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頻出のディベートテーマの例を教えてください!
今度の選考がディベートらしく、すごく焦っています。大学でもろくにディベートなどしたことがないので、しっかり準備していきたいです。
ディベートってどんなテーマを出題されることが多いですか? 頻出であったり、絶対に対策しておくべきなどのテーマの例があれば教えてください!
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ディベートは社会課題や答えのないことがテーマになりやすい
ディベートのテーマはいくつかに分類されます。まずは社会課題に関するもの。たとえば「夫婦別姓に賛成か」、「保険証とマイナンバーカードは一体化するべきか」、「消費税の増税は必要か」といったことです。
こういった社会課題に関するテーマは、ある程度の前提知識があると自分の意見を作る際に役立ちます。そのために普段から新聞を読むなど、社会で話題になっていることについて情報収集をしておきましょう。
また、社会課題とはまったく関係しない、答えのないことに関するテーマもよく出ます。たとえば「150歳まで人が生きるのは幸せか」、「夏と冬はどちらが良い季節か」、「お金と愛はどちらが人生にとって必要か」などです。
これらのテーマは事前知識があまり役に立たず、その場で論点を絞り、納得のいく話を展開をする必要があります。
ディベートの基本的な技術を事前に練習しておこう
質問者さんはそもそもディベートの経験がほとんどないとのことなので、テーマをたくさん知っておくより、まずはディベートの基本的なやり方を身に付ける必要があると思います。
ディベートは一つのテーマについて賛成や反対の立場に分かれて議論し、それを第三者が見て、最終的にどちらの意見に納得できたかを判定するというものです。
ある意味プロレスのような一種の「競技」だと思うと良いでしょう。プロレスは互いに派手な技を掛け合うというルールのもと試合をして、最終的に見ている人を興奮させ楽しませるということが目的です。
プロレス初心者が事前にどんな技があるのかを知っていても、技のかけ方、受け身の取り方などを実際に練習し、さらにそれらの技をかけたり受けたりすることに耐えうる肉体を鍛えておかなければ成立しません。
ディベートも同じです。ディベートは論理的に話すことがルールです。そこには言葉の定義を明確にすること、感情的にならず根拠をもとに自分の論理の正しさを展開すること、反対意見にもあいづちを打つことといった技術が含まれます。
ディベートの基本を身に付けるために事前に練習することが必要です。最もやってはいけないのは、ディベートのテーマに対して事前に話すことを考えておくという準備の仕方です。
なぜなら、ディベートは相手の話に対応しながらこちらも理論を展開するものなので、最初から着地点を決めておくとディベートになりません。まずは先にあげたディベートの基本を踏まえ、友人らとディベートの練習をしてみましょう。
時事問題や企業のビジョン・ミッションについての出題が多数
ディベート形式の選考は、参加者の意見形成や論理的思考、コミュニケーション能力を測るものとして多くの企業で実施されています。テーマには、社会問題や時事問題、企業のビジョンやミッションに関連する内容がなることが多いです。
ディベートの準備としては、まずは自分の意見や考えを明確にすることが大切です。そのうえで、相手の意見に対して反論や質問をするための情報収集をおこない、論点を整理しておきましょう。
対策すべきテーマとしては、選考を受ける業界や企業のトピック、社会問題に関するものが挙げられます。これらのテーマについて事前に情報を収集し、自分の意見や考えを整理しておくことで、自信を持って発言することができるのです。
相手の意見に耳を傾ける傾聴力も重要
また、ディベートでは自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見を尊重し、建設的な議論をすることが求められます。そのため、傾聴力や相手の意見を受け入れる姿勢も大切です。
焦らずに自分の意見をしっかりと伝えることを心掛け、相手の意見に耳を傾けることができれば、内定につながる確率が上がるでしょう。
ディベートに似た選考形式にグループディスカッションがあります。以下の記事でグループディスカッションの進め方を解説しているので、併せて参考にしておくとディベートのやり方もイメージしやすくなりますよ。
こちらのQ&Aでは、グループディスカッションのコツをキャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみてくださいね。