りそな銀行対策で気になるのは? (クリックして飛ぶ)
PORTキャリア編集部は2026年卒りそな銀行内定者にインタビューを実施。メガバンクと地方銀行の特性を併せ持つりそな銀行の選考において気を付けた点などを聞きました。記事内では、実際のES(エントリーシート)回答や面接を再現した音声を公開します。
りそな銀行について内定者は「メガバンクと地方銀行の特性を併せ持っているからこそ顧客基盤が大きい」「実際に選考に参加するとコミュニケーション能力が高い社員が多い」と語ります。このような特徴に対して、内定者がどのようにアピールしたのかを理解し、りそな銀行の選考に備えましょう。
記事内では内定者の実際の回答に対してキャリアコンサルタントが解説し、今後の志望者に役立ててほしい点を紹介しています。ぜひ自身のES作成や面接対策の参考にしてください。

※この記事では、りそな銀行内定を目指す人に向けて内定者のリアルな体験談や選考情報を掲載しています。情報については一次ソースにあたり可能な限りファクトチェックをおこなっています。ただし、個人の経験をメインとするコンテンツの特性上、記事内の情報はヒントとして活用いただき、確認や最終的な意思決定はご自身の判断でおこなってください。
知っておきたいりそな銀行の情報
りそな銀行は、メガバンクと地方銀行の両方の顧客基盤を持ち、さらに信託機能も併せ持つ点で、業界内でも特殊な立ち位置にある銀行です。まずはりそな銀行の基本情報と採用基準を確認しましょう。
1分でわかるりそな銀行
りそな銀行とは
関西圏を中心に関東・中部地方に展開する都市銀行。アプリでのサービス提供のみならず、17時までの店舗営業による対面でのサポートをおこなう。
メガバンクと地方銀行両方の顧客基盤を持つことと、一社で信託までおこなえる唯一の商業銀行であることが強みであり、大企業顧客から個人顧客を問わずソリューションの提供を可能としている。
現在は「リテールNo.1」を掲げ、システム投資の8割をDXにあてるなどの次世代化を推進している。
| 会社名 | 株式会社りそな銀行 |
| 設立年月 | 1918年5月15日 |
| 代表者 | 社長 岩永 省一 |
| 本社所在地 | 大阪市中央区備後町2丁目2番1号 |
| 資本金 | 2,799億円 |
| 企業HP | https://www.resonabank.co.jp/ |
| 新卒採用HP | https://www.resona-saiyo.com/recruit/info/graduate/ |
※りそな銀行HP(会社概要)より
りそな銀行の採用基準
内定者の分析によると、りそな銀行では、会社への理解度のほか、礼儀正しさやコミュニケーション能力が非常に重視されているといいます。選考においては、笑顔で明るく対話を心掛け、誠実な印象を残せるように準備しましょう。

とはいえ、礼儀を重んじる会社だとも思うので、そこも意識しました。
また、学歴が上位層に偏っていた印象はありません。大学名を言ったかどうかも覚えていないくらいです。
- りそな銀行の業界内の立ち位置や強みを教えてください。また、それを踏まえたアピールのコツはありますか?
リテールNo.1の強みを支える姿勢をアピールしよう
次の3つの点と自身の具体的な経験を結びつけて語ると面接官にアピールできます。
①地域密着で顧客に寄り添う姿勢(中小企業・個人の課題に伴走できるか)
②長期的な関係構築への意欲(信託を含むライフサイクル支援への関心)
③変革志向と誠実さ(ガバナンス改革やDXに積極的な文化との相性)
りそな銀行の「リテールNo.1」を支える人材像と自分の価値観を重ねて説得力を高めましょう。
内定者のプロフィール
| 氏名 | K・Iさん(仮名) |
|---|---|
| 卒年 | 学習院大学 2026年卒 |
| 内定企業 | 生命保険大手、JA共済、りそな銀行 |
| 就職企業 | 生命保険大手 |
| 受験業界 | 金融(銀行・生命保険)、食品メーカー |
| 就活の軸 | 大手、転勤がない(あるいは年数が決まっている)、転職を前提とせずに長くいられる会社、将来的に企画業務ができる |
| 就活軸の決定経緯 | 幼少期に10年以上同じスポーツを続けていた経験から、長く続けることがスキルアップや成長につながると考えた |

