この記事のまとめ
- 良い仕事は人それぞれであり自分に合う仕事を見つけることが重要
- 3ステップで誰でも自分に合う仕事を見つけられる
- さまざまな観点からの「良い仕事」40選を紹介
企業選びをするにあたり、できるだけ「良い仕事」に就きたいと考えますよね。「そもそも良い仕事って何だろう」「良いと言われている仕事を知りたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
現在は何百万と会社があり、その分良い仕事はたくさんあります。ただ、何が良い仕事かは人それぞれ。自分に合った、真に「良い仕事」を見つけ、満足のいく社会人生活を送りましょう。
記事では、キャリアアドバイザーの隈本さん、瀧本さん、遠藤さんと、良い仕事の見つけ方や特徴を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
【完全無料】
大学3年生におすすめの業界研究対策 資料ランキング
①適職診断
60秒であなたの適性を診断!就活のスタートは適職診断から始めてください。
②自己分析ツール
自己分析ツールであなたの強み・弱みを特定しましょう!
③自己PRジェネレーター
自己PRのエピソードで悩んだら、ツールを使うのが一番オススメ!
④面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しましょう。
⑤ガクチカ作成ツール
自己PRと差別化できるガクチカを簡単に作れるようになります。
【大学3年生におすすめ】
就活を始めたての人におすすめの診断!
①就活力診断
これから就活を始める人へ!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。
②性格診断
60秒で診断!あなたが受けない方がいい業界・職種がわかります
良い仕事は人それぞれ! 3ステップで自分に合う仕事を見つけてみよう
世の中に「良い仕事」はたくさんありますが、すべてがあなたにとって良いとは限りません。他者が良いと思っていても、自分にはストレスのある仕事かもしれず、自分に合う良い仕事をしっかりと見極めることが重要です。
記事では、まず良い仕事の定義を解説します。そのうえで、さまざまな観点から良い仕事の特徴を解説するので、自身の価値観に照らし合わせて仕事に求めることを考えてみましょう。
さらに、自分にとっての良い仕事を見つけられる方法を3ステップで解説します。これを実践すれば、誰でも後悔のない仕事選びができるようになります。
ただ、自分で企業探しをするのは時間がかかるものです。そこで最後に、重視する項目別に良い仕事の具体例を紹介するので、ぜひ仕事選びの参考にしてくださいね。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
良い仕事とは自分が満足感を得られるもの
そもそも良い仕事とは何でしょうか。大前提として、全員にとって良い仕事はありません。たとえば、成長度合いが高い仕事が良いと思う人もいれば、成長の機会は少なくとも残業時間がない仕事に満足感を感じる人もいます。
良い仕事とは、自分が満足感を得られる仕事といえます。良い仕事を見つけるには、自分が仕事に何を求めるかを明確にする必要があるのです。
ある職種や業界を特定して「良い仕事」ということはできません。まず自分の価値観を理解し、それに沿って良い仕事を見つけていきましょう。
良い仕事は人によって異なる
繰り返しになりますが、良い仕事は人によって異なり、明確な決まりはありません。そのため、自分が何を仕事に求めるのか、主体的に考えなくてはなりません。
とはいえ、そもそも何を仕事に求めれば良いのか、具体的な条件がまったく思いつかない人もたくさんいると思います。
そこでここからは、良いと言われる仕事の具体的な特徴を解説します。まずはこの中から、何が自分にとって重要か考えてみましょう。
しかし、ここで解説する内容はあくまで参考であり、ほかにも優先すべき項目はあるかもしれないと考えてくださいね。
仕事に対する価値観は人によって異なります。給与が高いことを重視する人がいる一方で、やりがいがあったり人への貢献を実感できたりする仕事を求める人もいます。「自分にとって」の良い仕事の基準を大事にしましょう。
良い仕事の例①やりがいのある仕事
どんなに給与が高くとも、残業時間がなくても、やりがいがなければ仕事を続けられない、頑張れないという人は多くいます。何にやりがいを感じるかは人それぞれですが、やりがいを感じる人が多い仕事の特徴として以下が挙げられます。
やりがいのある仕事の例
- 裁量権が大きい
- 目標が高い、難しい
- 社会貢献性が高い
- 仕事内容がおもしろい
- 実力が評価されやすい
やりがいがある仕事であれば、たとえつらいことがあっても前向きに挑戦を続けたり、業務時間外にも自己学習をしたりと、確実に速く成長することができます。仕事に充実感を感じながら社会人生活を送ることができるのではないでしょうか。
ただ、やりがいを重視しすぎると、給与が労働に見合っていなかったり、過重労働を強いられたりするケースもあるので注意が必要です。
やりがいがあっても、裁量権が大きい仕事には注意が必要です。若いうちから大きな裁量で仕事ができることは、やりがいにもつながりますが、困ったときのサポートが手薄になることもあります。
その企業の研修制度がどうなっているのかを事前に確認することが必要です。
良い仕事の例②将来性のある仕事
将来性があり、業界成長率が高い仕事を良い仕事と考える人も多くいます。将来性があるということは、今後も多くの人から求められる、やりがいのある仕事、安定した仕事とも言えますね。
近年は、AIの成長により、仕事の自動化が可能な一般職や経理などの採用は廃止される傾向にあります。対して、人間にしかできないクリエイティブ系の仕事や、AI技術を開発、管理するIT系の仕事はどんどんニーズが高まっています。
また、専門的な知識が必要な仕事も、AIに代替されにくく、将来性のある仕事といえます。
ただ、将来性がある仕事は、需要に対して働き手が少ないことが多いです。そのため、過重労働を強いられたりするケースもあることには注意しなければなりません。
将来性がある=多くの人に求められるということなので、誰かが不便と感じていること、困っていることを解決してあげる仕事には将来性があります。ただ、それがビジネスとして成り立つには時間がかかるかもしれません。
