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自分に合った仕事がわかりません……。

転職活動をしているのですが、いろいろな業界や職種を見ているうちに、結局自分に何が合っているのかわからなくなってしまいました。

興味を持てる仕事もあれば、条件が良いと感じる仕事もありますが、「これが本当に自分のやりたいことなのか?」「自分に合っているのか」と考えると、自信が持てません。

自己分析をしてみても、自分の強みや興味関心が曖昧で、将来何をしたいのかも不明確です。周りの友人がどんどん内定を決めていくのを見て、焦りも感じて嫌になってきました。

同じように自分に合った仕事がわからずに悩んでいる方はいますか?

また、自分に合った仕事を見つけるための考え方や、具体的な行動、自己分析の方法などについて、プロのキャリアコンサルタントの視点からアドバイスをいただけないでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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仕事上の小さなこだわりを深掘りすると自分に合った仕事が見えてくる

選択肢を見れば見るほど、そういった気持ちが湧き上がるのは自然なことです。曖昧ななかでも、特にどこにこだわっているのか、何を重視しているのか、何か一つはあるはずです。

それが何かは人によって異なりますが、そこを突き詰めて掘り下げていくことが大切です。

仕事内容が細かい作業をコツコツやることなのか、自由が保証されていることなのか、などといった働き方のこだわりから、自分に合う仕事を見つける切り口を探ってみましょう。

条件の裏にある本音を探求!感情も大切に!

たとえば「仕事に縛られず休みが取りたい」ということであれば、裏を返せば「自分の時間をコントロールしたい」「自由裁量で仕事を進めたい」ということかもしれません。マイクロマネジメントされずに任せてもらえる環境を求めている、というようにとらえ直すことができます。

条件面で気になることがあったとしても、なぜそう思うのかを考えることが大切です。もし興味の対象が複数あり一つに絞れないのであれば、いくつか比較検討したり、転職活動の場合は職場見学などを利用して実際に見てから判断したりするのも一つの方法です。

ワクワクすること、気持ちが前向きになること、時間を忘れて熱中できること、興味があることなどを思い出してみるのも良いと思います。それらから自分に合った仕事につながるかもしれません。

また、なぜ転職活動を始めたのか、その理由を掘り下げてみることで、「これだけは絶対に嫌だ」というものが見えてくることもあります。それを避けるというのも一つの考え方です。

自分に合った仕事を見つけるには、論理だけではなく、最終的には感情や感覚も大切にしてほしいと思います。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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経験が浅いうちから自分に合った仕事を見つけるほうが至難の業

質問者の方が、実際に働いたキャリアの乏しい若手社会人であれば、「転職活動によって、必ず自分に合った仕事を見つけられる」と思うこと自体が、少し自分を過大評価しているのではないかと私は考えています。

社会人経験が浅いのであれば、自分に合った仕事や業界にまだ巡り合っていないだけかもしれません。もう少し厳しく言えば、自らの行動が足りていないだけかもしれません。

「自分に合った仕事」を見つけるためにとるべき具体的な行動は、仕事に限らず、いろいろな経験をしてみることです。本を読む、今まで行ったことのない場所へ行ってみるなど、何でも構いません。これまでの人生では興味がわかなかったことを、あえてしてみるのも良いでしょう。

行動してみることでわからないことが見えてくることもある

これからは何となく日常を過ごすのではなく、「こういう行動をすると、自分はどう感じるのだろう」と、少しアンテナを張って日々を過ごしていただきたいです。

実際に行動をしてみて、「つまらなかった」「自分には向いていなかった」と感じたとしても、それはそれで良いのです。その経験と感情をメモし、「次はこうしてみよう」と少しずつ趣向を変えて、経験を蓄積していくことが大切です。

様々な経験を通じて得られる気付きや自分の感情の動きは、実際に行動・経験をしてみないとわからないことです。自己分析は「その場で立ち止まって、自分の人生経験を振り返る作業」ですが、そもそもの人生経験・行動履歴が少ないと、「自分は何がやりたいのだろう」と悩んでしまうことが多いのです。

これまでの人生で経た経験とは、何か違うことを試してみることから始めましょう。もし転職活動をしているのであれば、短期間でも良いので、今まで働いたことのないジャンルの業界でアルバイトをしてみるのも有効です。

これらは、自分の懐の深さや経験の厚みを増すために役立ちます。すぐに就職しなければならないといった事情がないのであれば、そういった選択肢も持ってほしいと思います。

自分に合った仕事を見つけたい人にはこちらの記事もおすすめです。自分に合った仕事を見つける方法を具体例と併せて解説しています。

以下の記事でも自分に合った良い仕事の見つけたを解説しています。ぜひ一緒に読んでみてください。

自分に合った仕事がわからず、就職先の決め方で悩んでいる人は次の記事も参考にしてみてください。

PORTキャリア参画アドバイザーの長嶺将也さん(キャリアコンサルタント/せんのみなと共同創業者・取締役)による「自分に合った仕事」の探し方はこちらです。

以下のQ&Aではやりたいことが見つからずにどうやって仕事を決めるべきか悩んでいる学生に向けて、キャリアコンサルタントが回答しています。こちらもチェックしてみてください。

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