です。

自分の期待値がわからない人は、上司に自分に期待するレベルを聞いてみましょう。普段からあなたの仕事ぶりを見ている上司は、的確なアドバイスをしてくれるはずです。まずは自分がどれほどのレベルを目指すべきかを考え、必要以上に自分を追い込まないよう意識してください

今までずっと優等生だったので、つい自分への期待値を高く設定してしまい、結局はできずに落ち込んでしまいます。どのように克服すれば良いでしょうか。

平井 厚子

プロフィール

社会人に求められることを意識し目標を再設定しよう

学生時代は求められることとあなたの強みがマッチしていたのですね。社会人になったら学生時代とは違うスキルや知識が求められます。その違いをわかっていますか。

学生時代に優等生だったあなたは、理解力や分析力、学習習慣などはしっかり身に付いているのだと思います。問題は学生と社会人との違いです。まずはその点を把握し直して、目標を立て直しましょう。

自分に対する期待値を下げるのではなく、求められることが変わったことを理解して、目標を再設定してみてください。

④失敗は恥ずかしいことではないと考える

失敗をすることで「恥ずかしい」「ダメな人間だ」と思う人もいるかもしれませんが、挑戦するから失敗するのであって、失敗はまったく悪いことではありません。

失敗をしなければわからないこともたくさんあります。もちろん、優秀で失敗せずに成功を収められる人もいますが、ほんの一握りです。多くの人は失敗をして軌道修正をすることで成功をつかむことができるので、失敗は避けて通れないものだと考えましょう

また、多くの失敗経験があれば、その分多くの人の悩みに寄り添うことができ、一緒に働く仲間との信頼関係を築くことができます。

今失敗したとしても、10年経てば誰も覚えていません。自身の成長のためにどんどん失敗するつもりでいましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

失敗原因や改善策を真剣に考えることで、失敗が成功のもとになり、成功経験以上に大きな成功につながる可能性があります。また失敗を経験することで、失敗した人の気持ちを理解でき、良好な人間関係を築いていけるでしょう。

メンタルが弱い人が気を付けたいキャリアの進め方

メンタルが弱い人が気を付けたいキャリアの進め方

  • ネガティブな情報もしっかりと仕入れる
  • 就職・転職活動での不採用は気にしない
  • 小さな成果も記録して自信を積み重ねる

メンタルが弱いと感じている人は、就職・転職活動を進めるうえでついやってしまう失敗や、入社後後悔してしまうリスクがあります。

ここからは、メンタルが弱いと感じている人が気を付けたい3つのキャリアの進め方を解説するので、自分に合うキャリアを歩むために、ここで解説する内容に留意して就職・転職活動を進めていきましょう。

ネガティブな情報もしっかりと仕入れる

メンタルの強さに自信がない人は、労働環境が悪いと言われている企業に入社してしまうと早期離職につながってしまうリスクがあります。早期離職はその企業に迷惑をかけるだけでなく、転職しようとした場合も「自社に入社してもすぐ離職してしまうのではないか」と懸念されてしまうことがあるので注意が必要です

そうならないためには、企業研究の際にネガティブな情報もしっかりと仕入れる必要があります。たとえば就職の口コミサイトやSNS、OB・OG訪問などでネガティブな情報も意識的に仕入れ、入社後耐えられる環境にあるのかしっかり確認しましょう。

ただし、就職の口コミサイトやSNSは匿名で発信できたり、マイナスな情報に偏っていることもあるので、情報の取捨選択には留意してください。

企業研究の方法はこちらの記事で詳しく解説しています。新卒向けの内容にはなりますが、既卒や第二新卒にも十分参考になります。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!

OB・OG訪問のやり方や、質問例はこちらの記事で解説しています。こちらも新卒向けの内容ですが、既卒・第二新卒でも使える質問を豊富に紹介していますよ。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介

就職活動の相談先はこちらの記事を参考にしてください。こちらも新卒向けの内容ですが、既卒・第二新卒も参考になる相談先もあります。
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説

永田 修也

プロフィール

企業のネガティブな要素は、Twitterなどで企業名を入れて検索してみると見つけられることがあります。

企業の噂や愚痴、離職率に関する情報などネガティブ情報が出てくる可能性があるので、そのようなツールを活用して世間の本音を調査・情報収集するのも一つの手です。

就職・転職活動での不採用は気にしない

就職や転職活動で不採用通知をもらわない人はほとんどいませんが、メンタルが弱い人は、一つひとつの不採用通知にショックを受け、自分を否定された気持ちになってしまうかもしれません。

