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「高校生あるある」がネットで大きく話題になり、いまやさまざまなメディアで大人気のお笑いコンビ・土佐兄弟に就活について尋ねる連載企画。
連載最終回となる本記事では、「あるあるネタ」の誕生秘話から、あるあるを使った就活の乗り切り方、そして就活生へ向けた熱いエールまでを伺いました。
※本記事は連載記事です。過去の記事は下記のリンクから飛べます。
・1記事目:「就活あるある」の土佐兄弟が「就活こそアドリブするな」と語ったワケ
・2記事目:【土佐兄弟と就活】退職を決断したドロップキック──「見てくれている人は必ずいる」と語る二人の現在地
・3記事目:【土佐兄弟と就活】明日からハンバーガー屋をやってもいい──「人」軸で考える企業の選び方
| ▼土佐兄弟プロフィール ワタナベエンターテインメント所属。兄・卓也と弟・ゆうきの実の兄弟で結成されたお笑いコンビ。「あるあるネタ」はSNSで大きく話題となり、TikTokでの総再生回数は12億回超え、YouTube登録者数は46万人を誇るなど、若者から絶大な支持を集めている 公式HP(ワタナベエンターテインメント) SNS:YouTube(土佐兄弟の青春チャンネル) / YouTube(土佐兄弟の日常) SNS(卓也):X(旧Twitter) / Instagram / TikTok SNS(ゆうき):X(旧Twitter) / Instagram / TikTok |
【特別インタビュー企画】
「あの人」に聞く未来の“出会い方”社会という広い海へ漕ぎ出す就職活動。
地図も決まった航路もないなかで、
どうやって自分の進むべき道を決断すればいいのでしょうか。
必要なのは、誰かが作った正解ではなく、自分が納得して進むための「羅針盤」。
本企画では、自分だけの羅針盤をもって
オリジナルの道を歩む人たちにインタビュー。
迷いながらも進み続けた人生ストーリーから、
明日からの就活がちょっと楽しみになるヒントをお届けします。
「あるある」が「あるあるネタ」になった日

──土佐兄弟といえばの「あるあるネタ」が生まれた瞬間は、どんな場面だったのでしょうか。
ゆうき)楽屋でなんとなく卓也と雑談しているときに生まれました。「高校生のときにこんな奴いたよな」って話してて、「文化祭でやけに張り切るヤツ」みたいな。もうマジの雑談です。
そしたら卓也も「おお、いるわ、いたわ」って良い反応して。あれ、これ結構いいぞ、みたいな。

卓也)「それってさ、ほかにも出せる?」って聞いたら「多分いける」って言うし、実際めっちゃ出てくるんですよ。
懐かしいし面白いし、ゆうきが思い出せる限り無限にネタを作れる。「これ、動画でいけるんじゃないか」ってピンときたんですよね。
ゆうき)で、土佐兄弟のビジネス戦略大臣が出てくるんですよ。「これさ、365日上げてみるか」「お前、いけるか」って。それでいきなり毎日投稿ですからね。
卓也)我がことながら、うるせえな、そいつ(笑)。でも、最初はバズらなかったとしても、毎日上げてりゃいつか当たるだろって思ったんですね。
高校何年通ってた?

──それで実際に365日上げ続けていくというのがすごいです。
卓也)そこがゆうきの異常性っていうかね、すごいところなんですよ。
確かInstagramにはいま1,500本くらいあるあるネタが上がっているわけですからね。お前何年高校通ってたんだよって(笑)。
ゆうき)大学付属の高校で、大学受験というものがない環境だったせいかみんな伸び伸びしていて、キャラが立っている奴も多かったんですよね。
だから3年間めっちゃ楽しくて濃密で、インスパイア先がたくさんあったというのも影響してます。
本当の経験じゃないと作れない

