リーダーシップを発揮した経験が伝わる回答例12選! 作り方も伝授

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  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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就活において、「リーダーシップを発揮した経験を教えてください」は企業からよく聞かれる質問の一つです。しかし実際の選考に際して「リーダー経験はあるけれど効果的なアピール方法がわからない」「リーダー経験を企業への再現性を持って伝えるコツは?」など、アピールに関する悩みを持っている学生もいるでしょう。

リーダーシップを発揮した経験は、「魅力的なアピールに成功するケース」と「他の学生と被ってしまうケース」に明確な差が出るのも特徴の一つ。一方で、ほんの少しのコツを押さえるだけで、面接官への印象が格段にアップします。

この記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、遠藤さん、谷所さんのアドバイスを交えつつ解説します。リーダーシップを発揮した経験を選考で伝えたい人はぜひ実践してみてくださいね。

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「リーダーシップを発揮した経験を教えてください」は人物像を見極める重要な質問

企業はリーダーシップを発揮した経験を聞くことで、履歴書だけではわからない学生の内面的な要素を知りたいと考えています。 リーダーシップを発揮した経験というテーマでも、シチュエーションやリーダーシップの種類によって、読み取れる学生の人物像は異なるでしょう。

せっかく選考を突破して入社したとしても、社風に合わない場合、早期退職につながる可能性もあります。企業は学生の人物像をつかむための質問の一つとして、リーダーシップを発揮した経験を聞くのです。

この記事では、リーダーシップの6つの種類を紐解きながら、リーダーシップを発揮した経験で自分の魅力を伝えるための3つのステップを解説しています。すぐに使える例文12選も紹介しているので、リーダーシップを発揮した経験で他の学生と差別化を図りたい学生はぜひチェックしてください。

鈴木 洵市

プロフィール

リーダーシップを持った学生とは、企業の視点で考えると、仕事を進めるうえで人をまとめる能力はもちろんのこと、PDCAを回しながら目標を達成できる人材が求められています。

リーダーシップを発揮した経験がなかなか見つからない学生は、まずは自己分析から始めてみましょう。次の記事では今すぐできる自己分析の方法を解説しています。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

リーダーシップを自己PRでアピールしたい人は、こちらの記事を参考にしましょう。経験別に例文も紹介しています。
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法

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面接官が「リーダーシップを発揮した経験」から見ている4つのポイント

リーダーシップを発揮した経験で企業が見ているポイント

面接官がリーダーシップを発揮した経験から学生の人物像を捉えようとしていると述べましたが、面接官は具体的に4つのポイントに重点を置いて学生を見ています。

ここからは、面接官が「リーダーシップを発揮した経験」から見ている4つのポイントについて解説します。自分のリーダーシップを発揮した経験に結びつきそうな力はどれかを考えながら、読んでみてくださいね。

①統率力

企業は、リーダーシップを発揮した経験からチームを統率する力をみています

複数の人間が一つのチームとして仕事をするうえでは、失敗したりトラブルが発生したりすることが付きものです。こうした状況になったときに、ネガティブになったり投げ出したりすることなく、チームをまとめながら前向きに取り組めることもリーダーシップのひとつです。

②コミュニケーション能力

リーダーシップを発揮した経験から、学生のコミュニケーション能力の高さを見ている企業もあります。

仕事の多くは、さまざまな関係者と情報交換や意思疎通を図って協力し合あったり、相手に働きかけアクションを促したりしながら進める必要があるでしょう。コミュニケーション能力が高いと、このプロセスがスムーズかつ効果的に進むため、成果を上げやすくなります。

企業によっては、人間関係を円滑にすることで組織のパフォーマンスを底上げする力を、リーダーシップ経験から読み取ろうとしているのです

③問題解決力

リーダーシップを発揮した経験から、問題解決能力を見ている企業もあるでしょう。

仕事をする際は、与えられた業務をこなすことだけではなく、自ら課題を見つけ改善していく姿勢が求められます

何が問題で何を改善すべきか、そのためにはチームの誰を巻き込むのが正解なのかを考え、現実的なアクションを実行できる人はリーダーシップがあるといえるでしょう。

問題解決能力は企業が重要視する力の一つ。こちらの記事を参考に、アピール方法を押さえておきましょう。
自己PR例文付き|問題解決能力を鍛えるコツと就活でのアピール方法

④学生の人柄

リーダーシップを発揮した経験から、応募者のこれまでの経験や考え方について深く知りたいと考えている企業もあります。

どのような場面でリーダーシップを発揮したのか、なぜそう思ったのか、その時にどのような行動をしたのか、その結果どうなったのかなどのエピソードは学生によってそれぞれ異なります。

リーダーシップを発揮した経験を聞きながら、企業に合っている人材であるかどうかをチェックしたいという企業は多いです

アドバイザーコメント

仕事はチームプレーだからこそリーダーシップが見られている

企業が「リーダーシップを発揮した経験」を聞きたい理由は、仕事は一人ではなくチームでおこなうものだからです。

チームの大きさは場合によって異なりますが、自分以外の誰かと気持ちを合わせ、一つの目標に向かって試行錯誤していくことは、仕事では日常茶飯事です。まずはこのことをきちんと理解しているかどうかを確認しています。

「チームで物事を達成した経験」も似たような意図による質問ですが、リーダーシップの方では、より明確に「メンバーをまとめようとする意識」に注目しています。リーダーシップ経験を言語化できる人には、いずれリーダーを任せられる人だと判断する材料になります。

