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長所は責任感、短所は心配性の組み合わせ、どう伝えれば良いですか?

自己分析をした結果、長所は「責任感」、短所は「心配性」だと考えていて、面接で長所短所を聞かれたときに答えようと思うのですが、この組み合わせは問題ないのでしょうか? また問題なければ、どう伝えれば好印象を残せますか?

任されたことに対しては、最後までしっかりとやり遂げようという強い気持ちがあるからこそ、事前にさまざまなリスクを想定してしまい、なかなかスムーズに事を進められない点があるのだと自覚していて、それを面接でも言おうと思っています。

「心配性だからこそ、責任感が強い」という点を面接官にわかりやすく、魅力的に伝えるためのポイントを教えてください。

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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責任感が強いからこそ心配になると伝えるのが好印象のコツ

面接官をしていて、「長所:責任感、短所:心配性」という言葉をよく耳にした記憶があります。私の場合、その2つの組み合わせを聞いたとしても、それ自体に違和感を感じることはありませんでした。その長所と短所を聞いただけでは、特別印象が良くなることも、悪くなることもないというのが私の見解です。

真に大切なのは、その長所短所を述べるうえで、他者との差別化をすることだと感じています。

なぜ責任感があると考えるのか、なぜ心配性だと思うのか、それぞれの理由と裏付けを伝えることが必要です。その際、自分なりのエピソードを具体的に話せるとより効果的ですね。面接官に実際のシーンを想像してもらえれば、何事も責任を持って業務を遂行してくれそうという好印象につながるでしょう。

責任感を発揮したエピソードで社会人としての素質をアピールしよう

上記のように、面接官に自分の責任感の強さを感じてもらうには、伝え方にもコツが必要です。心配しがちという印象を残さないように「心配性だから、責任感が強い」のではなく「責任感が強いからこそ、心配になる」と表現しましょう。

心配性=責任感が強い人ばかりとは言い切れないため、前後を入れ替え、責任感を強調する方が期待値が上がある可能性が高いです。

そのうえで、責任感を持って物事に取り組める理由を伝えてみてください。たとえば「リスク管理に余念がない性格であるため、心配性な側面があると考えます」などと伝えられると、管理部門などのバックオフィスの職種に求められる要素を持っていると我々採用サイド側も感じやすいです。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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責任感の強さや心配性な側面が表れたエピソードで個性を示そう

責任感と心配性の組み合わせで伝えると、長所と短所がわかりやすくて良いですね。私は普段、具体的なエピソードを考えるのが苦手な就活生には、2つの切り口で経験を振り返るようにアドバイスをしています。

「責任感の強さから周囲の役に立てた経験」や「心配性ゆえに失敗をした経験」など、伝えたい特性が現れたエピソードを伝えると、より具体的で魅力的になります。

また、「感謝している人」や「迷惑をかけて謝りたい人」という視点でエピソードを思い出してみましょう。そうすることで、他者との関係性のなかから、責任感の高さや心配性な側面があるという個性をより伝えられます。

特に印象に残るのは、自分のなかでも思い入れがあるような具体的なエピソードです。自分自身が話していて心が動く内容は、聞き手の心にもきっと響くと思います。

長所と短所は表裏一体であるからこそ柔軟にエピソードを探そう

アルバイトのレジ締め作業のエピソードをアピールしようとしていた学生には、長所と短所を逆の視点からとらえることでも個性をアピールできるとアドバイスをし たことがあります。

短所へのコンプレックスがありすぎる人、逆に長所を過剰にとらえすぎてしまっている人は、下記のやり方でエピソードを出してみてください。

「心配性だからこそ細かくチェックしたことで、トラブルを未然に防ぎ周囲の役に立てた経験」や、「責任感が強すぎるあまり一人で抱え込んでしまい、かえって 迷惑をかけてしまったこと」などはないでしょうか?

そうした経験から得た反省や教訓、またはそれを踏まえて改善した行動習慣などを加えると、さらに深みのあ る個性が伝えられるのです。

皆さんのなかには心配性を短所ととらえてしまう人もいるかもしれませんが、心配性な特徴は長所として見せることも可能です。以下の記事では心配性を長所としてアピールする場合のコツを就活のプロが解説しているので、参考にしてみてくださいね。

自分の責任感の強さを自己PRでもアピールしたい人は、以下の記事もおすすめです。就活の場面で企業に響く責任感の伝え方をキャリアコンサルタントが例文付きで解説しています。

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