就職や転職活動はあくまで企業とのマッチ度を測る場であり、不採用になったからといってあなた自身に何かが不足しているわけではありません。たとえ優秀でも企業の事情や企業のカラーなどとのミスマッチにより落ちてしまう人も多くいます。

しっかり対策をしたうえで落ちてしまったのであれば、それ以上不採用は気にせず、ただ単に合わない企業だったのだと考えて就職・転職活動を進めましょう。

内定がとれないと悩む人は、こちらの記事で対処法を解説しています。新卒向けにはなりますが、既卒や第二新卒もできる対策が記載されているのでぜひ参考にしてください。
内定をとれない人の8つの特徴と対策|今からやるべき行動を解説

不採用を気にしないと思っても、つい気にしてしまいます……。

平井 厚子

プロフィール

次に活かせることに目を向けよう

ですよね、気になりますよね。不採用になった理由がわからないだけに、余計そうなると思います。それでもやっぱり済んだことは済んだことなので、どこかで吹っ切ってほしいです。

不採用になっても、応募準備の中で次に活かせることはありませんか。「業界に詳しくなった」「自分の新たな強みを発見した」「経歴書がバージョンアップできた」など、準備の中で見つけたことを確認して次に活かすイメージを持ち、前に進みましょう。

小さな成果も記録して自信を積み重ねる

転職活動をしたり、現職を続ける中で、つらい経験はたくさんあります。メンタルが弱いと感じている人は、そのような経験につい動揺してしまい、自信を失ってしまう傾向にあります。

そこで、小さな成果も記録して、自分の成功体験にも目を向けて自信を付けましょう。人はついネガティブな情報に目が行ってしまう傾向にありますが、メンタルが弱いと感じている人は特にその傾向が強いと考えられます

「今日目標としていたタスクを終えられた」「急に振られた仕事にも対応できた」「妥協せずアウトプットを考えた」など、1日最低1つ、自分で自分の良いところを見つけましょう。Excelなどのシートに記載しておき、あとで見返せるようにしておくと自信につながりますよ。

アドバイザーコメント

小さな成功体験や他者に褒められた経験を思い出してみよう

小さな成功体験を積み上げることや記録として残しておくことはとても大切なことですね。

意外と気付いていない人が多いですが、自分では大したことないと思い込んでいることでも、他者にとっては価値を感じることがあるのも事実です。

たとえば、パソコンの不具合を直したり、自分で組み立てて自作することが趣味だとします。これを自分では「こんなことは大した特技じゃない」と思っているとしても、パソコン操作が苦手な人にとっては信じられないくらいすごいことです。

過去の自分を過小評価せずに良さを記録してアピールしよう

「自分なんてメンタルも弱いし他人より優れている点などない」と感じ自信が持てない人にとっては、当たり前にやっていることに価値を感じられず、他者にとって自分が価値ある存在であることに気付いていない場合が意外と多いのです。

そういったことを見逃さないためにも、自分が持っているスキルは何があるのか? これまで誰かに褒められた経験はどんなことがあるのか? 過去の自分が役に立った経験や体験は? などを思い出し常に記録として残しておくことで、転職や就職活動でアピールする際に役立てることができます。

メンタルが弱いと感じる人におすすめの仕事

メンタルが弱いと感じる人におすすめの仕事

  • 目標やノルマがない仕事
  • 人とのかかわりが少ない仕事
  • 緊急対応が発生しない仕事
  • 規律が少なく自分のペースで進められる仕事

メンタルが弱いと感じ転職を考えている人は、まずは精神的なタフさが比較的求められにくい仕事から就職先を見つけてみることをおすすめします。

精神的な負担が大きい仕事についてしまうと、なかなか周囲に追いつけず、自己肯定感が下がり、さらにメンタルが弱くなってしまうリスクがあるためです。

ここからは、メンタルが弱いと感じる人におすすめの仕事を解説します。ただし、もちろんすべての仕事には大変な面があるので、ここで解説する仕事が必ずしも楽だとは捉えないようにしましょう。

目標やノルマがない仕事

目標やノルマのプレッシャーがつらいと感じる人は、それがない仕事から探すのも一つの手段です。具体的には以下の仕事があります。

目標やノルマがない仕事の例

  • 事務職
  • 総務職
  • 社内システムエンジニア
  • 生産管理
  • フリーランス

事務職は社員のサポートをしたり、書類作成などの一般事務をこなす仕事で、基本的にルーティンワークとなり、目標となる数字などはありません。総務職は社内の環境整備をする仕事で、ノルマなどは発生しません。事務職や総務職は残業時間も少なく働きやすい職種である傾向にあります。