社風に合ったリーダーシップかどうかがカギ

チームのまとめ方は十人十色。ビジョンを明確にしてメンバーを引っ張るタイプ、いざという時頼りになるタイプ、明るい雰囲気を作ってみんなを動きやすくするタイプ、縁の下でチームを支えるタイプなど、一人ひとり異なります。

エントリーシートや面接からうかがえるそれぞれのリーダーシップには正解も不正解もなく、各企業の社風などに合っているかを面接官は見ています。

就活では自分の長所を正しく把握することも大切です。下の記事では長所50選を解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
長所一覧表50選|見つけ方から効果的なアピール方法まで徹底解説

まずはリーダーシップの6つの種類を押さえよう

リーダーシップを発揮した経験

前に立って全員を統率する力のみを指すと思われがちなリーダーシップですが、実はリーダーシップには、6つのスタイルがあります。6つの型をあらかじめ知っておけば、リーダーシップを発揮した経験を聞かれたときの回答の幅が広がるでしょう。

まずは、6種類のリーダーシップとはどのようなものかを押さえましょう。

①ビジョン型

ビジョン型リーダーシップとは、事業のビジョンや目標を明確にし、メンバーとともに成長しながら成功に導くリーダーシップです

ビジョン型リーダーシップは、ビジョンや目標はリーダーが示しますが、目標達成の方法やプロセスはメンバーに委ねることが多く、リーダーは補佐役に徹します。

6つの種類のなかでもっとも理想的なリーダーシップのスタイルといえますが、知見や実力を有するメンバーにとっては、示されたビジョンが非現実的に見えたり、大げさに感じられたりすることもあります。

谷所 健一郎

プロフィール

ビジョンや目標を明確にしてメンバーと共に成功に導くのが、ビジョン型のリーダーシップです。たとえば、監督が優勝するといった目標を掲げたうえで、メンバーのモチベーションやスキルを高めて目標達成に導いていきます。

②コーチ型

コーチ型リーダーシップとは、社員個人の希望や目標を、組織が掲げるビジョンや目標に結びつけるリーダーシップのスタイルです

メンバー個人のパーソナリティを把握し目標達成をサポートすることで、高いモチベーションを維持する効果を期待できます。

また、メンバーそれぞれとコミュニケーションを密に取るため、より良い信頼関係を築くことが可能です。

鈴木 洵市

プロフィール

コーチ型のリーダーシップをたとえると、サッカー日本代表の森保監督のような人物です。選手各個人はプロとして活躍している中、自ら選手に寄り添いチームの目標達成を目指す人物を言います。

③関係重視型

関係重視型リーダーシップとは、部下や後輩社員との関係性を良好に保ち、働きやすい組織をつくるために有効なリーダーシップのスタイルです。部下との意思疎通を改善することに特化したスタイルといえるでしょう。

良好な人間関係を維持することが最重要項目になり、メンバーが居心地のいい環境づくりを重視する傾向があります。成果そのものよりも、メンバーの感情を重んじたリーダーシップが関係重視型の特徴です

遠藤 美穂子

プロフィール

チームの空気や人間関係を大切にするリーダータイプです。たとえばサークルや部活動で、上下関係が厳しい空気を和らげるべく、部員一人ひとりの話をよく聞き、学年関係なく意見を言いやすい空気作りを意識している部長といったイメージです。

④民主型

民主型リーダーシップとは、メンバー個人の意見や提案を受け入れ、組織の方向性や活動に反映させるリーダーシップです

リーダーだけでは意思決定が難しいときに、メンバーからのアイデアや意見を積極的に取り入れていくスタイルとも言えます。

最終的な決定よりも、意見をあげることができる環境によって、組織運営に意欲的に参加することができるプロセスが重視されます。

谷所 健一郎

プロフィール

民主型リーダーシップは、メンバー個人の意見や提案を積極的に取り入れていくやり方で、メンバーの参加意識を促して成果につなげていくことができます。

メンバーの考えが反映されるため、意欲的に参加することができ、モチベーションが高まります。

⑤ペースセッター型

ペースセッター型リーダーシップとは、リーダーが模範となり具体的な手本となることで、メンバーの行動に影響を与えパフォーマンスの向上を促すリーダーシップです。

実務の手本を見せる以上、リーダーには高いスキルが求められますが、リーダーシップの成果がもっとも見えやすいという特徴があります。リーダーが組織のペースメーカーの役割を果たすと考えると良いでしょう。

鈴木 洵市

プロフィール

ペースセッター型のリーダーシップを例えると、マラソン選手のようなものです。優秀なリーダーの背中を追って社員各々が成長をしていきながら、高い目標を達成するために進んでいくことができます。

⑥強制型

強制型リーダーシップとは、リーダーの権力や圧力といった強い強制力を行使して、組織を目標達成に導く方法です。すべての決定権をリーダーが握っていて、命令に対する理由や根拠を説明しないことも特徴といえます。

短期的な成果を出すことに長けたスタイルですが、強制型リーダーシップを多用しすぎると、メンバーの自尊心・モチベーション低下や帰属意識の低下などを招く可能性があります。最悪の場合、チームそのものの衰退や崩壊も考えられるのです。

ビジネスではチームワークが重んじられるケースが多いため、強制型のリーダーシップが合わない場面もあります。リーダーシップを効果的にアピールしたいのであれば、強制型のリーダーシップのアピールは避けたほうが良いでしょう。

遠藤 美穂子

プロフィール

強制という言葉は、強い力で人を従わせるイメージです。ただ、「長」として権力を振りかざすのではなく、チームができたばかりのときや、気持ちの固まっていないメンバーを強い気持ちで導き、やる気を出させるようなフェーズで力を発揮するタイプであれば良い印象になります。

