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大学院に進学して就活しないのはありですか?
現在大学生です。正直なところ就活にやる気がなく、大学院に就活してしまおうかなと思っています。そうすれば就活をしない理由にもなりますよね?
研究への興味も多少はあるのですが、正直一番の動機は就活をしたくないという理由です。このまま就活をしないで、大学院に進学した場合、何かデメリットはあるのでしょうか。今の状態で就活をしたところで、納得して入社できないと思います。
正直、就活から逃げているのかもしれません。でも、無理に入社するより、少しでも知識をつけて進みたい道を見つける方が後々役に立つのではと思います。
率直な意見を教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
就活から逃避するために大学院進学するのは危険
大学院への進学か、就職か悩んでいる学生は毎年いらっしゃいます。研究に興味があり道を極めたい人や、大学院に行き、資格を取得してその分野で活躍したいと考える人などです。
レアなケースでは、進みたい業界に向けて準備をしてきた学生が、新型コロナウイルス感染症下、エントリーシート(ES)を提出したものの、突然選考が中止となり、諦めきれず採用再開の時期を待つために大学院への進学を選択した人がいました。
一方、相談者のように、就職活動に前向きになれずとりあえず大学院へ進学するという人も確かにいらっしゃいます。
しかし、大学院進学のための準備と対策を4年生でおこない、進学を果たしても、卒業までの期間が2年間であれば、入学と同時に就職活動を開始することにもなるので、のんびりできるわけでもありません。
大学院卒が就活に有利とは限らない
また、大学院を卒業しているから就職活動が有利になるかというと、もちろん専門分野を生かした就職先はありますが、そうでもない場合も多くあります。
私が以前採用にかかわっていた企業では、理系の学生をエンジニアとして採用していました。夏のインターンシップの際によく質問されたのが、このまま就職するべきか、大学院に行って専門を極めてから就職するべきかといったものでした。
人事担当はいつもどちらでも変わらないと答えていました。その企業では必要な研修をさまざま用意しているため、学べていない分野についても入社後学べます。
そうであれば、研修を受けながら、現場で経験を重ねていただくほうが早く戦力になると考えていたからです。
大学院へ進学することで得られるものも多くあり、将来の選択肢も増えてくるとおもいます。しかし、目標を持たずに、就職活動から逃げるためだけで進学するのはあまりおすすめできることではないと感じています。
大学院の目的を真剣に考えて「とりあえず進学」しないようにしよう
こんにちは! 今日は「就職活動が面倒で大学院に進もうか迷っている」という声にお答えします。
進学=就職活動回避、という考えの人が、実はいらっしゃいます。
でもちょっと待ってください! 就職活動から逃げた先に、本当に納得のいく進路が見つかるでしょうか?大学院に進めば、研究と将来の仕事が結びつかないというギャップに悩む人もいます。
また、学費や年齢面でハードルが上がることもあります。
後になって「やっぱり就職しておけばよかった……」と悩む人も実際にいます。たとえば、研究内容と就職希望が合わないと、アピールが難しくなったり、専門性が高まりすぎて選択肢が狭まることもあります。また、年齢や給与面でのミスマッチも起きがちです。
キャリアセンターで視野を広げ目的ある進学か就職を選ぼう
とはいえ、研究したいテーマがある、専門性を高めたいという明確な目的があるなら、大学院進学は立派な選択です。
大事なのは、就職活動がイヤだからとりあえず進学、という状態を避けること。
今のモヤモヤを一人で抱えず、キャリアセンターやキャリアコンサルタントに相談してみましょう。視野が広がって、自分に合う道がみえてくるかもしれませんよ。
就活をしようか、大学院に進学しようか迷っている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。就活をしない決断をする前のチェックポイントを解説しています。
大学院生の就活に関する基本情報や対策方法は、以下の記事で解説しています。これから就活を始める大学院生はチェックしてみてください。
こちらのQ&Aでも大学院に進学するか就活をするかで迷っている相談者にキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
就活に失敗したら大学院進学に切り替えようと考えている人は、こちらのQ&Aもチェックしてみてください。
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