夏のインターンの倍率が高く業界を知る機会がなかったこと、営業職では転勤が多い傾向にあること、企画業務に携われる可能性が低いことなどから軸が変化し、条件に合致する金融業界を志望するようになりました。
また、変化が嫌いなわけではないですが、性格上安定を選ぶ傾向があるので、大企業で長く働いて安定した収入を得たいと思っています。
りそな銀行の選考フロー
りそな銀行の2026年卒の一般的なスケジュールは以下のようなものでした。
※自社グループ関連サービス就活会議の26卒スケジュールのデータをもとに作成
※正確なスケジュールは、りそな銀行公式HP(採用情報)よりマイページ登録後に参照のこと
一方で、Kさんの参加した選考は秋のインターンから始まり、複数回の面談と座談会を経たのちに年明けに内定が出ました。

あくまでも「面談」という体で面接がおこなわれます。面談なので合否連絡があるわけではなく、次の面談の連絡が来るような形式です。
不合格の場合はサイレントです。毎年選考フローが変わるのも特徴で、昨年はインターンの後に2~3回の面接とWebテストがありましたが、今年はどちらもありませんでした。
Kさんも参加したように、りそな銀行は早期選考をおこないます。ただし、その場合の面接は「リクルーター面談」や「Precious Meeting」といった名称で案内されます。面接という名目ではなくとも実質的な選考なので、対策をして臨みましょう。
りそな銀行のインターン選考対策
Kさんは2daysのインターンに参加し、企業理解を深めました。

【内定者の実回答あり】インターンESの質問
りそな銀行のインターンESの設問は応募のきっかけやインターンの志望理由、ガクチカなど、非常にシンプルに構成されています。
2026年卒のインターンES質問例
- RESONA Business Academyへ応募したきっかけをご記入ください。(100文字以内)
- RESONA Business Academyであなたが学びたいこと、期待していることについて、ご記入ください。(200文字以内)
- 「学生生活を通して頑張ったこと」について簡潔にお答えください(30文字以内)
- 上記の「学生生活で頑張ったこと」について、ご自身がとった行動をお答えください(300文字以内)
- アルバイト経験についてお答えください(100文字以内)
- 趣味・特技についてお答えください(100文字以内)
シンプルかつ、字数制限も最大300字程度のため、簡潔に書くことが求められます。
当時のKさんのインターンESで一部残っていたものを紹介します。実際の回答を見て、自分の経験をどのように志望理由に結びつけるかの参考にしてください。
志望理由
ソリューションコースの志望理由を教えてください。
例文
「何かを提供することで、困りごとのある人の力になりたい」という思いから金融業界を志望している。金融商品という私たちの生活とかかわりの深い領域であればより多くの人を深い領域で支えることができる。私は学生時代軽音サークルに所属しており、私のライブを見た人が感動し、笑顔になる姿を見てやりがいを感じた。この経験から、歌という形で与えてきたものを金融商品という形で与えられる職に携わり、個人の生活や企業の未来を支えたいと感じた。5大銀行グループのなかでNo.1の貸出比率を持ちリテール営業に強みを持つ貴行のソリューションコースならば多くのお客様に多角的なアプローチができると考え、ソリューションコースを志望する。
りそな銀行のインターン
Kさんはりそな銀行の2daysインターンシップに参加しました。実際の業務を模した企画ワークや社員からの直接のフィードバックがあります。

Kさんの参加したインターン
- 学生:50人程度が参加。3~4人の班に分かれる
- 社員:1人が各班を巡回する
- 形式:オンライン
- 進め方:2日間で1つの企画ワークをおこなう
1日目:1~2時間の会社説明と約3時間の企画ワーク
2日目:発表と先輩座談会 - テーマ:金融商品による地方の課題解決
- 役割:特に決めずに進んだ

正直なところ、そこまで選考感はありませんでした。社員の方のコミュニケーション能力が高く、親身に接してくれたので志望度が上がりました。
りそな銀行の本選考ES対策
りそな銀行の本選考ESでは、コースの志望理由や、「誇れる実績」に関しての回答が求められます。
2026年卒の本選考ESの質問例
- 当該コースの応募理由をご入力ください。(300文字以内)
- 「私の誇れる実績」について:簡潔にご入力ください。(30文字以内)
- 上記の「私の誇れる実績」について、そこに至るまでの行動をご入力ください。(300文字以内)
- ゼミ・研究室:研究内容(100文字以内)
- これまで経験されたアルバイトの内容についてご入力ください。(100文字以内)
- 趣味・特技についてご入力ください。(100文字以内)
- 留学経験・予定について詳細を入力してください。(200文字以内)
- 課外活動:活動内容(200文字以内)

