Q

就活、全然受からなくてつらいです。助けてほしいです。

就活を進めていて、全然受からないのでアドバイスをいただきたいです。

もともと就活は得意なタイプじゃないんだろうな、と思っていたので、早めに行動してきました。大学2年生のときに合同説明会に参加したり、先輩から就活の話を聞いたり、大学3年生のときには何社かインターンシップに応募したりしました。就活で受けが良いと聞いた塾講師のアルバイトもしました。

でも、いざ就活が始まると全然受からないんです。何度も説明会やインターンに参加した企業があったのですが、一次面接で落とされました。3月から、念のためと思って30社くらいにはエントリーしましたが、全然受かりません。

就活がこんなにも受からないなんて、正直思いもしなかったです。勉強は好きなのでコツコツと学業に取り組んできたのですが、あまり成績を見てくれる企業はないみたいです。反対に、あまり授業も受けていなかったようなクラスメイトが有名企業に内定をもらっていたりして、すごくつらいです。相手はあまり気にしていなさそうですが、私としてはもう話すだけでつらいですし、話している間涙が流れそうなのをこらえるので精一杯です。

就活を続けていてずっと受からず思ったのは、私はダメな人間なんだということです。昔は優秀と言われることもあったけど、言われたことしかできない、何も取り柄のない、どこにも必要のない、生きている価値のない人間だと本気で思っています。もうどうしたら良いのでしょうか。

3人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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ベストアンサー

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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本来の自分を出すことができれば内定は狙えます

文面からの印象でお答えします。

「就活は得意なタイプじゃないんだろうな」というお言葉から、おそらくプレゼンテーションや交渉、PRが苦手な方とお見受けしました。

次に就活に有利と言われる活動をしてきた、というのは本人の意思や目的とは関係なく、一般的に有効と言われる手段を学んできたということですね。「受けが良い」からやってきたことは、あなたの本心や価値観がその体験には反映されていないと思われます。それを面接で話しても、おそらく面接官はあなたが自分自身のことを率直に話したとは感じないでしょう。そこにあなた自身がいないのですから、全然受からないのも理解できます。

では、どうすれば良いか。

この文面を見る限り、今辛い思いをしているのはあなた自身ですね。本当の自分が出ていると思います。文章を見る限り日本語力はありますし、有能な印象も受けます。あなたが本来の自分を出すことで、充分内定は狙えます。私ならここでの相談のエピソードを使いますが、もう少し違う話があるのでここではそれは控えます。

もしかしたら質問者さんは話すのが苦手と感じているかもしれません。しかし、コツコツと勉強を取り組めるスキルがしゃべりの上手さより価値がないと思いますか?

少し自分を過小評価し過ぎですよ。よほど高望みしない限り、世間一般的に見ても、この文章を書ける人は能力があると思います。少し中小企業や地方企業でも受けてみませんか? 大歓迎してくれるでしょう。統計などを見ていただければわかりますが、新卒で困っているのは中小企業であり、大手企業ではありません。中小企業での採用不足のデータは全体の数字を常に上回っているからです。

「価値がない」などとんでもない。視野をちょっと広げるだけで中小や地方企業にも良い会社はたくさんあります。投げやりにならないでくださいね。

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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まずは自己分析をおこなって自分を客観的に理解しよう

つらいですね。読んでいて共感し、涙が溢れそうです。早めに説明会や先輩の話を聞きにいったり、インターンやアルバイトも経験し、学業もコツコツ頑張ってきて、成績も優秀。30社もエントリーするほど頑張ってきたのですね。それなのにどこにも受からない。「どこにも必要のない、生きている価値のない人間だと本気で思っています」というお気持ちになりますよね。

でも「どうしたら良いでしょうか」と相談しにきてくれたということは「どうにかしたい」というお気持ちがあるということですよね。あなたのお話を詳細には聞いていないので、一般的なアドバイスになってしまうかもしれませんが、いくつか思ったことをお伝えします。