良い仕事の例③給与が高い仕事
どんなにやりがいがあっても、または残業時間が短くても、給与が低ければ満足できないという人はたくさんいます。給与が高ければ私生活でさまざまなことに挑戦したり、裕福な暮らしを送ることができますよね。
給与を上げるためなら仕事を頑張れるなど、給与の高さがやりがいにつながる人もいると思います。実際、給与が高いのは、成果を上げれば上げるほど給与が上がる実力主義の仕事に多くあります。
ただ、給与が高いということは、それだけハードな可能性があると考えておかなければなりません。責任範囲が広かったり、労働時間が長かったり、厳しいノルマを課せられたりと、肉体的、精神的にストレスを感じやすい環境にあるかもしれないのです。
それらが気になるのであれば、給与の高さだけで決めるのではなく、ほかの労働条件も併せてチェックすることは不可欠です。
もちろん企業規模などによって給与は異なりますが、専門性が求められたり、特定の資格がなければ就労できなかったりする仕事は、そもそも採用できる人の絶対数が少ないこともあり、給与が高い傾向にあります。
仕事探しをする上で収入を大切にしている人も多いと思います。以下の記事では楽して稼げる仕事をまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
楽して稼げる仕事25選! 後悔しない選び方を就活のプロが徹底解説
楽して稼げる仕事には4つの特徴があります。その特徴を踏まえ、自分なりの優先順位を決めて、仕事を探すことが大切です。この記事ではキャリアコンサルタントと、楽して稼げる仕事を選ぶ方法を解説します。楽して稼げる仕事に潜む注意点も取り上げるので、就活に役立ててください。
記事を読む
3分でできる適職診断! あなたはどのタイプ?
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
良い仕事の例④残業が少ない仕事
残業が少ない仕事であれば、私生活を充実させられ、精神的に余裕が生まれます。趣味や家庭での時間を確保でき、それらを優先したい人にとっては、残業時間が少ない仕事は良い仕事といえます。
ただ、残業が少ない仕事は、当然ですが残業代が入らず、給与が低くくなる傾向にあるので注意が必要です。加えて、仕事量が少ない分、残業している人よりも成長スピードが遅くなることもあります。「仕事で認められたい」「昇進したい」と考える人には合っていないケースがあるのです。
良い仕事の例⑤労働環境が良い仕事
人間関係が良好、リモートワークやフレックス制度など柔軟な働き方が可能、ハラスメントがない、オフィスが過ごしやすいよう整備されているなど、労働環境の良さを重視する人もいるのではないでしょうか。
どんなにやりがいがある仕事でも、その仕事に一緒にかかわる人と良い関係を築けなければ、コミュニケーションの都度ストレスが溜まり、仕事にも前向きに取り組めなくなってしまいます。
社会人になれば、1日7、8時間以上を仕事をして過ごすことになります。労働環境が良くなければ、1日の大半をつらいと感じてしまうのです。
ただ、労働環境は、実際に働かなければわからないことは多くあります。入社後に環境が変わることもあるでしょう。そのため、労働環境の良さのみで就職先を決めるのは危険です。ほかの観点も持ちつつ企業を探しましょう。
労働環境が良い企業とは、福利厚生が整っている場合が多いかもしれません。次の記事では、福利厚生について詳しく解説しています。環境が良い企業で働きたい人はぜひ読んでみてくださいね。
関連記事
福利厚生人気ランキング20|ホワイトな企業を調べる方法やリスクも解説
就活生向けに多くの企業で導入されている福利厚生や人気の福利厚生をランキング形式で紹介し、福利厚生に着目した企業選びについて解説します。キャリアアドバイザーによる企業側の視点も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む
良い仕事の例⑥安定感のある仕事
雇用が安定している仕事に良さを感じる人も多いのではないでしょうか。
安定感のある仕事として挙げられるのは公務員です。また、医師や薬剤師、看護師など、医療系の仕事も、ニーズが高く、一度スキルを身に付ければ、場所を問わず働くことができるため、職を失うリスクが低い点で安定感があります。
ただ公務員では、大きな変革が起こりにくかったり、意思決定のスピードが遅い傾向にあります。そのため、仕事に刺激や自己成長を求める人は、ストレスを感じる可能性があることに注意が必要です。
安定感のある仕事はどうして安定しているのか、その理由を考えることが大切です。
警察や消防に代表されるような公務員は、安定させないと社会秩序が乱れるという理由があり、電気・ガス・水道などのインフラもなければ生活ができないので安定させなければいけない仕事となります。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る良い仕事とは「人のためになる、仲間と同じ方向を向ける仕事」
「良い仕事」の捉え方は人それぞれです。「自分の希望の条件に合う働き方ができること」や「働いていて誇りに思える会社」かもしれません。
仕事というのは自分のための趣味ではなく、誰かの役に立ち報酬をいただくものだと考えると、自分のしていることが人に喜ばれている、世の中の役に立っていると実感できる仕事が良い仕事なのだと思います。
そして、そういう仕事をしようと同じ方向性を向いている仲間がたくさんいる職場で、やらされている感ではなく、毎日の試行錯誤さえ楽しいと思える、そんな仕事に出会える場所が「良い仕事、良い会社」なのではないでしょうか。
良い仕事とは何かを考えて就職すればつらいときも乗り越えることができる
もちろん、働く中で毎日が楽しいことや良いことばかりではありません。つらい時や苦しい時もあります。
それでも「誰のために」「なんのために」という目的が見えていれば乗り越えていく力が湧いてきます。そういった理由からも、「良い仕事」には「やりがい」が欠かせないと思います。それに加えて労働条件など現実的な面も見ていくと、納得のいく就活ができますね。
次の記事では、法学部生のおすすめ進路先について解説しています。こちらもあわせて読んでみて、良い仕事選びの参考にしてみてくださいね。