──あるあるネタ自体は普段、どのように考えているのでしょうか。
ゆうき)もともとは小栗旬さんのものまねなどをやっていましたが、あるあるネタなんてやったこともなくて、作り方もわからないから、作り出すプロセスはもう「思い出す」ってのがメインですね。
卓也)「あんなことあったよな」ってのをお互いに掘り起こして、ゆうきが演じてみて。だからなのか、やっぱり自分たちが本当に経験していることじゃないとダメなんですね。
「高校生あるある」のときも、いまの高校生に聞いたあるあるをやってみようとしたこともあったんですが、なんか気持ちが乗らなかったというか。
ゆうき)ルール違反みたいな気持ちがあったんですね。自分で考えてないから「あるある」にならなかった、というか。
まあ僕らのあるあるは結構パクられていますけど。

卓也)言うなって。
「いじわるな面接官の私服はダサがち」
──普段の生活にも「あるある視点」が入ってきてしまう、ということもあったり?
ゆうき)あー、あるかもですね。「こういう文句言う人ってこういう格好してんな」とか、いつの間にその視点で見ちゃっているというか。
卓也)意外と共通してんだよな、人って。
──ネガティブな感情を抱く場面で出てくることが多いのでしょうか?
ゆうき)確かに。たとえば「いやなバイトの先輩は靴紐の結び方が独特がち」とか。
馬鹿にしているわけではなくて、ふふっと笑えるものを見出して、それで留飲を下げるというのはやっていたかもしれません。自分なりの防御策というか。
しかも、そうするとなぜか許せるようになるんです。

卓也)「あるある」に落とし込むことで客観的になるのかもね。「今まさに嫌なことをされている」という状況をある種「ネタ化」するというか。
たとえばだけど、就活で嫌な場面に出くわしたときに「こういうヤツは○○がち」とか、“あるある”のフレームに落とし込んで客観視してみるとストレスを回避できるかも。
ゆうき)「いじわるな面接官の私服はダサがち」とかね。
「経験者」か「圧倒的な人」に相談すべし
ゆうき)でもやっぱり、本当につらいときは誰かに相談すべきだと思いますよ。僕らも迷ったときとかはよく相談しますし。
卓也)学生のときの相談相手は友達ってことが多いでしょうけど、就活のときばかりは同世代であることがむしろネックになる。
だから相談先としては、就活経験者である一つ年上の先輩とかがベストなんじゃないかな。
ゆうき)就活の記憶も新鮮だしね。

卓也)あとは「圧倒的な人」に聞くのも良いと思います。自分より年齢も立場もずっと上の人。大学なら教授とかになってくるのかな。
そういった人に就活の苦労話とかを聞かせてもらうと、「あ、こんな人も苦労してたんだ」って安心できるというかね。
ゆうき)俺らで言うところのロッチさんとかだね。相談したときに「あー俺もそうやったわ」とか言ってもらえると、なんか救われた気持ちになるというか。
「君は一人じゃない」
卓也)就活で悩んでいる人って本当にたくさんいると思うんですよ。それくらい悩ましいものだからこそ、とにかく一人で抱えるべきではない。

ゆうき)この前投稿した『ミスチルに力貰うヤツ』っていう就活あるある動画もそうだったんですが、「私だけじゃなかったんだ」「わかる」というコメントがめっちゃ来てて。
それを見て、「あ、みんな同じなんだ」と痛感しましたね。みんなつらい思いをして、歯を食いしばって頑張っている。
つまり、同じ悩みを抱えている人はたくさんいるし、その点でも孤独を感じず、抱え込まずにいてほしいです。
卓也)そしてたまには僕たちの動画を見て笑って、少しでも心が軽くなってくれたら嬉しいな、とも思っています。
就活は一発逆転のチャンス。主人公マインドでファイト!
──それでは最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。
卓也)就活は、サボれば今まで積み上げたものが崩れるし、本気でやれば一発逆転もできる。今までやったことないくらい、人生最大級の「自分と向き合う」時間にしてみてください。
ゆうき)僕にとって、朝起きてネクタイを締めて働く大人は全員かっこいい人なんです。だからこそ、どの会社に入っても絶対かっこいい大人になっているはず。
そんな未来に向かう自分のことを誇らしく思ってほしいし、自分こそが主人公だと思って、頑張ってください!

取材・執筆・撮影:小林駿平
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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