「リーダーシップを発揮した経験」で自分の魅力を伝える3ステップ

「リーダーシップを発揮した経験」で自分の魅力を伝える3ステップ

  1. 自分にとってのリーダーシップの定義を考える
  2. リーダーシップを発揮した経験をまとめる
  3. 入社後のビジョンに結びつける

リーダーシップは業界・企業を問わずに求められる能力のひとつですが、面接の回答で高評価を獲得するには、アピールの方法を考えなければなりません。

上手に伝えるためには、ステップごとに要点を踏まえたアピールをすることが大切です。似たようなリーダー経験のエピソードでも、ポイントを押さえているかどうかで評価は違ってくるため、上手に伝えるには何を意識すべきか知っておきましょう。

①自分にとってのリーダーシップの定義を考える

リーダーシップ経験のエピソードにアルバイトやサークルを選ぶ学生は多く、ただ伝えるだけでは他の学生との差別化は難しいでしょう。

そのため、自分はどんなリーダーシップ経験をアピールして、企業に自分をどう見せたいのか、まずはアピールの着地点を決めましょう

まずは、自分の中でリーダーシップの定義を言葉にしてみて、その定義に合うエピソードを選ぶことが大切です。

遠藤 美穂子

プロフィール

組織の数だけリーダーがいて、そのあり方はさまざまで正解はありません。チームの目標や状況をふまえて的確な行動がとれていれば、リーダーシップを発揮できたことになります。

まずは自分がどういうリーダーシップが必要と考えたかという説明が大切です。

言い換え表現やキャッチフレーズもおすすめ

今回は「リーダーシップを発揮した経験」というテーマでの質問になるので、言い換え表現やキャッチフレーズを必ずしも取り入れなければならないわけではありません。

しかし、回答時間が限られている場合やインパクトを残したい場合には、言い換え表現やキャッチフレーズも積極的に使用していきましょう

冒頭でシンプルに経験を伝えたあとに、補足的にキャッチフレーズや言い換え表現を使うことを意識すると良いでしょう。

キャッチフレーズの例

  • チームの総和を上げ、1+1を2以上にできるリーダーです。
  • リーダーとして痛みをともなう意思決定ができる人間です。
  • 決して目立たないリーダーを全うできます。

言い換え表現の例

  • 指導力
  • 統率力
  • 主体性
  • 積極性

キャッチフレーズの考え方は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
キャッチフレーズとは? 就活を制するインパクト抜群の武器の作り方

②リーダーシップを発揮した経験をまとめる

リーダーシップを発揮した経験をアピールする際は、具体的なエピソードを提示しましょう。

単に発揮したことがあると述べるだけでは、アピールに信ぴょう性がありません。どのようなことに取り組み、そこで何を成し遂げたのか、その時どのような苦労があったのかを細かく伝えることが大切です

具体的には以下の内容をまとめておきましょう。

リーダーシップを発揮した経験でまとめるべき内容

  • 動機やモチベーション
  • 具体的な行動や解決策
  • メンバーとのかかわり方

動機やモチベーション

どのようなことをするにしても、リーダーシップを発揮したきっかけが必ずあるはずです。そして、行動のきっかけには、応募者の人柄や考え方が背景にあります。

繰り返しにはなりますが、リーダーシップを発揮した経験を企業が知りたい理由に、経験から応募者の人柄を知り、自社に合う人材か判断したいという考えがあります。そのため、なぜその取り組みをおこなうに至ったのか、しっかり盛り込むことが大切です。

具体的な行動や解決策

リーダーシップを発揮した経験で最も重視されるのは、「具体的な行動」であり応募者の努力の過程が見える部分です。同じ課題であっても、解決方法は人によって異なりますよね。

企業はリーダーシップを発揮した経験から、応募者がどのような人生を歩んできていて、どのようなリーダーシップを大切にしている人物なのかを見定めようとしています

そのため、自分なりにどのように考えて行動したか記載するとともに、面接では問題解決のためになぜそのように行動したのか説明できるよう準備しておきましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

具体的な行動や解決策のプロセスを伝えたうえで、達成した実績を数字などで示すことは有効なアピールです。

数字で表せない場合でも、達成した成果や、メンバーや他者からの評価を伝えることで、信憑性のあるリーダーシップ経験になります。

メンバーとのかかわり方

具体的な行動を話すときに、チームにはどのような目標や課題があって、それをメンバーとどう乗り越えたのかをまとめましょう。その中で、自分がリーダーとして果たした役割を伝えることが大切です。

自分のリーダーシップによって、メンバーやチーム全体にどのような影響があったのかまで伝えられると良いでしょう。

エピソードの選び方は下記の記事も参考になります。面接の自己PRの作り方からヒントを得ましょう。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!

③入社後のビジョンに結びつける

企業は学生が入社後貢献してくれる人材が欲しいという想いがあります。そのためシチュエーションは違えど、リーダーシップを発揮した経験を入社後にも活かせることを企業にイメージさせることが大切です。

リーダーシップを発揮した経験を入社後のビジョンに結びつけることで、自分が企業で活躍できる人材であることをアピールしましょう

どのような仕事に活かせるか

リーダーシップ経験を、入社後にどう活かせるのかを簡潔に末尾で伝えましょう。

リーダーシップ経験が聞かれる企業では、求める人物像がリーダーシップを持った学生であることも多いです。チームに貢献した経験と業務での再現性は、なるべく具体的に伝えてください。

事前準備として、企業研究を通じてリーダーとして強みを発揮できる事業や部署、業務を把握しておくと、魅力的なアピールにつながりますよ

鈴木 洵市

プロフィール

リーダーの気質を活かせる業務としては、課長やプロジェクトリーダーのような人をまとめながら業務を進めていくポジションがあります。特にモノを作り上げる仕事に向いています。

