
CUBICの「図形」は、空間認識力や図形の変化を頭の中でイメージする力が試される問題です。おもに図形の回転・欠けた図形・立方体の積み重ね・切り抜きという4つのパターンから出題されます。
この記事では、Webテスト支援経験のある高尾さんとともにCUBIC「図形」のコツを解説します。図形問題が苦手な人は、各パターンの特徴と効率的な解法を押さえて得点アップを目指してみてください。
記事の後半では、4パターンの問題を各3問ずつ、合計12問の練習問題を用意しています。さまざまな問題パターンを解いて、空間認識力を高めましょう。
CUBIC「図形」の概要
- 問題パターン:図形の回転、欠けた図形、立方体の積み重ね、切り抜き
- 1問あたりの時間:約40秒~1分
- 形式ごとの出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
- CUBIC「図形」を解くときのコツをわかりやすく教えてください!
頭の中だけでイメージせず補助線や展開図をメモに書こう
図形問題は、図形の回転や欠けた図形の組み合わせなど、空間認識力や図形の変化を頭の中でイメージする力が試される難関分野です。1問あたりに使える時間は約40秒〜1分が目安となります。
じっと画面を見つめていても答えは出ないため、頭の中だけでイメージするのではなく、展開図や補助線を素早くメモ書きする癖を付けましょう。
苦手な人は解けそうな問題を優先する工夫が必要です。1問に時間をかけすぎず、直感的にわからない場合は飛ばしましょう。
CUBIC「図形」練習問題12問|Webテストの専門家による解説付き!
ここからは、CUBIC「図形」の練習問題をWebテストの専門家による解説付きで12問紹介します。4つの出題形式をそれぞれ3問ずつ収録しているため、一通り解くことですべての図形パターンへの対応力を高められます。
CUBIC「図形」に初めて取り組む人や空間認識に自信がない人は、「問題を解く前に確認! CUBIC「図形」のコツ」で基本的な解き方を理解してから練習問題に進むのがおすすめです。
問題1(難易度:★☆☆☆☆)

問題
示された図形を、矢印の方向へ指定された回数だけ転がしたとき、最終的な図の状態を答えなさい。なお、一回の移動で図形は90度回転するものとする。
図を矢印の方向に1回転がしたとき、上面にくる図形はどれか。
選択肢
正解:A
図を右に1回転がすと、もともと左側にあった図形が上側に、右側にあった図形が下側に移動する。したがって、左上の●は右上に、左下の▲は左上に、右上の◆は右下に、右下の■は左下に配置される。この動きを正確にとらえると、左上に▲、右上に●、左下に■、右下に◆が位置するAが正解となる。
問題2(難易度:★★★☆☆)

問題
示された図形を、矢印の方向へ指定された回数だけ転がしたとき、最終的な図の状態を答えなさい。なお、一回の移動で図形は90度回転するものとする。
図を矢印の方向に2回転がしたとき、上面にくる図形はどれか。
選択肢
正解:B
右に1回転がすと、左側の図形(◎、▽)が上に、右側の図形(×、★)が下にくる。さらに続けて右に1回転がすと、1回転目のときに上側にあった図形が右側に、下側にあった図形が左側に移動する。つまり、最初の状態から見て上下左右がすべて反転した形となる。したがって、左上に★、右上に▽、左下に×、右下に◎がくるBが正しい。
問題3(難易度:★★★★★)

問題
示された図形を、矢印の方向へ指定された回数だけ転がしたとき、最終的な図の状態を答えなさい。なお、一回の移動で図形は90度回転するものとする。
図を矢印の方向に3回転がしたとき、上面にくる図形はどれか。
選択肢
正解:D
右に3回転がす動作は、左に1回転がす動作と同じ結果をもたらす。左に1回転がすと、もともと右側にあった図形(→、↓)が上側に移動して↑、→になる。左側にあった図形(↑、←)が下側に移動して、←、↓となる。よって正解はDとなる。この図の矢印の向きには一貫性があり、何度転がしても同じ図であるということに気付ければ、元の図と同じDを一瞬で選ぶこともできる。
問題4(難易度:★☆☆☆☆)

問題
図形に、選択肢1~5の図形を一つ補って正方形にしたい。当てはまる図形はどれか。ただし、裏返すことはしないものとする。
選択肢
正解:B
正方形の4つの角はすべて90度である。問題図は右上の角が欠けているため、ここを補って90度にするには、直角を持つ図形が必要になる。選択肢の中で直角を持つ三角形はBのみである。したがって、Bが当てはまる。
問題5(難易度:★★★☆☆)

問題
図形に、選択肢1~5の図形を一つ補って長方形にしたい。当てはまる図形はどれか。ただし、裏返すことはしないものとする。
選択肢
正解:D
長方形の上辺に対し、左右対称の切り込みが入っている。切り込みの形状をよく見ると、底辺が上辺よりも短い台形が逆さまに入り込んでいることがわかる。この隙間を埋めるには、同じ形状の台形が必要である。したがって、Dが当てはまる。
問題6(難易度:★★★★★)

問題
図形に、選択肢1~5の図形を一つ補って長方形にしたい。当てはまる図形はどれか。ただし、裏返すことはしないものとする。
選択肢
正解:B
長方形の左下部分が、垂直、水平、斜めの線で複雑に切り取られている。この空洞を埋めるには、切り口と完全に一致する凸部を持つ図形が必要である。選択肢BとCは形状が似ているが、問題図の斜めの切り口と角度が合うのはBである。なお、Eは左右反転させないと当てはまらないため不適である。したがって、Bがあてはまる。
複雑な切り込みの穴埋め問題を直感で解けない場合、手元のメモ用紙に簡単な図を書き出して、補助線を引いてみましょう。
「ここが凸なら、相手の図形は凹になっているはずだ」という形状のペアと角度を確実に見つけることがポイントです。
問題7(難易度:★★☆☆☆)