【内定者の実回答あり】本選考ESの質問と回答
内定者のES回答を見る
内定者が本選考で提出したエントリーシートの実際の回答です。ガクチカでは具体的な成果を論理的に説明し、志望理由ではりそな銀行の強みを明確に押し出しています。
質問文については実際に出題されたものとは相違がありますが、自身のES回答の参考にできるところがないか、見ていきましょう。
学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたことを教えてください。
Kさんの回答
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のキッチンでのアルバイトです。特にお客様満足の向上を目標に行動しました。
私の店舗では、社員の方やアルバイトで、提供する料理のクオリティにばらつきがあること、そのクオリティの管理ができていないというのが課題点でした。私はこの点の改善のために料理の完成形の見本や分量を示した表のラミネート作成をし、各場所に配置しました。またクオリティの管理のためにアルバイトや社員に限らず、その日の最初に料理を提供する時は時間帯責任者がチェックをするようなルールを設けました。この2つの施策が店舗全体として料理のクオリティを見直すための良い機会となり、安定したクオリティでの料理の提供につながりました。
その結果、昨年に比べて予約数が2倍になり、クチコミもここ4カ月の評価が4.0以上にまで上がり、お客様満足の向上につながったと感じます。
りそな志望動機
りそな銀行の志望動機を教えてください。
Kさんの回答
2つある。
①救える人の規模が大きい②社員の方々の雰囲気が良い
①一社で信託までおこなえる唯一の商業銀行であり、多くの人と関わり支えることができる。また信託のサービスも豊富でいろいろな角度から多くのお客様にアプローチが可能。
またメガバンクと地銀の両方の良さを兼ね備えた顧客基盤であり、ほかにはない良さである。
②インターンシップや説明会を通して社員の方々の温かさを知った。座談会を社員の方がおこなったり、ワーク中に相談に乗ってくれたり、ワーク後の細かなフィードバックがあった。学生に対して真摯な対応をしてくれるということは、お客様はもちろん社員同士も仲が良く、良い職場環境だと感じた。
- この内定者のESがES選考を通過した要因を分析してください。
誠実な努力を示すESが担当者の目に留まった
りそな銀行の行動指針を見ると、「お客様」「株主」「社会」「社内のチーム」のために責任のある誠実な行動が取れることを大切にしています。
この内定者のガクチカには「お客様」のために、スタッフを巻き込み「チームで」努力をしたことが書かれています。また志望動機では、りそな銀行の特徴をとらえ、多くの方々や企業の力になりたい思いが書かれています。
自分の実体験をもとに、現在の思いにいたった理由を説明できているため、「面接の場で詳しく話を聞いてみたい」と採用担当者に思わせることができたのだと思います。
りそな銀行の本選考対策
インターン経由のりそな銀行の選考は「面談」という形式で進みます。しかし実際には、実質的な面接として、会社理解の深さと高いコミュニケーション能力が問われます。
一次面接
りそな銀行の一次面接は一対一で30分程度で実施されます。若手から中堅の社員が担当する場合が多いです。
Kさんの参加した一次面接
- 面接官:3~4年目の社員(男性)1名
- 雰囲気:和やかで雑談ベース
- 形式:対面
- 質問内容:ガクチカの深掘り、就活の軸

質問数は少なく、その分深掘りが多かったです。
「周りの人からどんな人と言われるか」という質問に「言語化がうまく相談しやすいと言われる」と回答したところ、「面接を通じてそれが伝わってきます」と言っていただけたので、その点は評価されていたかなと思います。
座談会
選考の途中で設けられる座談会は、インターンと一次面接を通過した学生のみが参加できたといいます。情報収集の場として、フランクな雰囲気で社員に直接質問が可能です。
Kさんの参加した座談会
- 参加人数:学生約20名。4人ずつの班に分かれる
- 社員:5人(ソリューション部門と事務部門が半々程度)
- 時間:1時間程度
- 形式:オンライン
- 雰囲気:シンプルかつフランク

一次面接で「法人営業は営業をするだけではなく、お客様のお困りごとを解決する職でもある」と教えていただいたので、そうした回答をもとに質問をするのも良いと思います。
最終面接
最終面接も一次面接と同様、一対一で30分程度実施されます。人事部社員が担当することが多く、人事部長が担当になるケースも多々あります。
Kさんの参加した最終面接
- 面接官:20年目の人事部長(女性)1人
- 雰囲気:かなり和やかで、7割が雑談のように進む
- 形式:対面
- 質問内容:志望理由が中心
- 補足:ここでも「面接」という言葉は用いられない

会社に対して持っているイメージ(大企業と個人の両方の顧客基盤があり、より多くのお客様に対して幅広く問題解決ができる)を話したところ「そのイメージは合っていますよ」と言われました。
さらに、面接官の方から「今こういうことをやっています」と、具体的に情報提供してくださるような場面もありました。
志望動機を話すなかで「私たちの会社はこういうことをしているので、Kさんの望むこともできると思います」とフィードバックをいただいたので、企業のやっていることと学生のやりたいことが一致しているかどうかは見られているように思います。
面接の再現スクリプト【再現音声あり】
面接再現音声スクリプトを見る
ここからは、実際の面接のやり取りを再現した音声とトークスクリプト全文を公開します。一次面接と最終面接の内容をどちらも掲載しますので、一貫性を持った受け答えの参考にしてください。