どのようなリーダーになりたいか

今後どのようなリーダーになっていきたいのかを盛り込むと、よりリーダーシップへの高い意識がうかがえる回答になります。もちろん、今の自分の持っているリーダーシップを磨いていくのも良いですね。前述の6タイプを参考に、自分の目指すリーダー像をまとめておきましょう。

どんなリーダーを目指すべきか、正解がわかりません……。

遠藤 美穂子

プロフィール

自分の強みやキャラクターに合ったリーダー像を考えてみよう

リーダー像に正解はありません。組織の置かれた状況やメンバーの様子によって、そのあり方は変化します。とはいえ、自分の強みやキャラクターに合った動き方をすれば、自然体で良い効果を生み出すことができます。

また、今まで出会ったリーダーの中で「この人の下ではやりやすかった」という経験があれば、なぜそうだったのかを振り返り、そこに近づくことを目標にしてみるのもいいですよ。

面接でどのような質問が聞かれるのかをあらかじめチェックしておくことも大切です。頻出質問150選を押さえておきましょう。
面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅

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タイプ別! 「リーダーシップを発揮した経験」の回答例10選

次に、タイプ別の「リーダーシップを発揮した経験」の回答例を紹介します。イメージするリーダー像に合わせてエピソードを伝えられると、志望度の高さや将来のビジョンなどがより面接官に伝わります。

①ビジョン型

①ビジョン型

私は、大学時代にバスケ部でキャプテンをしていました。私の学校は元々バスケの強豪校で県大会での優勝の常連でしたが、近年優勝から遠ざかっていました。

メンバーはただ決められた練習を繰り返すだけで満足しており、優勝するためにはチームのメンバー全員が優勝に対して高い意識を持つことが必要だと考えました。そのために、まずは県大会で3位以内に入るという具体的な目標を設定し、そこまで到達するための練習方法をチーム全員で考えました。アルバイトとの両立を図るメンバーもいたことから、朝練の練習量を今までの2倍に増やすことで、練習時間を確保しました。

その結果、メンバーにチームへの帰属意識が生まれ、10年ぶりの大会優勝を果たすことができました。目標を達成するリーダーシップを活かして、貴社の営業職でも貢献していきたいと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

具体的な目標を定め、メンバーの状況を配慮しつつチーム全員で練習方法を考えたということで、良いリーダーだったことがうかがえます。一点だけ、「帰属意識」という言葉が適切なのかもう一度見直してみてください。

②ビジョン型

②ビジョン型

私はアルバイトで、バイトリーダーとしてリーダーシップを発揮しました。アルバイト先のアパレルの店舗には、毎月の売上目標がありましたが、達成が難しい状況でした。原因を分析したところ、売り上げをあげられるスタッフとそうでないスタッフが二分化してしまっていることが挙げられました。

そこで私は、売上目標をチーム制にし、目指すべき数字を目に見える形にしました。そのうえで、チーム内でお互いの良いポイントを共有したり、改善点を話し合う時間を作ったりしました。

その結果、2カ月後には店舗の売上目標を達成することができました。それ以降は売上額を毎月更新しています。この経験を活かして、貴社での販売職でも売上達成に貢献したいです。

谷所 健一郎

プロフィール

バイトリーダーとして売上目標を達成するために、具体的におこなったことと成果が伝えられており、リーダーとしての高い能力が期待できます。チーム制について独断で決めたのでなければ、店長と相談をして決めたなどと伝えるといいでしょう。

③コーチ型

③コーチ型

私は長期インターン先の企業で、プロジェクトのリーダーを任された経験があります。

新商品の開発をチームでおこなう課題が出され、さまざまな意見が学生の間で飛び交いました。そんな中で、ニーズに対して捉え方や気にかけているポイントがメンバーごとに異なるため意見がうまくすり合わず難航し、徐々にメンバーのモチベーションも下がってきたことに気づきました。

そこで、一人ひとりのメンバーが大切にしたいこだわりを聞いたうえで、皆に共通する部分を洗い出し、目指す方向性をとりまとめました。チームの目線を合わせることでコミュニケーションが円滑におこなわれるようになり、その結果、進行スピードも上がりメンバーのモチベーションアップにつなげることができました。こうして新商品の提案のプレゼンを成功させ、私のチームは10チームの中で1位の成績を残しました。

この経験から、貴社の業務でもメンバーそれぞれとコミュニケーションを密に取り、より良い信頼関係を築くことが可能です。

鈴木 洵市

プロフィール

コーチ型のリーダシップの良い点である、メンバーの意見を聞いてまとめるという具体的な行動を示し、その結果得られたチーム戦1位という実績についても明確にされていて、良い内容に仕上がっていると思います。

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④コーチ型

④コーチ型

私は学生時代に塾講師として働き、生徒それぞれの個性にあった指導プランの作成に力を入れてきました。

この活動の起点となったのは、受け持ちの集団授業のクラスで、同じ指導を受けている生徒でも成績の差がある点に気がついたことです。画一的な指導しかできていない点が成績に差が生じる原因だと考えました。

そこで、通常の小テストに加えて、それぞれの適性や得意分野を判断するテストの実施を塾長に提案したところ、成績が伸び悩んでいた子どもを中心に全体的な平均点の底上げに成功したのです。点数の低かった子どもたちが、学びの楽しさに気がつき、モチベーションが上がったことでクラス全体の雰囲気も良くなりました。