事務職の仕事内容や選考対策などはこちらの記事で詳しく解説しています。
事務職の4つの誤解に要注意! 仕事内容・適性・選考対策を徹底解説

社内SEは社内システムの運用や保守が主な仕事で、社外SEと異なり開発などはほとんどせず、ノルマや残業などは発生しにくいです。

部品の入荷から出荷までを担う生産管理は、仕事がシステム化されているケースが多く、ノルマなどはありません。

ただし、これらの仕事は、仕事内容が限られていたりルーティンワークになることが多く、やりがいを感じにくいと捉える人もいるので、自分に合っているかどうかはしっかり見極めましょう

どの会社にも所属しない自由な働き方であるフリーランスは、もちろんノルマなどはありません。ただし、自分で目標を設定し、仕事を管理しなければならない大変さがあるため注意してください。

平井 厚子

プロフィール

目標やノルマがないとストレスは軽減しますが、成長するスピードが遅くなるかもしれません。ノルマのない仕事でも「次はこれができるようになりたい」「次は時間を短縮したい」など、自分なりに目標を持って取り組みましょう。

人とのかかわりが少ない仕事

周囲の目を気にしすぎてしまいメンタルが疲れる人は、人とのかかわりが少ない仕事もおすすめです。一人で完結できるのであれば、周囲の反応に敏感になったりすることがないため、精神的に楽に仕事ができると考えられます。

人とのかかわりが少ない仕事の例

  • 検針員
  • ドライバー
  • プログラマー
  • Webデザイナー
  • Webライター

検針員とは、担当地域の電気やガス、水道などのメーターを読み取り、使用量を記録する人であり、顧客との会話はほとんど発生しません。ドライバーは貨物や人を運ぶ仕事で、特に長距離であれば人と話す機会は少なくなっています。

プログラマーはエンジニアが作成した仕様書に基づき、プログラム言語でシステムやソフトウェアを作る仕事で、人とかかわる機会は比較的少なくなっています。

Webデザイナーは顧客との打ち合わせがあるものの、作業は自分一人で黙々と進めるので、一人で集中したい人には合っているといえます。Webライターも一人で文章を書き進め、コミュニケーションは基本的にメールやチャットなどになるので、人と接したくない人には合っています。

ただし、会社は組織である以上、完全に人とかかわらない仕事はほとんどないので注意してください。また、人とのかかわりが少ない仕事は、一人で完結する分難易度や影響力が低く、将来性がなかったり、職種によっては給与が低くなる傾向にある点にも注意が必要です

人とのかかわりが少ない仕事はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。
人とかかわらない仕事35選! 求める条件別におすすめの職種を紹介

将来性のある仕事はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
将来性のある仕事13選! これから需要が高くなる仕事とは?

緊急対応が発生しない仕事

想定外の出来事が発生すると緊張してしまったりダメージを受けやすい人は、緊急対応が発生しない仕事がおすすめです。以下の仕事は緊急対応が発生しやすく、それ以外の仕事から探してみましょう。

緊急対応が発生しやすい仕事

  • 営業職
  • コールセンター
  • 医師・看護師
  • 介護士
  • 施設の設備管理

緊急対応が発生する仕事では、予想外の仕事で対応方法がわからず動揺してしまい、精神的な負担になりやすいです。上記以外の仕事でも会社によっては緊急対応が発生する可能性もあるので、OB・OG訪問などで、緊急対応の有無やその頻度も確認してみることがおすすめです

既卒・第二新卒は、直接気になる企業に問い合わせてOB・OG訪問を打診してみたり、転職エージェントでOB・OG訪問をしたい旨を相談してみましょう。

設備管理を志望していても仕事内容や志望動機の書き方などで悩んでいる人もいると思います。以下の記事では志望動機の書き方など詳しくまとめているので参考にしてみてください。
設備管理の志望動機例文6選! カギとなる2要素で選考を突破しよう

規律が少なく自分のペースで進められる仕事

会社の規律が多ければ、その分守らなければならない責任が多くなり精神的負担になりやすいので、規律が少なく自分のペースで進められる仕事がおすすめです

規律が少なく自分のペースで進められる仕事の例

  • 研究職
  • エンジニア
  • プログラマー
  • 警備員
  • Webライター

研究職は企業や大学、公的機関などで研究をする仕事であり、決まった仕事の進め方はなく、自分のペースで携わることができます。

研究職についてはこちらの記事で詳しく解説しています。新卒向けの記事ですが既卒・第二新卒も参考になります。
研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!