関連記事
法学部におすすめの就職先は? 主な進路や法学部必須の対策を解説
法学部の就職先は多岐に渡り、視野を広げて就活することが重要です。この記事では就活生向けに、法学部におすすめの就職先や法学部生がするべき対策を解説します。キャリアアドバイザーによる企業側の視点も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む
良い仕事を見つけるためには、まず仕事を知ることが大切です。次の記事では、珍しい仕事を紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
関連記事
珍しい仕事45選! 特徴別の仕事内容やメリット・デメリットを解説
「他の人とは違うことがしたい」と思う人には珍しい仕事がおすすめです。ほかの仕事では感じられないやりがいを得られます。そんな珍しい仕事をキャリアコンサルタントと一緒に45選紹介し、就職する方法などを解説します。
記事を読む
3ステップ! 良い仕事の見つけ方
ここまで、良い仕事の条件の例を解説しましたが、本当に良いと思える仕事を探すならその例を参考にするだけでなく、まず自己分析をし、企業に求めることを考え、企業選びをしていくことが不可欠です。
ここからは、自分にぴったりと合う仕事を見つけるための3ステップを解説します。段階を踏んで丁寧に考え、後悔しない企業選びをしましょう。
就活は、適職診断から始めてください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶことが大事です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する企業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
簡単な質問に答えて、あなたの強み弱みを分析しよう
今すぐ適職診断してみる【無料】
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
①自己分析
自己分析をして就活の軸を見つける方法
- ikigaiチャートで見つける
- will・can・mustで考える
- 自分にとっての仕事の位置づけを考える
- 目指す社会人像を考える
自分にとって良い仕事を見つけるには、当然、自分がどのような人間であり、何を仕事に求めるのか把握しなければなりません。
そこで重要なのは自己分析です。ここからは、仕事に求めることを考えやすい自己分析の方法を解説するので、自分に合うものを探して実践してみてくださいね。
ここでは、企業選びの軸を見つけるための自己分析の方法に絞って解説していますが、そのほかの観点からも自分を深く理解できる自己分析の方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしましょう。
関連記事
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
記事を読む
ikigaiチャートで見つける
ikigaiチャートとは
「好きなこと」「得意なこと」「社会が必要としていること」「得たい報酬」の4つの要素がバランス良く組み合わさった「生き甲斐」になる仕事を見つけるチャート
近年、海外では日本語の「生き甲斐」という言葉が話題になり、英訳する単語がないことからそのまま「ikigai」という言葉で浸透しています。そして、生き甲斐を見つける方法として「ikigaiチャート」が海外から逆輸入されました。
ikigaiチャートの作り方として、まず、以下の4つの項目についてそれぞれ考えます。
ikigaiチャートの4つの項目
- 好きなこと
- 得意なこと
- 得たい報酬
- 社会貢献になること
そのうえで、それが重なる部分が生き甲斐となる良い仕事だと考えられるのです。たとえば、以下の通り考えることができます。
ikigaiチャートからやりたいことを考える例
好きなこと:投資
得意なこと:論理的思考、経済学
対価:将来は庭付きの一軒家を購入したく、30代で最低でも年収1000万円
社会貢献になること:人々の資産形成の一助を担う
⇒4つの共通点から見出した働き方
証券会社や運用会社などで資産運用に携わる
好きなこと、得意なこと、得たい報酬、社会貢献になることを、まずはそれぞれ思いつく限り書き並べてみてください。そしてそこから共通点を見出しましょう。
Will・Can・Mustで考える
Will・Can・Mustとは
- Will:やりたいこと。欲求や動機
- Can:できること。経験や能力、スキルや強み
- Must:やるべきこと。社会が必要としていること
ikigaiチャートに似ていますが、Will・Can・Mustから考える方法もあります。Willは未来、Canは過去、Mustは現在に焦点を置いて考えるものです。これらの共通点から自分に合う良い仕事を見つけることも可能です。
たとえば以下の通り考えてみましょう。
Will・Can・Mustからやりたい仕事を考える例
Will:困っている人の助けになりたい
Can:マーケティング、論理的思考、初対面の人とのコミュニケーション
Must:中小企業における、海外進出や事業拡大のノウハウ
⇒共通点を見出した働き方
困っている人に手を差し伸べられ、論理的思考力を活かせるコンサルティング業界
自分にとっての仕事の位置づけを考える
そもそも自分は仕事に何を求めるのか、仕事の位置づけを考えることで、自分にとっての良い仕事を見つけることも可能です。
たとえば、「仕事=自分を成長させるもの」と捉えている人は、いくら高い給与であったとしても、成長している実感がなければ、その仕事に魅力や価値を感じづらいのではないでしょうか。反対に、給与が低くても自己成長を実感できれば、満足感を感じながら仕事をすることができます。
そもそも自分は仕事をどう捉え、何を求めるのか。以下を参考に、自分の中での仕事の位置づけを考えてみましょう。
自分にとっての仕事の位置づけの例
- 生きがいとなるもの
- 趣味をするお金を稼ぐためのもの
- 最低限の生活費を稼ぐもの
- 自分を成長させるもの
- 自分の魅力をアップさせるもの
- 自己実現を果たすもの
- 実際働いたことがないので仕事の位置づけを考えにくいのですが、どう考えれば良いですか?