この経験を生かして、貴社の業務の中でもメンバーの適性に寄り添った提案ができるリーダーシップを大切にしていきたいです。

遠藤 美穂子

プロフィール

集団塾でありながら、生徒一人ひとりに目配りのできるコーチであるということがよく伝わってきます。リーダーシップをアピールするのであれば、クラスとしての目標や、チームとして生徒全員の意識をまとめたことも伝えると良くなります。

⑤関係重視型

⑤関係重視型

私は大学3年間、マーチングバンドに所属しリーダーとして部をまとめ、全員で心を合わせて一つの音色をつくる経験をしました。

マーチングは金管楽器や木管楽器など数多くの楽器の演奏者から成り立っているだけでなく、フォーメーションやダンスパフォーマンスも大切になります。チームワークが重要なマーチングですが、人数が多い分意見のぶつかり合いも多く、部内で対立が生じたこともありました。そのようなときに部員全員から意見を聞き、個人の考えを尊重しつつ、全員が納得できるまで話し合いの場を設けるなどして部をまとめてきました。

リーダーがいなくても部員同士が信頼し合って演奏を完遂できるような組織づくりをおこなった結果、今では100名を超える部員が互いの意見を交わしながらも日々切磋琢磨して練習に励む環境が出来上がりました。大人数であっても、良い組織の根底にはリーダーを中心に築き上げたチーム内の信頼が基盤にあると思っています。

貴社の業務の中でも、互いにメンバーが信頼しあって最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境づくりに励んでいきたいと考えています。

谷所 健一郎

プロフィール

100名を超える部員の意見を聞き、話し合いをおこないながら、部をまとめてきたリーダーとしての力が評価できます。全員が納得できるための話し合いについて、具体的な手法があれば説明すると、よりインパクトを与えるでしょう。

⑥関係重視型

⑥関係重視型

私はイギリスのロンドンに約1年間語学留学をする中で、リーダーシップを発揮しました。

学校ではグループワークをする機会が多かったのですが、出身国が異なり、英語も皆完璧ではないクラスメイト達とグループワークをおこなうのは想像以上に大変で、最初は上手くいきませんでした。

文化の違いなのか、グループワークに対する姿勢がそれぞれ違っていたからです。しかし、私はその中でリーダーとなったことで、意見をあまり言えていない人には積極的に声を掛けて意見を引き出したり、話し合いに参加しない人にはグループメンバーと協力して、参加するよう説得しました。やらなければならないことをリストアップし、チームで何をすれば良いのかをわかるように図式化したことで、スムーズに課題を進められるようになりました。  

この経験を活かし、私はリーダーシップを発揮して異なる環境から集まったメンバーとも良好な関係を築き業務を全うすることができます。

鈴木 洵市

プロフィール

関係重視型のリーダーシップに必要である、万人に対する声掛けであったり、共通の目的を示すことで、リーダーシップが発揮されてきたことがわかりやすい内容でまとめられている印象です。

⑦民主型

⑦民主型

私は大学のサークルでサークル長を務めていました。

大学で所属していたフットサルサークルでは、年に2回合宿やイベントとしての旅行をするのですが、大学2年時からずっと旅行の幹事を務めてきました。

行き先の決め方は、候補を絞ったうえで、行きたい場所を多数決の投票で決めます。多くのメンバーが行きたいと思ったところをターゲットに、観光スポットのセレクトや時間配分などのスケジュール立て、宿泊先選び、交通手段の選定や予約をおこないました。

地方ではバスが1時間に1本ということもあるので、巡るルートや時間設定には特に気を遣いました。おかげで初めての場所でも、毎回30名近いメンバーが不満なく、楽しめる旅行を遂行することができました。

団体旅行のツアーを企画、提案販売する貴社において、学生時代に培った実効性のある計画力を活かせると考え、志望いたしました。

遠藤 美穂子

プロフィール

メンバーの気持ちを一つにまとめ、導くタイプのリーダーというよりは、メンバーのためにきめ細かく配慮でき、動くことのできる実務型のリーダーであるということが伝わってきました。あなたらしいリーダー像の定義を、自信をもって伝えてみてください。

⑧民主型

⑧民主型

私は、ゼミの課題発表でリーダーシップを発揮しました。

私の所属していた‌ゼミでは、3人のグループでの発表課題がありましたが、その中で私以外の2人が意見を譲らず相手の主張を否定するような言い合いになってしまったことが多々ありました。その時私は、自分の意見も持っていましたが、それをむやみに主張するのではなく、2人の意見のメリットとデメリットを整理したり融合させることを提案したりしました。

結果として3人という少人数のグループで責任感を持ちながら精一杯取り組み、期日までに課題を提出することができました。チームで最後まで話し合い、意見を融合させることができたからこそ、課題の内容も教授に高く評価していただけました。

貴社の販売職においてもいろいろな顧客がいらっしゃると思いますが、この強みを活かしそれぞれの顧客にとって最適な提案をできると考えています。

谷所 健一郎

プロフィール

メンバーの言い合いをまとめるために、具体的におこなったことと成果が伝えられており、調整力のあるリーダーシップがアピールできています。

強みを活かして顧客への最適な提案ができることについて、どのような強みなのか、ここでも伝えるといいでしょう。

⑨ペースセッター型

⑨ペースセッター型

私は留学で1年間インドネシアに滞在し、留学中のグループワークでリーダーシップを発揮しました。

念願の留学に初めはワクワクしていたものの、滞在中に現地の学生との待ち合わせ時間に対する認識が異なるという文化の壁に当たりました。インドネシアでは、自分の意思をきちんと言葉にしないと意思疎通が図りにくい文化が根づいています。そのため、チームのメンバーがなかなか集まらず、日本でいう「10分前行動」の文化との違いに初めは戸惑いました。