まず、あなたという人は唯一無二です。なぜなら、あなたが経験してきたことはあなただけにあるものだからです。その経験によって、あなたの価値観や適性・能力などが培われてきています。それがあなたの特徴、いわゆる強みでもあり弱みでもあるわけですね。

したがって、あなたはダメな人間でも、取り柄のない人間でも、必要のない人間でも、生きている価値のない人間でもありません。あなた自身がまず自分のことを客観的に理解する必要があるように感じます。

いわゆる自己分析ですね。記載がないのでわからないですが、まずは自分を振り返ってみる必要があるように思います。なお、自己分析を一人でやるのはとても難しいので、キャリアセンターやハローワークでキャリアコンサルタント等の専門家と一緒にやってみることをおすすめします。

もう一つ気になったことですが、「優秀と言われることもあったけど、言われたことしかできない」と自己評価されている点です。勉強や就活対策はコツコツと取り組み、一生懸命やれてきたわけですよね。でもそれらは言われたことのみやってきたのでしょうか。自分で考えたり、工夫したりして取り組んだことは一つもないでしょうか。きっと小さなことでも、あなたはあなたらしい考えや工夫をしながら、コツコツと頑張ってこられたのではないでしょうか。

仕事をするということは、困っている人をあなたの価値(あなたらしさ)で解決するということですよね。だからその対価としてお金がもらえるわけです。就活ではその「あなたらしさ」をさらに育てながら、企業にそれを伝えていく必要があるわけです。なので、前述の自己分析を進めつつ、あなたらしさをしっかり育てていけるといいですね。

学生時代は、先生が正解を教えてくれます。しかし、社会に出ると正解はありません。自分で自分らしい正解を創りつづけていく必要があります。もしかしたら、あなたは就活に正解を求めて走り続けているのかもしれません。自分というリソースを活かし、育て、自分らしい正解を自分で創る。そのような覚悟と意思を持っていれば、あなたに興味をもってくれる企業が現れると信じます。自分を諦めないで頑張ってください。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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「相手が求めていることを届けられているか」を一度見直してみよう

まず、就職活動を通してずっと行動し続けたことは素晴らしいことです。自分の特性を考えて早めに動き出したり、インターンシップにも参加し、エントリーもしています。この行動力があることがまずは質問者さんの良さだと捉えてください。

質問内容を見させていただく限りでは、きっとエントリーシートもかなり練って作成しているのではと推測します。そのうえで、内定が獲得できないということは、やはり何かしらの原因があるのでしょう。

その一つとして、見直してみるポイントは「相手が求めているものをきちんと届けられているのか」ということです。ここで大事なのは「自分が言いたいことを言えているのか」ではなく「相手が求めているものを届けられているのか」ということ。

特に企業は就活生の「能力」はもちろんですが、どんな「人柄」なのかを知りたいと考えています。就活生のよくある悩みとして、「自分はこれだけのことをやってきた、こういう経験もこういう資格もあるのになぜか内定をもらえない」ということがあります。これは自分の「能力」を伝えようということに偏ってしまい、企業=相手がほしい「人柄」を伝えることが疎かになっているケースです。

質問者さんの「課題をとらえて早めに行動する」とか「コツコツ継続する」という「人柄」を、言葉できちんと伝えられているかに視点をおいて見直してみるのはいかがでしょう。その際、面接練習は実際に「声」に出してやってみることをおすすめします。本番では声を出して話すのに、声を出す練習をしないことがよくあります。

話すことが苦手な場合は、必ず声を出して話す練習をすることが大切です。私も人前で話す仕事をしていますが、本番前の練習では今でも1人で声を出して練習しています。スポーツと同じですね。質問者さんのいいところがきちんと相手に伝わり、希望の内定がもらえるよう、頑張ってください!


以下の記事で、「就活がうまくいかない……」という状況を打破できるコツや対策を紹介しています。ぜひ一度確認してみてくださいね。


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