企業ホームページ(HP)やソフトウェアなどの開発をするエンジニアやプログラマーも、業務の大部分が個人作業となり、仕事を進めるうえでの細かい規律はありません。

Webエンジニアについてはこちらの記事で解説しています。こちらも新卒向けの記事ではありますが、既卒・第二新卒の人も選考に役立てることができます。
Webエンジニアってどんな仕事? 将来性や向いていない人の特徴も

また、警備員は施設などで問題が発生していないかを確認する仕事で、制服や時間、場所以上の細かい規律は設定されにくく、精神的ストレスは感じにくいと考えられます。

Webライターは、締め切りや一定の品質が指定されますが、細かい規律にのっとって仕事をする必要はないので規律がプレッシャーになる人には合っている仕事と言えます。

上記以外にも、働きやすいホワイト企業はこちらの記事で詳しく解説しています。新卒向けの内容になりますが、既卒・第二新卒も十分参考になります。
ホワイト企業とは? 入社後に絶対後悔しない企業選びの方法を徹底解説

永田 修也

プロフィール

自分のペースで進められる仕事には、1人で作業が完結する分、コミュニケーションをさほど必要としないので、人と接することが苦手な人にはメリットがあります。

逆に、自力で課題解決をする力や、仕事を継続していくためのモチベーション管理の力が必要になるので注意しましょう。

アドバイザーコメント

メンタルが弱い人におすすめな5つの仕事の特徴を紹介

メンタルが弱いと感じている人には、以下の特徴を持つ仕事もおすすめです。

ルーティンワークが多い仕事

警備員や施設管理などの仕事は、比較的決められたルーティンワークで業務を遂行し、時間内の仕事が多く残業も少ないので、メンタルが弱い人でも仕事がしやすい環境と言えるでしょう。

動物相手の仕事

トリマーや動物園の飼育員などは、動物に対しての責任はあるものの、動物が好きであれば、人とかかわるよりストレスを感じないで仕事ができるためおすすめです。

子どもと接する仕事

保育士や学童保育の施設の職員など子どもと接する仕事であれば、親などとのかかわりがあるものの子どもとかかわる時間が多く、子どもが好きならばメンタルが弱くても向いている仕事といえます。

好きなことを活かせる仕事

好きなことを仕事につなげることを考えてみましょう。古着に興味があるならば、比較的自由でノルマが少ない小さな店舗で、仕入れや販売に携わることも良いでしょう。アクセサリーが好きならば、デザインや販売などの仕事も良いですね。本が好きならば図書館司書の資格を取り、図書館で働くこともおすすめです。

技術を活かした仕事

技術を習得するまでは大変なものの、技術を身に付けることで自信にもつながるメリットがあります。たとえばエステティシャンなどは自分の美意識を高めることもでき、IT技術を身に付ければ、将来ITエンジニアなどとしてフリーランスとして働く力を付けることも可能です。

メンタルが弱くても大丈夫! 悲観せずに自分に合うやり方で納得のキャリアを歩もう

メンタルが弱いと感じ、現在の仕事や転職活動が上手くいかないことに悩んでいる人も多いかもしれませんが、心配する必要はありません。

メンタルの弱さは克服することが可能です。またメンタルが弱い人に合うキャリアの進め方や仕事もたくさんあります。

メンタルが弱いことを気にして悲観的にならずに、自分に合うやり方で現在の仕事に向き合ったり転職活動をして、納得のキャリアをつかみましょう。

アドバイザーコメント

メンタルが弱いありのままの自分を受け入れてくれる人に相談しよう

「メンタルが弱い」と感じているのは、客観的に自己理解ができているといえます。自分の弱さに目を向けるのはとても貴重なことです。その点は自分を褒めてあげてください。

そのうえでどうするかです。

メンタルが弱いことを見せられる関係の人はいますか。メンタルが弱いと感じ
ているあなた自身を、そのまま受け入れてもらえる相手です。

家族でも友人でも先輩でも、誰でも良いです。カウンセラーでも良いです。そういう相手と、あなた自身のことを話し合ってみましょう。

セルフケアを身に付けてメンタルに自信がない自分を守ろ

どんなときにメンタルがきつく感じるのか、落ち込むときにはどんな予兆があるのか、ストレスを感じたらどうやって発散するのか。

自分自身をより深く知り、自分を大切にするためのトリセツを作りましょう。トリセツができたら、自分で自分をトリセツ通りに扱ってあげます。

メンタルヘルスでは「セルフケア」と言います。働いていくためには、誰でも必要なスキルだと私は思います。

時には限界に挑戦して、目標を達成したいときもあるでしょう。その場合も自分のことをよく見ながら、自分のメンタルの限界を超えないように、セルフケアしてください。

メンタルが弱いと思うことは悪いことではありません。自己理解を深めて、最大の成果が上げられるように、自分をマネジメントしましょう。応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

> メッセージを読む

カテゴリーから探す

目次

TOP