改善のために、集合時刻と目的を具体的に指定することを心掛けました。たとえば「13時に集合」ではなく「12時50分に集合し、準備をしたうえで13時から作業を始める」といったように細かく時刻と行動内容を伝えることで、解釈の齟齬がないようにしました。そのうえで自分の言葉に責任を持ち、まずは自分が行動で示すことで現地のメンバーの心を動かせると考えたためです。

この経験から、リーダーが模範となり具体的な手本となることで、メンバーの行動に影響を与えパフォーマンスの向上を促せることを学びました。貴社の業務でも他のメンバーの模範になるような行動を心掛けます。

鈴木 洵市

プロフィール

ペースセッター型のリーダーシップを発揮して得られた結果を、数値で伝えることができており良い内容です。また、ペースセッター型の特徴である率先して物事に取り組む姿勢が評価されるでしょう。

⑩ペースセッター型

⑩ペースセッター型

私は3年間続けている飲食店のアルバイト先で、バイトリーダーを担当しています。

あるとき伸び悩む売り上げを上げるため、店前でのチラシ配りを自ら提案しました。初めは他のメンバーに「見向きもされないだろう」と否定されましたが、まずは自ら率先してチラシ配りを実施することにしました。

メンバーのいう通り、最初は見向きもされなかったものの、さまざまな事例をネットで検索し「一対一の空間を作る」配り方に方法を変えました。具体的には歩いてくる人の国籍、性別、年齢、職業に合わせて呼びかけの言葉を変える、という方法です。  結果、1時間で30枚を配り、15人をお店に呼び込むことができました。今では集客の方法としてマニュアルにも記載され、お店の集客率も実施前から10%ほど上がりました。

この経験から、チームを変えたいのであればまずは自分が率先して新しい行動を起こすことが重要だと学びました。貴社の業務でも、自分が実績を出すことでチームの士気を上げられるような営業になりたいです。

遠藤 美穂子

プロフィール

目標達成のために、まずは自分が手本となって率先して動くタイプのリーダーであることが伝わってきました。マニュアルに記載されたということ以外に、他のメンバーにどう伝えていったのかということにも触れてあると、よりリーダーとしての動きが明確に見えます。

リーダーシップを発揮した経験で高評価を得るコツ

リーダーシップを発揮した経験で高評価を得るコツ

  • 大きな声で自信を持って話す
  • チームの成長や変化を明確に伝える

リーダーシップを発揮した経験で高評価を得るにはコツがあります。同じエピソードを話したとしても、話し方や態度でさらにプラスの評価を得られる可能性も。

リーダーシップを発揮した経験の回答で当日試してほしいひと工夫を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

大きな声で自信を持って話す

リーダーシップを発揮した経験を伝えるときに大切なのは、自信を持って話すことです。小さな声でボソボソと話すと、面接官が聞き取れないだけでなく「リーダーとしても自信がなさそう」といった印象につながってしまいます。

面接では意識的に明るく大きな声で話すようにしましょう。人は緊張すると声が震えたり小さくなったりしがちです。口角を上げ、笑顔をつくるよう意識することで、自然と声が出やすくなります。

谷所 健一郎

プロフィール

リーダー経験を話すとき、面接官の目を見ながら、目をしっかり開き目力を意識して回答すると、意欲的な表情になり強い意志をアピールできます。ただし目力を意識しすぎて睨みつけないように、時々視線を外すようにしましょう。

身振り手振りを使ったアピールも効果的です。下の記事も合わせて読んでおきましょう。
面接は身振り手振りを適切に使って制す! 好印象を残すコツを解説

チームの成長や変化を明確に伝える

自分がリーダーシップを発揮したことによる、チームの成長や変化を明確に伝えましょう。数字で表現できることがあれば具体的な数字を使い、相手がイメージし易いよう課題や結果をわかりやすく明示することが大切です

比べられるものがないのであれば、「〇年に比べて」「前の大会に比べて」「通常ならここまでだが」などと、過去やその業界の基準などを言ってみるのもひとつの手です。

アドバイザーコメント

「気づき」の経験を伝えて差別化しよう

リーダーシップを発揮した経験を伝えるにあたって、他の学生と差別化するためには、リーダーシップの必要性の「気づき」の経験について、ストーリーを通して伝えるという方法が挙げられます。

たとえば、一つ上の先輩のリーダーシップから学んだ出来事です。この出来事から自分がどのようなリーダーになれるかを考えるきっかけとして、気づきの中から得られた発見や自己分析を通して目標設定ができたこと、そして自己成長につなげられたという内容をアピール材料とすることができます。

経験を伝えないと実際の自分と企業からの評価にズレが生じる

リーダーシップのエピソードが経験からのものでない場合、面接が進む中で、あなたの評価にズレが生じます。あまりにも大きなズレが生じてしまうと、嘘をついているのではないかとも思われかねません。

「気づき」によって自己分析を実施し、目標を設定することができたということは、結果が伴わなくとも、自己成長ができるという印象付けができます。

要注意! リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時のNG行動

リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時のNG行動

  • 独りよがりな印象を与える回答をする
  • リーダーシップがないと思われる行動をとる
  • 「ありません」とだけ回答する

せっかくリーダーシップを発揮した経験への質問にうまく回答できても、実際の選考で矛盾する行動をとってしまってはアピールの内容も台なしですよね。ここでは、リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時のNG行動を解説します。

独りよがりな印象を与える回答をする

リーダーシップがあることは、伝え方を誤ると自分勝手で独りよがりな性格にとらえられてしまいます。最悪の場合、「協調性がなく周囲と違うことをリーダーシップだと勘違いしている」と思われてしまうかもしれません。