問題
上記の図において、積み並べてある立方体の数は全部でいくつあるか。
選択肢
正解:D
全体の構造として、横5×奥行3×縦2となっている。立方体が積まれている状態なので、上段に立方体がある場合、見えていなくてもその下には立方体が存在している。下段を左から順に見ていくと、3個,2個,3個,3個,2個の、計13個。上段も同様に左から順に見ていくと、3個,2個,1個,3個,1個の計10個。よって全体の個数は13+10=23個である。
問題8(難易度:★★★☆☆)

問題
上記の図において、積み並べてある立方体の数は全部でいくつあるか。
選択肢
正解:C
全体の構造として、3段に積まれた立方体(計3個)と、平置きされている立方体で構成されている。平置きされている部分は、横5個×奥行3個の15個から、最前列中央の3個が取り除かれている状態なので、計12個。よって全体の個数は3+12=15個となる。
問題9(難易度:★★★★☆)

問題
以下の図において、積み並べてある立方体の数は全部でいくつあるか。
選択肢
正解:C
上から順番に、各段の立方体を数える。最上段は1個。次の段は、立方体の上部が見えているのが2個、見えない(上の段の真下)のが1個で、合わせて3個。このように、各段とも「立方体の上部が見えている個数+1つ上の段の個数」となる。最後に合計を求めると19個。
立方体の積み重ねで最も多いミスは、裏側で見えないブロックを数え落とすことです。
ミスを防ぐには、立体全体を一度に把握しようとせず、「1段目、2段目…」と水平にスライスして、段ごとに個数を数え上げましょう。また、縦の列ごとに「ここは3段、ここは2段…」と上から数字を書き込んで足していく方法もおすすめです。
問題10(難易度:★☆☆☆☆)

問題
折り紙を3つに折りたたんで、黒色の部分の図形を切り抜いたとき、折り紙を広げると切り抜いた部分はどのようになるか。
選択肢
正解:D
3つに折りたたんだうち、設問で見える手前の面を➀、中の面を➁、奥の面を➂とする。切り抜いて広げたときに、➂は➀とぴったり同じ形に切り抜かれる。➁は、➀との折り目を対称の軸として、線対称な形に切り抜かれる。切り抜いたあとの折り紙は、選択肢Dのようになる。
問題11(難易度:★★★☆☆)

問題
折り紙を3つに折りたたんで、黒色の部分の図形を切り抜いたとき、折り紙を広げると切り抜いた部分はどのようになるか。
選択肢
正解:C
3つに折りたたんだうち、設問で見える手前の面を➀、奥の面を➁、中の面を➂とする。2つのうち上段の黒色の部分は、➀~➂まで円のままで切り抜かれる。当てはまる選択肢はAとC。2つのうち下段の黒色の部分は、➀は半円のまま切り抜かれるが、➁と➂は折り目をはさむため、円で切り抜かれる。AとCのうち、当てはまるのはC。
問題12(難易度:★★★★★)

問題
折り紙を3つに折りたたんで、黒色の部分の図形を切り抜いたとき、折り紙を広げると切り抜いた部分はどのようになるか。
選択肢
正解:B
左端(①)と右端(③)は、問題図と同じ「左上にL字型」「右下にひし形」になります。
中央の面(②)は、これらを縦の折り目で線対称にした形になります。
「左上のL字型」を左右反転させると、「右上の」位置に移動し、形は文字の「J」のように左右が逆になります。
「右下のひし形」を左右反転させると、「左下の」位置に移動します。
したがって、真ん中の面だけ図形の位置と向きが左右逆転しているものが正解です。選択肢Bがこの条件を満たしています。
折り紙を折って切り抜く問題は、折り目を開くごとに線対称(鏡映し)の形が現れます。つまり、中央の面は左右反転し、元の形から向きも位置も逆になります。
「開いたら左右が逆になる」というルールを意識して、直感ではなく法則に当てはめて選択肢を絞り込みましょう。
CUBIC「図形」を対策する際のポイント
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!基準となる特徴的な形を決めて位置関係を追跡しよう
キャリアコンサルタント
高尾 有沙
プロフィールを見る図形問題を攻略するためのコツは、「基準点や特徴的な形に注目すること」です。たとえば、特定の辺の長さや角度、色の配置など、図形が回転したり反転したりしても変わらない部分を見つけ出し、そこを基準にして選択肢を絞り込みましょう。
よくある失敗例は、図形全体を一度に把握しようとして混乱してしまうことです。複雑な図形は、単純な要素に分解して考えると解きやすくなります。
本番での効率的な解き方のコツは、「図形全体を回そうとしないこと」です。特定の「角」や「黒く塗られた面」など、わかりやすい基準点を1つだけ決め、その面がどう動くかだけを追跡してください。
「この面が上に来たとき、右側には必ずこの図形が来るはずだ」というように、位置関係の矛盾を見つけて選択肢を消去していくのがおすすめです。
とにかく手を動かしてみよう! 立体の動きを体感することが攻略のカギ
空間認識力やイメージ力を養うには、最初は「実際に手を動かして物理的に確認すること」が効果的です。
練習段階では、紙を切り取ってサイコロの展開図を作ってみたり、消しゴムに印を書いて転がしてみたりして、立体の動きを体感しましょう。
立体図形は見えない部分を想像する力、平面図形は対称性や相似性を利用する力が求められます。多くの過去問を解いてパターンに慣れていきましょう。