一次面接の再現スクリプト
ここでは、一次面接の再現音声スクリプトを掲載します。
就職活動の軸(00:08~)
学生時代取り組んだこと(00:25~)
普段周りからどんな人と言われるか(03:26~)
最終面接の再現スクリプト
ここからは、最終面接での音声スクリプトを掲載します。
りそな銀行の志望理由(03:58~)
ソリューションコースの志望理由(05:04~)
メガバンクではなくりそな銀行である理由(05:45~)
Kさんのした逆質問
- りそな銀行に入って良かったこと
→【面接官の回答】銀行・会社・社会に対する理解度がより高くなったこと - 法人営業の魅力
→【面接官の回答】営業かつ、お客様のお困りごとを解決する職種。法人営業を通してお客様のお困りごとを解決するための視野が広がるのが魅力
- この内定者がりそな銀行の面接で評価された理由を分析してください。また、今後の志望者に向けてもアドバイスをお願いいたします。
対話を重んじる人間力がりそな銀行の価値観にマッチした
Kさんは「口コミ向上」というお客様の喜びをゴールに据え、施策内容以上に「伝え方」という泥臭い対話を重んじました。この姿勢が、りそな銀行の採用ページにも示される「お客様の喜びがりそなの喜び」や、従業員の人間性を尊ぶ価値観と見事に共鳴しています。
今後、鋭い深掘りに立ち向かう志望者は、自身の行動原理が「相手の未来をプラスにするか」という利他的な視点にもとづいて一貫性を突き詰めましょう。りそなが掲げる「人財が宝」とは単なるスキルではなく、信頼を築く人間力を指します。自己の経験を、組織や顧客への誠実な向き合い方として語り抜く覚悟が、内定への唯一の近道です。
内定者の「勝因」を分析
りそな銀行からの内定を獲得できた背景を、Kさんの発言をもとにまとめます。
会社への深い理解と徹底した企業研究
りそな銀行の立ち位置を理解し、志望動機に落とし込むことが内定獲得の鍵になります。

メガバンクとの違いを理解し言語化することで、志望度の高さをアピールしました。
特にメガバンクとの違いについては聞かれる可能性が高いです。企業ごとの特徴や業務内容を理解し「なぜりそななのか」を語れるようにしておきましょう。
以下の記事ではメガバンクや地方銀行がそれぞれ何を強みにしているかを解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
営業としてのコミュニケーション適性のアピール
お客様と密にかかわる営業職においては、会話上の工夫が不可欠です。

営業職としての適性を示すためには、コミュニケーション能力のアピール以外に、具体的なキャリアプランを持っていることも有効です。以下のQ&Aで、営業職のキャリアプランの作り方を把握しましょう。
インターンからの早期参加
インターンへの参加は、面接回数の減免のほか、社員との接触回数の増加による志望度や企業理解の深まりというメリットがあります。

インターンは実質的な優遇があるだけでなく、直接社員の方と話せることで自身の企業研究にも役立ちます。また、早期選考に進めた場合は、インターンでの経験をうまく社員に伝えることでさらなるアピールにもつながるのです。
インターン参加前後に確認しておきたい記事(クリックして開く)
インターン参加前
例文18選|インターンシップ選考を勝ち抜く自己PRは5ステップで完成!
インターン参加後
例文6選|インターンの感想で人事の心を捉える秘訣と王道構成を解説
- 内定者の勝因を分析してください。また、今後のりそな銀行志望者が選考全体でアピールしていくべき点についてアドバイスをお願いいたします。
顧客に寄り添う仕事観と内定者の強みがマッチした
りそな銀行を志望するなら、「リテールNo.1」へのこだわりと顧客のライフサイクルに寄り添う金融サービスという仕事観を軸に、自分の強みを結びつけて語ることが重要です。りそな銀行はメガバンクと地銀の隙間を埋める存在として、個人・中小企業に深く入り込み、信託を含む幅広いソリューションを提供する独自性を持ちます。
選考全体では、次の3点を具体的な経験と結びつけて示すと面接官に刺さります。
①顧客に寄り添い、長期的に価値を提供する姿勢
②変化を受け入れ、改善に挑む姿勢(りそなの改革文化との親和性)
③専門性を磨き続ける意欲(信託・資産運用などの強みと接続)

執筆・編集 PORTキャリア編集部
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