チームメンバーと協力して、フィードバックにも柔軟に対応できた経験・エピソードをアピールできると、このような誤解を避けることができます

遠藤 美穂子

プロフィール

チームのために良かれと思った行動であっても、「自分一人で考え、みんなに伝えました」で終わってしまうと、メンバーの反応がわからず独りよがりな印象となってしまいます。

チームメンバーからどんな意見が出たのか、それにどう対応したのかまで伝えられるといいですね。

リーダーシップがないと思われる行動をとる

リーダーシップを発揮した経験を話しているのにもかかわらず、リーダーシップがないと思われる行動をとってしまうことももったいないケースです。

特に集団面接は、リーダーシップ経験をアピールしたい学生にとって、注意が必要な場です。集団をまとめて面接官に自分をアピールしたい気持ちもあるかもしれませんが、無理に目立とうとすると逆効果です

他の学生の発言をしっかりと聞いたり、補佐としてのリーダー役に徹することが必要な場面もあることは覚えておきましょう。

リーダーシップがないと思われる行動の例

  • 他の学生の意見を遮って話す
  • グループの話し合いに参加しない
  • 他の学生の意見を聞いていない

アドバイザーコメント

リーダーシップを発揮した経験のアピールはNG行動に要注意

リーダーシップを発揮した経験を問われたときのNG行動と払拭するための対策について、考えてみましょう。

「ありません」はNG

リーダーシップ経験を問われたら、「ありません」と一言で終わらせてしまうのはNGです。目標やビジョンを掲げてメンバーを引っ張っていくことがリーダーシップだと思われがちですが、メンバーの意見をまとめることや、メンバーが目標を達成するためにサポートをすることもリーダーシップです。

「何でも自分が」はNG

何でも自分が率先しておこないリーダーシップを発揮したという回答は、独りよがりで周囲とうまくやれないイメージを与えてしまう可能性があります。周囲の人もリーダーがやるから大丈夫といった依存型になり、成果が期待できません。

自分のやり方を示して、メンバーが能力を発揮できる道筋を作ったというように、メンバーを巻き込みリーダシップを発揮した経験を伝えるべきでしょう。

漠然とした経験はNG

「サークルでリーダーシップを発揮していました」という漠然とした経験では、採用担当者は評価しない可能性が高いです。サークルでどのようにリーダーシップを発揮し、どういった結果になったのか、さらに今後仕事でどう活かせるかまで、具体的な経験を語る必要があります。

採用担当者は、リーダーシップ経験から目標達成能力、チームワーク、統率力を見極めていることを理解すれば、伝えるべきリーダーシップ経験が明確になりますよ。

「ありません」とだけ回答する

「リーダーシップを発揮した経験はありますか?」と聞かれたら、「特にありません」と一言で終わらせてしまうのはもったいないです。

リーダーシップを発揮した経験についてだけではありませんが、面接官は学生の受け答えから、自社への入社意欲や志望度、職務能力などを見極めています。

どんな質問にも共通することですが、意欲や能力をアピールできれば、ほかの応募者と差を付けるチャンスにもなり得ます。意欲がないと捉えられて、マイナスの評価を受けないためにも、小さな経験から視野を広げて、リーダーシップを発揮した出来事を探してみましょう。

今までリーダー経験がなく、面接で話せるエピソードがありません……。どうすればいいですか?

鈴木 洵市

プロフィール

経験の幅を広げて考えてみよう

現在考えているリーダーシップの経験の範囲を、幅広く捉え直してみると良いと思います。

現在考えている年齢の範囲が高校までであれば、中学・小学校まで。部活のキャプテンやアルバイトのリーダーであれば、新しいアルバイトが入ってきたところまで。

このように今まで経験した中で年下や経験がない人と携わった経験について考え直してみましょう。

「リーダーシップを発揮した経験」が浮かばない人のための回答例2選

ここまで6種類のリーダーシップを解説してきましたが、どうしても「リーダーシップを発揮した経験」が浮かばない人もいるでしょう。

最も良いのは些細なエピソードでもリーダーシップに絡めてアピールすることですが、まったく思い浮かばずに嘘をつくくらいであれば、他の切り口からアプローチする方が良いでしょう。

①サポートが得意であることをアピールする

リーダーとしての経験がなくても、サブリーダーやリーダーの補佐役としてリーダーシップを発揮した経験がある人もいるかもしれません。自分のリーダー経験に自信がない人でも、少し伝え方を工夫することで、十分魅力的なリーダーシップを発揮したエピソードを回答できますよ

例文

①サポートが得意であることをアピールする

私は文化祭実行委員でサブリーダーとして、実行委員長を支えてきました。 

大学3年生のときに文化祭実行委員でステージイベントの担当を務め、出演者の募集・機材準備・スケジュール管理・当日の進行などを裏方としてすべて仕切りました。表立って指揮をとる委員長と協力しながら、スムーズにイベントが進むよう縁の下の力持ちとしてブッキングや準備に励みました。

途中トラブルに見舞われることもありましたが、客観的に状況を分析して必要なものをそろえることで対処しました。当日ステージは大成功し、出演者もお客さんも満足してくれました。 貴社でもサポートに重点を置いたリーダーシップを活かし、全力で業務をやり遂げます。

鈴木 洵市

プロフィール

自分の経験でリーダーシップを発揮することがなくとも、サポートしたことをアピールポイントとして考えることができている点が良いと思います。企業では役割分担をしっかりして進めることもリーダーシップとして評価されます。