今までの経験を振り返り考えてみよう
「仕事はこれまでとは違うもの」ということは考えずに、これまでの経験の中で充足感を得られたことから考えてみましょう。
たとえば、テストで高得点を取って褒められたことが充足感につながった経験があるなら、メーカーで製品の良品率を改善したり、営業で契約数の目標を達成したりするなど、数値で明確な結果を出すことを求められる仕事に充足感を感じるかもしれません。
これまでの何気ない経験は仕事と深い関連性があります。経験を振り返ることが、そのまま良い仕事の見極めにも役立ちます。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
目指す社会人像を考える
目指す社会人像をイメージし、その姿になるにはどのような仕事をするべきか考えることもおすすめです。
家族やアルバイト先、サークルや高校時代の先輩など、「あの人みたいな社会人になりたい」と感じる人はいませんか。もしいなければ、ドラマや映画、アニメの中の人物でも良いので、目指す社会人を考えてみましょう。
必ずしも会社勤めをしている人でなくとも、生き方に憧れを抱く人でも良いのです。「あの人みたいになるにはどのような仕事をするべきか」と考えることで、自分がどのような仕事、働き方をすべきか考えられます。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る自分にとっても会社にとっても良い仕事を見つける自己分析をしよう
良い仕事とは「自分にとっても、会社にとっても良い仕事」であることを理解しましょう。良い仕事とは、単純にあなたがその企業に貢献したいと考えるだけではなく、会社もあなたに対して期待したいと感じる仕事です。
そのような仕事を見つけるためには、会社があなたに対して必要としていること(Must)の理解と研究が不可欠です。
入社してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔することがないように、インターンシップや説明会へ積極的に参加して、その会社が求めていることと自分のやりたいことが一致するように企業研究を進めることが第一となります。
モチベーションを維持して働けるための準備ができれば自己分析は完璧
そのうえで、自分がその会社で働くことでどんなことを実現したいのかを考えましょう。将来やりたいことがあると自分の目標ができるので、それが仕事へのモチベーションになります。
どんなことがあれば会社へ行くことが楽しみになるのか、仕事が楽しくなるためには待遇面以外に自分にはどんなことが必要なのか。ここまで考えられるようになると自己分析は成功です。
②企業研究
企業を調べる方法
- 企業HPで調べる
- OB・OG訪問をする
- インターンに参加する
- 就活口コミサイトで調べる
ここまで、就活の軸を見つけるための自己分析の方法を解説しました。ここからは、それを基準に企業を見つけ、深く調べていきましょう。
企業は、大学のキャリアセンターや就職エージェントで紹介してもらったり、就職サイトで条件を絞って検索してみると、見つけることが可能です。「仕事には成長スピードが速いことを求めるのですが、自分に合う仕事はありますか」と、就活の軸をもとにおすすめの企業をキャリアセンターなどで聞いてみたり、軸を条件にして就職サイトで検索してみてください。
そこから、その企業を深く知るためにあらゆる手段で調べましょう。企業について調べられる4つの方法を解説するので、参考にして企業研究に取り組んでくださいね。
企業HPで調べる
基本的な情報は企業ホームページ(HP)に掲載されているので、まずはチェックしてみましょう。たとえば以下の情報を把握することができます。
企業HPでわかる企業についての基本情報
- 企業理念
- 設立年
- 資本金
- 株式公開
- 商品やサービス
- 顧客層
- 売上高・営業利益
- 今後展開する新規事業
- 職種
- 給与
- 勤務地
- 年間有給休暇日数
特に、中期経営計画を見ると、今後の企業の方針や注力している事業など詳しく知ることができます。
ただ、企業HPに掲載されているのはポジティブな内容なので、実態が伴っていない可能性があることには注意が必要です。たとえば、年間有給休暇日数が多くても、社員の取得率は低く、入社してみるとなかなか有給を取れなかった、ということもあります。
企業HPだけで企業研究を終わらせるのは危険であるため、「まず概要を知る」という意識で利用しましょう。
- 企業HPにはたくさん情報が掲載されていますが、良い仕事か見極めるために、特に見るべき情報ってありますか?
ビジネスモデルを押さえ、かつ先輩たちの情報をチェックしよう
まず何をしている会社か、ビジネスモデルを押さえるためにも「商品・製品・サービス情報」「事業紹介」などのページを見ましょう。上場会社であれば個人株主向けの「IR情報」に経営状況や事業計画がわかりやすく書いてあります。
また、働いた時のやりがいやキャリアプランについては「採用情報」の先輩情報を見ると、何年か先の自分の姿がイメージできますよ。
OB・OG訪問をする
企業HPやパンフレットで概要を知った後は、実際にその会社で働いているOB・OGに話を聞くと理解が深まります。
仕事のやりがいや大変なこと、会社内の雰囲気などは、実際の社員の声を聞かなければわかりません。また、企業HPの情報と乖離している実態を聞けることもあります。たとえば、HPでは平均残業時間5時間と案内しているものの、実際は、特定の部署では月20時間以上残業しているなどの実状を知れるケースがあるのです。
文字で見るよりも話を聞く方が企業への理解も深まるので、たくさん質問を用意して、ぜひOB・OG訪問をしてみてくださいね。
OB・OG訪問のやり方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。豊富な情報を引き出す質問例70選も紹介しています。
関連記事
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
記事を読む
インターンに参加する
自分にとって良い仕事かを確かめるなら、インターンで実際に働いてみるのが最も有効です。インターンには、以下の形式があります。
インターンの形式
- ワークショップ・プロジェクト型:実際の業務で起こる課題などをテーマにしたグループワークやグループディスカッションをおこなう
- 実務体験型:実際の業務を体験する
- 説明会型:説明会と同様、企業の説明を聞き、就業体験などはなし
実務体験型やワークショップ・プロジェクト型のインターンに参加してみると、自分にとって良い仕事なのか、感覚的にもわかります。
いずれも、大学3年生の夏、冬に募集が多くなっています。企業HPなどでインターンの内容を確認し、どの形式のインターンか見極め、参加してみてくださいね。
インターンの参加方法やおすすめのインターンなどは、こちらの記事で解説しているので、併せてチェックしてください。
関連記事
インターンは就活に不可欠? 8つのメリットと選び方を詳細解説
インターンは、効率的な企業研究とスキルアップが可能な、一石二鳥の就活対策です。まずはインターンに参加するメリットデメリットを押さえましょう。この記事ではインターンの探し方や選考対策、おすすめのインターンなどをキャリアコンサルタントと解説します。
記事を読む
インターンは、未体験の経験をたくさんできるチャンスです。さまざまなことにチャレンジしてみましょう。
自分がインターンで経験した中で、楽しかったり満足感を得られたりした出来事があればメモに取りましょう。そして、後から振り返ってみて、自分の価値観とのマッチ度を確かめられるようにしておくと、良い仕事も見つかりやすくなります。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
就活口コミサイトで調べる
企業のネガティブ面もしっかり把握するために、就活の口コミサイトを見るのもおすすめです。
企業HPやOB・OG訪問、インターンなどはすべて企業側からの情報提供になるため、情報がポジティブな内容に偏っていることがあります。しかし、ネガティブな情報も把握しなければ、入社後にギャップを感じることになります。
就活の口コミサイトであれば、転職を考慮している社員や、転職済みの元社員などの正直な感想が掲載されているため、企業のネガティブ面も知ることができるのです。「自分にとっては大したことではない」「耐えられることだ」と感じられれば、入社後もつらい思いはしにくいです。
また、ネガティブとされていることが、むしろ自分にとってはポジティブに思えれば、それは良い仕事になりますね。
ただ、就活口コミサイトでは、企業に良くない印象を抱いている人が書き込んでいることが多く、ネガティブな内容に寄った情報が掲載されている傾向があるため、完全に鵜呑みにしないよう注意してくださいね。
おすすめの就活口コミサイト
- 就活会議
社員・元社員の口コミが記載されており、企業の実情や入社前後のギャップなどがわかるため、本当に自分に合う仕事を見つけられる
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る説明会に参加すると思わぬ良い仕事に巡り合えることも
良い仕事を見つけるために、企業研究の基本である「会社説明会」に参加しましょう。企業主催のもの、キャリアセンター主催で企業を招いておこなわれるもの、就活サイト主催でたくさんの企業を回れるものなどさまざまな説明会があります。
オンライン開催の説明会であれば、遠方の企業の説明を聞くこともできます。
企業主催の説明会には、さまざまな部署・年次の社員が登壇することがあり、会社の雰囲気を知ることもできます。
説明会では積極的に質問して情報収集し良い仕事を見つけ出そう
キャリアセンター主催であれば、OB・OGが来てくれたり、より突っ込んだ話が聞けたりするケースが多いです。数日にわたるもの、何社かまとまって話が聞けるものなどは、興味の有無にかかわらず時間が許す限り参加すると良いです。話を聞いてみたら意外と面白そうだったので受けてみたという先輩もいます。
就活サイト主催のものも、たくさんの企業の話を聞くことができます。自分は知らなかったけれど実は良いという会社を見つけたり、社員と近い距離で話を聞いたりすることもできます。
いずれにせよ、受け身で参加するのではなく、聞きたいことを準備して、何か1つは質問して帰るというくらいの心構えで臨むと、良い出会いや発見がありますよ。
③良い仕事を発見
情報を整理して自分にとっての良い仕事を見つけ出す方法
- 各企業を特徴別に表にまとめて比較する
- 項目別に点数をつける
いくつかの企業を研究をしたところで、最後に、その中で何が自分にとって良い仕事なのかを考えていきましょう。
良い仕事を見つけ出すには、就活の軸に合わせて企業を徹底的に比較することが効果的です。
ここからは、具体的な比較の方法を解説するので、参考にして、自分に合った良い仕事と出会いましょう。
各企業を特徴別に表にまとめて比較する
項目 | A社 | B社 |
---|---|---|
事業内容 | 飲料メーカー | 海運 |
仕事内容 | 営業もしくは広報 | 営業 |
社風 | 体育会系 成果主義 | 穏やか 協調性重視 |
年収 | 30代で800万円 | 30代で500万円 |
残業時間 | 月20時間程度 | 月2時間程度 |
企業を比較するには、企業の特徴を項目別にまとめ、一目でわかるようにすると効果的です。上の表を参考に、以下の通りまとめ、良い仕事を見つけ出しましょう。
企業の特徴を表にまとめる方法
- 事業内容、社風、年収、やりがいなど、企業の特徴を示す項目を縦の列に書く
- 候補となっている企業を横の列に並べる
- 項目ごとに企業の特徴を書く
- 就活の軸にマッチする項目に〇をつけ、〇が多い企業を選ぶ
企業について頭の中で理解するよりも、表にして整理した方が、より特徴をつかみやすくなり、かつ比較もしやすくなります。
- 企業を比較する際の項目は、何を基準に選んだら良いのでしょう?