②今後発揮していきたいということを伝える

どうしてもリーダーとしての経験がない場合、代わりのエピソードを伝えながら、今後発揮していきたいということを伝えるのも良いでしょう

例文

②今後発揮していきたいということを伝える

私は現在、明確なポジションとしてリーダーを務めた経験はありませんが、大学でマネージャーとして所属しているテニス部の活動で自分なりのリーダーシップを培うことができました。

具体的には、マネージャーという立場だからこそ見えるプレイヤー一人ひとりの弱点をデータにまとめて、それをもとにプレイヤーには各自週ごとに個人目標を作ってもらいました。目標に対しての道筋を作る、という意味ではこの行動もリーダーシップに基づいたアクションだと考えています。

その結果、テニス部は今年の県大会では初めて優勝することができました。また全員がプレイヤーとして個々の弱点を意識するようになったことで、チームとして互いを補う意識も生まれました。

貴社に入社後は、顧客の課題解決に向けた適切な提案をしながら、ぜひリーダーシップを活かせるようなポジションにも挑戦してみたいと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

役職に関わらず、チームを目標に向けて動かしていくための役割を自覚して動いてきたということは、一つのリーダーシップのあり方だと言えます。今後への前向きな結び方も好印象です。

リーダーシップを発揮した経験への深掘り質問を想定しておこう

リーダーシップを発揮した経験への深掘り質問のジャンル

  • 役職の詳細
  • リーダーを務めるときに大切にしていること
  • 苦労したこと

リーダーシップを発揮した経験を聞かれ、深掘り質問に戸惑ったことのある学生も多いはず。面接官が深掘りをするということは、きちんとあなた自身を理解しようとする気持ちがあるということでもあります。

ここからは、リーダーシップを発揮した経験への想定される深掘り質問を紹介します。

役職の詳細

リーダーシップを発揮した経験の深掘りとして、役職の詳細やまとめ上げた団体の規模を聞かれるケースがあります。しかし、これらはあくまで補足的な要素でしかないので、大きな団体をまとめ上げた経験がなくても安心してくださいね。

繰り返しにはなりますが、企業はガクチカを通して、仕事に対する取り組み方や成長の過程を見ています。想定質問として数字が深掘りされた場合も、堂々と自信を持った態度でいましょう。

リーダーを務めるときに大切にしていること

あなた自身がどのようなリーダーシップを大切にし、チームビルディングに貢献してきたのかを深掘りするために、リーダーを務めるときに大切にしていることを聞かれるケースもあります

回答に困ってしまう学生は、次のリストからヒントを得てみましょう。

リーダーを務めるときに大切にしていることの例

  • 人間関係を良好に築くこと
  • 目標を達成すること
  • チームの課題点を克服すること

鈴木 洵市

プロフィール

私がリーダーを務めるときに大切にしていることは、「目標設定」と「チーム内での進捗管理(サポート)」です。社会人では結果を出すことがある程度の評価基準のウェイトを占めます。その中で、この2点は特に重要であると考えています。

苦労したこと

リーダーシップを発揮する中で、苦労したことや乗り越えた壁を知りたがる面接官もいます。困難への過程を知ることにより、学生の人間性や入社後に働くイメージを知ることができるからです。

苦労から上手く回避する人や、解決のために必死に努力する人など、苦労を乗り越える方法は人それぞれ。リーダーシップを発揮するうえであなたが何を不得手と感じ、どう乗り越えたのかを企業は知りたいのです

面接では苦労の乗り越え方を知るために、挫折経験について問われることもよくあります。こちらの記事を参考に回答を考えておきましょう。
例文7選! 挫折経験をESや面接で魅力的にアピールする方法を伝授

6種類のリーダーシップから自分の魅力を最大限にアピールしよう

ここまで解説したとおり、リーダーシップを発揮した経験は、まずは自分のエピソードと重なるリーダーシップを明確にしたうえで、取り組みや結果を具体的に伝えましょう。

リーダーシップを発揮した経験を聞かれた時は、あなたの人物像を面接官の印象に強く深く残すためのチャンスでもあります。チームの中で再現性を見せられるようなリーダーシップをアピールして、今後の成長イメージを伝えましょう。

今回解説したリーダーシップを発揮した経験の構成や役職・状況別の学びを参考に、例文12選と照らし合わせながら回答のブラッシュアップを重ね選考突破をつかみましょう。

アドバイザーコメント

リーダーシップのスタイルからあなたならではの経験を伝えよう

リーダーシップを発揮した経験を考えるうえで、ビジョン型、コーチ型、関係重視型、民主型、ペースセッター型、強制型といった6つのスタイルのリーダーシップの特徴を理解し、自分にあてはまるリーダーシップの経験やエピソードを整理するといいでしょう。

ただし、強制型のリーダーシップ経験は、メンバーを顧みず独裁的と受け取られる可能性があるので、注意が必要です。

リーダーシップは、目標やビジョンを掲げてメンバーを引っ張っていくだけではありません。メンバーの意見をまとめることもリーダーシップですし、メンバーが目標を達成するためのサポートもリーダーシップです。リーダーシップ経験がないと悩んでいる人も、これまでの経験を思い起こしてみましょう。

企業が求めている人材を認識して回答を準備しておこう

リーダーシップ経験が問われる場合、言われたことだけでなく能動的に行動でき、問題解決やメンバーの育成などを実践しながら、目標を達成できる人材を求めていると考えられます。

リーダーシップ経験の回答から、リーダーを務めるときに大切にしていることや苦労したことなど、さらに突っ込んだ質問をされる可能性があるので、予め考えておくといいですね。

企業でリーダーシップ経験をどのように活かしていけるかまで伝えることで、インパクトのあるリーダーシップ経験になります。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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