特に社長のことばと実績を比較してみよう
まずは企業HPに書いてある「社長のことば」を比較しましょう。社長のことばは全社員が目指している方向を示しています。ここにはその会社の特徴が表れているので、企業理念とともに比較対象となります。
また、可能であれば「売上高」、「営業利益」、「経常利益」の過去5年間の変化を確認しましょう。すべての項目で増加していれば、その会社は成長しているといえます。
項目別に点数をつける
項目 | A社 | B社 |
---|---|---|
事業内容 | 3 | 5 |
仕事内容 | 2 | 5 |
社風 | 5 | 3 |
年収 | 5 | 2 |
残業時間 | 4 | 3 |
合計 | 19 | 18 |
さらに企業を比較しやすい方法として、項目別に点数をつける方法があります。先ほどの表と同様、縦の項目に企業の特徴、横の項目に企業名を入れましょう。そして、項目ごとに企業に点数をつけます。
点数は細かく分けすぎると、何点をつけるべきか判断に時間がかかってしまうので、1~5点でつけるのがおすすめです。
就活の軸として優先度が高いものは傾斜をつけても良いですね。たとえば「やりがい」を重視するなら、やりがいを1.5倍にして得点をつけます。
そのうえで、それぞれの企業の合計点を比較してみましょう。合計点が高くあればあるほど、自分にとって良い仕事といえます。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る企業の比較は2つのポイントを踏まえておこなおう
企業情報を比較するときは、2つのポイントを踏まえると、より考えやすくなりますよ。
①その企業独自の気になるポイントも記入する
企業の情報をまとめる際には、数値化が難しい点も記入しておきましょう。他の企業にない特徴や、調べている中で気になった点などをメモしておくことで、後から詳細に調べる際に役立ちます。
②点数は後から重視ポイントに傾斜をつけて再評価する
企業の評価項目に点数付けをする際は、単純に点数をつけるだけでは自分が重視するポイントとの相関がわかりにくくなります。最終的に比較する際には、自分が特に重視するポイントに加点して総合点を比較するといいでしょう。
たとえば、「A:給与」「B:残業時間」とした場合、X社が「A=3」「B=5」ならば総得点は8点、で、Y社が「A=4」「B=4」だと同じように総得点は8点となり、同点となります。
そこで、自分が重視する点は給与であり、残業時間を特段気にしないのであれば、「給与:2倍」「残業時間:0.5倍」としてみましょう。再度得点を計算すると以下のようになります。
X社:(3×2)+(5×0.5)=8.5
Y社:(4×2)+(4×0.5)=10
これで、Y社の方が高得点であり、自分にとって良い会社と判断できます。
ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!
『就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。
簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
自分に合う仕事を見つけよう! さまざまな観点からの「良い仕事」40選
さまざまな観点からの良い仕事40選
- 社会人の仕事満足度が高い仕事10選
- 将来性のある仕事10選
- 給与が高い仕事10選
- 残業が少ない仕事10選
ここまで良い仕事の見つけ方を解説しましたが、なかなか自分に合う仕事を見つけられない人もいると思います。
そこで、ここからはさまざまな観点から、良い仕事の具体例を紹介します。
企業選びに時間がかかる、どのような企業を調べれば良いのか見当もつかないという人は特に、ぜひチェックしてくださいね。
社会人の満足度が高い仕事10選
実際に働いてみなければ、本当に良い仕事なのかわからない部分もあります。良い仕事を探すなら、社会人の声を参考にするのがおすすめです。
ここでは、dodaの仕事満足度 職種ランキング最新版【総合】をもとに、社会人が満足感を感じている仕事を紹介します。こちらは2022年8月時点での、15,000人の社会人を対象にしたアンケートになります。
社会人の満足度が高い仕事10選(2022年8月時点)
- 決済/計理/カストディ(金融系専門職)
自分のスキルを活かして働けるためやりがいが感じられるうえ、収入や福利厚生などが充実している。ただし達成目標が曖昧だと感じる人もいる - 企画/マーケティング関連事務アシスタント
テレワークや時短勤務など柔軟な働き方をできている人が多い。ただし給料が少なかったり、人手不足が起こっている企業もあることに注意 - データベース/セキュリティエンジニア
時間の融通が利き、ワークライフバランスの充実を感じる人が多い。ただし納期前は残業が増えたり、案件によって負荷が変動することに注意 - プリセールス(IT・通信エンジニア)
最先端の技術を取り扱えるうえ、職場環境や労働時間も適性だと感じる人が多い。ただし営業的な業務をきつく感じる人もいるため注意 - ゲームクリエイター
好きな仕事を自由な環境の中でできていると感じる人が多い。ただし仕事量に対して給料が少ないという声もある - 融資審査/契約審査(金融系専門職)
裁量権を持って企業の資金繰りを援助できることにやりがいを感じている人いが多い。ただし、業務量が多い場合もあるので注意 - 総務
自分の裁量で仕事を進められる場面があり、残業も少ないと感じる人が多い。一方で仕事が作業のように感じやりがいを感じにくい人もいるので注意 - ファッション系クリエイティブ職
クリエイティブな部分を活かして働けるため、やりがいを感じる人が多い。ただし給料や保険の面で不足を感じるとの声もある - 内部監査
タイムマネジメントの裁量が個人に任されるうえ、専門性を活かしながら会社全体を見ることができると感じる人が多い。ただしIT化が遅れ、煩雑さを感じる業務もあるので注意 - 薬事
資格を活かして働けるためやりがいを感じる人が多い。ただし、人手不足で残業が多く、疲れがたまりやすいという声がある
社会人の満足度が高い仕事から選ぶのも良いですが、入社して思い通りの部署にならないことも多々あります。やりがいのある仕事の途中で異動になることもあります。
これしかやりたくないと固執するのではなく、目の前の仕事の捉え方を変えたりやり方を工夫したりすること。自分次第でどんな仕事も満足度は高まりますよ。
将来性のある仕事10選
将来性のある仕事も良い仕事の1つになると解説しました。ここからは、将来性がある、つまり今後長らく人々から必要とされる仕事10選を紹介します。ここで紹介するのは、以下の特徴を持つ仕事となっています。
将来性のある仕事の例
- AIで代替できない仕事
- 日常生活に不可欠な仕事
- 成長が見込まれる業界
- 専門性が高い仕事
将来性のある仕事10選
- ITエンジニア
情報技術を取り扱う者全般を言い、AIそのものも取り扱う仕事として今後さらなるニーズが見込まれる - デジタルマーケティング・Web広告
インターネット広告が浸透している現在は、インターネット集客への需要が増えており、デジタルマーケティングやWeb広告へのニーズが高まっている - 医療関連
医療技術への需要はなくなることはなく、特に感染症対策により医療現場は人手不足に陥っており、ニーズが高い - クリエイター
WEBデザイナー、ライター、カメラマン、脚本家、動画編集者など創造力が必要とされる仕事はAIに代替されにくく、人間ならではの仕事といえる - コンサルタント
現代はVUCA時代と呼ばれる先行きのわからない時代。今後の経営をどうすべきか、企業の課題を解決するにはどうしたら良いかなど、各企業の悩みを解決する専門的な職種としてニーズはあり続けると考えられる - 介護士
少子高齢化にともない、介護人口は増える見込み。それゆえ介護士へのニーズも増えると考えられ、事実介護職は人手不足の傾向もある - 公認会計士
専門性や資格の難易度が高い公認会計士は、ほかの人やAIに代替されず将来性があると考えられる - 税理士
公認会計士と同様、専門性、難易度が高い資格であり、今後も需要は下がらないと予想できる - 心理カウンセラー
人々の精神的な悩みを聞き解決する心理カウンセラーは、AI技術では代替できない寄り添う力が必要であり、今後も必要とされる将来性がある - マネジメント職
ディレクター、マネージャーなどと呼ばれる職種では、AIに代替できないマネジメントスキルが必要とされ、今後もニーズが高く将来性のある仕事といえる
給与が高い仕事10選
給与が高いことを仕事に求める人は、ここで紹介する業界別、職種別の給与が高い仕事を参考にしてください。
特定のビジネスにかかわれるならどのような仕事であってもかまわない人は業界別、関心がある仕事内容がある程度固まっている人は職種別に仕事を見てみることがおすすめです。
業界別の給与が高い仕事5選
まずは業界別に平均給与が高い仕事を解説します。もちろん業界の中でも給与に差が発生するので、給与を重視する人は、企業HPなどでも改めてチェックしてみてくださいね。
国税庁の令和4年分 民間給与実態統計調査をもとに紹介します。
平均給与が高い業界(2022年時点)
- 電気・ガス・熱供給・水道業(平均給与747万円)
- 金融業・保険業(平均給与656万円)
- 情報通信業(平均給与632万円)
- 教育関連(平均給与544万円)
- 製造業(平均給与533万円)
職種別の給与が高い仕事5選
高難易度の資格や専門知識が必要な職種は、平均給与が高い傾向にあります。これらの職種は、一度スキルや知識をつければどこでも働けるメリットがあり、今後就職先に困ることは少なくなるメリットもあります。
令和4年 賃金構造基本統計調査を参考に、平均給与が高い職種を以下の通り紹介します。
平均給与が高い職種(2022年時点)
- 航空機操縦士:平均給与 1,447万円
- 医師:平均給与938万円
- 大学教授:平均給与700万円
- 著述家・記者・編集者:平均給与639万円
- 管理的職業従事者(会社役員や管理職の公務員など):平均給与630万円
平均年収が最も高いのは航空機操縦士(パイロット)、次いで医師となります。
これらは専門的な知識が必要で、経験も求められるため年収は高くなる傾向にあります。3番目に年収が高い大学教授ですが、こちらも専門性が高く、論文作成指導や研究成果の発表などの業務もあるため技術が必要です。
全般的に専門性の高い職業が高収入となっています。
これらの職種に就くには、資格を取らなければならないケースが多いです。こちらの記事では、これらの職種を含め就活に有利になる資格を解説しているので、併せてチェックしてください。
関連記事
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説
就職に有利な資格の種類とアピール方法がわかれば武器になります。就職で有利な資格一覧や効果的にアピールする方法をキャリアコンサルタントが解説します。履歴書やESに記載する際の注意点も併せて紹介するので参考にしてください。
記事を読む
「給料が高い」の基準は人によってさまざまです。以下の記事では基準について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事
給料が高い仕事TOP100|特徴から就活のコツまで徹底解説
就職先を選ぶにあたって、給与が高い仕事とは何か気になりますよね。この記事では、キャリアコンサルタントの解説を交えつつ、給料が高い仕事TOP100を紹介します。また給料が高いことのリスクも解説するので、自分に合っているかどうかの参考にしてください。
記事を読む
残業が少ない仕事10選
ここでは、残業が少ない仕事10選を紹介します。残業時間が少なければ、私生活を充実させられたり、精神的、肉体的な負担が少なくなるなどのメリットがありますね。
dodaの平均残業時間の少ない職種 ランキングの、15,000人の社会人を対象にしたアンケートをもとにした、2022年8月時点の残業時間が少ない仕事を紹介します。
残業が少ない仕事(2022年8月時点)
- 秘書・受付(月平均残業時間10時間)
- 理美容/エステ/マッサージ(月平均残業時間10.4時間)
- 営業事務アシスタント(月平均残業時間11時間)
- 薬事(月平均残業時間11.6時間)
- 医療事務アシスタント(月平均残業時間12.2時間)
- 金融事務アシスタント(月平均残業時間12.8時間)
- 学術/メディカルサイエンスリエゾン(月平均残業時間12.9時間)
- 一般事務アシスタント(月平均残業時間13.3時間)
- 企画/マーケティング関連事務アシスタント(月平均残業時間13.7時間)
- 金融業界の個人営業(月平均残業時間15時間)
残業が少ないと一般的にはホワイトな仕事と言われますが、他にも「フレックス制度がある」「裁量労働制」「土日祝日休み」「休暇が取りやすい」などの企業もホワイトと言われます。
同じ企業でも、営業関連の仕事は顧客に合わせて、管理部門の仕事は決算や採用など会社の年間行事に合わせて忙しさに波が出てきます。
ホワイト企業の探し方がわからない、ホワイト企業を知りたい人は、こちらの記事でホワイト企業の見つけ方や例を紹介しているので、ぜひ読んでください。
関連記事
おすすめ企業40選| ホワイト企業の特徴を業界・職種別に徹底解説
ホワイト企業といってもさまざまな会社があります。記事では、キャリアコンサルタントと社労士とともに、ホワイト企業の定義や条件を解説します。そのうえで、自分に合ったホワイト企業を探せるよう見つけ方を説明します。さらに、実際のホワイト企業の例を紹介するので、企業選びの参考にしてくださいね。
記事を読む
自分に合う仕事の見つけ方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。4ステップで探せるようになっているので、ぜひ併せてチェックしてください。
関連記事
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
自分に合った仕事は、価値観を整理して多角的な視野を持つことで見つかります。この記事では自分に合った仕事を探すためのステップに加えて、やってはいけない選び方もキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
文系の学生は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。文系にマッチする仕事を網羅的に紹介しています。
関連記事
文系の職業一覧|見落としがちな職業と希望の就職を叶えるコツを伝授
文系の職業は多種多様です。この記事では文系が就職しやすい職業や専門性を活かせる職業を紹介。また自分に合った文系の職業を探す方法や希望の職業に就くためのコツをキャリアコンサルタントが解説します。就職先に悩む人は参考にしましょう。
記事を読む
良い仕事を見つけるには自己分析が超重要! 就活の軸を定めて企業研究しよう
人が良いと感じる仕事が、自分にとっても良いとは限りません。良い仕事は人それぞれであり、まずは自己分析をして、仕事に求めることを探ることが重要です。
そして就活の軸を定めたら、それをもとに企業研究をおこないましょう。そうすることで、自分にマッチする真に良い仕事に出会うことができますよ。
良い仕事に出会い、社会人生活を充実させられるよう頑張りましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る良い仕事を探すにはまずは自己分析を徹底しよう
就職活動では、応募する企業調査は非常に大切です。しかし、良い仕事かどうかを見極めるためには、自分が仕事において重視する価値観がある程度はっきりしていなければならず、自己分析が欠かせません。
いきなり仕事を探すのではなく、まずは自己分析をおこなって自分にとって良い仕事とはどのようなものか洗い出しておきましょう。
良い仕事の評価軸は人それぞれで異なり、就職して働いていくうちに評価軸が変わってくることもあります。深く考え過ぎずに、おおまかに決めておくことも大切です。
働いてみないとわからないとも言えるため深く考え過ぎないことも大切
企業調査をする際には、書籍やウェブサイトで情報収集できることには限りがあるので、インターンはもちろんOB・OG訪問や会社説明会など、直接社員と触れ合える場に参加しましょう。
本当に良い仕事なのかどうかは、実際に働かなければわからない点もあります。また、必ずしもその企業に採用されるとは限りません。
あまり理想的な仕事探しに時間をかけ過ぎず、自分の企業評価基準とそれほどずれていないと感じたら、実際に応募して採用面接でマッチ度を測るようにしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細